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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2013
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  エイリアン
79年当時でこの映像技術・・、凄いなあ。初見の時「あ、宇宙船の中ってこんな風なんだ」と素朴に信じたくらい凄い。パイプが何本も交錯する機関室や船体爆破装置の重厚感に心奪われる。無駄を一切廃したスリリングな展開のシャープなこと。S・ウィーバーの男らしさに惚れ惚れ。猫の目を通して凄惨な場面を想像させたり、遠隔地のビーコンで恐怖を煽る手法も未だに新鮮で粋(?)。グロすら芸術の高みに昇華した、唯一無二の正に名作。
[映画館(字幕)] 10点(2011-11-27 16:33:50)(良:1票)
2.  エクソシスト 《ネタバレ》 
この後量産されたスプラッターやサイコやもろもろのホラー作品とはやはり一線を画す、別格のパイオニアであると思います。メリル神父、カラス神父、そしてリーガンの母、描かれる各々の苦悩が話の心棒になっていて、その深刻さたるや単なるこけおどしとは違う。医療現場の冷酷さ、街並みのくすんだ色合い、吐息の白さ。映画全体に流れる体感温度の低さ。身体が痺れるようなチューブラー・ベルズ。グロテスクながらこの厳然とした美しさ。M・フォン・シドーの名演、この老いっぷりからしてメリル神父が命を賭して悪魔と闘うのだな、ともう予測がつくわけで、あのオソロシイ儀式の最中には「神父ガンバレー」との思いで観てるこちらの身体は力が入ってがちがち。公開時はほんの子供だった私をウチの母は何故映画館へ連れていったのやら。大音量で響きわたる今思えば悪魔のダミ声に耳を塞ぎ、必死で目を閉じていた思い出がありますよ。子供は夢あふれるアニメへ連れていきましょう。
[DVD(字幕)] 9点(2013-09-12 01:06:08)(良:1票)
3.  L.A.コンフィデンシャル
人物のキャスティングが全員見事にはまると映画ってこんなに楽しいんだ、と改めて思う。誰一人浮いておらず、満点の出来。ちゃらちゃらと軽いけどやるときはやるK・スペイシーが一番のお気に入り。うまいなあ。太めのスーツやクラシックな車、ネオンの過剰じゃない当時の街といった美術も丁寧で見惚れる。それともアメリカのひとなら小さな違和感あんのかな。ストーリーも先の読めないおもしろさ炸裂 ロロトマシでええーっ、です。大好きこの映画。
[地上波(字幕)] 9点(2011-08-14 16:59:40)
4.  エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 
数ある「ロス警察もの」の中でも屈指のドキュメンタリー感です。演技巧者J・ギレンホールとM・ペーニャが普通の公務員たる警官にしか見えないので、彼らの日常そのものに付き合ってるみたい。まさしくLA警察24時です。 奥さん役のアナ・ケンドリックもほどほどの中流美人なので‶一般感”がより強まった効果があり、キャスティングの妙味と思います。 ひと月の間に一体いくつ映画になるネタが転がってるんだろうというレベルの、極めてハードな勤務内容でにわかに信じ難いほど。しかし監督自身がこの犯罪多発地区で育ったというのだから、普通に「ある」のでしょう。薬物絡みの酷い犯罪も人種差別に起因する銃犯罪も警官への暴行も。それも毎日毎日。 ドキュメンタリーの題材レベルの事件が次々に起きて、でも一つ一つに丁寧に関わってる時間なんかなく流れてゆく日常と化している犯罪と隣り合わせのエリア。これってつまり地獄なんじゃないの。何とかすべきじゃないの、との制作の叫びそのものの映画。わたしが子どものころ、アメリカはもっと伸びやかな自由の国のイメージだったのに。心して観ないとふらふらになりそうだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-21 23:27:35)
5.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 
娯楽映画の大先輩。一体何本の後世作品に影響を与えたか、もはや計り知れない名作でありますね。本作が作品賞を他作品(風と共に去りぬ)に譲った40年のアカデミー賞はほんとに凄いラインナップ。熱かっただろうなあ。 8人にもなる主要人物のキャラ立ちが実にしっかりしています。今観るとステレオタイプにも感じるのは本作をお手本に量産されてきたからでしょう。 クライマックスのインディアン襲撃シーンは‶馬車が速い”ことを体感できます。これはどういうカメラマジックなのかしら。今のカーチェイスを観ているよりもよほど疾走感を演者と共に感じることができます。インディアンが追い付いてきて横並びになった時はとても緊張しました。‶マッドマックス4”を経験した今でも尚。 粋なラストも観客皆を幸せにしてくれる偉大な先駆作。J・ウェインやヒロインがタイプじゃなくとも大丈夫、楽しめます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-11-20 23:40:31)
6.  エリート・スクワッド(2007) 《ネタバレ》 
”シティ・オブ・ゴッド”の姉妹編のような本作は観るのにかなりの覚悟を要求される。観客は首根っこを掴まれ、顔を張られ揺さぶられ、足蹴にされる。猛烈に理不尽な暴力だが、ブラジルの現実だというんだから言葉も無い。 スラムの荒廃ぶりはシティ・オブ~でも克明に描かれていた。さらには警察の腐敗まで手の施しようが無い状況だと踏み込んだことが、今作のエッジをより鋭くした。死体を管区で押し付け合い、市民からピンハネした取り分を仲間内で奪い合い、車の部品はドロボーする。こんなことあっていいのか。 こんな警察にスラムのギャングなんか取り締まれる訳がない。そこへ登場するのがBOPE。ほぼ軍隊だ。治外法権並みの強権だ。ギャングとどっちが恐ろしいかって、どっちもどっちだ。こんなことあっていいのか。 頭がお花畑の金持ち大学生のNGO活動など、スラムの理屈(=暴力)にあっさり焼き殺された。これが現実だよ、と情け容赦の無さは限度を知らない。 とにかくすさまじいまでの重量級の圧を感じる、ハードムービー。 「偽善者め」と学生に叫ぶマチアスと気持ちが一致したのは、あまりの暴力のやり切れなさに私も半分キレていたからだろう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-01 18:26:56)
7.  エイリアン2
エイリアンの一作目は私にとって別格だ。何度観たか分からない。そして二作目も好きだ。エイリアンの全体像が良く見えるから、という理由ではない。前作を上回るべく、物量作戦でいこう、という潔さが成功しているからだ。ヤツらの数もねばねばの粘着度も性質のひつこさも増している。一作目は ああどうしよう、と手に汗握りながらきょろきょろしつつ逃げる。二作目は半泣き絶叫で猛ダッシュだ。素晴らしく良くできた続編だ。 庭でせっせと雑草を取る。狭い範囲の視野からふと頭を上げて周りを見回すと、それはもうおびただしいスギナやらハコベやらに取り囲まれていることに気付く。こんな時いつも脳内でシンクロするのは、2のクライマックスにて巨大巣に入り込んだことに気がつくリプリー、あの場面。しゅんしゅんしゅんと効果音が静かーに響き、ワタシもゆっくりと首を回しておもむろに火炎放射器をぶっ放す、というわけにもいかず、またこつこつと作業を再開するわけだが。つまんないこと言ってすいません。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-25 00:04:00)(笑:1票)
8.  エド・ウッド 《ネタバレ》 
この映画を観たあと、エド・ウッドの作品にいくつか触れるといかにT・バートンがエドを愛しているかがすんごくよく分かる。なんだか崇高さまで感じて涙腺がじわじわとゆるんでくるのだった。見事に再現されたプラン9や怪物の花嫁等の作品、エドを演じるデップそしてルゴシそのものなM・ランドーも素晴らしい。みんなの、この“ダメな子(監督)”を愛おしむような視線、美しいです。情熱って大事なんだなあ。たとえガラクタみたいな映画だとしても、熱き思いというのは伝わってくるものなんだ。おそらくエドは50年早かったのだろう。半世紀近く経って、ようやくエドの熱量をキャッチできる人たちが現れ出した。ダメすぎて一周してしまったので裏返しの評価がされ始めた。やれめでたや。失意のうちに亡くなった彼の墓前に伝えたい。“人気ありますよ”って。いや、彼の狙った人気とはちょっと違うんだけども。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-18 13:54:32)(良:2票)
9.  エイトメン・アウト 《ネタバレ》 
1919年のワールドシリーズ八百長事件を知るにはうってつけの教材。実録ものを扱いながら、選手一人ひとりの性格描写や入り乱れる賭博師たち、ケチんぼオーナーとスポーツ記者らの絡み、野球選手に憧れる子どもの目まで丁寧に盛り込み、なかなかドラマチックな作品になっています。 米世論からは‶アンラッキー・エイト”と呼ばれた選手たち。やっぱり同情してしまうなあ。八百長に関わっていないのに「知っていたけどチクらなかったから」追放とはこりゃ厳しい。よく知るチームメイトからたった2試合だからさ、と言われてきっぱり断るのもわたしの優柔不断な性格では難しいや。 そもそもの発端となっている吝嗇化オーナーの描写がもう少し欲しかったな。ここはひとつ逆ギレをかましてヒール役に徹してほしかったところ。 それにしても、シリーズ1試合めから早々と八百長は見抜かれていたのですね。わざと手を抜くってバレないようにやるのは難しいんだねえ。新米ピッチャーが先発で、皆つい夢中になって本気で試合に取り組んでしまった3試合目の爽やかさときたら。やはりスポーツはこうでないとね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-03 16:36:44)
10.  エターナル・サンシャイン
時間軸が行ったり来たりジャンル(て 何て言うんだろう)の中では見易い方です。中盤までは「こんな大風呂敷広げて大丈夫なんかな」と訳分からないながらもついていったら、見事に着地点が用意されておりました。脚本ナイス、です。 J・キャリーはシリアスな役もちゃんとできることをこれにて証明。途中、目を大きく広げておどける、彼のために用意されたようなカットもありました。 K・ウィンスレットも問題なくうまい。ただ彼女より も少しハマる女優はいると思うけど。昔のパトリシア・アークウェットあたりが理想。 ラストのさあ、彼女が訪ねてきたときの場面、テープ止めなさいテープを。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-27 00:23:41)
11.  エリン・ブロコビッチ
巨大企業に丸腰で挑むエリンの気風の良さと腹のくくり具合を表現するのに、ジュリアの大作りで派手な顔がぴったりマッチして大成功。子供はそろってよい子たちで手がかからず隣人はイケメンの上に善人で(しかも戻ってきてくれる!)、とサイドに関しては甘すぎね?とも思うけどお話全体に勢いがあってスカッとするのでまあいいか。
[映画館(字幕)] 7点(2012-10-22 00:55:37)
12.  エンパイア・レコード 《ネタバレ》 
うわあー若いなあ、体力あるねえ、エネルギー有り余ってるねえ。曲をひとつかけるごとに身体が動くし(というか踊りだすし)、もちろん恋愛ごとには事欠かないし。バンドを組んでいつか俺も売れるんだとの夢を追う子も配置して、ベタすぎるほどの青春謳歌映画ですな。 店主も信じ難いレベルで鷹揚だし。売上金丸ごと使われたら、こうはならんでしょ。や、店の金勝手にカジノで溶かした件以外にも細部も全体も話としてはファンタジーレベルに甘くてゆるい。ストーリーを追うというより若い時の熱っぽさを思い出して!と言いたいのかな制作側は。 リヴもレニーもそういう役割では満点の存在感。若くて可愛くてお馬鹿で未熟。女子二人はここからブレイクですけど、男子はそれほどでもなかった。やはり脚本が全員を押し上げるほどの力が無かったからでは。 自殺未遂の子を除けば、皆が今で言う「陽キャ」なキャラクターで明るすぎて青春群像としてのバランスがやや悪い。もちろんこのお店の空気感が合う人もいるでしょうけれど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-19 23:20:17)
13.  エクスカリバー(1981)
「昔々~」で始まりそうなイングランド昔話、もといアーサー王伝説。外国人のわたしにとっては良い入門編になりました。その名を耳にしたことのある魔法使いや騎士らがちゃんと体系立って頭に入りました。 伝説のおはなしの多分に漏れず出来事が箇条書きになっている印象で、映画作品としては物足りなさを感じます。美術も学芸会の演目を見ているようだし。 ‶映画作品”にしようと思ったら、やはり「グラディエーター」のような画が必要になりますよね。それこそリドリー・スコットが手掛けたら、アーサー王もどんな出来になるでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-24 23:40:00)
14.  エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
戻らない青春の一瞬のきらめきを切り取った一編。というには、登場人物らが大学生で老けすぎの感があるのですが。いい年していつまでもクダラナイことやってるんじゃないよ、と食堂のオバサンでなくともあの4年生連中には言いたくなりますな。 だけど、まあとことん明るくて、とりあえず不安や悩みは脇に置いといて無駄にくよくよはしないのさ、的なある意味健康な奴らでもあります。監督の自伝でもあるそうな。よほど楽しい思い出なんでしょうね。ちょっとうらやましい。 スマホもTVゲームも無い時代。ゆえに文科系も体育系も皆外に出てるんですよね。ああ、80年代ってこんなんだったかあ。輝いてた人にもそうでない人にもあの時代はあったよね。みんなの「あの頃」を聞いてみたくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-22 23:38:55)
15.  エスケープ・フロム・L.A. 《ネタバレ》 
ひえー安い!この手作り感、カーペンター印全開。なんでこうあからさまにセット感出るんだろう。わざとかな。体育館に暗幕張って撮ったみたいなロスの街。でもって片目にアイパッチ、似合わない長髪、とカート・ラッセルの立ち姿がもう馬鹿っぽい。 その後は安物セットの中を馬鹿押しが延々と続くのです。突如告げられるバスケゴール10点先取りゲーム。命がけでバスケって、まさかねえ。やらんでもええがな、ってえっ?やるの?しかもカートけっこうフォーム良い(笑) そしてこれまた突如押し寄せた大波に乗って走行中のクルマを追い、サーフボードでは飽き足らなくなってついには空まで飛んでしまう(糸付き)のね。なんということでしょう。 どんなに予算が少なくとも熱量の高さだけで妙に吸引力のある作品を作り続けてきたカーペンターですけど、この一本はまたとりわけはっちゃけた感じがします。前作は未見なので、これは是非観てみないと。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-16 18:47:51)
16.  エネミー・ライン
いかにもアメリカの得意そうなミリタリー娯楽作の典型のような映画ですねえ。空母をはじめとする戦闘機材は迫力あるしかっこ良いし、銃撃・爆発シーンは惜しみなく物量を投下し、期待して観に行く客のリクエストに見事に答える出来となっております。 なにしろ「米国兵よがんばれ勝つんだ」映画ですから、主人公が「毎日偵察ルーティンばかりで実戦が無い」のが不満で除隊を希望する大馬鹿野郎であることも、セルビア人が悪鬼のごとく酷い連中として描かれることも、まあ目くじらたてることでもないのだろう。 捕まりそうになっては逃げ延び、助けに手が届きそうで届かず。「手練れ」という感がぴったりの、客を飽きさせない映画大国らしい脚本でありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-20 00:14:09)
17.  エリジウム 《ネタバレ》 
マット・デイモンとジョディ・フォスターなんて著名な二人を起用しないほうが良かったんじゃないかな。マットは地上で、社会底辺で生き延びるのに必死な貧民層、かたやジョディは天上の楽園にて移民を排斥するのに躊躇しない選民意識バリバリのエリートとくれば、この二人が対決するんだろうなーと素直に思ってしまった。 意に反して、ジョディはあっさり部下に殺られちゃった。実にあっさりと。マット・デイモンとの接点はあの「死んでも構わないわ」の一瞬だけだった。悪辣キャラにしても中途半端に終わっちゃって、ジョディほどの大御所が演るべきではない役だなこれは。作品のキャラバランスを壊している。 第9地区を彷彿とさせる圧倒的な貧民窟の描写力。空にぽっかり浮かぶ人工の楽園といい、設定はベタではあるものの舞台、小道具といった隅々まで美的な精度が高くて目が飽きない。 人間性をも顧みない苛酷な格差社会の未来図を、練り上げた画の力とテンポの速い展開で構築した監督の頑張りはなかなかのもの。でも大物スターは似合わないなやっぱり。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 00:40:42)
18.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
てっきりよくあるオカルトものかと思ったら意外や法廷劇へと展開していきます。新しいことは新しい。宗教観が大きく左右する議題を、司法の場に持ち込むとはこりゃまた難しいなあ。被告側が“悪魔憑き”を前提に弁論を開始した時には「これ勝てないっしょ」と思いますよね。キリスト教圏の陪審員の皆さんが一生懸命考えてオトシ所を見つけた、言うなれば「人類の知恵」的な判決(とプラスα)には敬意を表したくなりました。 ローラ・リニーの周囲にまで怪奇現象が起こる、一連の演出は実話ではなく創作なのでしょうが、ちょっとやり過ぎですかね。こんなとこでホラー色が強くなったために、法廷劇の行方に集中できなくなっちゃうもんね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-24 00:47:45)
19.  エビータ(1996)
苦手なミュージカル。でもこれに関して言えば、マドンナにまっとうにお芝居に臨まれるより、台詞をオール歌で乗り切っちゃう方法で成功しているような。歌っちゃえば情感のバリエーション不足もなんとかなる。民衆に訴える際、両の手を拳にして高々と上げるパターン多し。エバ・ペロン個人への批評として、バンデラスを突っ込み役に配しているのが面白い。単なるエビータ礼賛映画ではなかったのが意外。彼女は政治家ではなく、貧しい人々にとっての偶像、憧れの成功例。実物の彼女はもう少しソフトな美貌で、マドンナみたいな野心丸出し顔ではないので国母となり得たのかも。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-02 00:18:25)
20.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 
「愛を乞う人」カザンバージョン。キャルはさあ、ジミーが演ったから観られるんだよ。あの危なっかしげな佇まいと、物憂げな瞳。彼でなければ、あの年齢で親の愛情をああもストレートに渇望するとは気恥ずかしくて観てられないと思う。適正年齢は10~12才の子の心理だろう。他の人物の造形もちょっと極端だなあ。親父のスーパー謹厳実直ぶりもさることながら、兄貴もさあ、母親が水商売やってるからって泥酔して軍隊へ、ってそこまで捨て鉢になるかー。ホステスはバイキンか。登場人物の中では、自らの複雑な暗さを自覚している兄嫁が意外と一番好感が持てた。
[映画館(字幕)] 6点(2013-06-01 00:10:54)
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