1. ラッシュ/プライドと友情
《ネタバレ》 日本でスーパーカーブームがあった当時のF1ブームの話で、あたしはこの頃のF1が好きだっただけに、やっぱりあの頃のマシンのシルエットを見る度にただニヤニヤするばかり。それでいてやっぱり、あの壮絶な76年の話な訳で、当時を記憶しているあたしとしても結果が分かっているはずなのに、何故か熱くなっているあたしがそこに居るんだよね。特にニキの復帰戦のシーンは、あれ?雨天じゃ無かった筈だよな、という程スクリーンが歪んで見えて、それが映画の効果でもなくて、自分の涙であったのに暫く気がつかない程、感情移入してるあたしがそこにいました。まぁそれだけニキのファンだったという事なんだけどね。映画としてはF1と言うよりはニキとジェームスの二人の性格、思想、信条、容姿など、相反する二人が実は互いに持つ対抗心という共通性から、認め合うようになって行く姿を見せたいのかな、という風に見えました。その意味では多少粗っぽいシーンも多いのだけど、映像表現としては二人をうまく対比させた上で、きっちりと二人の良さを映し出すことで、ニキ・ラウダ、ジェームス・ハントの二人の良さ(と悪さ)を見せていたからね。 [映画館(字幕)] 8点(2014-02-25 03:18:39) |
2. ランナウェイズ
《ネタバレ》 あたしは、洋楽は殆ど聴かないから、実の所ランナウェイズは名前は聞いた事があるけれどどういうバンドだったのか全く知らない状態でした。 でもこの映画を見るとランナウェイズが一瞬でロック界を駆け抜けていったというは良く分かります。勿論、現実部分はもっと細かいでしょうけど、彼女らの事を90分少々で理解する様な映画としては非常に良くできています。 面白いな、と思ったのはシェリー・カーリーが平凡でいる事に不安を感じて別の世界に行くのに、最終的には平凡である事を望むという、非常に分かりやすい話をシェリーを演じるダコタ・ファニングが巧みに演じているという事かな。最初に出てきた時の彼女は色っぽさを見せるけどどこか幼く見え、ラストでは物凄く可憐で可愛い表情を見せながらも、大人に成長した姿を見せたのには非常に感心しました。ロックを通り過ぎる過程で、変化していく姿というのは、非常に良かったと思います。同時に、ジェット役のクリステン・スチュワートも、自分はロックを貫き通すしかないという決心をする事で大人になっていくという、これも方向性は違うけど、ロックを通り過ぎる過程で、変化していく姿を演じ、それぞれ別の道を歩む事になる二人が、互いに笑って話すという姿を見せる事で、互いを認め合う事になるというのは、シナリオ的には非常にオーソドックスな作りではありますけど、それ故に物語の到達点として、非常に良く出来ていると思います。薬物やセックスを映像の表現として使っているため、どうしてもR15になってしまうのは仕方の無い所ではありますけど、正しく理解させる為の話を大人がしてあげれば、同年代である中学生にも個人的には見せたいところですね。 [映画館(字幕)] 7点(2011-06-13 12:42:39)(良:1票) |
3. ラブ・アクチュアリー
物凄く良かったですよ。 アンサンブル形式に複数の恋の物語を繋げてひとつの物語にしているのですけど、 これが判りにくくて、最初に見ると戸惑うかもしれないですね。 この手の映画は最近ではあまり見られなくなっているので それにどれだけ慣れているかと言う事が実は勝負になってくるのですが、 あんまり肩肘張らずに気楽に見たほうが良いでしょう。 オープニングとエンディングで語られるメッセージと空港での人々の再会の挨拶が実はこの映画の基本であって、それを物語として”こういう愛の形もあるよ”と見せたのが映画の中身なんでしょう。 それと、ぜひ注目して欲しいのが音楽、冒頭の落ちぶれたロック歌手の歌から始まって ビートルズにつながり、ラストはマライア。全編ラブソングというこの構成には参りました。 クリスマス前からクリスマスまでの物語なので、残念ながら日本での公開が遅れた事が悔やまれます。 「フォー・ウェディング」「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」という ハリウッド映画と違った独特な雰囲気の映画を作る、ワーキング・タイトルらしい映画ともいえます。 残念ながらこの映画はPG-12指定なんですよね。 映画の撮影シーンとしてセックス描写があるためだと思うのですが、 お子さんがいる方も出来れば一緒にご覧頂きたいです。 あたしって英国映画に水が合うみたい。(笑) 9点(2004-05-03 18:16:15)(良:1票) |
4. ライムライト
あたし、これ最初見たとき、終わりの頃には号泣してたんですよ(笑)。なんだろうなぁ、チャップリンって決して生き方の上手い人では無かったですけど、そういう愚直さみたいなものが全部映像に出ている感じというのはこの映画が顕著ですよね。 10点(2002-10-18 23:04:17) |
5. ランボー3/怒りのアフガン
どうしても1作目が良いと2作目、3作目は見る目がきつくなるのよ。わかっちゃいるんだけど、やっぱり見ると前作、前々作よりつまらない。明らかにお金のかけ方が違うのにつまらなく感じるというのは、出来が悪いって事だよなぁ。良く時事ネタは腐りやすいと言われるのだけど、これはまさにその象徴、って気がする。 4点(2002-07-06 14:22:13) |
6. ライオン・キング(1994)
手塚治虫の遺族は「ディズニーが手塚の真似をしたとしたら、手塚も本望でしょう」と寛容な姿勢を見せているのに、当のディズニーは「パクッたとは心外だ」とのたまっている。こういうところで日本人って本当に損していると言う事を理解しないといけないと思うけどなぁ。素直にパクッたって言えば済む癖に言わないから1点。 1点(2001-08-18 00:20:34)(良:1票) |
7. ランボー/怒りの脱出
なんかね、スタローンの肉体自慢に見えてしかた無いんですよ。内容的にはベトナム戦争の未帰還兵の問題を扱っているんだけど、偵察に行って暴れ回っちゃうってのは、ランボーが優秀な兵隊だってことに疑問を感じるけどね。ヘリがナパーム積んでるし、しかも大して距離を置かずに爆弾落とすし。アクションは派出なんだけど、シナリオの辻褄合わせが強引でないかな。 6点(2001-07-19 19:03:46) |
8. ランボー
原作読んでから映画見ちゃったからね。スタローンが久々にいい演技見せてたと思ったら最後がちょっと気が抜けたよなぁ。頭吹っ飛ばされておしまいになってりゃもっと良かったと思うけど、スタローンのプライドが許さなかったんだろうなぁ。結局2作目以降は派手なだけにしか見えなかったし。 7点(2001-07-19 18:50:40) |