1. ANNIE/アニー(2014)
オリジナルのアニーを観てからあまりにも時間が経っていて詳細はほとんど覚えていないものの、主人公のアニーがとても魅力的で素直に泣いた覚えがある。が、こちらはアニーを含めたメインキャスト陣にさほど魅力を感じなかった。今も昔もアメリカ人が夢見る成功だとか幸福とはこういうものだ、というステレオタイプにきっちりはまっていて、代わり映えしないな~という印象。現代版らしくSNSやらIT社長ならではの権力行使などの描写はありがちながらもそれなりに面白くまとまっていたと思うが、そもそも、ミュージカルなのに歌も踊りもステージとして魅せるものに乏しく、楽しめなかったのが残念。あと、食べ物を粗末にする様を子どもにやらせて回収なし、というのは昭和生まれの母ちゃんとしては誠に遺憾。 [映画館(字幕)] 3点(2015-06-25 02:06:58) |
2. アジャストメント
《ネタバレ》 えーっ、ここまで引っ張っておいてあっさりハッピーエンドかよ、という消化不良感の残る映画。伏線ほったらかし多数な気がするんですが・・?やはりディック作品の映像化は難しいのだなぁという、これまでの印象がまた深まった。見所はやっぱり、どこでもドアか。あれは楽しい。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-12-07 13:08:19) |
3. 或る夜の出来事
《ネタバレ》 古~い映画ですが、退屈せず楽しめた。米国版ローマの休日?でもヒロインが同じ世間知らずでも何でもお金で解決しようとする俗人セレブ的なところがアメリカ娘っぽい。根っからの悪人が出てこないところに古き良き時代を感じる。そしてラストは金持ち父さんが良い味出してた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-07 08:30:01) |
4. 熱いトタン屋根の猫
舞台劇風でほぼ進行は会話のみという作風は、内容によっては鑑賞が苦痛になってくるのだがこれは重いテーマの割に最後まで引き込まれ面白かった。でもその面白さは、なにかと腹立たしい煩い兄嫁が最後には反撃され痛い目を見るところ是非見届けたいという思いに支えられていた感も強い(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-18 12:52:34) |
5. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 映画としての完成度が高いのは分かるが、どうしても主観で観てしまい点が辛くなる。とにかくかっこわるい男性がたくさん出てくる映画。映画の中でぐらい、現実には望めないような内面・外面揃ったイケメンを観たい!と思っている私にとっては残念すぎるキャラクターばかり。最後の最後になってジャック・レモンはカッコイイ男になるんだけど、そこに行き着くまでがダメすぎる。不名誉な誤解を受けてもヘラヘラ笑ってるなんて、出世の為であっても性格所以であっても情けない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-18 12:38:57) |
6. アバター(2009)
《ネタバレ》 偏頭痛持ちには禁忌と聞いたので、普通に2Dで観た。ダンス・ウィズ・ウルブスをベースに、ナウシカともののけ姫とラピュタと・・あとナニ? あ、スターウォーズエピソード6か。しかしアメリカ人は侵略戦争と「俺たちの正義」ものが好きだね~。CGがウリの映画と聞いていたので(確かに一見の価値在り)、最初の方に出てきた実写の俳優達も全部CGかと思って「すっげーリアルだなぁおい!!」と無駄に感動してしまったアホは私だけ? [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-02 10:24:42) |
7. 愛を読むひと
《ネタバレ》 朗読プレイが結びつけた奇跡の恋が描かれるのかと思いきや、その一見激しい愛は結局最後までそれぞれが利己的に追い求めた自己愛でしかないように見えた。マイケルは無論若さ故の肉欲優先、対するハンナは彼女のアイデンティティとも言える最大のコンプレックスをあえて刺激しつつ癒すような、痛気持ちいい時間を捨てがたかったのではないだろうか。どっちもどっちで相手より自分の立場と欲望を優先させる二人。度々それを思い知るようなエピソードが挿入され、いつまでたっても主演二人のどちらにも感情移入できない寒々しさが残った。さらにラストが最悪。父親の自己満足の為に今更どうにもならん重い話を聞かされる娘が不憫すぎる。私にとっては愛の話というより人間の身勝手さと業とを描いたなんともいたたまれない話だった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-30 23:01:39) |
8. アンナと王様
《ネタバレ》 セット良しロケ良し衣装良し、ストーリーも悪くない。ジョディははまり役だと思ったが、残念ながらチョウ・ユンファが異性として好みでないので(森進一的鬱陶しさを感じる)肝心なところでうっとりできなくて残念。王様の妻&側室たちがやたら仲良く平和に共存していて、よそ者かつ嫉妬の対象になるはずのアンナに対しても常に笑顔で親切&好意的…という徹底したご都合主義な描かれ方に、ディズニー映画的なファンタジーを感じずにはいられなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-07 22:41:12) |
9. アイ,ロボット
トランスフォーマーよりはちょっとメッセージ性があるものの、ロボット好きな子供と楽しく観られるお約束を外さないSF作品。ラニング博士の「正しい質問をしないと答えないプログラム」で、もっと遊びたい。サニーの無垢と無機質感を併せ持った表情デザインは秀逸だと思う。ただ、まぶたのない無理矢理ウインクはちと不気味だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-05 12:00:01) |
10. アンブレイカブル
《ネタバレ》 凝った装丁と帯に惹かれてハードカバー小説を買ってみたら、中味は安っぽいペーパーバックのアメコミだったという、ガッカリ感が否めない作品。こういう話ならバットマンシリーズぐらいはじけた演出にしてくれないと食い合わせが悪くて消化不良になる。弾けてるのはサミュエル・L・ジャクソンのヘアスタイルだけじゃん!ナイーブそうなのにいきなり「ホントに不死身か撃って確かめよう」と父親に銃を向ける子供といい、そんな危ない我が子をほったらかしてデートに出かけてよりを戻す両親といい、小学生レベルの雑なストーリー展開なのに妙に細部にこだわった映像になってるあたり、いかにもアメコミ好きの大きなコドモが作った映画という印象。だいたい、たまたまヒーロー体質に生まれただけで善人と決めつけられ、とにかく人助けをして英雄になるべし、というアメリカン・ヒーロー性善説が幼稚で退屈。デビルマンの複雑な苦悩を見習え。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-16 14:40:44) |
11. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 冒頭の荒廃したNYでの狩猟シーンはなかなか凝っていて面白かった。でも、ありがちなバイオハザードものだと分かった時点で鑑賞意欲ががた落ちに。ウイルスが感染してゾンビになり生存者と闘うという馬鹿の一つ覚えが絶えず新作として出てくるのはよほど安定した人気があるジャンルなのか?結局信じる者は救われるという安直な宗教観を肯定しているのもつまらなかった。奇跡の血清で蘇った元ゾンビがヒロインとなって活躍するんだったら面白かったかも。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-08 14:27:46) |
12. アメリカン・スウィートハート
《ネタバレ》 キューザックが全米で万人受けするほどのいい男なんだろうか(笑)。キャサリンのワガママセレブぶりは堂に入っていて清々しいぐらいだった反面、ジュリア・ロバーツの方は役の設定通りひたすらキャサリンの引き立て役だったというだけでなく、むしろキキの方が陰湿で計算高い女という気配を感じさせて応援する気にもならなかった。太ってて醜かった私が痩せて綺麗になって思い通りの人生を手に入れる・・あまりにも陳腐な女の夢ストーリーで何だか薄っぺらい印象でした。こういう話なら連ドラ仕立ての方が脇役の魅力が生きて面白くなりそうだ。 4点(2004-11-10 14:03:51)(良:1票) |