208.何度観ても素晴らしいですね。出演者、映像、音楽もかなり良いです。これだけの登場人物をうまくまとめ、ロサンゼルスの実態をよく捉えていると思います。マット・ディロンがとても印象深かったです。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2020-11-28 04:49:48) |
207.《ネタバレ》 どぎついセリフの波に、途中かなりしんどくなりかけたが、最後まで観ると観てよかったと思える映画。 ひどい警官だってちゃんと人助けはするし、悪態をついたメイドに恩義を感じたりもする。 世の中捨てたもんじゃないけど、一歩間違うと道を踏み外す。 ペルシャ人のお父さんは、娘のお陰で道を踏み外さずに済んだ。透明なマントのシーンは、観ている方も空砲であったことに感謝してしまう見事な演出。 異人種に対する自らの偏見について考えさせられる映画。 |
206.現在でも燻ぶる人種問題において2時間でまとめた脚本は巧い。人間は脆くて弱くて、恐れから威嚇して、それでも人間の善性と希望を信じる。しかしながら、テーマ以上に心動かされるものが少なかった。面白いけど切り口がどこかで見たことがあって新しい発見がない。普遍的とも言えるが、「だから何?」で済まされる話でもある。「同性愛映画に作品賞あげたくないから、仕方なくそちらにしました」という印象が拭えない。 |
205.人種差別を題材にしたストーリーが複数入り混じるのだが、一貫性が無く、ただ短編集って感じで評価出来ない。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-08-15 04:45:02) |
204.CATVでJ.G.バラード原作の方と間違えて予約録画したものを鑑賞。はじめは変態的な内容を予想しながら観てて、やっぱ感じ悪い人ばっか出るわーと思っていたら、どんどんヒューマンな方向に展開して行き、自分の勘違いに気付いた。でも面白かったです。仕事の日だと思って起きてみたら祭日だったみたいな(?)、何だか得した気分。 【えぴおう】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-30 20:36:46) (笑:1票) |
203.《ネタバレ》 冒頭のドン・チードルの”触れ合いとぶつかり合い”の語り。 鑑賞後にこの冒頭の語りがとても印象に残る作品でした。 本作には様々な人種の人々が登場する。人種差別主義者もそうではない人も登場する。 人々の暮らしの中に普通に存在してしまっている銃の存在。 アメリカに住む市民なら誰もが、多少なりとも本作に登場するような人に出会い、 触れ合いもぶつかり合いも経験したことがあるのではないかと思う。 特定の主人公は存在せず本作の登場人物も誰もがアメリカの一市民であり、 これらに対し本作は特にこれといった解決策を見出している訳ではないですが、 現状では誰にも解決策なんて見出すことができないんだから仕方が無い。 その上でポール・ハギスはアメリカ社会の現状の一端を語り、アメリカ市民に問いかけようとしたのか。 それでも、序盤から人種差別的な行動や発言を繰り返す、主役級のマット・ディロンやサンドラ・ブロックですが 彼らの序盤からのぶつかり合いの果ての触れ合いに少し救われたような気がします。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-26 17:40:16) |
202.世の中いろんな人がいるからね、アメリカに暮らしていればもっと実感できたかも。 【マンデーサイレンス】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-11 09:59:50) |
201.《ネタバレ》 人生において滅多にない・・ 「え?コレってもしかして以前見た映画だった?」という複雑な感覚を味合わせてくれた数少ない映画の一つです。およそ30分、鍵屋と娘のくだりになるまで再鑑賞に全く気づかなかった映画です。アカデミー3部門受賞がにわかに信じられませんが、2000年代前半は妙に真面目な映画が多く受賞していますので、ある意味正しいのかもしれません。 人間の人生、何がターニングポイントになって人生が変わるのか?また、善も悪も単純ではないという趣旨のメッセージがあるような映画ではありますが、、とにかく全体的に散漫になりすぎて全く感情移入しづらい作りです。最終的に話が繋がったところで別に大きな意味を持つわけでもないのでさらに評価が難しいというジレンマ。 レベルの低い話で申し訳ないですが、無意味にラストが繋がって楽しめた映画といえば「パルプ・フィクション」が一番でした。また大きな教訓じみた話としては「悪の法則」のほうがインパクトがあって恐怖と共に楽しめました。個人的には鍵屋と娘の生活だけスピンオフで描いてくれたらもっと楽しめたかもしれません。あの外見でイイお父さんなのはホッコリします。。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-01-31 16:48:27) |
200.人には良いところも、悪いところもある。人種と銃の問題を取り上げて、入り乱れるアメリカを 映し上手く作られている。アメリカの社会に銃がなければ、どれほど良いだろうかと思わせる。 銃で利益を得ている人間を排除できないアメリカの課題が見えてくる。 テーマは悪くはないんだが、作られすぎているためか、感動は少なかった。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-10-24 23:18:35) |
199.多くの人々の群像が同時並行的に進行する。徐々につながっていきある事故(CRASH)に集約されていくのだが、その事故は単なる通過点の一つでありあまり事故の重要性は感じられない。登場人物全てが、それぞれ変化を促したくなる様な一癖を持っており、それなりの変化を感じさせる人とそうでない人がおり、みんなが幸せになれるというような単純なストーリーでないところが面白い。事故(CRASH) にもっと重要な意味づけがなされていればもっと面白くなると思う。好み30/50、演出10/15、脚本12/15、演技5/10、技術7/10、合計64/100→6/10点 |
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198.《ネタバレ》 登場人物が多すぎて最初は不安になりましたが、後半で色々な人間模様があり見応えのある映画でした。 前半は人種の問題が関わってるにしろ皆さんギスギスしすぎでしたね。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-10 00:51:41) |
197.もう、この作品は脚本の勝利でしょう。 この手法でいうと、全く違うテーマですが「ラブ・アクチュアリー」を思い出しました。 (僕も iPhone ムービーを撮るべく脚本の書き方の本を買って勉強してみたので、その難しさは何となく分かります(笑) ただ大きなテーマである人種差別については、なんだかガチャガチャしていて陰湿な表現が少なく、今イチ深刻さが伝わって来ませんでした。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-30 23:26:36) |
196.人種差別問題を扱っているが、結局は個々人の問題も大きいと感じるし、複雑な構成をうまく作った映画。 とても評価できるが、感動はしにくい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-24 23:04:25) |
195.一見バラバラなエピソードが、すべて有機的に結びついていく様が見事。現実にはあり得ないでしょうが、ものすごくリアリティがありました。ちょっとほっこりさせつつ、「でも結局、何も変わらないんだろうなあ」という余韻を残す終わり方もいい感じ。そして何より、登場人物たちの葛藤や多面性を真摯に描いている点がいい。すぐに完全無欠の「カリスマ○○」「天才○○」が登場し、万事解決してしまう日本の映画やドラマとは、えらい違いです。 余談ながら、“主役”のサンドラ・ブロックは、よくぞこんな“端役”を引き受けたものです。当時、暇だったんでしょうか。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 9点(2014-09-27 18:06:31) |
194.最近のアメリカ映画はいいのがないなぁと思っていた時にとんでもないものが突如あらわれる。アモーレス・ペロスを上品にした感じ。 |
193.米アカ作品賞、脚本賞ですか。私には「何で?」って感じです。共感できるものは人それぞれですからね。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-05 19:10:33) |
【pillows】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-02 17:54:55) |
191.《ネタバレ》 アカデミー賞も受賞したポール・ハギス監督の脚本は見事です。群像劇でありながら無用なキャラクターが一切なく、それぞれが悩みを抱え他人と衝突(クラッシュ)し、悲劇と救いを生み出していく。いくつかの話の中で特に印象に残ったのが、人種差別主義者の警察であるライアンが事故車から奥さんを助け出す場面、それから黒人窃盗団の一人が以前「バスの窓があんなに広いのはオレ達を見下すためだ」と決めつけていたのに、いざバスに乗ってみると車内に座っていたのは自分と何ら違わないマイノリティの人々だったという場面でした。 ただ初監督作品としてどうだったと考えるとやや苦言を呈さない訳にはいきません。素晴らしい脚本に対し、劇的な瞬間をカメラに捉える手際が野暮ったい感は可也あります。例えば、真面目なドア修理人の男に逆恨みしたペルシャ系の親父さんが発砲してしまう場面。ここは状況的には凄く盛り上がるはずだし、監督もそうしようとしているのでしょうが、娘が飛び出してきて発砲を受ける瞬間の捉え方には明らかに素人臭さを感じてしまいます。リックの奥さんが階段で足を踏み外す場面も同様で、足が滑る瞬間をスローモーションで単にアップで映しているのには笑ってしまいました。スローである瞬間を映すのがドラマチックとでも勘違いしているのかな? それから群像劇として脚本が素晴らしいと前述しましたが、物語の核でもある人種差別描写が映画の物語の構成上無理矢理入れたとしか思えないんですよね。ロスと言っても正直登場人物の殆ど全員があからさまな台詞を吐き過ぎだと思います。もっと自然ににじみ出るような人種への憎しみが見たかったです。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-25 00:29:47) |
190.登場人物が色々な悩みや問題を抱えていて、人数が多くても飽きずに観れた。エロ警官が命を張って女性を助けるシーンは印象に残る。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-12-15 08:50:01) |
189.群像もの。善人でも悪人でもない人々の小さな気分の揺れが、大きな善になったり大きな悪になったりすること。やくざな警官が必死の救助者になったり、正義感ばりばりの新入り警官が人を撃ってしまったり。そういう社会なのだよ、という諦めを語ったのか。希望を語りたい・夢を持ちたい、という前提で社会を点検してみたら…、というスタンスなのか。妖精のマント。昔のアメリカの「社会もの」は、白人と黒人との対立だけですんでいたんだけど、いまは複雑で、アラブ人と間違えられて襲撃されるペルシャ人もいる。少数民族は優遇されすぎてるという白人の不満も高まっている。希望や夢を持つことが難しい状況が蔓延している中で、何か手探りしようとしている意志を感じる。希望そのものを歌うより、希望を持とうとする意志を模索していることに希望を持とう、と控え目な控え目な夢を語っているような。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-31 09:39:32) |