261. ダンボ(2019)
《ネタバレ》 アリスでは成功したけど、ティム・バートンの摩訶不思議な世界観とダンボの世界観が100%リンクしきれてない。別にオリジナルを忠実に再現したり、それに近い形で完成させることはないんだけど、ダンボというキャラはどちらかというとプーさんに近いわけで、その愛くるしさやいじらしさよりも、キワモノなセットや美術が上を行き過ぎちゃってる。つまり主役のダンボよりも目立ちすぎ。たしかにダンボそのものは可愛いし愛くるしくはあるのだけれども、観終わった後の余韻は、あの奇抜な建物や見世物が対等、あるいはそれ以上の存在として、デーンと居座ってしまう。これは計算ミス。 ティム・バートンの世界観は好きなんですが、やはりダンボは違うな~って思いました。 個人的には主役のダンボよりも、バットマンとペンギンが、それもなんとサーカスの世界で巡りあったことに感慨深くさせられちゃいましたよ。(^_^;) ペンギンがサーカスの団長って・・・ずるいよ。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-09-03 19:41:22) |
262. ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
《ネタバレ》 前作よりも制作費がアップし、見所も多くなった。バトルシーンの見せ方も工夫がなされ、特にラストの歯車の上での戦いは、あの不朽の名作「ルパン三世・カリアストロの城」を彷彿とさせ、なかなか面白かった。監督さんは日本の特撮やアニメにかなり精通しているらしいので、もしかしたらもしか!? ですね。 敵の白塗りの王子が、どうしても「デトロイトメタルシティ」に見えて仕方なかった(笑) 王女がなんでわざわざ半漁人の彼を騙したのか?そもそも逃げて隠したの彼女なのにね。不思議。 全体的には前作よりもキャラに深みも出て、尚且つアクションシーンもそれなりに楽しめたので良かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2019-08-15 08:38:55) |
263. エバン・オールマイティ
《ネタバレ》 ジム・キャリー主演の「ブルース・オールマイティ」の続編。てかこういう続編の作り方って面白い! ただのコメディ映画にしてはラストの大洪水、迫力ありすぎてビックリした。ここまでやるんかよと。主演のスティーヴ・カレルの芸達者ぶりは流石の一言。 神様に何かお願い事をしたら神様は、その願いが叶うかも知れないチャンスを与えよう。ここのところ、すっごく好きです。 気楽に観られる映画ですね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-07-14 18:03:01) |
264. ラスト サムライ
《ネタバレ》 公開当時劇場で鑑賞してから何十年か振りの再鑑賞。新たな発見は特になく、最初に観た時と変わらぬ印象。合戦シーンはCGでない本物の迫力があって見応えは十分。ただどうしても腑に落ちないのは、勝元が最初天皇陛下に刀を返上しようとしたら無言で拒否られたのに、なんで戦死してネイサンが持ってきたら急に受け取ったりしたのか。そこんとこだけがどうしても分からない。それに忍者を使って勝元たちの根城を襲わせるシーン。忍者=暗殺者=見つかってはいけない。普通は寝込みとか襲うよね。てか近代国家を目指している割には忍者とかは承認なのね。最後にネイサン、いやトムくん、生き残りすぎ。不死身かってw [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-21 18:31:44) |
265. 幸せのちから
《ネタバレ》 この映画を観終わって真っ先に感じたことは、努力なしに幸福は得られない、ということ。あれだけ悪い目に(多少は本人のせいもあるが)あっていてもヤケを起こさずに、むしろそれを原動力に努力する。私にはなかなか出来ないです。実話に基づく、ってオープニングでネタバレされちゃったからいくらなんでもバッドエンドじゃないよな~、てそこんとこだけが結末に対するハラハラ感が薄れちゃいましたね。実話て知らずに観たかった。それと、せめてラストシーンで新しいキャプテンを買ってあげてほしかった。それと全然売れなかったあの器械を急に売れ始めた点がおや?ってなった。だったらなんでもっと早くそうしなかったんだよ!て思ったさ。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-17 22:22:51) |
266. ミスト
《ネタバレ》 なんの情報もなく鑑賞しました。車で脱出するとこまではパニックものとして楽しめた。怪物も何種類もいて、特に蜘蛛の怪物が一番ショッキングだった。酸のような威力を持つ糸がちょー厄介でこえ~よ、てマジで思えた。でもあの糸でグルグル巻状態にされてるのに、溶けたり焼けたりしてないのはご愛嬌ってことでいいんですね(笑) パニックや絶望に襲われた時やっぱり一番怖いのは「人間」なんだと、改めて思い知らされた。まぁでも日本はそこまで信心深くないからきっと大丈夫、かも・・・。 車で脱出してからの、スローモーションと耳障りなBGMのせいで終始イライラ。ラストの衝撃の結末をより効果的にさせるための演出だったとしても、ちょっと間延びしすぎだし、やっぱり素直に受け入れられないですね。 人には一度観てみなよって言えるけど正直、個人的に二度は観ないな~。だって子供が可哀想。無理。観れない。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-17 11:01:17) |
267. 砂上の法廷
《ネタバレ》 法廷で争うこと以外の不必要な要素をできるだけ排除し、実にスッキリとした作りになっている。その点は評価したい。キアヌのモノローグでドラマが進行していくのがまたミソで、法定で証言する大半は自己防衛のために嘘をつく、というこのセリフが実はそれを言っている当の本人であるキアヌ自身が真犯人だったという伏線になっていて面白かった。 ただどうしても納得いかないのは、最終弁論において弁護士のキアヌが、殺人を犯したのは明白ですがどうか無実に、て陪審員たちに言って無実を獲得したけど、殺人を犯したのに無実?情状酌量の余地ありとかじゃなく?そこの辺だけがちょっとスッキリしませんでした。 まあアメリカは州によって裁判や罰則等が違ったりするから、こういうのアリなのかも。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-11 20:56:57) |
268. コンカッション(2015)
《ネタバレ》 特にこれといった大きな盛り上がりもなく地味な映画でした。実話がベースなんで盛り込めないのは分かるけど、編集や視点の変え方でもうちょっと何とかなった気もします。全体的には役者さんたちの演技力に救われた、そんな印象です。ただ所々に響く台詞がいくつかあり、ちょっと人生の教科書になるような得した気分にはなれました。 「必要は弱さじゃない。必要なものは必要だ」 [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-11 14:57:51) |
269. オーシャンズ8
《ネタバレ》 特に言うことはないです。普通ですね。あ!一つあった。偽物と入れ替わってたってなったらまず最初に、消えたネックレスを水の中から見つけた人物(お仲間)を疑いますよね。スルーしちゃうから違和感ありまくりでした。だいたい特殊な磁石じゃなきゃ外れないんだから、首から外れて落ちるわけないのにね。ははは。あ!特に言うことないっていっておいてしっかり言ってしまった。反省。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-05-09 21:02:31) |
270. ボヘミアン・ラプソディ
《ネタバレ》 偉大なロックバンド「クイーン」 そのボーカリストで伝説となったフレディ・マーキュリー。 これだけの素材を料理し、クライマックスに迫力満点のライブシーンを持って来れば、そりゃあ話題にもなるしマスコミも扱いやすい。 踊らされやすいタイプな私は、かくも大いなる期待をして鑑賞しました。どれだけ興奮し感動させてくれるのかと。 しかしながらエンドクレジットを迎えたその時の感情は、さしたる変化もなく、まあまあそこそこ、という言葉だけが頭の中を駆け巡っているだけでした。なんだろうな~、うまく言えないんだけどこの映画から彼らの音楽に対する「熱」をあまり感じられなかったのが一番の要因かも。例えば、テレビの歌番組に初めて出演した時に口パクで、て言われあっさり了承したり、6分近い曲をラジオでかけて批判の嵐(テロップ演出)にあっても憤りが見えなかったし、なによりもこの映画における主人公、フレディの焦点が音楽よりも同性愛への目覚めや葛藤に当てられているせいもある。これは映画的・演出的な問題であって、決してフレディ本人がそうだったとは思ってはいません。あくまでもこの作品から感じてしまった感想です。ただ「音楽」への熱量がやや薄味だったとしても、一人の人間ドラマとしては、悪くはなかったです。ただし平均点ではありました。 同性愛に目覚めながら妻にそばにいて欲しいと懇願するシーン。めちゃくちゃ難しい演技力が必要。アカデミー主演男優賞を受賞した演技力は、私的にはそこまでには見えませんでした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-04-25 19:37:31) |
271. サウスポー
《ネタバレ》 会社で働いている仲間に薦められて鑑賞しました。典型的な作り方で、それなりにはみれた。個人的にボクシングシーンが好きなこともあって、トレーニングや試合のシーンは楽しめた。また、ボクサー役の人たちの肉体づくりも惚れ惚れするくらい見事だった。ただなんだろう、奥さんが銃で打たれて死んだという、いわゆる「事件」が、事故です仕方なかったみたいな空気で流れていくので、とても煮えきれなかったです。発砲そのものも、え!?なんで発砲したの!?で、全く理解し難かった。唐突すぎでそこが曖昧なまま流れていくから、余計にのめり込みづらかったです。なんか全体的に感動を押し付けられているようで、ちょ~っと平均的な水準を越えられなかったかな。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-01-13 18:25:22)(良:1票) |
272. パシフィック・リム:アップライジング
●日本が舞台だ!て言ってるけど富士山あるだけ。●三匹の怪獣が合体するんだけども、見せ方が下手くそで、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てならなかった。●あの戦いから10年経ってるわりに、巨大ロボイエーガーが何も進歩してない!嘘でしょ!ロケットだけかよ!●襲撃に何も備えていない基地って・・・それもめっちゃ重要な基地なのに・・・。●訓練生たちが急遽イエーガーに搭乗することになったけど、すげぇ扱い巧すぎだろ!それに全然キャラ、個性ゼロだし。(;´д`)トホホ…●とにかく前作に比べて、見せ場!が圧倒的になさすぎ。もっと日本のアニメ観て研究してや!監督変わるとこんなにも違っちゃうですね。 [映画館(字幕)] 5点(2018-04-14 16:48:43) |
273. キングスマン: ゴールデン・サークル
《ネタバレ》 アクションそのものは面白いんだけど、新キャラ&旧キャラどちらともに魅力が薄い。旧キャラは二度目ということで新鮮味に欠けてしまう。その欠けてしまうところを、パワーアップした別の魅力で補って欲しかった。新キャラに至っては、女ボスの目的がドラッグの合法化というのもなんか憎々しさに欠けるし、最後も呆気なかった。片腕くんも言うほどの強敵でもないし、演じていた役者の顔も、あっという間に忘れてしまいそうなくらい印象に残らない。裏切り者のカウボーイはラスボスだけあって強いし、電撃ロープの技も見応えは十分あった。だがしかし、裏切る理由がどうもショボイ。今回は悪役がパッとしませんでしたね。あと最終決戦の舞台も、せせこましくって、殺風景で見栄えが悪い。所詮はドラッグ組織、こんなものなんですかね。前作のアジトの方が雰囲気出まくってたのに。 次回作では王子になった主人公がどう世界を守っていくのかと、現場メンバーとなったハル・ベリーの活躍に期待です。 アクションは文句なく、面白かった!これは断言できます! [DVD(字幕)] 5点(2018-04-10 22:28:43) |
274. バリー・シール/アメリカをはめた男
《ネタバレ》 テンポが良いので飽きずに一気に観れた。観れたけれども、特にだからなんだろう、というのが正直なところ。たしかに凄腕のパイロットではあるのだけれども、なんか流されすぎている気もする。ゆえにこの主人公にあまり魅力を感じない。あれだけ資金があるのなら、どっかの島をまるまる買って、そこに隠せばいいんじゃね?とも思った。家の中や庭に隠すって・・・なんかね~。まあそこは実話なんでね、言ってもしょうがないですが。それにしてもトムは、老けというものと無縁なんでしょうか?すげぇです。はい。 [DVD(字幕)] 5点(2018-03-28 05:14:01) |
275. ドリーム
《ネタバレ》 どんなに技術が進歩しても、人間が進歩しなければ何の意味もない。そんなことを感じさせてくれた映画でした。 ドラマティックな題材が少ないのなら、もっとコンパクトにまとめても良かった気もします。再婚するまでの馴れ初めの話って、そこまで必要性を感じなかったので。 [DVD(字幕)] 5点(2018-03-06 21:40:23) |
276. ジオストーム
《ネタバレ》 きっとこいつ殺されちゃうんだろうな~、とか、きっとこいつが犯人なんだろうな~、等のお約束や予定調和はこのテの映画には付きもので、あーだこーだ言ってもしょうがない。ならばウリである迫力ある映像を楽しもうかと頭を切り替えてみても、予告編で観たものばかりだし、なんか、うわー!やべぇー!逃げろー!て感じにならない。どこか人ごとみたいに見えちゃうんですよ。引き画ばかりのせいかもしれないけれど、惨事に遭遇している人たちの表情が少なく、どこかアトラクションぽいのも要因かもしれない。それとこれだけの世界規模の大惨事をアメリカの大統領の側近が引き起こしたという事実を、このあと何事もなく丸く収まったのか?そこが気になりもした。したけどまぁこれも言ってはいけないんでしょうね、このテの映画には。(^_^;)いっそのこと大統領を犯人にしちゃってたほうがブッ飛んでて面白かったかも。(笑) あと個人的にどうしても、ジェラルド・バトラーとジム・スタージェスが兄弟に見えなかった。ジェラルド・バトラーは科学者にさえも見えなかったです。はい。 [映画館(字幕)] 5点(2018-01-27 19:39:50) |
277. プロミスト・ランド(2012)
《ネタバレ》 悪くはなかった。ただもうちょっと、町の人たちの町に対する愛を感じたかった。だって売ってもいいよって描写の方が多いんだもん。だから最終的になんのカタルシスも湧いてこなかった。あとフランシス・マクドーマンドは流石の一言。仕事とプライベートをキッチリ分けているあの感じはなかなか出せるもんじゃない。マット・デイモンとの対比が素晴らしい。 [DVD(字幕)] 5点(2018-01-16 21:54:52) |
278. 怪盗グルーのミニオン危機一発
まあまあお気楽に楽しめる映画。ただどうしてもネファリオ博士の行動がピンボケしているように見えてしまうのが、唯一の欠点かな。 [インターネット(吹替)] 5点(2018-01-13 19:20:21)(良:1票) |
279. 海底47m
《ネタバレ》 余計なものを一切排除して、ただただ海底でのことに9割方注ぎ込んでいる。なので鑑賞中は終始息苦しくもあり、良い意味で緊張感は途切れませんでした。ラストのどんでん返しは、個人的にはやられた~て思いました。そして間違いなく、サメなんかのいる海になんか生涯、ぜ~ったいに入らないと誓えるでしょう! [DVD(字幕)] 5点(2017-12-14 06:47:03) |
280. パトリオット・デイ
《ネタバレ》 「バーニングオーシャン」と同じ監督同じ俳優同じ実話。だからなのか、全体的な安定感はある。安定感はあるが、結局はそこ止まり。それ以上でも以下でもない。色々な立場の人間をほぼ同時進行で見せていくので、前半は頭の中を整理していくのに疲れる。「バーニング」同様にこの監督さんは、あまり群像劇が上手でないようだ。どうして作り続けるのか不思議でならない。後半の町中での銃撃戦&爆弾はさすがにお手の物なのか、ここだけは本領発揮である。実話やテーマ性の深いものよりも、「バトルシップ」のような徹底した娯楽作品の方が向いてるんじゃないのかな? あと実話だとどうしても最後にご本人が登場するが、あれをやられると「映画」から急に「報道」に変わってしまい、なんかモヤモヤする。あえて登場させないという”こだわり”は、やはり難しいんだろうか・・・。「映画」を「映画」のまま、観終わりたいものだ。 [DVD(字幕)] 5点(2017-12-05 05:54:57) |