ゴッホのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴッホ

[ゴッホ]
Vincent & Theo
ビデオタイトル : ゴッホ/謎の生涯
1990年オランダ上映時間:140分
平均点:6.00 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマ実話もの伝記もの
新規登録(2004-03-28)【ジマイマ】さん
タイトル情報更新(2005-11-27)【マーク・ハント】さん
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監督ロバート・アルトマン
キャストティム・ロス(男優)ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
ジャン=ピエール・カッセル(男優)
音楽ガブリエル・ヤレド
撮影ジャン・ルピーヌ
配給松竹富士
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9.群像ものではなく兄弟もの。困った兄さんをとことん尊敬しぬく弟、で彼も兄と同じようにだんだん閉じていき、妻も追い出し、兄の絵だらけの部屋に閉じこもる。徹底した社会への不信。でもこの病む兄弟に対して弟の妻はやたらに食べて健康。彼女がいたからヴィンセントの絵は残ったんだなあ。弟テオは自分の「家庭」よりも、兄との「家族」に拘束されてしまっていたんだ。芸術の狂気の物語でありつつ、現代の投資としての芸術とどこかで対比させていた。カラスがワッと飛び立つとき、麦畑に隠れて合図を待っていたスタッフたちのことを想像してしまってはいけない。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2013-05-18 10:26:07)
8.《ネタバレ》 登場人物がおのおの勝手にしゃべってセリフがかぶったりするあたり、アルトマンらしさを感じます。
ゴッホとその時代の空気を描いものとして、画的なリアリティという点では今後これを超えるものは出ないと思われます(音的にセリフが英語ってとこがね)。ティム・ロスだってこの時はほぼ無名だから、スターを1人も起用していないという点でも非常にリアリティにこだわっている。
兄弟の結束に不可欠なものはまず「貧乏」ですが、もうひとついえば「もともとはリッパな家柄だった」というものがあるみたいです。ゴッホ兄弟もそうでしょう。
ゴッホ家のリベンジ、というものが相当あったと私は思う。
さて、「妻子より兄弟が大事」という場合に妻は微妙な立場ですが、よく知られているように、ゴッホの絵を売りまくって、有名になるために貢献したのはテオの妻です。
あるドキュメンタリーでは、テオの妻は生前からヴィンセントに親切で同情的で、そのため彼の死後本来なら紙クズ同然の絵を処分せず、なんとか認めさせたいと奔走したのだといいます(ヴィンセント・ヨハンナ間の手紙などが残っているらしい)。
確かに、そうでないと、いくら金に困っていたとしても、なぜ誰も欲しがらない絵を売り込んだのかという説明がつきません。
この作品では、兄弟愛を際立たせるため、ヨハンナは現実的な女として描かれており、特にヴィンセントに同情しているようには見えませんが、そのへんかなりズル(というか失礼)なんじゃないでしょうか。
現実には、テオが死んでこの映画が終わったあと、第2幕が上がり、彼女の活躍が始まるのです。テオの妻がいなければ、現在知られる画家ゴッホは存在しなかったのであり、面倒を見たテオも、死後の活動を引き継いだヨハンナも、ゴッホ家複合体「画家ゴッホ」の一部です。
旺盛な食欲と同様に、絵を売りまくるヨハンナの姿を予測しながら見終わるのもオツなものです。
売れない芸術家は他人の稼いだ金を当てにして、「せびる」を当然のこととして活動していたのだなあ、ということがよくわかる作品(でも他人の金で女まで買うなよな…)。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-03 21:06:54)
7.伝記とはまたアルトマンらしからぬ。と思うも、『M★A★S★H/マッシュ 』がアメリカ軍というシステムを、『ザ・プレイヤー』がハリウッドのシステムを揶揄したように、芸術が商品として売買される絵画の世界のシステムを揶揄する構成はやっぱりアルトマン。生前一枚しか売れなかったというゴッホの絵がオークションでとてつもない金額にせりあがってゆく現代のシーンを冒頭に持ってくるあたりが心憎い。嫌いな絵ばかりが売れ、好きな絵は売れないと言う画商の弟テオ。彼は画商でありながら芸術を知っている。芸術を知っているからこそ苦悩する。芸術の価値とかけ離れた商品価値に苦悩し、それでも売らなければ生活できないことに苦悩する。本物の芸術家であると確信する兄を支えるために芸術に対する背信行為を続けることに苦悩する。その苦悩を見て苦悩する兄ヴィンセント。芸術を解からない大半の中で芸術を解かっってしまったがゆえの二人の孤独。単にゴッホの生前を語った物語なんかじゃない。芸術を正当に評価できない世の中に物申す。そんな映画だった。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-10 15:35:24)(良:1票)
6.私は冒頭5分でティム・ロスに懐柔され、映画の世界に連れて行かれた。タイトルに名前を挙げておきながら弟テオの描き方が物足りない感じだったが、アルトマンの静かな演出、南仏の田舎の美しさ、静と狂気を手のひらを返すがごとく演じていくティムに感心しきりだった。現代、巨匠と言われて久しいゴッホとゴーギャン、黄色い家での痛々しい生活が芸術の世界の厳しさそのままに思えてならない。
のはらさん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-17 00:14:29)
5.1952年のハリウッド映画「炎の人ゴッホ」と比べると、当然の如くかなり大人しい印象。また、言われなければロバート・アルトマン作品とは気づかない程にエネルギーも感じられない。原題通り、物語の基本は、ゴッホと画商である弟テオドルスの関係がメインになってるんですけど、どうしたって話の中心はゴッホにならざるを得ない。しかし、狂気の芸術家の内面なんてパンピーには解りっこないんですから、これなら「正常な一般人」であるテオを語り部として物語を組立てた方が良かったと思う。お陰でテオの内面も今一つ判り難くて、物語に入って行けませんでした、4点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-14 00:02:00)
4.カラッと、淡々としてる。 孤独と狂気、弟とのやりとりなど、よく知らなかったゴッホの人物像が描かれていて見応えがあった。でも、ゴッホに共感することはなかったな。
ジェイムズ・ギャッツさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-27 12:15:11)
3.兄貴も弟も、なんで狂気に陥っていったのか、ようわからん。一見するとキメ細かく描いているようですが、けっこう荒い。大雑把な人となりを知るだけなら、ちょうどいいかも。
眉山さん 4点(2005-03-25 06:33:29)
2.2時間かけてこの映画を観るより、5分でゴッホの年譜を読むほうが、時間の節約ってなもんですよ。
parabenさん 3点(2005-03-23 01:19:39)
1.暗い室内から野外へ飛び出す場面で、ヴィンセントと一緒に色彩の洪水なかへ放り出されたような・・・錯覚を覚えました。情景や描写で伝えるヨーロッパものっていいです。
ジマイマさん [映画館(字幕)] 8点(2004-03-30 00:01:43)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3111.11%
4222.22%
500.00%
6222.22%
7111.11%
8333.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 1.00点 Review1人
4 音楽評価 1.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人
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