ヒトラー暗殺、13分の誤算のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヒトラー暗殺、13分の誤算

[ヒトラーアンサツジュウサンプンノゴサン]
Elser
(13 Minutes)
2015年【独】 上映時間:114分
平均点:6.29 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-10-16)
ドラマ戦争もの実話もの
新規登録(2017-01-23)【S&S】さん
タイトル情報更新(2019-04-21)【イニシャルK】さん
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監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル
キャストクリスティアン・フリーデル[男優](男優)ゲオルク・エルザー
カタリーナ・シュットラー[女優](女優)エルザ
ブルクハルト・クラウスナー(男優)アルトゥール・ネーベ
内田夕夜ゲオルク・エルザー(日本語吹き替え版)
園崎未恵エルザ(日本語吹き替え版)
音楽デヴィッド・ホームズ〔音楽〕
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1
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7.まるでドイツ製の内燃機関を見ているような、非常に精巧に仕組まれた作品という感じ。冒頭の犯行シーンから、拷問シーン、回想シーンの織り交ぜ方が見事。ほとんど密室劇ですが、最後まで飽きません。要するに「ナチス版熱海殺人事件」ということで。

 
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-29 03:34:09)《新規》
6.《ネタバレ》 すでに「ヒトラー 最期の12日間」という傑作を残しているヒルシュビーゲル監督が、今度は暗殺(未遂)者側からのものを作り上げました。冒頭でいきなりメインの事件に突入、間もなく主人公も拘束され、一気に話を広げていく手際はさすがです。現在と過去がクロスする構成がもたらすスリルもなかなかですが、一番の白眉は、主人公が1人で行動したのを取調官たちが「理解できない」こと。もっというと、「総統のお命を狙うような者は、たかがその辺の一平民であってはならず、対立国や対立政党の強大な陰謀あってこそ事態にふさわしい」と思っていたのかもしれないし、「もし本当に一平民ごときにそんな危機が起こせるとすれば、今後もこういったことは頻発するかもしれず、そんなことはあってはならない(あってほしくない)」というようなある種の恐怖を感じていたのかもしれない。その辺の微妙な心理の綾とバランスにきちんと焦点を当てたという点で、やはりこの監督の描写は優れているのです。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-27 01:25:04)(良:1票)
5.この邦題にもある「13分」という数字に、西欧では不吉なものを見るのかも知れませんが、映画の最後に出てくるタイトルを見ると、主人公の名前である「Elser」となってて、実際、この映画では「誤算」が何分であろうと、さほど問題ではなく、あくまで主人公個人を描いた映画なんですね。
それに、映画はその「13分」を直接は描かず、計画の失敗、拘束、拷問から物語が始まります。で、現在と過去が交互に描変えていく。現在の殺風景な留置施設の光景に対し、過去のシーンにおける自然の美しさが目にまぶしい。
ヒトラー暗殺計画は失敗し、無関係な人々の命を奪っただけに終わってしまう。過去に遡ったとて、そこに繰り広げられるのは、人妻との不倫関係に過ぎない。そこにあるのは、ただただ、寄る辺の無い主人公の姿。無力な主人公は、周りの人々の運命を狂わせただけで、所詮は無力な存在に過ぎなかったのかも知れない。のみならず、終盤で示される5年後のエピソードでは、主人公は何も無しえぬまま、思わぬ人の運命を思わぬ形で狂わせたことだけが虚しく示されます。
何とも、寂しい映画です。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-21 10:52:58)(良:1票)
4.素直に映画として面白かった。でも微妙。それは、なぜゲオルグがヒトラー暗殺を企てたのか、一番大事なその動機が描かれていないからだ。
ナチが嫌い、組織が嫌い、自由が好き。それだけが動機では弱すぎるだろう。
自分の街にナチが人種差別を広め、隣人を笑いものにし、思想が違う党員を逮捕し強制労働させる。ナチに追従しなければろくに仕事もない、娯楽もない。
そのように、ゲオルグの愛する自由が奪われていく様子は、とてもよく描写されている。
しかし戦時下であれば、どの国でも街でもある程度は同じような閉塞感に包まれていたはず。ゲオルグがヒトラー暗殺を企てる強い動機にはならない。

そのせいか私には、ゲオルグのその時の生活や人生がうまくいっていないがための、突破口としての行動が暗殺(爆破テロ)だったのではないか、と思えた。
出産してすぐの子どもの死亡、そこからの恋人との不和・別れ・結婚の取り消し、生活苦(仕事の先行き不透明さ)等など。
自分の生きにくさは戦争のせいだ、この戦争はどう考えたってナチが不当である、そして英米仏に負けるであろうこと、この国の将来の暗さ、それらはすべてナチとヒトラーのせいなのだ、と人生の不満が暗殺に帰結したように感じられてならなかった。

なのでゲオルグがナチに逮捕された後、なぜ自分の素性を明かすのをあそこまで拒んだのか、もよくわからなかったなぁ。
確かに最愛の恋人と別れ子どもを亡くし「いつ死んでもいい」と思ったのかもしれないけど、それだけであそこまで頑張れるかなぁ?
たぶんあの抵抗は、映画のストーリーを盛り上げるためなのではないかなぁ。
などと考える人間(自分)に、感動ができるはずもないのだ。いい映画なんだが…残念。

あと、裏切り者の将校を縛り首にするのにピアノ線を使ったり、どうせ銃殺するつもりのゲオルグを戦争末期まで生かしておいたり、謎が多い。ヒトラーとはそういう人間だったのだ、といいたいのかもしれないけど、それも伝わってきたわけではなくこっちの想像だし。もう少し親切に描いてほしかったな。

あとね、ゲオルグの姓エルザーと恋人の名エルザが一緒なのがいまいち。最後のモノローグで「2回離婚したエルザー‥?あっエルザか」と一瞬混乱した。
実名だから仕方がないのでしょうけど、そのちょっとの逡巡が感動までの間を作るなぁ。惜しいなぁ、と思ってしまった(混乱するようなオマヌケは私ぐらいかもしれませんが)。

こうして書いてみると「いい映画」と言いつつ、けっこう文句が出る映画だったようです。
事実を映画化すると、わからないことが多くてつじつま合わせが大変なのかも。映画的な盛り上げも必要だしね。

ゲオルグの思想「自由でいたい。自由な世界が好きだ」は素敵だと思ったけど、暗殺(爆破テロ)という行動は、やはり賛同しかねる。その相手がたとえヒトラーでも。
りりらっちさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-04 22:32:46)
3.《ネタバレ》 未遂に終わった総統暗殺事件。その犯人である男の思想を探るべく、彼の人生を回顧してゆく物語。取調べを受けている「今」と、ゲオルグの「過去」がいい具合に折り重なって描かれ、見やすい構成です。
開戦前、ナチス党がぐんぐん勢力を伸ばしてヒトラー人気が熱狂的であったその頃に事件を企てたのですから、ゲオルグはかなり強めの「自由人」であったのでしょう。描かれる彼の半生は意志が強くて、奔放でもありますね。人妻に一目ぼれしてダンナの目を盗んで家に入り込み逢引し、さらにその家に間借りするなどちょっと呆気に取られる図太さ。しかも彼、バツ一で子もいるそうな。わあびっくり。友人は共産党員で共感はすれど組織に属するのは性に合わないゲオルグ。
並外れて手先が器用ゆえ、一人で爆弾作りもやってのけたと認めざるをえなくなったナチ幹部らに「容疑者」でありながら「さすが我が同胞」といった驚嘆と感心が混じったような複雑な空気が生まれちゃってんのが面白い。即刻処刑するのは惜しかったんかなあ。
居もしない「組織」を作り出そうと必死になる尋問やら、敗戦間際にどさくさっと処刑に及ぶ筋の通らないことばかりの権力側。映画は全編くすんだ重たい色合いで、もがく個人やナチスの鬱屈に添うような映像でありました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-02 00:22:23)
2.《ネタバレ》 エルザー、君の暗殺計画の結果何が起きたと思う?そう、君のせいで何の罪もない7名の人間が死亡したんだ。何の権利があって彼らを殺した――。1939年11月8日、開戦直後のドイツ。スイスとの国境に近い田舎町で、前代未聞のヒトラー暗殺未遂事件が発生する。稀代の独裁者は偶然にも会場を13分早く出て爆死を免れたのだ。容疑者としてすぐに逮捕されたのは、この地で長年にわたり時計職人として働いていたゲオルク・エルザー。当然背後に組織的な関与があったことを信じて疑わない当局は、彼の口を何としてでも割ろうと拷問を開始する。だが、エルザーは頑として単独犯行を主張し、酷い拷問にも一向に口を割ろうとしない。すると、歯を食いしばって拷問に耐える彼の脳裏に様々な過去の記憶が甦ってくるのだった。仲間たちとともに理想に燃えた青春時代、虐げられるユダヤの人々、そして愛してしまった人妻との満たされた日々…。果たしてエルザーは何故、全てを捨ててまで彼を暗殺しようと思い立ったのか?実際にあったヒトラー暗殺未遂事件を基に、容疑者である一人の青年の過去と現代を交互に描きながら、歴史の闇に埋もれていた真実を現代に甦らせた政治サスペンス。確かに史実としての重みを充分に感じさせる硬派な政治劇として見応えはあったと思います。もし、あの日、霧が発生しなければ、もし彼の乗るはずだった飛行機が普通に飛んでいれば、もし彼が13分も早く会場を出ていなければ、歴史は変わっていたのかもしれない。ヨーロッパの隅々にまで壊滅的な打撃を与え、何百万にも及ぶユダヤの民を死に追いやることになる彼が、もしあの日、殺されていれば――。でも、実際に死んだのは偶然会場に居合わせた何の罪もない7人の人々。歴史に〝もし〟は禁物だとは言え、それでも正義を成すこと、その正義のための犠牲は許されるのか、ホロコーストを阻止するために彼らは犠牲とならざるをえなかったのか、そしてその計画が失敗したとなれば…など色々と考えさせられることは間違いありません。ただ、だからと言ってそれは映画としての完成度とはまた別の話。犯人として逮捕されたこのエルザーという男がなぜヒトラー暗殺を企てたのかということに物語の焦点が搾られてゆくのですが、最後まで目新しい真実が暴かれるといったこともないので、サスペンスとしていまいち盛り上がりに欠けるのです。きっとアプローチの仕方を間違えたのでしょう。このエルザーという男の心の闇に鋭く迫る心理劇として描いた方が、より哲学的な深い作品になったかもしれません。題材がいいだけに惜しいと言わざるを得ませんね。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2017-02-22 00:35:17)
1.《ネタバレ》 『ヒトラー最期の12日間』を撮ったオリヴァー・ヒルシュビーゲルが、ヒトラー暗殺未遂事件である“ビュルガーブロイケラー爆破事件”にスポットをあてて再びヒトラーものに挑戦です、もっともヒトラー自身はほんの一瞬しか登場しませんけど。 田舎の工員だったゲオルク・エルザ―という男がヒトラーが毎年演説するミュンヘンのビヤホールに爆弾を仕掛けますが、見事爆破には成功したが13分早くヒトラーが退出してしまったために暗殺には失敗した事件です。冒頭でエルザ―はあっさり逮捕されてしまい事件をクライマックスにしての緊迫感をあおるようなストーリーテリングではなく、ゲシュタポがエルザーを取り調べる過程がこの映画のメイン・プロットということになります。エルザ―は割とあっさり自白してどうやって事件を仕組んだかを回想するわけですが、実は彼の単独犯行でした。史実通りなんですけど、確かにヒトラーまでもが背後の陰謀組織の存在を疑ったのは納得できるほど、この男の行動は不思議です。共産党シンパなのに敬虔なクリスチャンというだけでも矛盾していますが、人間の心の中なんてそう簡単に割り切れるものじゃないのも確かでしょう。その辺りは余り突っ込んだ描き方をしていないところがあり、自分としてはちょっと不満です。この映画の脚本の肝は、取り調べるゲシュタポ高官のアルトゥール・ネーベとエルザ―のやり取りにあるのは間違いないでしょう。このネーベという人は、映画のラストでもふれられている様になんと1944年のヒトラー暗殺未遂事件に関与して処刑されているんです。もっと驚くことはエルザ―自身も終戦1か月前までざっと6年近く処刑されなかったということでしょう。こうなるとヒトラーの考えることですから謎としか言いようがありません、「俺を殺そうとしたエルザ―が死ぬときは、自分も死ぬときだ」とでも思っていたのかな? 最近ドイツではエルザ―の記念切手が発行されたりして英雄扱いなんだそうですが、なんか「ドイツ人よ、ちょっとおかしくないか?」って気がします。結局彼が仕掛けた爆弾ではナチ党員とはいえ普通の人が死んだだけなんですから、こうなるとテロリストと英雄の違いとはいったいなんなんだろうと悩んでしまいます。彼を英雄視するのは、民主的な選挙でナチスに政権を取らせてヒトラーを国民投票で総統にしてしまったドイツ人の後ろめたさの現れかもしれません。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-01-24 21:49:28)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.29点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5228.57%
6228.57%
7228.57%
8114.29%
900.00%
1000.00%

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