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名刀美女丸

[メイトウビジョマル]
1945年上映時間:67分
平均点:5.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1945-02-08)
ドラマ時代劇モノクロ映画
新規登録(2006-04-24)【亜流派 十五郎】さん
タイトル情報更新(2015-08-03)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二(演出)
キャスト花柳章太郎(男優)刀師・清音
山田五十鈴(女優)小野田笹枝
大矢市次郎(男優)笹枝の父・小左衛門
柳永二郎(男優)刀匠・大和守清秀
伊志井寛(男優)清音の弟弟子
脚本川口松太郎
撮影三木滋人
製作マキノ正博
松竹(京都撮影所)
企画マキノ光雄
配給松竹
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【クチコミ・感想】

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4.敵討ちものの体裁を取っているのは戦争も押し詰まった年に映画を撮るための方便だったのか、実質は刀鍛冶の職人道の世界ね。得意の芸道ものにも繋がりそうだから(川口松太郎・脚本)こういうものなら何とかなると思ったのかもしれない。敵討ちのための刀を作る話になっている。いちおうチャンバラもあって、幕末の尊王と重ねて、時代の気分にも配慮。そういった「うまくいくかもしれない」要素を何とか掻き集めて撮ってみたが、結果ヘンテコな映画になっただけだった。まあお金や時間や機材の足りなさもありましょう、そういう中で何とかこういう映画を撮っていたのか、と知ることが一番の収穫。チャンバラの気合いの「はいらなさ」が半端でない。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 5点(2013-12-29 09:42:16)
3.現存する30本余りの溝口作品のうち残すはあと5本。
ついにここまで来てしまった。
とても寂しい気分だ。

さて、本作は『必勝歌』などと同時期、すなわち戦争終結前後に作成されたものである。
制約が多かったのであろう、出来はとても悪い。
少なくとも、溝口らしさは出ていない。
それにどうも話が飲み込みづらい。
文語体でのセリフが多すぎるからだ。
まあ、それは時代劇ではよくあることだ。
しかし、たださえ時代劇と相性悪めな溝口作品で、文語体のセリフ連発となると、ますますもって話を理解し難いものがあった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 4点(2008-01-03 13:56:02)
2.戦争末期に作られた芸道もので、幕末を舞台とした仇討ちと刀鍛冶がテーマで、幕末忠「親」蔵といったところか。題材は良いのだが、全般的に演出が冴えない。「刀の製作に身を削る」ウーン、戦時中、日本刀は武士の魂とされていたので国策なんでしょうね。刀鍛冶の執念(幻想シーン)や山田五十鈴が仇討ちするシーンなどは見所があり、もっと良い作品に仕上がる題材だと思う。年齢的に一番脂の乗った時期であろう山田五十鈴が戦争により出演作品が限られたのは残念であるし、この後、溝口作品に登場しないのも凄く残念で仕方ない。私は田中絹代より山田五十鈴とのコンビの方が好きなんです。(NFC「溝口健二特集」)

サーファローザさん [映画館(邦画)] 6点(2007-10-11 15:05:45)
1. 溝口健二についてこれまで言われてきたこと、たとえば新藤兼人による溝口健二論など、それらをいちどはずして、虚心坦懐に観るほうがいい。これなどもそうしてみれば、けっこう悪くない。戦時中「食べるために撮った」と溝口は述懐したという話だが、とはいえそこはミゾグチケンジ、溝口健二に器用にシャシンが撮れたとはとうてい思えない。刀の鍛冶のシーンなどは、おそらく役者をぎりぎりとしぼっただろうし、このシーンはなにやらサイレント時代のドイツ映画かスウェーデン映画をほうふつとさせるものがあって、結構でした。それに戦時末期とはいえ、撮影をはじめとして、スタッフの蓄積された技術をと十分感じさせるものがあって、そんなに悪くない。
goroさん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-28 09:37:45)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
4125.00%
5125.00%
6125.00%
7125.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
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