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花のれん

[ハナノレン]
1959年上映時間:129分
平均点:7.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1959-01-27)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2009-09-09)【青観】さん
タイトル情報更新(2012-10-14)【ESPERANZA】さん
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監督豊田四郎
キャスト淡島千景(女優)河島多加
森繁久彌(男優)河島吉三郎
石浜朗(男優)河島久雄
司葉子(女優)京子
乙羽信子(女優)お梅
頭師孝雄(男優)巳之助
環三千世(女優)おしの
山茶花究(男優)織京の主人
浪花千栄子(女優)石川きん
花菱アチャコ(男優)ガマ口
佐分利信(男優)伊藤友衛
萬代峰子(女優)お政
原作山崎豊子「花のれん」
脚本八住利雄(脚色)
音楽芥川也寸志
撮影安本淳
製作滝村和男
杉原貞雄
配給東宝
美術伊藤熹朔
照明下村一夫
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2.《ネタバレ》 豊田四郎監督作品らしい重厚な作品。
戦争の焼け跡や空襲のシーンなど、かなり大掛かりな作りとなっている大作。

淡島千景と森繁久彌の前半のやりとりは、同監督の『夫婦善哉』を彷彿とさせる面白さ。
中盤は、淡島千景が金の亡者となって、大阪商人をひた走り、やがては大成功を成し遂げる。

そんな淡島千景の母親ぶりに、石浜朗演ずる息子は疑問を投げかける。
お金に何でも換算したがる母親に対し、もっと人間らしい感情と生き方を持ってほしい、と。

仕事やお金って、生活を豊かにするための手段あって、それが目的になってしまうのはいかがなものか。
そんな生き方は、目的と手段が本末転倒した間違えた生き方なのではないだろうか。


幸せな生活を送るには、もちろんお金が必要だし、それを得るためには仕事が必要なわけだが、最低限の文化的な人間らしい生活ができるお金があれば十分であって、まして、仕事が生き甲斐の人生なんてつまらない。
それがまさしく本作のテーマであって、本作のそのテーマに対するスタンスに、とても同感できた気がする。

人情劇を描かせると、頭一つ出た実力をみせる豊田四郎監督。
この監督ならではの持ち味が存分に発揮された見応えのある力作である。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-06-06 00:08:15)
1.豊田四郎監督、森繁久彌と淡島千景のコンビによるこれまた情けない男、森繁久彌とどごまでも気が強くて、金の猛者の如く金に対する執着心を見せる女、淡島千景の演技がここでもまた素晴らしい。話的には人情ものにしてはドロドロしすぎな感じがするものの、そんな中にあって司葉子の存在が何とも良い感じで作品を支えている。話としての面白さ、素晴らしさは同じ監督、同じ主演コンビでは「夫婦善哉」に比べると劣るものの、これはこれでなかなかの作品になっている。それにしても森繁久彌のあの死に方は笑っちゃう。笑ってはいけないと思いつつもついつい笑ってしまいました。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-10-24 18:41:51)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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600.00%
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800.00%
900.00%
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