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風小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。

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1.  弾丸を噛め 《ネタバレ》 
 1100kの西部横断を競う乗馬耐久レース。馬の汗はレースの過酷さを物語る。今なら動物虐待だろうが・・・  レース展開は極端な悪党がいないため終盤までは平板に進行するものの、メキシコ人への心配りや危機時の助け合い等、ライバル同士の人情味や友情をさりげなく描くのがいいね。派手なドンパチがない異色の西部劇だが、それがむしろ心地よい。代わりにC・バーゲンの予想外の裏切りがヤマ場と言えるだろう。だがこのエピソードより、例えば途中で亡くなるB・ジョンソンなど各人の人生を深堀りした方が主題が鮮明になったのではないか。ラストの同時ゴールは物足りないが、映画全体の流れからすればまあまあ納得の良作。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-04-21 20:15:41)
2.  大統領の陰謀
 ウォーターゲート事件の真相究明に取り組んだ新聞記者の悪戦苦闘を描く。静かに、地道に少しずつ、だが確実に真実に迫る姿に引き込まれる。膨大な資料の中からジグソーパズルのピースを探すかのような裏どり。その反対に、言葉の端々の微かな糸口から真実を見いだす手法の数々………まさに「鳥の目 魚の目 虫の目」を駆使しての取材が光る。また、誤報にもなりかねない証言に、わずかなボディランゲージにさえ裏付けを求める執念にジャーナリスト魂をみた  自分の評価として、ドキュメンタリータッチで迫真性・臨場感の描写をもって良しとする映画の上限は5点だが、本作はドキュメント的でありながらドラマとしての創造性をもち、見応え十分の社会派作品である。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-26 15:40:49)
3.  大脱獄(1970)
 悪い奴らを揃え、ユーモラスな展開の中にも風刺と人生訓を盛り込んだ娯楽作。  人間、とんとん拍子でうまくいくと思えば最後に落とし穴があったり、不満だらけの人生でも思わぬツキを呼ぶことがあったり、ラストの展開は意外性があり記憶に残る。  名匠と名優が組んで作った凡作とは思わない。むしろ肩の力を抜き、余裕をもって作った一品という印象。遠い日の少年が感じたその思いは今も変わらない。  丸メガネのカーク・ダグラスが印象的。断末魔のつぶやきは味わい深い………………訃報に接し合掌。
[映画館(字幕)] 6点(2020-02-09 15:54:42)
4.  大空港
 パニック映画の原型という要素はあるもののパニック映画に非ず。今風の派手な爆発に頼らないところは拍子抜けですらあるが、主眼は「グランド・ホテル」形式の“人生の縮図”であり、空港に交差する各人各様の人生模様が描かれる。不倫が絡むのは安易な感じだが。  画面分割はカットの切り替えより刻一刻と進行する危機の動きが分かりやすく、緊迫感の醸成という点でもこの手法は成功。  神父は騒ぐ乗客に対しグッジョブ。老女エイダの無賃搭乗は出来過ぎの感ありで、ちょっと弱点。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-03 19:34:53)(良:1票)
5.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
 流れるような夜景と大都会の息遣い、喧騒の中の孤独と狂気が映し出される。この雰囲気に合った、けだるさを漂わせる音楽がいい。  “洗い流す”がキーワード。社会に不満や怒りを持ち、まっさらな理想を求める狂気は長じて大統領候補暗殺に走る。されどそこに至らぬ小市民的狂気。  ベトナム帰りで不眠症が続いた上、女に振られ心が荒ぶる主人公は汚れた街を洗い流すため銃を入手し、着々と準備を進める。若者の“もっとできる”自己顕示やゆがんだ正義感を描きながら、アメリカ社会の病根を衝く。  少女アイリスに出会い分別を見せるところは、彼なりの“浄化”に向けた使命感だろう。だがその後のアイリスと客のシーンは冗長。  モヒカン刈りで勇者を気取り、殺人マシーンと化した辺りから物語・音楽ともムードが変わる。客引き銃殺後、髪を元に戻したその後の展開が拍子抜け。世間の英雄視は皮肉としても、ベッツィーが「新聞に載ったから」と言ってトラヴィスのタクシーにのこのこ乗るくだりはいただけない。ストーカー的な行動をとった男になびくか?「女はそんなもんだ」とは思わない。  全般的にみると、ベトナム戦争帰り⇒都会⇒孤独⇒狂気という図式は明快だが主人公の行動の動機付けが弱い。ちょっとスタイリッシュな映像とB・ハーマンの音楽に救われている。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-02-05 16:19:58)
6.  第十七捕虜収容所
これこそマイ・ベスト・ムービーだ。初めて観たとき、ドイツ軍の捕虜収容所長に対して捕虜みんなが一歩ずつ前進して抵抗を示す場面に感動した。その後何回も観て、主人公セフトンの、ドライだが憎めない生き方は自分の人生にも投影している。「ジョニーが凱旋するとき」は、多くの映画で使われているが、この映画が一番効果的に使われており、いまでも時々口ずさむ私の愛唱曲である。ラストシーンで、収容所に残った捕虜がセフトンの脱走した理由を問われ、NHK-BSの日本語訳では「工具を盗みたかったんだろ」と訳されていたが、初めて観たゴールデン洋画劇場版「また商売がしたかったんだろ」の方がピッタリくる。余談だが、ドイツのスパイ役P・グレーヴスのテレビ番組「スパイ大作戦」のエピソードで、この映画と同じような情報交換のシーンがあったことを思い出す。彼もこの映画に愛着をもっていたのでは? 
[地上波(吹替)] 10点(2012-12-22 19:57:33)(良:2票)
7.  大脱走
何回捕まっても、アメリカ的な明るさで脱走(任務)をあきらめないヒルツの姿勢には脱帽。人生いかに困難な場にあっても、楽天的に、プラス思考で臨みたいものだ。捕虜に多数の犠牲者が出てほろ苦い結末だったが、オールスターキャスト中、私の好きなJ・コバーン、C・ブロンソン、J・レイトンの三人はいずれも脱走に成功し、この点はよかった。「第十七捕虜収容所」でもそうなのだが、精神的に参ったり病んだりした捕虜にも視点を当て、丁寧に描写している。J・レイトンは歌手として主題曲を歌っているが、ちょっとパンチ不足かな。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2012-12-16 16:36:35)
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