381. ある女流作家の罪と罰
人間の業というか、落ちぶれて!と。考えるだけでも恐ろしくなるのですがこちらは実話。堕ちるのは簡単でも食べていくのは容易くない。そこをうまーく、メリッサが演じています。丁寧に。普段の彼女のドタバタ劇や化粧っけから想像できないくらいで奮起する、犯罪のダークサイドに堕ちるのって恐ろしいですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-04 11:38:25) |
382. ふたりの女王 メアリーとエリザベス
女王二人ともすごくよかったです。シャーシャ、マーゴットはともに現代・SF劇とはまったく異なる顔を見せてくれて、大変見応えがありました。この年のアカデミー賞は有力候補が豊作だったので惜しくもメイクと衣装だけのノミネートでしたが、延々と見られていく作品だといいなあと思います。 結婚が領土拡大、政治の主な手段だったから当人たちが意図していないところでも多いに人生が左右されますが、自分の名に恥じない気高さ、潔さを保って血族を綿々と繁栄させたいという女王の思いが伝わりました。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-03 09:19:55) |
383. メリッサ・マッカーシー in ザ・ボス 世界で一番お金が好き!
冒頭のトラウマがもっと生きてこればよかったのだが、いろいろ惜しい、もとよりこれ以上にはならない材料の映画だろう。 メリッサの小顔術、あれ、はやらないが続いてますね。 [インターネット(字幕)] 3点(2020-02-02 10:05:16) |
384. ハンナ
結構ツッコミどころ満載だな。よく走ること!シアーシャはこんなアクションもできるっていう映画でしたね。電気も知らないのにDNA操作についてネットで調べられるとはね、ふーーーん [インターネット(字幕)] 4点(2020-01-31 10:04:41) |
385. 世界一キライなあなたに
《ネタバレ》 尊厳死、安楽死は日本にはない。が、考えまいとしていたことを考えるきっかけにしてくれた映画です。条件がそろっていたら自分でも選択するか…愛する人のために恐怖や苦しみを抱える日々を選べるのか、あるいはずっと悲しませてまで「自殺幇助」をさせられるのか。 本当にわからない。正解ってあるのでしょうか。 エミリア・クラークはゲーム・オブ・スローンとは全く違う表情ではっちゃけてて、特に困り顔が印象的でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-30 10:52:18) |
386. 黄金のアデーレ 名画の帰還
《ネタバレ》 深く心に残る映画になりそうです。淡々と描かれていますところでも心境の変化が大変わかりやすく想像できました。 訴訟する・しない、この仕事一本に専念する・しない、絵をオーストリアに残す・残さないなどの葛藤は私にはよく理解できたつもりです。 特に代理人についてですが、曾祖父の名前が刻まれたホロコースト記念碑に触れたら、祖父作曲のコンサートがあったら、そりゃあ、暮らしていなくても自分のルーツはここ(ウィーン)にあると思うのは当然で、その国を追われなけれいけなかったこと、絵画が強奪されたことについてまずは国に非を認めてもらいたい、と邪念なく訴えたのが功を奏したのではないでしょうか。 また、黄金の肖像画が奇跡的に残っていることが非常に感慨深い。いくつか思ったことをメモリました。 1.クリムトはほとんどの場合、発注を受けてからしか作品に取り掛からない→アデーレの肖像画は3-4年かかった大作で、所有権がはっきりしていた。 2.マリアの家系は銀行家、大の富裕層だから出国できた。 3.弁護士の家系もまた著名な音楽家で奇跡的にアメリカに渡れた。 4.オーストリアで訴訟を起こす場合の供託金が普通は絶対に払えない額(門前払い) 5.マリアが提訴したのは82歳、勝訴は90歳でした。(普通なら訴訟をあきらめていた年齢か) 6.強奪された作品を残した審美眼に一応は脱帽(他の国の大革命などではほとんどの文化財が損なわれ、現在に残っていない事実などを鑑みて) 7.ストラディバリウスは戻らないだろう。 8.エスティー・ローダー社が破格な値段でこの絵の価値を世界に知らしめた(当時156億円以上) 9.余談:個人的に裁判所の役人が「オーストリアね、コアラ!」のくだりがなんだかこのとんでもないCaseの始まりを面白くしてくれたと思っている。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-01-30 10:42:12) |
387. ヴィンセントが教えてくれたこと
《ネタバレ》 発表のシーンは2度見ました、とても感動しました。人それぞれのヒーロー、ここでの聖者、ということで社会勉強する授業、宿題、なかなかいい取り組みです。 肝心のヴィンセントは一発当てたいがために人のお金にまで手を出す人だから、クズ中のクズですが、憎めない芯のいいところもある、というのを見事に演じていましたね。 コメディ畑からメリッサマッカーシーもシリアスなところなど見事だと思いました。 ダイアナ妃とロシアの夜の女を演じてしまうナオミワッツもすごい! いい演者さんに恵まれ、渦中のワインスタインプロデュース作品、しかし、感動してしまったのは否めない! [インターネット(字幕)] 8点(2020-01-23 21:42:33) |
388. Re:LIFE リライフ
《ネタバレ》 随所に皮肉やら小ネタが仕込まれていて、とても楽しい一本です。主人公は書くことへの情熱も失っていたのに、どうして急に教えることにも目覚めたのかもう少しわかりやすかったらよかった。あとこんな授業があったらなあってうらやましくなりました。【追記、邦題どうにかしろ!】 [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-22 12:59:14) |
389. マジック・イン・ムーンライト
《ネタバレ》 (笑)デジャヴだわ、みたことある!聞いた音楽、衣装、プロット、ですがみてしまうね。「神はいない、だから許されない」がいかにもウディ・アレンらしい。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-21 13:26:52) |
390. アザーフッド 私の人生
Motherhood(母性、母であること)からの造語が原題です。親離れ、子離れは近代では子離れの方がより難しいのかもしれません。離れて暮らす際、通信手段はいくらあっても満ち足りるものではないし;おせっかいだろうとなんと言われようと結婚相手のことになると黙っていられないものでしょう(大多数の親は)。子育てに卒業はないと思う。それを私生活でもお騒がせになった女優が演じている、いい味だしています。「親」は誰しも、かつてはあるいは今も「子」であったのですがね、永遠のテーマだろうと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-20 09:12:01) |
391. レディ・バード
《ネタバレ》 シャーシャの演技が見もの、ストーリーは淡々と進められていきますがほとんどの人がどこかで共感するエピソードがあるのではないでしょうか。 ①親からもらった名前よりも自分がつけた名前を優先、②家の車が恥ずかしい、③リッチな家に憧れ、④故郷より大都会に行きたい、⑤切れると骨折するほどアブナイことをしてしまうちょっと痛い女子高生 vs 愛に不器用な母親、なぜなら①彼女はきっと親からの愛をもらったことがない(アル中の母親だと)、②夫が数年前から鬱→失業、③ダブルシフトで過労、経済的不安。。。でもどちらも「いま」を一生懸命生き、不器用に愛しているが伝えられない。数千キロ離れて時差もある国の反対側へ行くことでやっと自分の本当の気持ちに気づく。 大人になっていく、兄がバイトから正社員になるのも地元で成長の一部だけれど、あらゆる手段を使ってでも遠くへ行くのも、どっちも成長だと言えるでしょう。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-18 09:45:55) |
392. クーパー家の晩餐会
連続ドラマなら間1話飛ばされて最後を見せられてる感じです。これ、これがいけないんじゃないのかな:「製作総指揮 ダイアン・キートン」。最近どんどん節操がなくなって、映画を台無しにする。悪口じゃないんですよ、ただ疑惑が確信に変わっていくんだよな… [インターネット(字幕)] 4点(2020-01-17 09:22:19) |
393. グリーンフィンガーズ
「フラワーショウ!」(5点)を見てこちらを思い出して投稿しています。フラワーと同じ実話物でもこちらはより丁寧に心の機微を描いていて、もちろんガーデンも最高でした。クライヴ・オーウェンが朴訥とした性格をうまく演じておられたと思います。再見したいです。 [DVD(字幕)] 8点(2020-01-14 11:54:26) |
394. ワイン・カントリー
6人も仲間が必要だったのだろうか、あのシーンは果たして必要だったのだろうか、などと考えるとキリがない。ほとんど何も残らない2点献上。 [インターネット(字幕)] 2点(2020-01-14 09:23:15)(良:1票) |
395. ダウントン・アビー
シリーズを見てない、あるいは登場人物をおさらいしたい人のために本編始まる前に人物紹介がかるくあります。時代は1927年、ドラマから2年で考え方やお屋敷の道具などにも進歩が見られますが、そこには変わらない信念や舌戦、新しいときめきがありました。みていてほっとしたり、うるうる、ほっこりなど、あっという間の2時間+でした。ダウントンアビーを大画面でみられるのはやっぱり劇場が一番です [映画館(字幕)] 8点(2020-01-11 10:45:08) |
396. ラストベガス
4大珍味などをお茶づけにして食べてるみたいな感じだろうか。豪華俳優陣に何をさしてんねん、だろうか。メアリー・スティーンバージェンの歌声にほろっと来とんのかい(笑)ま、大した話ではないのですが60年の友情はうらやましい [インターネット(字幕)] 5点(2020-01-08 14:46:04) |
397. シング・ストリート 未来へのうた
青春ですな~。あの社会情勢だからハングリー精神もあるってもんだろうか。失業率、家庭環境以外はとても羨ましい。いざっていうときに行動できるかどうか、なんだよね。無駄に怖さを知る前に動いたほうがいいこともある、かもしれない… [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-06 13:41:20) |
398. 2人のローマ教皇
2019年11月に正式に法王から教皇の呼称に変更なりました、敬称は台下。ちなみに枢機卿は猊下だということをこの映画で覚えました。つい先日、腕を引っ張られ、勢いで女性信者をぶちました現教皇、人間らしさをお持ちで、80歳過ぎても広島に来られるほど精力的。いかにして「偶然」ではなく「神の思し召し」で教皇になられたか、大変興味深く、そしておもしろく描かれていますのであっという間に2時間が過ぎました。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-01-06 11:17:10) |
399. カフェ・ソサエティ
《ネタバレ》 相変わらずの作風、やっぱりこれこれ!少々気忙しいのもほほえましい。死刑と改宗のどちらが悪か、という皮肉。Dreams are dreams. [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-05 12:04:36) |
400. 6アンダーグラウンド
お金とCGに糸目をつけない、ド派手な仕上がりですがストーリーなどはもちろんあまり印象に残らない。痛快アクションというジャンルでしょうか、続編か前日譚が出そうですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-05 11:53:30) |