胡同の理髪師のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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胡同の理髪師

[フートンノリハツシ]
The Old Barber
(剃頭匠)
2006年上映時間:105分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-02-09)
ドラマ
新規登録(2009-05-01)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2009-05-07)【オニール大佐】さん
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監督ハスチョロー
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1.《ネタバレ》 最初のうちは図式的な新旧の対比に抵抗を感じた。下の世代の描写の俗っぽさ(たとえば老人を引き取った嫁など)が陳腐すぎた。今では人民服がオーダーになる、っていうのは感慨深かったけど。おそらくこの映画の眼目はそういった時代の変化よりも、粛々と死の準備を進めていく老人像のほうだったんだろう。これがいい。見る前は、人々が集う人情床屋ものかと思っていたら、顧客はもうみんな集うだけの元気のない老人たちで、こっちも老人の理髪師が一人一人訪問して回っている。そしてこの胡同自体が解体の危機にさらされている。町全部が死の準備に入っている。その中で老人は遺影を撮っておき、自分の略歴をテープレコーダーに録音する。彼はいつも櫛を携帯して時間があると髪を整えている。理髪師として最期にみっともない髪をしていてはいけないという決意のようなもの、それがこの町全体にも感じられるのだ。しばしば挿入される町の風景は、絵葉書のような情緒タップリの美しさで、映画でそういう美しさを見せられると時間が止まってしまうようで普段はあんまり歓迎しないんだけど、これでは町全体がもう棺桶に片足を突っ込んでいて、回顧される世界に入ってしまっているのだから、絵葉書の美しさが似合うのだ。そしてこれは町の遺影写真でもあろう。『胡同のひまわり』でも猫が滅びる町の象徴として登場してたけど、実際にここには多いのかな。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-01 12:11:01)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
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600.00%
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