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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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221.  ディープ・ブルー(1999)
生き残る人間が意外すぎ(笑)。その意外性にポイント。  ストーリー展開や演出面はそれなりに丁寧だし、閉鎖空間でのパニック物としては面白くなる基本条件を一通り備えているので、見ている間はそれなりに楽しめる。ただ、何度も見れるほどの内容ではない。もう少し「高い知能を持ったサメとの駆け引き」のような部分を突っ込んでくれていれば面白くなったはず。惜しい。  ゆえに3点以下の駄作ではないが、8点以上付けられるような傑作でもない。可もなく不可もなしという意味で、点数的にはこの辺が一番妥当でしょう。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-07-02 00:52:47)
222.  インビジブル(2000)
肉体が透明化していくシーンは、CGという技術がなければまず出来ない映像演出。ただ肝心のストーリーに深みが無く、単なるモンスター映画と大差ないのが残念。でも、一度くらいは見ても損はないレベル。これも3点以下の駄作ではないが、8点以上の傑作でもない。まさにここの平均点が妥当なところ。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-07-01 17:01:36)
223.  ジェイソンX 13日の金曜日 《ネタバレ》 
まあ、この作品にはホラー映画の「男はつらいよ」をめざして欲しい。  ラスト付近での「もう、いいって」というセリフや、大気圏に火だるまになりながら突っ込んでいくシーンや、それを地上で見ていたバカップルが「あ、流れ星」と言ったりと、完全に「分かってやっている」確信犯。  それを理解した上でなら、笑えます。ただ、どうせやるなら、もっとハデに、かつバカにやっても欲しかった。  エスカレートするのを望んで、次回作は「ジェイソンvsターミネーター」でお願いします。不死身度で言えば5:5。攻撃能力では4:6でターミネーター有利かな。でも良い勝負になりそうで期待は膨らむね。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-06-27 20:16:42)(笑:2票)
224.  死霊館 《ネタバレ》 
「エクソシスト」からあるオーソドックスな悪霊撃退系ホラー。  他の人も言っているように、実話ベースで真っ向勝負なのは良いけど、あまりにもよくある内容で、そのありがちな展開と演出には意外性が無さ過ぎて、さすがに食傷気味。  いかにも来そうなポイントをいったんハズしておいて、次の場面で「ドーン!!」とやる驚かせ方もワンパターン。  キリスト教の宗教観ありきの恐怖なので、やることの解決手段が悪魔祓いくらいしかなく、やはり日本人としては恐怖のツボが違う。ラストも少年漫画にありそうな展開で、「みんなの家族愛や友情のパワー」であっさり正気を取り戻し、あっさり悪霊を退治してハッピーエンド(笑)。  まあ、後味は悪くないので、あまり普段この手のホラーを見ない人にはお奨めできるかも。
[インターネット(字幕)] 4点(2017-12-30 22:42:42)(良:1票)
225.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
全力疾走、即効感染、大量生産、の三大迷惑要素を兼ね備えたゾンビが世界中に蔓延。ブラピお父さんが世のため家族のためにあちこち飛び回って対策方法を探すドタバタホラーアクション。  あちこち別の国に舞台が移るのは少し新鮮ながらも、ストーリー展開上の必然性は皆無。ゾンビも大量にいる場所と、たいしていない場所の両極端。あれだけ大量のゾンビが一体となって襲ってくると、もはや津波や土石流と同じにしか見えず(笑)、私の理想とするゾンビの恐怖感とはまったく違うもの。あまりに感染力が高いので、家族や友人がゾンビに噛まれて発症するまでの悲壮感などは皆無。ジェリーの妻役のミレイユ・イーノスもドラマ「THE KILLING」でファンになったのに、夫の足を引っ張ること以外に活躍の場が無いのが残念(笑)。  色々と突っ込み所もありますが、とりあえずラストはゾンビものとしては珍しく未来への希望が感じられる終わり方だったので、後味は悪くなかった。ただ、あくまで暇つぶしレベルのエンタメゾンビで、何度も見られる深い作品ではないかな。
[インターネット(字幕)] 4点(2017-12-30 22:33:51)
226.  イット・フォローズ 《ネタバレ》 
外見は人間だが、この世の者ではない「何か」が自分に向かって一直線に歩いてきて、捕まると殺されるというホラー。まあ一種の「呪い」系ホラーだけど、肝心の「どうしたら助かるのか」と試行錯誤する謎解き要素がほとんど無い。自分に「呪い」を押し付けた相手を辿っても意味が無いので、その辺をもう少し考えて欲しかった。例えば追ってくる霊(?)の姿がヒントになっていて、そこから呪いを生み出した原初の存在を辿って行くという謎解きがあれば面白かったのにと思う。  恐怖演出も中途半端で、霊なのか何なのかもはっきりせず、視覚的には見えなくても殴ったりすることは出来るという中途半端さ(笑)。人間を何メートルも吹っ飛ばす力がありながら木の扉は破れないというのも何だかなあ~。唯一、扉を開けた友人の後ろから巨人がのっそり現れるシーンがちょっと怖かったくらい。まあ神出鬼没で家の中にも簡単に入って来られたらどうしようもないのは分かるけど、その辺の「設定」はもう少し考えて欲しかった。  そして最大の見せ場であるはずのプールのシーンが意味不明。わざわざ何個も用意した電化製品は何のため?敵を感電させようとしたのだろうけど、効くかどうかも不明なのに、その結論に至った理由が分からない。結局、最後までトラップは使わずじまいで、主人公はプールで溺れてただけ(笑)。ラストも何一つ解決していない終わり方で、解釈は視聴者に丸投げパターン。肉体関係を持った人間の周囲のみの出来事なので、呪いが世界中に伝染していくような恐怖感も薄い。ホラーとしてまだ色々と工夫や推敲の余地があったはずなのに、面倒なのでやりませんでした、みたいな手抜きを感じる。
[インターネット(字幕)] 4点(2017-12-30 01:07:29)
227.  スパイキッズ
あくまで子供向けの娯楽作品だから、ある程度のご都合主義的展開は良いとしても、物語の根幹にあるべき家族愛や努力といったテーマに説得力を持たせるには、少々おふざけやお手軽感が過ぎる感じ。全体的にテンポは良いし、出てくるスパイアイテムもユニークではあるけど、重要な展開にコメディという言葉で逃げている部分が多いのが残念。子役の二人も、いかにも「演技させられてます」という印象が強く、個人的にはあまり魅力を感じなかった。駄作とまでは言わないが、少なくとも続編を見たいとは思わない。 
[地上波(吹替)] 4点(2007-08-09 11:40:04)(良:1票)
228.  テキサス・チェーンソー ビギニング 《ネタバレ》 
ホラーとして丁寧(?)な作りではあるけど、他の方の指摘にもあるように、ビギニングと言うには、ほとんどあの家族の成り立ちに踏み込んでいないのが難点。  あんな家庭環境だからレザーフェイスという怪物が作られたのは分かるとしても、そもそも6代も続いたという農家の一家が、何故あそこまで狂っているのかとか、何故わざわざレザーフェイスを育てようと思ったのか、という基本的な点に関しては語られず仕舞い。本来は語る必要など無い部分だが、過去話の作品として作る以上、狂気の原点を語る必要性はあるはず。彼を産んだ母親と父親の素性もまったく分からないまま。  その辺の過去の謎や人間描写を期待したんだけど、結局、内容的には殺人鬼ホラーとしてよくある、「いつものパターン」に終始していただけ。相変わらず「倒せるチャンスがあるのに、それを活用しないでまた逆転される」という、ホラー映画のお約束の連続にイライラさせられっ放し(笑)。おまけに「ビギニング」だから、この一家がやられたり、捕まったりしないというのも最初から確定している事で、結果が分かりきっている展開を見るのは退屈だった。  終わり方にも狂気の美学が見られないし、結局、前作のリメイク版がそこそこ売れたから、ついでに過去編も作っとけと言う程度の発想の作品。ホラーとして血飛沫が飛び散ってるだけの上っ面な狂気ではなく、あんな怪物たちを生み出した、本当の意味での「人間の狂気」をこそ描いて欲しかった。  
[DVD(字幕)] 4点(2007-07-03 14:16:30)(良:1票)
229.  エラゴン/遺志を継ぐ者 《ネタバレ》 
エルフやドワーフがいる世界で、魔法があって、悪い王様が世界征服しようと企んでいて、平凡な少年が実は選ばれた勇者で、結果的に悪者を倒して世界を救う、みたいな。別に王道が悪いとは言わないけど、ここまで「ファンタジーの基本設定」だけで、他に何の工夫も無い作品を堂々と世に出せる図太い神経には感心。  今どきゲームのRPGでもストーリーや世界観にはもっと工夫があるぞ。  ストーリー展開のテンポが速いのは良いけど、その分、ドラゴンや他の登場人物との交流も少ないから、エラゴンの成長にまったく説得力が無い(エラゴンって名前もドラゴンと被ってる意味が分からないし)。まさに「主人公特権」というご都合主義的成長。特に「エルフ語」を覚えるだけで魔法が使えるという展開は適当すぎ(まあ主人公が伝説のドラゴンライダーの生まれ変わりだからとか、そういう後付け設定はいくらでも考えられるけどw)。  映像も今さら驚かされるようなものは無いし、何よりドラゴンや敵キャラに魅力が無い。ドラゴンは「空飛ぶ火炎放射器」という程度の扱いだし、あれだけ頭が良くて念話が出来るなら地上から指示した方がいいだろ。伝説の生物という威厳や迫力に欠けている。敵キャラの描き方もヘタ。「下っ端には横柄で上司にはビビりまくってる」ところを見せてしまっている地点で、その後どんなにエラそうにされても無駄。実際、未熟な主人公にすら「期待ハズレ」と言われてしまうヘタれキャラにしかなってない。  そのくせラスボスとの戦いは無く、次回作がありそうな幕引き。シリーズ化するなら、もっと今作では主人公とドラゴンの成長をしっかり描いて欲しかった。   まあこれで次回以降は、各地に出現したドラゴンライダーたちが敵味方に分かれて死闘を繰り広げる、みたいな少年漫画的な展開を期待する(笑)。
[DVD(吹替)] 4点(2007-06-13 17:22:08)(良:1票)
230.  ザ・センチネル/陰謀の星条旗 《ネタバレ》 
あまりこの手の作品は好きじゃないけど、意外と退屈せずに最後まで見れた。その娯楽映画としてのテンポの良さは評価。  まあ、それでもSSの古株メンバーが、よりによって大統領夫人とデキちゃってるという設定には、さすがにちょっと引いたw。リスクが高すぎるから、現実的にはまずあり得ないでしょ。しかもマジに「愛している」なんて陳腐なセリフで語らせる始末。またその設定が、たいしてストーリー的に関係してこないので、余計に無意味な生々しさだけが目立っている。あっさり隠し撮りされてるのもアホ過ぎ。  また嘘発見器の結果を信用して踊らされていたり、肝心の長官だけ何故か調べられていなかったり、黒幕があっさり射殺されたり、それで組織を壊滅させた訳じゃないだろとか、色々と突っ込み所やご都合主義が多い。テンポの良さで最後まで見ていられるが、それでも点数的には4点辺りが限界かな。
[DVD(字幕)] 4点(2007-06-13 17:05:03)
231.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
前作もそうだったけど、このシリーズの最大の問題点は、「海賊」という設定を使っている意味がほとんど無いこと。  相変わらずジャックは呪いやら契約やらに振り回され、自分の身を守ることに精一杯。同じく他の登場人物たちも自分たちの身の回りの問題解決に必死で、いつまで経っても「まだ見ぬ大海原へ財宝を探しに出発だ!」みたいな冒険ロマン溢れる展開にならず、スケールの小さいみみっちい話が続く。海賊映画にあるべき世界の広がりやワクワク感がまったく感じられない。  導入、申し訳程度に前作との繋がりの説明があった後、何故かジャックがいつの間にか変な人食い人種(?)に捕まっているという展開も唐突過ぎて意味不明。  長々とドリフのような緊迫感の無いコメディアクションが続いた後、結局、島から逃げ出すだけで、その後のストーリー展開にとって何か必要なイベントだったのだろうか?  もともと今回はデイヴィ・ジョーンズとデッドマンズ・チェストが話の中核なのに、そもそも彼が何者で、チェストを探す動機や目的、ジャックとの関係など、説明不足な部分が多すぎる(ネットで色々と情報を仕入れて、ようやく今作の基本設定を理解できたけど、最初はジャックの手に浮かぶ黒い模様も何か分からなかったくらい)。  また、自分の欲しいものを指すとか言う、「北を指さないコンパス」なんてのも、随分とご都合主義的アイテムだよね~。せっかく出てきたクラーケンとの戦いもダラダラしていて間延びしてしまっている。  あの占い師の場所もどこか分からないし、最後に生き残った連中がどうやって辿り着いたかの説明も無し。ラストも前作を見ていたのに「お前、誰やねん」と思ってた(笑)。いかにも前作がヒットしたから作ったような後付設定のオンパレード。  前作を見ていても分かりにくいのに、今作から見ている人はもっと意味不明なんじゃない?少なくとも今作だけを独立して見ても完結しているように作るべきだと思う。  
[DVD(吹替)] 4点(2007-04-21 20:38:51)(良:1票)
232.  タキシード(2002)
駄作と言うほどつまらない訳じゃないけど、コメディとしてもアクションとしてもハジけておらず、中途半端な作品であることは間違い無い。  まず「何かを身に着けると超人になる」という設定がありがちだし、特にタキシードに拘る必然性も無い。またジャッキー演じる主人公・ジミーの掴み所の無い微妙なキャラ設定のせいで、何も分かっていない素人がプロを引っ掻き回す痛快さも、逆に陰謀に巻き込まれて行くハラハラ感も出ていない。相棒の女のとぼけたキャラクターも露骨にウケを狙い過ぎで鼻につく時がある。  肝心のカンフーアクションも暴れっぷりが中途半端でリアリティとコメディのバランスが取れていないし、下ネタで笑わせようとするシーンも寒い。個人的にはCGを使おうがワイヤーアクションに頼ろうが面白ければ何をやってもらっても構わないのだが、それで面白くなってないのが問題。  結局、まったく同じタキシードが二着しか出てこないからアクション面でも娯楽面でも広がりが出ないのだと思う。例えばタキシード以外に「戦闘用ドレス」とか「戦闘用メイド服」なんかを出して、それを相棒の女が着てしまって、「ちょっ、ちょっと、何よコレ~!キャ~!」とか言いながら見事なカンフーアクションを披露したらもっと面白くなったと思う。  基本的に「娯楽アクション映画」なんだから、「タキシードの開発費用とか機密があるから何着も無い」、といったストーリー設定上のリアリティに縛られてつまらなくなるよりも、コメディとして優先すべきものがあるはずなんじゃないかな。
[地上波(吹替)] 4点(2007-03-23 17:01:36)
233.  イーオン・フラックス(2005) 《ネタバレ》 
「人類が滅亡しそうな近未来」、「閉鎖空間での管理社会」、「クローン再生」、「レジスタンス」と超ありがちな設定が目白押し。そのせいで見始めの前半は、こりゃどうしようもないと思ったけど、CGや小道具を始め、全体的に丁寧な作りが功を奏してか、小粒なB級作品ながら、それなりに見れるものにはなっている。  思考停止していた仲間が最後に自分の意思で行動するとか、一度きりの命だから人生には意味があるといったオチなど、ストーリー展開的に「こうあって欲しい」と思うような、守るべきお約束も踏襲されているので安心して見ていられる。  ただ、アクションが地味で、敵味方含めて登場人物に魅力が乏しく、近未来らしい武器もほとんど出てこない。肝心のモニカンという反政府組織(?)の実態や、精神世界にいたオバはんも何者なのかはっきりしないまま終わってしまった。  序盤、ハエを睫毛で捕らえたり、口から出した花粉で情報伝達したり、足が手になってる人が出てきたりと、違う意味で個性的な演出は目立つが、そんな変な所にB級らしさを出さずに、もっとアクション面で奇抜な演出を見せて欲しかった。   またそもそもクローン再生による永遠の命に拘った弟が、人類の不妊治癒の研究を阻止しなければならない理由がイマイチ分からない。クローン再生の技術は技術として有効なんだから、何が問題なのか?人類が自然懐妊するようになったからと言って、人間のクローン再生が出来なくなる訳ではないんだし。  あ、それと肝心な突っ込みとして、完全なクローン再生が出来たとしても、後天的な「記憶」までは受け継がれないのは常識。テーマとして感動させるポイントだったのに、なんとなく言葉の雰囲気に流されてるだけで、この辺の設定が甘いのが残念。   駄作とまでは言わないけど、やはり点数的には4~5点辺りが限界かな~。
[DVD(字幕)] 4点(2007-02-18 23:03:16)
234.  シャンハイ・ヌーン
舞台や時代設定などに工夫はあるが、それ以外は良くも悪くもいつものジャッキー映画。  はっきり言って、この手の緊迫感に欠ける「お約束カンフーアクション」はもう飽きたというのが本音。せっかくのウェスタンという舞台もイマイチ活かせてないし、全体的に地味な印象。  ジャッキーの相方も中途半端なキャラで魅力に欠けるし、ルーシー・リューも「助けられるお姫様」役は似合ってない。ラスト辺りで少しアクションもこなすが、どうせなら「チャーリーズエンジェル」ばりに戦いに参加した方が面白くなったんじゃないかな?  また、他の方も指摘されているように、ラストでジャッキーの嫁がオーウェンとくっつき、ジャッキーは姫とくっつくと言うのも何かおかしいw。   とにかく娯楽映画としての割り切りが足りない。
[地上波(吹替)] 4点(2006-12-22 16:47:44)
235.  フラッド 《ネタバレ》 
「面白いか」「つまらないか」で言えば、間違い無くつまらない作品。  単にボートに乗ってドンパチやってるだけで、せっかくの「洪水」という設定をほとんど活かせていないのが致命的。中盤、保安官が悪役に転職すること以外、ストーリー展開にも意外性や起伏が無い。撮影するのは大変だったろうけど、二時間近くもやるには、これではさすがに内容が薄すぎる。  また、アクション演出にしても、よくあるご都合主義の連続で途中で飽き飽きしてくる(ギリギリで助かるに決まっている牢や手摺での時間稼ぎシーンや、殺せる時に殺さないせいで何度も窮地に立たされる主人公たちにウンザリし、そして当たり前のように主人公たちには弾丸が当たらない緊張感ゼロの銃撃戦にウンザリetc.etc)。  案の定、悪役に徹しきれないモーガンフリーマンのキャラも中途半端だし、そもそもミスキャスト。肝心の主人公とヒロインに至っては、見終わった後に彼らがどんな顔だったすら思い出せないくらい印象が無い。おまけに敵キャラもチンケな小物揃いで、悪役としての魅力が無いから、作品として引っ張っているものが「洪水」以外に何も無いという有様。  洪水という舞台設定の手間の割りに、作品の面白さとして還元されていないのが痛い。その手間に免じて+1点しときましょか。
[地上波(吹替)] 4点(2006-11-02 23:06:09)
236.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 《ネタバレ》 
<原作未読>  それなりに金も手間も掛かっているし、CGや小道具類は丁寧な作りではあるけど、肝心のストーリーや作品世界のディテールの構築は非常に甘い。要するに「突っ込み所が多い」というコト。  作中のエピソードは聖書の物語をベースにしているらしいが、そのせいもあってか、ファンタジー世界の出来事とは言え、納得のいく理由や説明がほとんど無く、ご都合主義的な展開が非常に目立つ。  他の人にも突っ込まれているが、この世界において「人間の子供」の存在がどういう意味を持つかの説明がいい加減なので、あの世界に兄妹たちが行く事で、特別な力を得るのか、それとも単に予言が成就するから死なないだけなのか、肝心の部分がはっきりしない。  狼との戦いの時は剣もまともに扱えなかった少年が、なんでラストではあんな怪物どもと互角以上に戦えるようになっているのか等、そうなる過程や理由が無視されている。  演出全般もセンスに欠けている。例えばアスランが初めて登場するシーンは、普通にテントからのそのそ出てくるんじゃなくて、やはりこの世界の王なんだから、太陽をバックに雄々しく山の頂に現れるべきでしょ。  また、氷の女王にも悪役としての「凄み」が足りないね。私なら女王の髪は氷のように表現するし、杖で石化させるんじゃなくて、女王の吐息で氷付けにするとか、氷の剣で戦ったりさせると思うけど。氷の結晶の刃を投げつけたりとかね。そういう演出をしないと、なんで「氷の女王」なのか分からないじゃん。  他にも聖書ベースとは言え、あの世界にサンタがいて、ドラ○もん並に、ご都合主義的な便利アイテムをくれるとか、そのくせ、戦闘シーンではその武器をほとんど活用してないとか、女王も石化の杖以外に、なぜ魔法を使わないで肉弾戦を挑んでくるのかとか、そもそも屋敷の洋服ダンスがなんでナルニア国に繋がっているのかとか、突っ込み所が多い。  もともと原作が古典で子供向けではあるけど、やはりそれなりに目の肥えた現代人が見るには、キャラクター設定も世界観もストーリー展開も大雑把で粗が多い。  あと時間が長い分、展開もたるい。少しでも大作感を出したいのだろうが、そのため無駄に間延びしているシーンが多い。編集し直せば、あと20分は短くなる。
[DVD(字幕)] 4点(2006-10-10 18:58:50)(良:1票)
237.  ザ・ワイルド 《ネタバレ》 
「山での遭難」という分かりやすいシチュエーションを用意した割には、何に焦点を絞るべきかが曖昧で中途半端。  基本的にドラマに絡むメイン登場人物は主役を含めふたりしかいないし、揉め事が女関係なので、どうにも話がみみっちい。ホプキンスの役柄は人間的に出来すぎだし、その他の登場人物はさっさと退場させられてしまう始末。ラストも決着をつける前にライバルが落とし穴に落ちて有耶無耶になる、という展開もちょっといい加減すぎないか?  また「大自然の驚異」といっても単に熊に襲われるだけで、極限状況と言うほど差し迫ってはいないのでサバイバルものとしても物足りない。  全体的にテンポは良いので最後まで見ていられるが、作品としては人間ドラマかサバイバルかのどちらかに特化して欲しかった。中途半端。
[地上波(吹替)] 4点(2006-09-26 23:54:14)(良:1票)
238.  ブラック・ドッグ 《ネタバレ》 
いかにもアメリカ映画っぽい大味な脚本で、突っ込みどころやご都合主義は多いけど、あまり気にならないのは不思議。  悪役以外、登場キャラも全員憎めないし、基本的にハッピーエンドだから気持ち良く見終われる。  ただ、ラストでレッドが早速脱走してくるというプチどんでん返しは完全に蛇足。どうやって逃げてきたんだ。と言うか逃がすなよw。  それとタイトルの「ブラックドッグ」が内容とほとんど無関係というのもお粗末。ストーリーの重要なポイントに絡ませる事は出来たはずだから、その辺に拘らない(拘れない?)監督のセンスの無さが、この作品全体を安っぽくしている要因かと思う。  まあ、さすがに二度は見れないけど、何とか暇つぶし程度にはなるレベル。
[地上波(吹替)] 4点(2006-08-29 16:59:07)
239.  ROCK YOU! ロック・ユー!
中世の町並みや小道具類は作りこまれているから当時の雰囲気はよく出ているけど、話自体は感動を狙いすぎと言うか、素直に見るにはちょっと都合が良すぎる展開が多い印象を受ける。  また「中世とロック」というミスマッチの良さを活かせていない中途半端な音楽の使い方にも疑問。それこそ、もっとコンサート会場のようなハイテンションなノリがあっても良かったと思う。  決闘のシーンも単に槍で突き合うだけで、迫力やスピード感が無いし、同じ事を繰り返すので非常に単調で退屈。今の戦いでなぜこちらが勝つのか、あちらが負けるのかという点での説得力が画面から見えてこない。自分の欲しい絵が無いと言うか、戦いの「高揚感」や盛り上がりが感じられない。  色々な意味で全体的に盛り上がりどころが少ない作品だった。   好きな人には申し訳ないけど、個人的にはイマイチ。
[地上波(吹替)] 4点(2006-08-19 23:09:12)(良:1票)
240.  5IVE[ファイブ] 《ネタバレ》 
エレベーターに閉じ込められた人間たちの密室劇を描く、良くも悪くも正統派の低予算サスペンス。  ただし人間ドラマのための人物描写は必要最低限のもので、取って付けた程度という印象は拭えない。絶望的な密室内での出産(=希望の象徴)といった展開もちょっとベタすぎる(あり得ないくらいの安産だしw)。  「5IVE」というタイトルも、「生まれる赤ちゃん含めて5人」という内容に合致してはいるが、これまたストレートすぎて「だから何?」という感じ。  これと言った謎解き要素も、意外性も、突っ込みどころも無い平凡な作りを「物足りない」と取るか、「シンプルにまとめた」と取るかは見る人次第かな。個人的にはもう少しヒネリがあっても良かったと思う。  決して駄作ではないけど、低予算だからこそ出来る冒険、効かせられるスパイスが欲しかった。   PS.最初のビデオ撮影のシーンが伏線で、エレベーター内の彼が幽霊オチかと思ってた。救急隊員が扉を開けたら彼女しかいないとかw
[DVD(字幕)] 4点(2006-07-24 01:56:23)(良:1票)
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