1. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 エンディング直前、突如現れた悪党に対しインクレディブル一家がニヤリと笑いながらマスクを身に着ける。直前の「1位になるな!うまくやって2位になれ!」のところもそうだったが、このシーンのやりきれなさったらない。この一家はマスクとコスチュームで素性を隠さなければ自分らしくあれないってことだから。 スーパーヒーローの仮面は持っていないが、私たち一般人にとっても他人事ではない。例えば接客業の人は私生活のゴタゴタでそんな気分ではなくても、お客さんの前ではニコニコ愛想よく仕事しなければならない。趣味の合う友人と話しているとき、本当はそこまで好きではないけど、さもその趣味が自分のすべてというように振舞って会話を盛り上げようとする。自分の持ってる能力関心その時の気分性格などを、あるものは抑え込み、あるものは大げさに誇張して、何とか人間関係を円滑に回そうと努力して私たちは日々暮らしている。素の自分で勝負できないって点ではスーパーヒーローも凡人も違いがない。 アメリカ映画に登場するヒーローは膨大な数に及んでいて、それぞれの抱えるテーマや悩みも千差万別。中には「そんなこと、俺たちに言われても…。」と言いたくなるくらい崇高なテーマを抱えてるヒーローもいるけど、この家族が抱えている苦悩は私のようなとりえのない人間にも十分共有できるものだった。あの国のヒーローにしては珍しくて貴重な存在なんじゃないスか。 個性を尊重してとがった部分を守り、育むのがアメリカの教育という話は日本で暮らしている私の耳にも時々入ってくるが、この映画を見る限りそれは理想に過ぎなくてやっぱり出る杭は打たれて排斥されるんですね。そういった人間のうすら寒い部分はウチの国と共通しているようで、なんだか逆に安心しました。 [DVD(吹替)] 7点(2017-07-11 10:45:10) |
2. ミッション:インポッシブル
初めて観たのは小学生のころだったな。IMF職員が乗り込んでくるシーンで一瞬だけ映るフェアベルクの掃除機を見て、「あの掃除機ウチのとおんなじなんだよ~」と嬉しそうにテレビを指差していた母。今はダイソンのを愛用してます。掃除機は外国製に限る、と俺だけに教えてくれる作品。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-11 21:58:41) |
3. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 同じセリフが少しずつ意味を変えながら何度も登場したり、絶体絶命の窮地を救った策が雑談中に出た話題だったりと、脚本のうまさを感じました。が、それよりも何よりもこの映画のいいところは「空気」なんじゃないかなと思います。登場人物みんながどこか抜けていて、カッコよかったり抜け目なかったり目つきだけで人殺せそうだったりする人が出てこない。人死にも出なかったし(ヘリの墜落なんて知らん)。終始肩の力を抜いて楽な気分で観られました。金に困ってるのに娘の貯金は受け取ろうとしなかったジャックとか、飛行機に乗れないとか嘘ついて出し抜こうとするジョナサンなど、主役二人のキャラクターも人間味があってよかった。 そしてあの終盤のやり取り。念願叶って大金を手に入れたジャックが振り返るとそこには…ってシーン、思わずニヤリと笑ってしまうような、なのに少しさびしいような。あのシーンのおかげで観終わった後凄くさわやかな気分になりました。終わり方のいい映画は観てよかったって思います。 <<追記>> この映画をサスペンスのコーナーに置いて「フラバー」を動物ドラマのコーナーに置く近所のレンタル屋は頭おかしい。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-13 19:13:07)(良:1票) |
4. ミュータント・タートルズ(1990)
ミュータントタートルズ、好きだった。昔は。レオナルドの好物の納豆ピザっていうの食ってみたい(納豆カレーと納豆スパゲッティは失敗だった。個人的に)。 5点(2003-12-19 00:26:56) |
5. 身代金
息子をさらわれた。身代金を払わなければ殺される。でも、払ったからって生きて返してもらえる保証はない。・・・にしても犯人ムカつくなぁ。天下の社長様に上から命令しやがって。何とか息子を無事取り返して、野郎に天罰下す方法は無いものか・・・。 苦悩とストレスが生んだ究極のアイディア。息子見殺しですか?なのに命に別状無く還ってくる息子。自分の罪は問われること無く終わる。これでいいのか?でも俳優陣が好きなんでこの点数。 5点(2003-11-29 23:47:39) |
6. ミート・ザ・ペアレンツ
犬が遺骨に小便をひっかけるシーンは笑えた。下品なジョークが多い。 3点(2003-04-04 15:03:50) |