21. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
《ネタバレ》 好きな人が観る映画。でもこれ、やっぱりテレビより映画館で観たかった。 キースとロニーのギターの音がホーンセクションにかき消されず聴こえてくる。最高! それにしてもミック、この歳でよく動くなぁ。 スコセッシが監督?でもちょっと顔出し過ぎだよ。目立ちたがりなんだよね。 歌詞が全て字幕で出たおかげで歌に対する感動も以前と違ってみえたのはよかった。 いつもより音量上げて観てたら、「ブラウン・シュガー」の途中、突然の地震速報のアナウンスにビックリ!!。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-29 11:17:06) |
22. サルバドル/遥かなる日々
《ネタバレ》 昔深夜テレビの映画で尼僧たちがレイプされた上、翌日遺体となって掘り起こされるシーンを偶然観て、嫌な映画だなと思い、チャンネルを変えた記憶があります。 友人が主人公の崇高な生き方に感動したと推薦されたので観たのですが、私にはオリバー・ストーンって性に合わないんですよね。 この主人公は血生臭いものを求めるためか、それともマリファナや酒を求めにエルサルバドルに出向いたのか、監督がキチガイなので感情移入が出来ません。 しかしながら、特典映像を観ると実際に本場で右翼、左翼を上手く誤魔化しながら死に物狂いの撮影を聞かされると圧倒されるばかりです。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-13 15:13:36) |
23. 砂漠の流れ者
サム・ペキンパーの最高傑作とか言われているそうですが、最高に異色といったほうがいいでしょう。 ほのぼのとした雰囲気の中、笑いあり、涙あり、古き良き邦画を観ているようですが、山田洋二監督には到底できないサム・ペキンパー節のバイオレンスも入っていて、目茶目茶になってしまう要素が、逆に全て上手く仕上がってしまった(笑)作品になっています。 途中字幕スーパーになってしまいますが、DVDは吹き替えで観た方が面白いです。 ヒロイン役の声優さんは、テレ朝「ドラえもん」の、のび太役(初代)の方です。 [DVD(吹替)] 9点(2012-02-23 05:35:43) |
24. さよならミス・ワイコフ
《ネタバレ》 私が「結婚しない女」と同様に数えられるウーマン・リブを描ききった映画だと思います。 オークションではビデオが数万円、私の知る限り、渋谷、新宿の某レンタルショップでしか貸出できないのが残念でなりません。 35歳で早期更年期障害を抱えたバージンの女教師。ところどころで男性との接触があるかないかで残念な結果に終わってしまう末路、若い黒人にレイプされ、それが返って彼女の積もり積もった雪を溶かしていく。 人種差別反対を訴えた彼女が黒人と毎日体を交わらしていたことを知った、この小さな町は彼女を即、追い出してしまう。否、彼女から旅立ったと言ったほうがいいかもしれない。だから、この映画のタイトルは「グッバイ・ミス・ワイコフ」ではなく「グッド・ラック・ミス・ワイコフ」なのだ。 こういうセンスは男性作家が作り上げたものに違いないと私的には思う。 禁断の果実を口にしたイブは一つの人間に生まれ変わったのだ。 [ビデオ(字幕)] 10点(2012-02-03 23:05:54) |
25. サウンド・オブ・ミュージック
何一つ文句のつけようがない、私にとって素晴らしい作品ではありますが、今回、テレビ放送をCMカットで録画したら2時間40分に編集されていました。なんで余計な解説をつけ足してまで編集してしまったのか…。やはり当時の吹き替えも入ったDVDの購入が必要になります。 [地上波(吹替)] 10点(2011-01-09 21:05:28) |
26. ザ・プレイヤー
《ネタバレ》 渋谷の有名レンタル店で「家族で楽しめる映画第2位」に本作が並んでいました。 予備知識なしで観るのが私の楽しみなのですが、どうもジャケットのイメージと違い、冒頭から戸惑いを感じました。 ハリウッドの世界に特に興味もないので、これがリアルなのか私には判断できません。むしろパーティーなどでドラッグでもやってくれたほうが雰囲気が出るような気がしました。 映画の中で主人公がヒット作に必要な要素を沢山挙げる中で「ハッピーエンドが必要」と言ったことに、ヒロインが「リアリティーは?」と質問するシーンが本作の要(かなめ)になるのではないかと思います。 要するにヒット作と魅力ある作品の違いを訴えたいようですね。 ラストでブルース・ウィリスが出てくる映画のラッシュはメチャメチャ安っぽい作りでしたが、個人的には本作よりも、そちらの映画の方を観たいと思ってしまいました。 リアルタイムだったら新鮮味を感じたかもしれないけど、ハッキリ言って無駄なシーンが多くて、つまんなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2010-10-13 00:19:34)(良:1票) |
27. サイコ(1960)
この作品、今の世代に紹介すると、何が怖いの?という感想がほとんど。やはり当時、初めて観賞した人がうらやましいです。 私も途中から、一緒に観ていた奴に「犯人、こいつなんだよ」と言われた時はがっかりでした。それに加え、そいつは「猿の惑星」のエンディングも私に言って喜んでいたので、今でも彼を恨んでいます。 最近BSを観ると、ヒッチコック特集とかいって、ジャネット・リーが殺されるシーンを詳しく解説したりと、作品自体の喜びとスリルをダメにしてしまう番組が多すぎます。 若い人には予備知識なしで観て貰いたいものです。 私にとっては、ヒッチコック最高作品。 BSプレミアムのスタッフに一言物申したい。 「予告でネタバレするな!」 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-17 03:24:59) |
28. ザ・ドライバー
その昔、水野晴朗のロードショーで頻繁に放送された傑作。 アクションシーンは、ブリットとマッドマックスの中間のカメラワークをしていると思う。 夜のロサンゼルス、対向車線を疾走するカーチェイスは迫力満点である。 ライアンオニールとイザベルアジャーニの黒の衣装が格好よく、古臭さを全く感じさせない。 二人の一番美しかった姿が、この映画で堪能できる。 ドライバー、謎の女、刑事……登場人物に呼び合う名前はない。全員が終始ポーカーフェイスのまま極めてシンプルな会話だけで進んでいくのだが、それだけで各々がどんなバックボーンを持っているのか、十分観客に伝わってくる。独特な哀愁を感じる。 最後に誰が勝ち、誰が負けるのか。これだけシンプルな人物設定と構成だからこそ、観終わった後に爽快な気分になるのだと思う。 [レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-01-16 11:08:35)(良:1票) |