赤い殺意(1964)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > 赤い殺意(1964)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

赤い殺意(1964)

[アカイサツイ]
1964年上映時間:150分
平均点:7.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督今村昌平
キャスト春川ますみ(女優)高橋貞子
西村晃(男優)高橋吏一
露口茂(男優)平岡
赤木蘭子(女優)高橋忠江
楠侑子(女優)増田義子
加藤嘉(男優)高橋清三
北村和夫(男優)高橋清一郎
北林谷栄(女優)高橋きぬ
宮口精二(男優)宮田源次
加原武門(男優)質屋の旦那
小沢昭一(男優)田丸和幸
殿山泰司(男優)楽士ベレー
青木富夫(男優)近所の人
近藤宏(男優)
北原文枝(女優)
原作藤原審爾「赤い殺意」
脚本長谷部慶治
今村昌平
音楽黛敏郎
撮影姫田真佐久
企画高木雅行
配給日活
美術中村公彦
編集丹治睦夫
照明岩木保夫
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
6.主演は春川ますみ。

かなりのグラマラスなボディ、というかやや肥満気味。

劇中でも、「おまえ程太った奴はそうはいないだろ」みたいな形で、公然とデブ呼ばわりされている。

裸のシーンが何度も出てくるが、まったく興奮せず。


だけどそれがかえって良いのだ。

春川ますみ演じる主人公の女性は、“たくましき女性”もしくは“母性の象徴”として描かれている。
そういった意味では適役といえよう。


150分という長い尺ながら、それ程の長さを感じさせないところは、さすがキネ旬日本映画部門の7位といったところ。

しかし、最初から最後まで重苦しいモノクロ画像。
シャープなモノクロ画像とは対極に位置する重苦しい感じのモノクロ画像なのだ。

これはこれで本作の独特の世界観をうまく創り出しているといえなくもないのだが、さすがに陰鬱な気分になってくる。

しかも激中、何度となく“方言混じりのおばあちゃんのささやき声”が流れ、これがまた不気味。
というか、耳障り。


そして濡れ場シーンの多さもかえってマイナス。

全然色気を感じない、見ていてもさして興奮しない濡れ場シーンの連続に飽食気味になってしまった。

この辺りが、今村昌平を好きになりきれない理由の一つだ。


最後はうまくまとめてくれるので、鑑賞後はそれなりの満足感を得られるが、不快感も多少残るので、いま一歩といったところ。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2021-05-31 15:39:42)
5.女の中の蠢く虫を描写した人間ドラマ。
ある事件をきっかけに、ささやかな女の人生が一変。
ヒロインの繊細な心理描写を、これでもかという程じっくり描いているのだが、
人間の描き方や演出が、緒形拳主演の「楢山節考」に似てるなぁと思ったら、
やっぱり監督さんは同じ人だった。当然のことながら、映像も雰囲気も重苦しい。
ヒロイン役の春川ますみは熱演しているし、普通っぽくてリアルではあるんだけど、
どうしても人のいい肝っ玉母さんのイメージがあって、少し拒否反応を示してしまった。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-17 09:14:35)
4.《ネタバレ》 初めて観ました。貞子、その亭主、貞子にまとわりつく男、亭主の愛人、それぞれ個性が際立った4人が織り成す人間模様の生々しさは、手に汗が滲むものでじわりじわりと画面に引きずり込まれてゆきました。従順で愚鈍な貞子は哀れみを誘いますが、なかなかどうして、打たれ強く生きる女性だったのです。依存するだけの男と中途半端に利口な愛人が共に自滅してしまったのとは対照的です。写真を見せられてもシラを切り通す貞子の姿は圧巻でした。誰が誰を手にかけるのか?と数多の想像が空振りしてしまった結末は、妻を露骨に使用人扱いする嫌らしい亭主の立場が将来は逆転するであろう事が想像されるもので、私の考えは浅いと思わされるものでした。
The Grey Heronさん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-02 20:38:07)
3.これこれ、これこそ今村昌平監督らしい演出の力強さ、後味こそあまり良くないが、何か観ていてゾクゾクとする。寒気のする演出によって生まれる恐ろしい映画になっている。主演の春川ますみの不気味な表情とトボケた表情がどことなく哀しい。哀れな人生をここまでやるか?ここまでじっくり描くか?今村昌平監督!尊敬する東北は青森県生まれの川島雄三監督に対する思いが東北弁の台詞により見てとれる。そして、この映画、撮り方も本当に恐い。電車に煽られる春川ますみが本当に恐い。「黒い雨」も含めてそれ以降の今村作品には不満の方が多いが、やはりこの頃の作品は凄い。まだ未見の今村昌平監督作品がかなりあるので、これがベスト作品かどうかは他のも観てから決めたいと思うが、晩年の今村作品にはないゾクゾクとする雰囲気がこの映画には十分ある。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-06-16 17:58:51)
2.《ネタバレ》 今村昌平監督の映画はいまひとつ入り込めないのですが、やはり女性の強さしたたかさを描かせたらすごいなあと思いました。春川ますみが、ちょっとボケているけど大地にしっかり足をつけているよな、いい味を出しています。それにしても印象的だったのは春川ますみの旦那の愛人役の女性が、春川ますみの浮気現場を押さえようと執念で追いかけ続けるシーン。電車が止まるような吹雪の中を追い続けるのは無理がありすぎだけどすごい・・というかコメディのようで笑ってしまった。漫画的です。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 07:42:12)
1.《ネタバレ》 今村映画の常連小沢昭一は、「土着的な雰囲気をかもし出す都会人監督(都会的なセンスをかもし出している地方出身の川島雄三の対比として)」と説明しているが、自分が好きなのは登場人物を取り巻く苦しい因習や環境に対するパワーの源が泥臭い土着的なイメージで表される「ど根性」、そして恵みを与えるかのような母「性」(だから男は皆情けない人物ばかり)。またかなり陰惨な話にも拘らずその土地の「方言」が妙にホラ話的な感覚を与え、とぼけた味わいをかもし出す。ここに私などは楽しみを覚えるんですね。(だから陰惨なだけの「楢山節考」、中途半端なエッチぶりの「うなぎ」などはちっとも面白くないわけです) でこの話。仙台(その頃はまだ田舎の地方都市)でひ弱な男と生活している風采の上がらない主婦(春川ますみ好演)がある日見知らぬ男に乱暴されてから女としての自信を取り戻し、たくましい女になってゆくという話を「今村節」というのかパワー全開で展開させています。「にっぽん昆虫記」と並ぶ、彼の名作ですな。長々と失礼しました。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 9点(2006-06-06 21:00:17)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5116.67%
6233.33%
700.00%
8233.33%
9116.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS