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コメント数 2394
性別 男性
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1.  硫黄島からの手紙
(ちと長くなってしまった) 「ラストサムライ」はまだ「日本を舞台にしたハリウッド映画」というレベルでしたけど、今回は「ハリウッドの資本・スタッフによる邦画」と言ってしまっても過言ではない仕上がり(クォリティは当然ハリウッド・レベル)。硫黄島の激戦を背景としてしか描かないのは余りにも勿体ないという判断からか、たぶん「父親たちの星条旗」の硫黄島シーンと同時に撮影されたであろう本作は、そのものズバリ、皇軍の硫黄島戦を真正面から描いた戦争映画になってます。一応の主人公は大本営から見捨てられた硫黄島守備隊を指揮する栗林中将となってますが、狂言回しとして全島に渡る戦闘、そして帝国軍や米兵の真実を目の当たりにしていくのは二宮和成演じる西郷(これが本当の儲け役)。執拗な空爆、止まない艦砲射撃、そして蟻の様に浜辺を埋め尽くす圧倒的数の敵兵士…。この絶望的状況下で36日ものあいだ耐え抜き、犬死と解っていながら散っていった英霊達には、日本人なら誰でも哀悼の意を捧げたくなる筈です(これは紛れもなく現在の日本人に宛てられた「硫黄島からの手紙」)。同時に、こんな「ハリウッド映画」が観られる平和な時代に生きていることに対し、感謝の念も生まれるでしょう。36日という時間経過が判り辛かったことが唯一の難点でしたが、2時間半近い時間を全く感じさせない力作に変わりはありません。正月映画の本命としてお薦めします。そんな訳で、本国での興収を潔く無視した製作陣にも心からの感謝を込めて+1点の、8点献上。
[試写会(字幕)] 8点(2006-11-30 00:09:23)(良:1票)
2.  インサイド・マン
映像、音楽、登場人物、そしてニューヨークという街…。どこを取ってもスパイク・リーらしい作品なのに、全く彼らしくなく、サスペンスと社会性とユーモアが高い次元で融合して、非常に満足度の高い娯楽映画になってました。人質をとって銀行に篭城する犯人グループと交渉人の駆け引きという本筋よりも、その周りに散りばめられたニューヨークならではのディティールこそリーの面目躍如。「25時」みたいに嫌らしいことをしなくても、巻頭のダウンタウンの描写で充分グラウンド・ゼロは感じさせて貰えるし、主人公に無理に説明させなくても、ストーリーの中で充分人種的多様性と軋轢(特に9.11以後の)は明確になる(それも皮肉たっぷりのユーモアで表現されてる)。もちろん犯人グループ自体のミステリーも強力に物語を引っ張ります。脚本家かプロデューサーか、若しくはリー自身の成長のお陰なのかは判りませんが、「25時」の後だけにこれは好感度高いです、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-06-02 00:05:01)
3.  イン・ザ・カット
もちろん端からサスペンスやミステリーとして観ちゃいませんが、「なら何なのさ?」と問われれば、確かに言葉に窮してしまう出来(サマンサ・ラング系と答えましょうか)。ドグマ風カメラワーク以上に私が気になったのは、全く似合わない髪型で登場したメグ・ライアンではなく、セクシーさの欠片もないマーク・ラファロ。もしかしたらジェーン・カンピオンって人には、「醜男に犯されたい願望」があるのかもしれない。これがアントニオ・バンデラスだったら納得して観れたと思いますけど、こんな野郎に「アソコを舐めてやるから付き合ってくれ」と口説かれて、素直に舐めさせてくれる女がいるのか? もし、いるんなら是非紹介して欲しい。私なら一日中でも舐めてあげます。バター犬と違ってバターを塗る必要もありませんよ、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-05-19 00:02:59)
4.  イーオン・フラックス(2005) 《ネタバレ》 
「訳の判らない世界観の中で暗躍する、超絶身体能力を持った女暗殺者」というオープニングは、嫌でも「エレクトラ」の苦い記憶を呼び覚ます。また、かなり見飽きた感のある「未来の管理社会vsレジスタンス」という図式が、不吉な予感を抱かせる。「ガールファイト」の女流監督カリン・クサマとしては大出世の作品だと思いますけど、「ガール~」の鮮烈なイメージは皆無。かと言って特別なスタイリッシュさも無いので、「エレクトラ」程じゃないにしろ、全く新味の無い凡庸な仕上がりには違いありません。話を急ぎ過ぎてるのもどうかと思う。背景を巻頭でちょっとナレーションしただけで、監視システムの仕組みがどうなってるかとか、モニカンの能力や目的の説明等が一切無い。フランシス・マクドーマンドの正体も置き去りにされたまま終了。それにしても最近のSFでは、「クローンは記憶も再生する」って設定がすっかり当たり前になっちゃいましたね…、4点献上。
[試写会(字幕)] 4点(2006-03-03 00:04:47)(良:1票)
5.  イントゥ・ザ・サン
栄えある2005年度のワースト1はこれに決まり。ことごとく評判の悪いセガール映画の中でも、これはかなり下の方に位置するんじゃないでしょうか。出来損ないの「ブラック・レイン」と言ったら「ブラック~」に申し訳ない程の出来。出来損ないのVシネマとも言えないぞ。本作と比べれば「キル・ビルvol.1」がもの凄く普通の映画に見える…。お話は滅茶苦茶、言語体系も無茶苦茶。アメリカの工作員とかFBIとか、日本で何やってんだよ! おまけに栗山千明の出演シーンなんて5秒じゃんかよ! それにセガールよ、お前、ホントに日本語喋れるのか? 主題歌なんか歌ってる場合じゃないぞ! そんなことで、ヤクザが事務所で「ガメラ/大怪獣空中決戦」を観てるシーンをわざわざ入れるという涙ぐましい親心に+1点、2点献上。
[試写会(字幕)] 2点(2005-11-20 00:05:45)(笑:1票) (良:1票)
6.  イーストウィックの魔女たち
「若さを失いかけた男日照りの女は本物の悪魔よりも性悪である」という身も蓋も無い話を、一線級のスターとスタッフ、そしてSFXを無駄に駆使して描いたコメディ映画。話自体がしょーもないので企画段階の失敗だとは思いますけど、それを直情型のジョージ・ミラーがストレートに描いてしまった為、見るも無残な映画になってしまいました。視点がどっちつかずなのが最も良くない。これは絶対に悪魔側の視点で作るべき話です。前半では女達に同情させる作りにして、後半では逆に悪魔側から女の性悪さ暴いていけば、少しはマシなブラック・コメディになったでしょう、3点献上。
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-20 00:02:00)
7.  インサイド・ディープ・スロート
伝説的ポルノ映画「ディープ・スロート」を切り口に、その時代と、関わった人達と、歪なアメリカ政治を描いていくドキュメンタリー。関係者の盛衰は人間ドラマとして大変興味深く、特に主演女優の生涯はそれだけで凄く面白い伝記映画が作れそうな程。また、「ディープ~」公開当時の論争(?)は「アトミック・カフェ」並にナンセンスで、いつまで経っても成熟しないアメリカという国を良く表してると思う。全体的に面白く鑑賞できる力作だとは思いましたが、テーマが盛り沢山の割りに時間が短すぎたのが残念です。私的にはアンダーグラウンド・アメリカン・カルチャーの歴史みたいな部分と、この「ディープ・スロート」という「性技」が如何に画期的で、以後のポルノにどれだけ影響を与えたのかを考察して貰いたかったです、6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2005-11-11 00:05:44)
8.  イントゥ ザ ブルー
若者向けの超お気楽な海洋冒険映画。一部で「ザ・ディープ」のリメイクとも囁かれてますが、少なくともクレジットでは「ザ・ディープ」やピーター・ベンチリーの文字は確認できませんでした。「ザ・ディープ」はかれこれ四半世紀前に観たきりで、ジャクリーン・ビセットの「濡れたTシャツ」以外印象に残ってません。従って、本作と詳しい比較のしようもありませんが、主人公男女が似た様な海域で宝探しと麻薬探しに巻き込まれるというプロットはほとんど同じです。その話自体は全然大したことないので、男性はジェシカ・アルバの申し訳程度のビキニ姿を、女性はポール・ウォーカーの逞しい肉体を存分にお楽しみください。唯、ダイビング気分にさせてくれる美麗で迫力ある水中撮影は最近ではピカ一。そこに+1点して、5点献上。
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-02 00:04:34)(良:1票)
9.  いまを生きる 《ネタバレ》 
この異様な高評価の中で誠に恐縮ですが、私にはとても秀でた映画だとは思えません。新任の個性派教師が生徒達に影響を与え、それが学内で問題になり、責任を取らされて辞職していく…って、これこそ「ありきたり」の極致じゃないですか。後は生徒達が教師の周りにワッと集まって涙するか、机の上に立って涙するかの違いだけ。それに、親がたかが演劇部(?)の活動に何で強硬に反対し、何で子供はそれ位で人生を悲観する所にまで至るのか? ま、時代背景と名門寄宿学校の実態に詳しくないので、ピンと来ないだけかもしれませんが…、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 00:05:45)
10.  インシデント
かなり馬鹿っぽい設定ながら、出来は極標準的なスラッシャー・ムービー。お好きな方は満足される仕上がりだと思います。私自身は、中盤までは「大して面白くねぇなぁ」と感じてたんですけど、クライマックス、正に酒池肉林を朱血肉躙に変える勢いには、【ギニュー隊長】さんに同じく笑ってしまいました。全編この勢いで通してくれれば、傑作になった可能性もあるでしょう(無いか?)。通常だと、まずセックスしてるカップルから生贄になる訳ですが、本作は処女と童貞から血祭りに上げられていくってのがミソ。でも、本作のブリタニー・マーフィはとても処女には見えんぞ、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-08 00:10:20)
11.  インディアン・ランナー
とにかく凄いのが、映画から滲み出てくる、とても90年代の作品とは思えない古臭さ。これは60年代末を舞台にした物語の所為ではなく、明らかに70年代臭さを狙って作ってある。正にアメリカン・ニュー・シネマの匂い。しかし私に言わせれば、それも今となってはアメリカン・オールド・シネマ。一貫してアメリカに於ける社会的弱者に視線を注ぐショーン・ペンの姿勢は素晴らしいと思いますけど、そのテーマをニュー・シネマ的に演出するという手法は、私には古臭く映ってしまう。現在の浮ついた演出に前面賛同はしませんが、映画には同時代的な視点も求めたいです、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-20 00:38:23)
12.  いつまでも二人で
若い夫婦の紆余曲折に「子作り」というモチーフを加えた、マイケル・ウィンターボトムらしからぬ、もの凄く王道のラヴ・コメディ。主人公夫婦が実家を訪れると、両親の話題と言えば「子供はまだか?」。子持ちの姉は勝ち誇った様な振る舞い。途端に険悪な空気が漂い出す食卓。この辺の描写は日本もアイルランドも関係なく、世界中の家庭で共感を呼ぶ筈です。ただ、二人の間に闖入してくるフランス男が、何かちんちくりんで生活力も無さそうなのが良く解らない。定石なら凄いハンサムにするとか、何かしら特徴を持たせないと説得力に欠けると思うんですけど…。6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 02:14:31)
13.  インプラント
「ダークネス」をテーマにしたもう一本のホラー映画(あちらの方では暗闇ブームなんでしょうか?)。サイコ・ホラー風に始まってモンスター・ホラーで終わるという、期待を裏切らないパターンを踏襲。例えば「リング」や「呪怨」であれば、家やビデオ・テープに関わった者が被害者であり、そこには被害者の物語しか発生し得ない。しかし相手が暗闇となれば、それは辺り構わず存在する訳ですから、これは大変なことですよ。なのに話のスケールの小さいこと小さいこと…。このテーマなら、せめて「回路」や「ゾンビ」位に世界観を広げて怖がらせて欲しいもんです。そういうことで、3点献上。
3点(2005-01-28 00:05:42)
14.  イギリスから来た男
スティーブン・ソダーバーグがタランティーノ風編集構成で見せる渋い男の復讐劇。とにかくテレンス・スタンプの、成熟した男が醸し出すショボカッコ良さ(と若い頃へのリスペクトと60年代への郷愁)だけを堪能する映画。中身はほとんど昔の日活アクション映画か健さん映画か王道アイドル映画と同じノリ。これは編集構成同様、タランティーノが「ジャッキー・ブラウン」でやったことと同じ、要するに(オタクが撮りたくて撮った)「オタク映画」という分類で間違いないでしょう。この映画に女子供はお呼びじゃない、従って女子供じゃない私は充分楽しめました。そういうことで、6点献上。
6点(2004-09-24 16:12:34)
15.  イノセント・ボーイズ
原題は「侍者達の危ない生活」って訳だから中身通りだし、天衣無縫に思春期のエネルギーを発散しまくるガキ共に対し、この邦題も中々マッチしています。本作の真の主人公は(クレジットの順番からも判る通り)かなりヘビーなリアルを生きているティムとマージーで、フランシスはその語り部。だから比較的「普通の子」であるフランシス自身のストーリーは物語から省かれ、それをアニメ・パートが請け負っているのです。確かに物語的には非常にありがちなものですが、日本の陳腐な青春ドラマではあり得ない、この見せ方(トッド・マクファーレンのアニメも凄く本格的に仕上げてあります)と結末には好感が持てました。それにしてもジェナ・マローンちゃんって、どんな映画に出ててもホントにスケベそうに見えるなぁ…、6点献上。
6点(2004-06-17 23:09:41)
16.  イナフ
う~ん、この映画もこれで良いんでしょうか? 女性が観ればすっきりするんでしょうか? 私には馬鹿な女がタチの悪い男に引っかかり、馬鹿故に馬鹿な行動しかとれず、最後はなんと計画殺人でしつこい夫を始末するという、「危険な情事」を超える危険な話にしか見えませんでした(しかも全体的に何か爽やか)。もちろんこの夫は異常だし同情の余地無しですけど、主人公にも同情はできません。最初の方だけチャプター・タイトルの様な文字が出てきて、途中で無くなってしまうのも良く解らない。とにかく私も、「もう十分」ということで4点献上。
4点(2003-06-11 05:24:43)(良:1票)
17.  依頼人(1994)
ジョエル・シューマカーらしい可もなく不可もない出来。てか、サスペンス路線でもアクション路線でもない中途半端な印象。でも、この映画は相当役者に助けられてる。特にトミー・リー・ジョーンズの、いつもの飄々とした強面のおじさんがハマり過ぎ。基本的に敵役の筈なのに憎めないんだなぁ。美しく枯れていくスーザン・サランドンも相変わらず良い。もう少し前半の描き込みがあれば、もっと物語に深みを与えられたと思うと惜しい。ま、それなりに面白くは観れますけどね、5点献上。
5点(2003-01-12 18:41:07)
18.  インソムニア
サイコでもスリラーでもホラーでもない、至極オーソドックスな一人称のポリス・サスペンス。善悪に揺れるアル・パチーノの内的葛藤だけが物語を形作り、ロビン・ウイリアムスが悪を囁く自らの化身、ヒラリー・スワンクが自らの中に眠る純粋な警察官魂を表現している。従ってこの映画では、発端となる事件そのものは何の意味も持たない。サイコ・スリラーを期待した人は、全く違う内容に愕然として映画館を後にすることでしょう。かく言う私もその一人です。それにしてもヒラリー・スワンクが凄く美人だったので驚きました。ということで、6点献上。
6点(2002-09-15 17:01:04)
19.  愛しのローズマリー
「お前の理想の女は?」「…ワンダーウーマン」「……。じゃ、お前がワンダーウーマンと付き合ってて、周りの奴等が彼女をブスだと言ってたとする。その時、どうする?」「…気にしない」「そう、俺も同じだよ! 俺は理想の女に巡り会ったんだ!」 この時点でハルは既に“shallow”じゃなくなってます。あらゆるコンプレックスは「周りが自分のことをどう見ているか」を「勝手に思い込む」ことで発生します。他人の目(つまりはあらゆる手法で心に侵食してくるマーケティングに踊らされてる自分の目)から開放されることで、ようやく自分だけの幸せを掴むことができるのです。本作は決して外見的・内面的な美醜をテーマにした映画ではなく、そこに目を曇らせていることについてのパロディ映画なのです。と、コメント変更しつつ7点献上。
7点(2002-09-05 20:09:52)
20.  イン・ザ・ベッドルーム
(ネタバレ注意) 息子の死に打ちひしがれる母親、何とか日常を取り戻そうとする父親。日を重ねる毎に張り詰めていく緊張の糸。そして、遂にその糸が切れた瞬間、お互いの傷口を拡げるが如く湧き出てくる言ってはいけない言葉。これは犯罪被害者遺族の日常にある、息が詰まりそうなサスペンス。ここまでは、アカデミー賞に軒並みノミネートされた演技もあって、凄い。しかし、ラストの犯人を殺してしまう展開にアメリカ映画の限界を見た。遺族達は犯人を憎もうとも、許そうとも、例え殺そうとも、決してその心が癒されることはない、7点献上。
7点(2002-07-19 18:59:45)
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