全身と小指のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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全身と小指

[ゼンシントコユビ]
2005年上映時間:109分
平均点:5.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-07-15)
ドラマ
新規登録(2006-10-17)【アンナ】さん
タイトル情報更新(2016-06-19)【DAIMETAL】さん
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監督堀江慶
キャスト池内博之(男優)
西岡徳馬(男優)泰三(特別出演)
片岡礼子(女優)美由紀
赤堀雅秋(男優)リョウ
山口美也子(女優)アカリ
福田明子(女優)
街田しおん(女優)
恵俊彰(男優)武田
六角精児(男優)
脚本堀江慶
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3.《ネタバレ》 デリヘルオーナーの純が記憶障害を起こした原因は妹との近親相姦。
全体に重いトーンで、どことなくインディーズ臭の漂うような映画。
意味のよくわからない自己完結型ストーリーを見せられているようで、こういうのは苦手。
兄妹がどうしてそういう関係になったのかが伝わってこない。
純が姉とラーメンを食べているとき急に泣き出すとか、感情の動きにもついていけない。
脚本が雑で丁寧な伏線もなく、そこに至るまでのスムーズな流れができていないので、唐突な印象になってしまう。
だから、映像では何やら喚いたり泣いたり盛り上がってても、見ているこちらは置いてきぼりをくらったような状態。
登場人物に奇妙な人が多くて、誰一人として共感できず。
主演二人は熱演だったんだけど、脚本と演出がまったく肌に合わなかった。
ラスト、小指を切り取られた純の「思い出したよ!」の絶叫も心には響かず、あまり思い出したくない作品となった。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 2点(2013-01-04 00:19:10)
2.《ネタバレ》 池内博之と福田明子の頑張りは評価できますが、その他の部分がどうも駄目でしたね・・・・。何というか、妙に芝居がかった幻想的な雰囲気を作り出そうとするような「狙ってる感」が露骨に浮き出ていたのが、私には全く合いませんでした。
 ただ、この【堀江慶】という監督は、今後日本映画史に残るような凄い作品を撮る素養はあると感じました。
TMさん [DVD(邦画)] 3点(2009-07-17 09:27:52)
1.《ネタバレ》 こんなにも衝撃を受けた作品は初めてだ。これは、普通の衝撃ではない。近親相姦という題材。かなり過激な演出ではあるけど、2人の愛が切なすぎる。唯一2人の関係を知っている姉。繰り返される兄妹の喘ぎ声できっと常識が壊れていただろう。「本気なら間違ってもいいんだよ」という姉の言葉。無口なお姉ちゃんが言うこの言葉にはとても重みがある。姉の言葉で殻が破れたように妹に会いに行く純。久美が好きなのに素直に言えない。「結婚する」と久美に言われ、抱きしめてキスする。バスが去った後もずっとキスするシーンのカットが好き。劇中、純とヘルスの子がセックスするけど、純はまてもに彼女の顔を見れていない。久美以外の人とセックスするなんて考えられない、とでも言うように。また、久美と純がセックスしてる時「見ないで」と顔を隠す久美の行動は、とても切なく涙が溢れた。池内博之君は、彼の作品をしばらく見ないうちに格段と演技力が上がったように思う。妹役のモデル出身福田明子ちゃんは初めての演技とは思えないほどの熱演で、とても惹きつけられるものがあった。失礼な言い方かもしれないが、そこらの女優さんよりずっと魅力的でエロくセクシーだった。カウンセラー役の恵俊彰、姉役の片岡礼子、不思議なスナックのママ役の山田美也子。脇役の俳優人も良い。日本映画のキスシーンってなんか違和感があったんだけど、この映画は違う。ラストは恐ろしく、そしてたまらなく切ない。監督の堀江慶は、「なんでもなあなあな世の中になっていて、自分の信念や思いを貫く事がしんどくなっている。でも良い悪いでなく「本気」って事を考えた。そこで究極って考えたら兄妹の愛になった。もちろん近親相姦はありえない。自分はそれを書きたかった訳ではないって事、分かってもらえましたよね?」と言っていた。その思い、私には痛いほど伝わってきた。愛を貫くということは、こんなにも痛みを伴うものなのか。純と久美それぞれが抑圧し続けてきた感情を解き放ち、愛し合う姿はあまりにも美しい。見終わった後、いろんな意味でのショックが大きく、翌日の授業は頭に入らなかった。
アンナさん [DVD(邦画)] 10点(2006-10-17 19:48:16)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
2133.33%
3133.33%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
10133.33%

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