1. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 配役も演技もバッチリはまっている。ニコルソンの怪演は当たり前に評価されてるけど、奥さん役も子役も 本当に素晴らしい。 惜しむらくは、ニコルソンがホテルに来てそうそう おかしくなっちゃう所。段々精神が壊れていくほうが、面白いのではないかと思う。 有名な 戸を破って顔を覗かせるとか、血が流れるシーン含め 名場面が多い映画。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-26 15:15:36) |
2. 情婦
「辣腕弁護士が様々な策を講じて真相を突き詰めていく」っていうのを、ハンサムにキレッキレの演技でやられると 疲れちゃうっていうのを おそらく分かっていて、あの俳優/演技なんだろうなあと思う。 脚本・キャスティング・演技どれを取っても高水準、でも肩に力が入って疲れちゃう重厚な映画って訳ではなく、楽しんで見られる良質な映画。これが60年以上前の作というのだからスゴイの一言。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2019-10-04 17:51:02) |
3. 真実の行方
《ネタバレ》 二重人格モノって本当にたくさん作品があって、観客も多分慣れちゃってる。その中で、それでも観せるものにするためには、細部の詰めと役者の演技なのではないかと思う。本作はそれほど粗も目立たないし、犯人役がうまいので 最後まで観られるクオリティになっているのでは。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-06-16 22:55:26) |
4. シュガー・ラッシュ
《ネタバレ》 ディズニーなのに単純な勧善懲悪じゃないところがポイント高い。サイバグは悪として描かれているけど、主人公も「バグ」ってるし。 ゲームというストーリーの中に、別のストーリーがあるっていう「メタ」展開を、子供にすんなり見せちゃえるっていうのは結構すごいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-23 18:14:17) |
5. ジョイ・ラック・クラブ
私はオムニバスっぽい形式が苦手です。大概が、映画の尺に足らないエピソードのごった煮に過ぎないから。 でもこの映画は「女性の苦しみ」を一貫した主題にして、糸が紡がれるように きちんと物語が絡まっていくので、ぶつ切りになっておらず 自然に見られました。最後のシーンはじわっときちゃったぐらいです。 ミン・ナのほぼ映画デビュー作なんですね。ER緊急救命室とかエージェント・オブ・シールドなんかで見ていて、好きな女優さんの一人です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-12 00:05:14) |
6. シンデレラマン
ストーリーはシンプルですが、演技も映像も味があったと思います。似た映画「チャンプ」にも8点付けちゃったんですが、ボクシング・モノに弱いかも... [地上波(字幕)] 8点(2008-06-09 23:34:43) |
7. 七人の無頼漢
タイトルは「七人の侍」が1954年なので、関連性があるのか無いのかよく分からない。あまり「七人」は意識しないほうがいいかも。 西部劇にハードボイルド・テイストが混ざっているというと、ちょっとずれるのかなあ。男の不器用さが描かれている感じ。 まあ本作の見所は、なんといっても景色でしょう。美しい大自然の中を走るカーボーイが綺麗によく撮れている。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-23 21:25:18) |
8. 幸せのちから
すごく低評価なのでびっくり。成り上がり者のサクセスストーリーとして見ると 嫌な奴に思えてしまいそうだけれど、本当に嫌な奴だったら ここまで赤裸々に自分の過去を吐露せず、美化するように思います。私には懺悔録のように見えました。 アメリカ弱肉強食社会の病巣描写と考えれば、なかなかいけているような気がします。貧すれば鈍する、弱り目に祟り目、などということわざも思い浮かびました。タイトルが誤解を招くのでしょうか? [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-29 23:37:07) |
9. 11:14
私も「運命じゃない人」にすごく似ているなあと思いましたが、こちらの方が公開年が古いです。まあ1年しか違わないので、パクったにしては早過ぎると思いますが... 因果応報、自業自得みたいな熟語が思い浮かぶ内容です。実際の事故・事件もこういう偶然の蓄積で起こることが多いでしょうから、映画的都合の良さとばかりは言えない気もします。謎解きものではないので、肩の力を抜いてボーっと見ていられます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-07 15:32:53) |
10. ジャングル・フィーバー
白人vs黒人の人種対決を間近に体験する機会の少ない私は、興味深く見ることが出来ました。黒人同士の対立も描かれていて、単調になっていないと思います。ただ不倫・麻薬という要素も盛り込んでしまったので、焦点が多少ぼやけてしまっているようにも思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-21 12:33:27) |
11. 地獄への道
《ネタバレ》 リマスターされているのか、映像がとてもきれいなことにびっくりした。古い映画を観ているという雰囲気が薄まるからなのか、味がないとも思えた。 ストーリーは高倉健のヤクザ映画を連想してしまった。「腕っぷしに自信のある正義感ある青年が、ふとしたきっかけで転落していく」というような共通点を感じる。 この題材は 描き方によって、肩入れできるヒーローものにもなれば、ピカレスクものにも出来る。ジェシー・ジェイムズを描くなら、後者の方が正解じゃないかなあと思い、この点数。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-31 14:24:56) |
12. 深夜の告白(1944)
食料品店での会話や 犯行後すぐの密会など、今見ると おいおい脇甘すぎだろって感じの描写があるけど、当時の捜査状況なんかに照らすと それ程違和感ないのかあ などと時代の違いを感じた。 トリック自体も 少し杜撰に思えてしまって、そこまで楽しめなかった。まあ現代ミステリーの視聴歴によって、観る目が厳しくなっちゃってるんだろうとは思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-19 14:58:31) |
13. 知りすぎていた男
他のヒッチコック作品は好きなのですが、これはつまらないと感じました。サスペンス要素が感じられない。子供をさらわれた親の切迫感が感じられない。犯人がこれでもかという位怪しすぎ。 [地上波(吹替)] 5点(2008-06-03 17:00:30) |
14. ジュリア
ちょっと肩の凝る作品のように思えます。ミステリー的な要素もあるのですが、説明が少なく、謎解きとしては楽しめませんでした。テレビじゃなくて、映画館で見るべき映画だったかも... [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-21 00:10:28) |
15. ジャスティス(1979)
うーん、ひどい脚本だなあ。法曹界を風刺していると言うより、悪ふざけにしか見えませんでした。これでは非難されるのは法曹界ではなく、この映画ですね。 アル・パチーノの演技でかろうじて見られる作品になっている感じです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-13 19:10:54) |