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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 892
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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1.  ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 《ネタバレ》 
意外とレビュー数が少なすぎて驚いた。  前作の仁義なき戦いに比べると過激さは控えめ。 自分の立ち位置に悩む悪童・ピーターが かつての天敵・トーマスと街の悪党ウサギ・バーナバスのどちらを選ぶのか。 本編でもディケンズが取り上げられていたけど、『オリバー・ツイスト』を下敷きにしているね。  オリジナルの世界観を尊重せず、金のためなら原作破壊も厭わないメディアへの風刺は、 ポリコレだらけのディズニーに向けてだろうか。 並行的に展開されるそのパートを本筋へと合流させつつも、 風刺先のメディアが企画したスパイアクションみたいなことをバンバンやっちゃっているし。 製作者自身がそれに陥ってしまっているのは自虐なのか、ただ鈍感なだけなのか。  「安易に人を信じるな」という道徳的な教訓に行きつき、ピーターたちは本来の場所に帰るわけだが、 全体を俯瞰してみれば方向性が定まらず、別にピーター・ラビットでなくても成立してしまう。 つまらなくはないが、メタ発言していたように無理に続編にしなくても良かった。
[地上波(字幕)] 5点(2023-04-16 10:37:55)
2.  101匹わんちゃん 《ネタバレ》 
幼い頃、ビデオで何度も見ていた思い出。 とは言え、子犬が誘拐されてから脱出を決意するまでの展開は少しダレるか。  クルエラの強烈なキャラクター性に尽きる。 成犬になるまで待てば良いのに(良くないが)、すぐにでもという狂気こそクルエラたる者だろう。 作曲家の妻とは友人らしいのだが、犬の毛皮に拘る彼女に対する妻の曖昧な対応は如何なものか。  曲の大ヒットで大金持ちになれたから田舎の屋敷に引っ越して101匹買えるでしょうけど、 近親相姦リスクに多頭飼育崩壊、クルエラの逆襲と問題が山積み。 ディズニーよ、本当にこれで良いのか…という大団円ぶりがある意味清々しい。
[ビデオ(吹替)] 6点(2022-09-29 22:34:44)
3.  ピノキオ(1940)
かなり知られているのに意外とレビュー数が少なめ。  近年は原典に近いマッテオ・ガローネ版が世に出て、 これからディズニー実写版、ギレルモ・デル・トロ版とリリースされるらしく、 クリエイターの何がピノキオへと駆り立てるのか… ということで、小学校に上がる前に十数回見ていた記憶を手繰り寄せる。  シビアな描写もトラウマになる描写も鮮明に記憶に残っていて、 登場人物によっては救いのない顛末を迎えたりと82年後の今なら問題になる箇所も少なくない。 ただ、反面教師として見ると非常に教育的で、これでも原作に比べてかなりマイルドらしい。 ディズニー実写版のさらなる改変にむしろ不安を感じるくらいだ。  今のアニメーターなら真似できるのかと思うくらい、手描きでの表現力は最高峰。 思い出補正で甘めの点数になってしまいますね。
[ビデオ(吹替)] 7点(2022-09-11 00:13:08)(良:1票)
4.  ピーターラビット 《ネタバレ》 
原作の版権管理団体は長年にわたり映像化を頑なに断っていて、実写映画化がコレなので、原作には毒があって道徳的ではないことを言いたかったのかもしれない。それとも現代に合わせてアップグレードしたかったのか。描かれる物語は善悪もなく、お花畑なヒロインをめぐる殺し合いと言っても良い。そこらへんが面白いところだとは思うが、変に良い話に無理やり着地しちゃうのには違和感(それも狙いか)。任侠映画みたいと聞いたので、もっとはっちゃけても良かった。
[地上波(字幕)] 6点(2021-06-29 18:48:47)
5.  美女と野獣(1991)
遠い昔に見ていただけで、ストーリーラインを除くとあまり記憶に残っていない。なので新鮮な気持ちで見ることができた。世界観を補強した実写版も良かったけれど大人の事情もあるだけに、上映時間が短くこういうあっさりな感じも悪くない。
[地上波(字幕)] 7点(2020-04-25 11:14:02)
6.  ビール・ストリートの恋人たち 《ネタバレ》 
バリー・ジェンキンスならではの文芸的技巧を堪能できる作品。 流麗なカメラワークが切り取る、くすんだ色の街並みの中に差し込まれる感情を表現する色の数々が、 人種差別の現実に抗う血の通った恋人たちと家族を際立たせているよう。 同時に独特のスローテンポと大胆な省略は今作でも健在で、既存のブラックムービーとは一線を画す。  しかし、今回は複雑な心境を台詞で語り過ぎた嫌いがあり、余白をなくしてしまったことで、 登場人物のより深い苦悩が伝わりづらくなったと思う。  現状が好転することなく、男は女と子供のため、司法取引を受け入れる苦みを含んだラスト。 それでもこの世界に負けまいとする夫妻の愛の強さを静かにたたえる。
[DVD(字幕)] 5点(2019-10-06 23:36:46)
7.  美女と野獣(2017)
元になったアニメ版は遠い昔、小学生なりたてで見たっきり。それでも記憶は飛び飛びでも大体のストーリーは覚えていた。たとえ超綺麗事で超大団円だとしても、それでも押し切ってしまう技量に圧倒してしまう。CG技術が追い付いてきたこともあるが、それに溺れることなく、アニメ版で説明不足なシーンの改善、LGBTを暗喩した多様性の強調を自然に挿入しているあたり、妄執に近いレベルで取り組んだことが伺える。言わば実写の成功作である。ちなみに黒人のキャスティングが目立っていたが、18世紀当時のフランスでは既に黒人差別を禁止しており、貴族として生活していた者もいたとのこと。たとえ違和感を持たれてもそういう設定もあながち間違いではない。
[地上波(字幕)] 8点(2019-06-14 22:38:15)
8.  ビューティフル・デイ 《ネタバレ》 
いくらでも娯楽活劇に出来るプロットに状況説明も格闘シーンもあえて排除し、希死念慮を持った男の孤独をより一層強調する演出はレフン監督の『ドライヴ』を想起させる。父親からの虐待と従軍経験の絶えないフラッシュバックで、死にたくても死ねないのは介護しなければならない母親で繋ぎ止めているだけで、少女を救ったことからその日常が破壊される。生と死の狭間で揺れ動く男の心境にシンクロするように絶えず流れるジョニー・グリーンウッドの重層的なスコアが効果を上げ、特に湖の水葬シーンには美しさすら感じた。再び少女を救い出すも、彼女にはもう帰る場所がないし人を殺している。"救うことができなかった"自分に絶望して死んだって周囲は何も変わらないのではないか。だが、少女の一言に彼は微かな光を見出す。「明日はいい日よ」。決して明るい未来ではないかもしれないが、再生へ向けて不思議な余韻を残すエンディング。多くを語らない男の人生をホアキン・フェニックスの熱演で説得力のあるものにさせており、カンヌ男優賞は納得。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-01-02 08:54:28)(良:1票)
9.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 
流石アカデミー賞好みの内容だけど、消去法で選ばれた感は否めない。統合失調症によるサスペンス要素を忍ばせながらも、献身的な愛の物語を描いてみました的な感じで、それ以上の驚きや感動が想定の範囲内で物足りなかった。本人は両性愛者、反ユダヤ主義者の顔もあったようなので、それも描いた方が新鮮味はあったかもしれないが、それではアカデミー賞候補にも上がらないか。その控えめ感が良いかは別にしても、トラブルメーカーのイメージの強い豪胆なラッセル・クロウが正反対の主人公を繊細に自然に演じていて(体格はともかく)、無名だったら気付かなかっただろう。本作公開からずっと後に夫婦が事故死するとは思わなかった。幾多の困難を乗り越えてきた二人には、映画以上に数奇な人生で凡人には想像できない苦闘があったのだろう。
[映画館(字幕)] 6点(2017-07-20 23:29:39)
10.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
原題と邦題とで、定冠詞の"a"があるかないかでこの映画の意味が違ってくる。これは、あくまで一人の男の"暴力の履歴"に過ぎないからだ。強盗を鮮やかに倒す暴力から、かつての親玉を射殺する暴力まで、描かれるものは暴力でしかなく、そこにカタルシスは存在しない。いや、それこそが逆らえない人としての本能なのかもしれない。しかし、履歴の証明による、父の血に逆らえない息子と、階段での妻との性行為に、家族の歪みを見逃さない。全てを終えても、あの家族に幸せが戻るとは思えない。刑務所に服役して、全てを清算してから家庭を作れと思うのは野暮か?
[DVD(字幕)] 4点(2017-02-16 00:12:31)
11.  羊たちの沈黙
中学生の頃に何度も見た作品。顛末が分かりきっても最後まで緊張感が途切れない。ドキュメンタリータッチで描かれる猟奇殺人の異常性もさることながら、それが霞むほどのアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士の存在感。短い出演時間ながら、窪んだ目といい、全てを見通す頭脳と紳士さといい、牢獄の鉄格子の奥にいるからこその凄みと恐さがある。ジョディ・フォスターとは対をなしてコントラストが効いていた。以降のシリーズが尻すぼみになってしまったことを考えると、『セブン』と並ぶ、映画史最後のサイコスリラーではないか。
[DVD(字幕)] 10点(2014-12-20 21:40:08)
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