野獣の墓場のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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野獣の墓場

[ヤジュウノハカバ]
The No Mercy Man
1975年
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
アクションドラマ
新規登録(2004-10-29)【やましんの巻】さん
タイトル情報更新(2004-11-05)【やましんの巻】さん
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監督ダニエル・ヴァンス
キャストスティーヴ・サンダー(男優)
ロックニー・ターキントン(男優)
シド・ヘイグ(男優)
リチャード・X・スラタリー(男優)
マイケル・レイン(男優)
マイケル・プリチャード(男優)
ラッセル・モレル[男優](男優)
ハイディ・ヴォーン(女優)
ペグ・スチュアート(女優)
脚本ダニエル・ヴァンス
マイク・ノリン
製作メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス
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【クチコミ・感想】

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1.20数年前、学生だった小生は、大阪ミナミの今はない「花月シネマ」という二番館でこの映画と出会いました。それは、劇場前に貼ってあった(たぶん次回上映の)『ナバロンの嵐』のポスターを見て、勘違いして入ったというマヌケなものだったのですが…。

で、館内に入って、ようやく自分が間違えたことに気づいた次第。仕方なく見ていると、これがどうやら“ベトナム帰還兵もの”で、中西部あたりの片田舎に帰ってきた元グリーンベレーのスゴ腕兵士が、町を恐怖に陥れる残虐な暴走族集団と戦うといったシロモノ。彼は最初のうち「もう二度と“戦い”はゴメンだ」と関知しないものの、狂気じみたバイカーどもが家族にまで危害を加えるに至って、遂に爆発。かつての戦友たちを招聘し、対決を挑むのでありました。

それまでこの手の映画の「帰還兵」たちは、戦争後遺症で精神や肉体を病んでいるか(『幸福の旅路』『帰郷』)、周囲の人々の無理解や偏見にさらされる(『ソルジャー・ボーイ』『ランボー』!)ものばかりだったのに対し、ここまで“ヒーロー”視(屈折したキャラクターであることは確かだけど)したものは、この当時にあって新鮮だったことを今も覚えている。スローモーションを多用したアクション場面は、たぶんペキンパー監督の影響…というか、アメリカン・ニューシネマの名残りかな。何より、これが1960年代にロジャー・コーマンあたりが作っていた“モーターサイクルもの”(不良&ジャンキーな暴走族集団を描いた一連のB級映画。そのなかからあの『イージーライダー』が生まれたことは、あまりにも有名)にヒネリを加えた、その“ヒネリかた”がなかなか技ありって感じだったを覚えています。

ところがこの映画、ぼくの知る限り日本公開された形跡がない! ビデオ化されたとか、そんなことも分からない! …そりゃあ、監督もこれ1本きりで“消えた”無名の御仁で、出演もウルトラ地味な顔ぶれ。しかもカルトにすらなれそうにない、極めてフツーのB級アクションではあります。が、そこには’70年代テイストとも呼びうる「映画を撮ることイコール社会を反映すること」の奇妙なリアリティがあった。そしてぼくは、今この映画のそうした「リアル」な味わいが気になって仕方がないのです。

どなたか、この映画のことをご存知な方おられませんか?  ちなみに製作は、かのキャノン・フィルム(!)らしいです。
やましんの巻さん 6点(2004-10-29 13:32:55)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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61100.00%
700.00%
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