91.こちらはかなり見応えのある映画。 アーサー王と円卓の騎士の伝説の基になった事実はこうなんだという映画。それをできるだけリアルに描こうとしているところが面白い。ケルト族はまるで野蛮人だ。 ストーリーは波瀾万丈で、かなりハラハラドキドキさせられる。 グウィネヴィアが非常に美しい。キーラ・ナイトレイ。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の令嬢役だったとのことだが、全然気がつかなかった。「ベッカムに恋して」にも出ていたらしいが、残念ながらこの映画は見逃した。 主人公アーサー役はクライヴ・オーウェン。役所広司に似ている。 騎士ランスロットにヨアン・グリフィズ。一番おいしい役。 2時間は短すぎる。 3時間超の超大作でも、充分中身がつまっているので大丈夫だったのでは。そうすれば、「7人の侍」クラスの作品になりえたかもしれない。まあ、さすがにそれは誉め過ぎか。 どことなく「7人の侍」や「ラスト・サムライ」を思わせる映画。 なぜそうなのかはネタバレになるので言えないが。 【Ravenclaw】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-12-02 14:54:05) |
90.《ネタバレ》 有名な「中世のアーサー王伝説」ではなく、その伝説の雛型となった、まだイギリスがローマ帝国の支配下にあった時代の騎士達の創作物語。 騎士達がローマ帝国の傭兵だったという仮説を基に、騎士達が南進してくるサクソン人を駆逐して、アーサーがブリトン人とピクト人(ウォード)の王となる話。「時代考証はそこそこに、ただ話が面白ければよしとする」という製作姿勢なので、内容は粗雑となる。 ランスレットが傭兵となる場面で始まり、「語り」も彼だが、彼は途中で死んでしまう。生き残ったものが語るのが当然と思うが。 アーサーはペラギウスの弟子で「人は皆自由に生きる権利がある」などと近代的な思想の持ち主。異端を許さず、師を死に追いやったキリスト教に怒りを感じている。 アーサーの両親がウォード人に殺されたので、彼等に対しては強い憎しみを持つ。故にウォードの族長マーリンからサクソンとの共闘を持ちかけられても拒絶した。しかし、最後はいつの間にか、当たり前のように共闘している。この辺りは説明不足だ。作品は騎士達がサクソン人を駆逐する話だが、史実ではサクソン人がイギリスに定着して、中世になってアーサー王伝説を作った。つまりアーサー王伝説を作った人たちを否定するような内容になっている。矛盾は感じなかったのだろうか。氷河での戦いだが、氷が割れそうなら、氷の厚い川の端を通ればよいだけの話。誰だってそうすると思うが。騎士が遠矢でサクソンに味方する裏切り者を射殺するあたりから漫画的になってくる。裏切り者が木の上にいるとどうして知ったのか。 バドン山の戦いで、敵方の罠を察した族長が先遣隊を送り出すが、案の定全滅させられる。しかしその後、何の対策も立てないで全隊を突進させる。よくわからない展開だ。指関節を折られて衰弱しきっていたグィネヴィアが、急にアマゾネス化して勇猛な女兵士に変貌して、言葉を無くした。戦いに勝利し、アーサーとグィネヴィアが結婚して大団円だが、結婚式はストンサークルの中でというおまけつき。ストンサークルはケルト人以前の古代の遺跡だが、アーサー王伝説にも登場するし、見栄えがよいので使用したのだろう。政策姿勢がよく表れている。真面目に史劇に取り組むつもりは最初からないのだ。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-03 16:35:47) |
89.《ネタバレ》 最初の戦闘は各騎士の紹介のようなものですが、それぞれ戦い方に特徴があって、まるで戦隊ものみたいな印象を受けました。そのためかどうか、なんだか安っぽい映画だなぁという感じ。悪役のマーリンがいかにもという雰囲気で、かえってがっかりです。なぜ「魔法使い」と呼ばれているのかも不明でした。自由とか平等とか、いかにもアメリカ人好みの要素を重要ポイントに使っているのも安っぽさの一因でしょう。それにこの内容なら、別にアーサー王でなくてもかまわないという気がしますし、“伝説”のアーサー王物語の方が、よっぽど面白いと思います。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-20 22:14:10) |
88.《ネタバレ》 相当頭が悪い脚本だなと思ったら、グラディエーターと同じ人なんで納得ですw。 塚、もしかしたら頭が悪いと言うよりも、悪いふりをして意図的にカソリックを貶めるのが目的かも知れませんね、この作品の場合は。だったら頭が悪いとか言っちゃ駄目ですね。 もう、とにかく主人公の設定が完全にあり得ない出鱈目なのは、もちろん、ローマ帝国下で司教が帝国を代表して領地を支配(大爆笑)とか、ローマ皇帝と教皇が共同して帝国を統治とか、こんな脚本通っちゃうこと自体、あちらの教育レベルも相当落ちてるんでしょうかw。 ただ、実は話自体はそこそこ面白かった。特にローマ帝国が引き上げて現地人に王と祭り上げられてサクソン人と戦う流れなんかはね。戦闘シーンも人だけは大勢使って、そこそこの迫力は。(特に氷の上とか良かった) それだけに、余分なキリスト教がらみが余計惜しまれますね。 あと、実は初めてナイトレイが綺麗だと思えた。 追記。製作がパールハーバーと同じ人だと気がつかなかったのは迂闊でした。おそらく面白くするためなら、なんでもボロカスに描写してかまわない人なんでしょうね。サクソン人だけじゃ悪役が足りないと思ったら、キリスト教の司教に領地を支配させて、異教徒迫害とか。だからこんなカスが作ったパールハーバーとかいちいち腹を立てる方が大人げないのかもしれない。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-06 10:13:42) |
87.《ネタバレ》 LOTR以降に作られたパクリ映画の様な物でした。ランスロットの二刀流や合戦の迫力は中々魅せますが、そこら辺に転がっている戦話の映画を超えるような驚きは無いと思います。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-06-28 00:57:09) |
86.映像に迫力があって楽しめましたが、感情移入できませんでした。最後の戦いは先にもう少し弓矢を放っておくべきだったような。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-01-18 22:57:35) |
85.キングシーサーなら知ってるけど、キングアーサーってのはあまり馴染みがないもんで、前半は、へー、ふむふむ、で、だからどうなのよ、ってな感じだったのですが(要するに、やや、右から左に抜ける感じ)、後半になると、これでもかとノリノリの時代劇が展開。思わせぶりな煙モクモクの中、さっそうと現れるアーサー、そして繰り広げられるチャンバラ。おーこれは確かに万国共通のオモシロさ。しかし、何でもかんでもそういうノリでいいのかブラッカイマー、と、小声で言っておく。勿論、嫌いではないので、あんまり大声では言わない。他の騎士たちとの友情が感動を呼び涙を誘う。とは言っても本当にこんなので泣く人はいない訳で、だけれども、他人に紹介する時はやっぱり、「この映画、泣けるぜぇ」と言ってしまう(わかりやすいので、つい)。そういうタイプの作品。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-03 15:32:27) |
84.「アーサー王」をこんな魅力のない映画にするなんてどうかと思います。いくらキリスト教義ドップリで面白味が少なくてキャラの魅力が薄くても、代表的な騎士物語ですから。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-08-26 01:20:13) |
83.アーサー王伝説をあえて題材にとりつつ、やってることは普通の時代物とほとんど変わらない。壮大な対象に挑んでその壁の前でこけてしまった感じ。クライブ・オーウェンが最初から最後までニコラス・ケイジに見えてしまうのも気になった。この人にこの作品の主役は合わなかったのでは?キーラ・ナイトレイの見せ場がほとんどないのも、何とももったいない。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-07-14 03:06:10) |
82.《ネタバレ》 もう少しわかりやすい筋にしてほしかった、という印象です。何のための戦いなのか、誰と戦っているのか、なんだかよくわからないままに始まってしまうので観客は混乱したのではないでしょうか。見ているのが日本人だからかもしれないけれど、騎士も誰が誰だかよく見分けがつかなかったし。氷上の戦いなど、いいシーンもいくつかあるんですけれど、残念です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-11 13:52:38) |
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81.予備知識無しで観たので..いたって普通に鑑賞..重厚で正統派的な部分と、娯楽映画的アクションシーンが混在した、中間的な作品..それなりに楽しめるのでは... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-10 12:37:15) |
80.イメージしていたアーサーとは全然違ってたし、見所もない。映像だけの映画 アーサー王ってこんなの?下品だし強そうに見えないしどう見てもニコラスケイジだし、私が想像したのはもっと存在感が大きくて全員が最強な軍団だと思ってました(主にTVゲームからの連想ですが) 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-06-24 22:46:25) |
79.《ネタバレ》 最初の方は少しはハラハラしたけど、川の氷が割れる辺りから、あ、この映画の戦闘はリアルじゃないな、と気がついた。最後はほとんどバカ映画のノリ。これで感動しろってのは無理。 【クレイバード】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-02-24 21:00:27) |
78.《ネタバレ》 七人の騎士たちはそれぞれ個性があってよく描かれていました。クライブ・オーウェン渋い。キーラ演じるウォ-ド族・グウィネヴィアの最後の闘いは強いけど濃くてグロすぎ…。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-09 13:36:51) |
77.《ネタバレ》 アーサー王についてよく知らずに見たので、内容がよく理解できませんでした。煙を使う戦闘シーンはよかったですし、戦闘は見ごたえあったので、それが残念でした。 【腰痛パッチン】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-04 22:08:10) |
76.好きなジャンルなのにこの点数しか付けられない。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-07-04 23:32:18) |
75.主役のパッとしなさ感が全てを象徴してるような映画。ヒロインの演技も違和感しか感じない。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-10 08:53:01) |
74.アーサー王のこととか全然知らずに観た自分が間違っていたんですかね。それともこういう世界観が好きじゃないからおもしろくないのか。 【十人】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-21 01:36:54) |
73.《ネタバレ》 まっ、普通な作品ですな。良くもなく悪くもなく・・・。 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-31 12:47:07) |
72.《ネタバレ》 ランスロットの子供時代から話が始まったからてっきりランスロットが主役だと ばかり思ってたらどうやら違ったみたいwタイトル通りアーサーが主役なんだということに途中から気付いた。映像は悪くなかったけどあんまこれと言ったインパクト内容のない映画かな。ていうか、ランスロットやアーサー達って自由の権利をもらう為に仕方なく嫌々ローマの為に命をかけて戦争してたの?アーサー王物語ってそんな話なん?でも、映画観る限りではそういう話として描かれていたよね? 【アキト】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-08 17:14:37) |