41. サイドウェイ
後戻りのきかない年齢故の焦燥感、自己評価の低さを水と油のようなマイルスとジャック双方が抱いています。真っ直ぐな道を颯爽と走らなくても、寄り道、回り道しながら曲がりくねりながら歩いて行こうとする事に、もうこの歳からでは遅すぎるという事はないと言う事を、ユーモア溢れる珍道中の中にほんのりと感じさせてくれます。ラストシーンは好きですね。マヤと結ばれる、結ばれないという結果以上にドアをノックした事が素晴らしいのですから。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-18 01:32:23) |
42. 酒とバラの日々
《ネタバレ》 夫婦揃ってアル中になるというこれまでに観たことない展開。堪えきれずに泣き崩れる父親が胸に刺さります。二人の娘の視点が抜け落ちているのは如何なものか。聞き覚えあるヘンリー・マンシーニの音楽に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2023-10-16 01:12:46) |
43. サバービコン 仮面を被った街
《ネタバレ》 保険金殺人と黒人差別。接点を強いてあげるとしたら、白人達大勢が徒党を組んで(一人じゃ何も出来ないカス)善良な黒人一家に嫌がらせをしているが、隣家の白人一家でおぞましい殺人行為が繰り広げられているのを誰も知らない皮肉さ。溶け合わない水と油のような脚本でジョージ・クルーニーの意欲が空回りしている残念な作品。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-28 16:28:17) |
44. 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
脚本が今一つ。人間が徹頭徹尾愚かな存在なのがいけません。シーザーの奮戦記はテンポが悪く、都合良過ぎて、眼力も慣れてしまったというかお腹いっぱい状態。3作通してのMIPはモーリス。体も器も大きい存在が沁み入りました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-04-20 21:43:04) |
45. 最後の谷
30年戦争時の寒村を舞台にした物語。拷問を悪魔払いと称するのを始めとした宗教家の傲慢さ以外に印象に残るものは無く、端正な台詞回しではあるものの、毒気が薄いマイケル・ケインもいまひとつ。ナイジェル・ダヴェンポートがもう少し話に絡んでくれれば盛り上がったのに。全編通して歯痒さがある惜しい作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2022-03-14 16:04:06) |
46. ザ・スナイパー(2006)
《ネタバレ》 ブルース・ベレスフォードのサスペンス犯罪ものに興味惹かれての鑑賞でしたが、語られる父子の絆話はありきたりなもので、彼らしいほろ苦さが全く無い物足りなさ。暗殺者モーガン・フリーマンは資産家息子殺しとカフェでの警告シーン以外は父子の父親に見えた善人ぶりで、噛ませ犬な追手と思わせぶりな巨悪と併せて興醒め。期待通りだったダンテ・スピノッティの映像美のお陰で一気に見終えた残念度の高い凡作。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-26 01:36:09) |
47. 錆びた黄金
《ネタバレ》 アラスカで一山当てた金鉱成金ハリー・オークスをモデルとした作品。 キャスティングに賞を授けたくなる他で見たことないスターの顔合わせ。 MIPはルトガー・ハウアー。そのお姿にウットリでストーリーなんてどうでもいいか状態。 ジーン・ハックマンの惨状はいくら何でも盛り過ぎ演出と思ったのが実話というのが恐ろし過ぎる。 キチンと観なければと座り直したものの散漫なストーリーに集中できず終わってしまった。 この題材でこのキャスト。要リトライ、出直してきます。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-07 14:16:03) |
48. 三人の狙撃者
《ネタバレ》 カーニーが殺害されて「これは当たりかも」座り直したのですが、そこから会話劇がウダウダ続いてのお開きにポカーン状態です。鶏ガラみたいなシナトラの小者感漂うイキった姿は観るに堪える演技だったのですが。脚本に難ありの凡作です。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-15 01:37:18) |
49. サイレンサー/沈黙部隊
四十路になってもお美しいシド・チャリシーに5点。銃とボタンが物語に機能しているところに1点。脂ぎったディーン・マーチンがこれでもかっ!と見せるキスシーンに情緒など有るはずもなく、かといって目くじら立てることもなく。血圧一定のままで鑑賞終了となりました。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-11 13:09:40) |
50. サバイバー(2015)
ピアース・ブロスナン目当ての鑑賞。ストーリーを「考えず」に彼を「感じる」のであればまずまずの出来映え。ミラ・ジョヴォヴィッチとの対決は1回乃至2回でよかったかと。 [DVD(字幕)] 6点(2020-02-19 16:53:09) |
51. ザーレンからの脱出
《ネタバレ》 政治犯シャリフ、彼の信奉者アーメド、横領犯ヒューストン、妻殺し、極悪人、ザーレン石油会社看護師ライラが乗り合わせる救急車での国外脱出の逃走劇。砂漠に於ける飲み水不足、ガス欠、呉越同舟の内輪もめ、迫りくる追手といった冒険活劇としての要素はあるのものの、追手の顔が見えなくて緊迫感に欠ける。ユル・ブリンナーは流石の存在感だけど、ターバンのせいなのか精悍さが薄く感じられて残念。突然のベルベットボイスに「エッ?」と思ったらジェームズ・メイソンその人でキチンと座り直したのに3分ぐらいでワクワクする間も無くご退場。嬉し悲し。盛り上がりに欠けた展開で都合よくまとめられた結末に物足りなさが募る作品。 [DVD(字幕)] 6点(2019-07-06 22:18:45) |
52. サブウェイ123 激突
《ネタバレ》 オリジナル未見。犯行目的が曖昧な元証券マンらしからぬ残忍性溢れる犯人と始終モッサリしたガーバーの対峙に魅せられず。派手な現金移送シーンで「何故ヘリを使わんのだ」という市長に「ごもっとも、でもアンタがそれを言うのか」と苦笑させられる。空回り感が強い作品。 [DVD(字幕)] 6点(2017-05-03 09:52:21) |
53. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 マイケル・ケイン演じるラーチ医師が出色の存在。孤児達を守る慈愛に満ちた父親。法を犯しても堕胎を行う信念の医師。実子のように接するホーマー可愛さのあまりに卒業証書偽造や徴兵逃れのレントゲン写真すり替えを行うあまりにも身勝手な親馬鹿。ホーマーが巣立った後の喪失感が滲むエーテル中毒。彼の辿ってきた人生を見てみたかった。ホーマーはラーチの後を継いで孤児院に戻ったが、2年ばかりのサイダーハウスでの体験は彼にとって貴重なものとは思えないところが減点。 [DVD(字幕)] 6点(2016-06-12 18:44:27) |
54. ザ・ロック
《ネタバレ》 以前に一度観ましたが内容を覚えておらず、二度目の鑑賞となりました。山のようにある突っ込みどころはご愛嬌ですが、ハメル准将の描かれ方に消化不良の感が否めません。メイソンとグッドスピードを生け捕りにした時点で違和感を覚え、脅迫を実行しないままの最期に興ざめしてしまいました。大義名分のために人質を殺してしまう相手だと承知しているはずであり、序盤の悲壮な決意に魅せられるものがあったので残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-13 00:15:55) |
55. ザ・エージェント
《ネタバレ》 ビジネスでの切った張ったに期待したのでハッピーエンドにも拍子抜けでありました。 [DVD(字幕)] 5点(2023-11-18 01:20:28) |
56. ザ・ドライバー
なかなか面白い筋立てでしたがライアン・オニールとイザベル・アジャーニから陰気くささしか感じず興に乗れない。オレ様ぶりが目を惹いたブルース・ダーンのお陰で何とか完走。駐車場内で車をボロボロにした運転技術が凄かった(+1点) [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-02 11:16:46) |
57. サラトガ本線
イングリッド・バーグマンの見惚れる美しさ以外に見どころが無い作品。言葉で語られるだけの遺恨(ゲーリー・クーパーも同様)に感情移入できず、浅はかな復讐の仕方でキャンキャン吠え立てる姿に辟易。ジェリー・オースティンの軽妙さに+3点、フローラ・ロブソンの芯のある存在感に+1点。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-24 16:21:30) |
58. ザ・タイタニック<TVM>
お目当てジョージ・C・スコットは彼でなくてもいいような役どころで期待はずれ。 実話ものの一大悲劇群像劇は楽団員たちにホロリとさせられたものの、冗長さに退屈させられてしまいました。 キャメロン版は興味なく観た事がありません。本作と見比べてみようか、とは思えませんね。 [DVD(字幕)] 5点(2022-08-11 17:52:49) |
59. サボテン・ブラザース
ブルース・ブラザース(1秒も笑えなかった)の監督というのに「ヘンなのを借りてしもた」「借りたからには見てみようか」激萎え。3馬鹿さんの悪乗りはギリギリ許容範囲、まずまず筋の通ったストーリー、勧善懲悪大団円なラストもベタながら爽快。気楽に観れてそこそこに楽しめた作品。敵ボスの笑顔が素敵だと思ったのは私だけでしょうか。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-05-17 02:18:59) |
60. 三銃士(1973)
血気盛んなダルタニアンの冒険活劇でマイケル・ヨークを始めとした豪華なキャストでありながら、盛り上がりに欠ける退屈さに疲れる。マイケル・ヨークは声のトーンがジェームズ・メイソンにどことなく似ていると思った以外印象に残らない作品。 [DVD(字幕)] 5点(2021-06-21 14:45:37) |