41. ダイ・ハード
単なるアクション映画に留まらず、綿密な伏線を張ったシナリオに感服でした。以降のシリーズでややパワーダウンしちゃったけど、クリスマスという作品越しの伏線とか、やっぱり名作シリーズだと感じずにはいられない。 9点(2004-03-29 05:58:00) |
42. エイリアン2
タイタニックが公開されるときに嫌な予感がしたことを思い出す。2じゃないのかぁ・・・大丈夫かなぁってね。エイリアンと言えば、やっぱりこれ。2が最高。この作品を見る前の僕は、エイリアンとは怪物という意味だと思っていた。でも、この作品でのエイリアンは生物だった。当然、リプリーたちは生き残る為に戦うわけだが、エイリアンもまた生きようとしていたように感じる。エイリアンから見たら、僕らはグロテスクな怪物なんだろうなぁって、そんなことを思わせてくれた。もちろん、そんな哲学的なことを難しく語ろうとしている作品ではなく、エンターテインメント作品として成立してるわけで、映画としての完成度の高さを感じずにはいられない。ビ~バ!ジェームズ・キャメロン!! 9点(2004-03-29 05:06:43) |
43. ターミネーター2
ジェームズ・キャメロンの最高傑作をエイリアン2にするか、こっちにするか悩んでます。 タイタニックみたいな作品撮ってる暇があるなら、 程好くヒットした作品の2を撮った方がいいと思う今日この頃。 9点(2004-03-29 04:58:35)(笑:1票) |
44. タワーリング・インフェルノ
子供の頃にテレビでやってるのを見て、ほんとに怖いと思った。 最近のパニック映画は地球規模で話が展開したりするのが多いけど、 寧ろそういうのは怖いと思わない。 明日地球が消滅するなら、それはそれで仕方ないと思えるけど、 この限られた空間に閉じ込められるという恐怖は、まさにパニックを呼ぶものだと思う。 人間の汚い部分や美しい部分がリアルに感じられて、怖くもあり、感動も呼ぶ。 名作と言って差し支えない作品であろう。 9点(2004-03-29 04:34:08)(良:1票) |
45. ショーシャンクの空に
普通この手の作品を作るなら、冤罪という部分や刑務所内での不正や非人道的行為というものがクローズアップされるものであり、この作品でもその王道を突き進むわけだが、それらをすべて帳消しにしてしまうほどの生き様に感動させられる。とにかくラクエル・ウェルチ、あの痛快さが堪らない。とは言うものの、この作品にはその先に本来のラストが用意されているわけで、それが必要だったのかどうかはよくわからない。そこまで作品を楽しんできた観客に対するサービスとしては、感慨深いエピローグではあるが、もう少しすっきりと纏めて欲しかったとは思う。でも、やっぱり名作には違いありません。 9点(2004-03-15 13:42:00) |
46. モンスターズ・インク
世界観やそれに纏わる設定が斬新で、ストーリーもよく出来ている。 見せ方も上手くて素直に楽しめる。 終盤は見事に感動させられて、ちょっと涙させてくれる良質の作品。 吹き替え版の秀逸さにちょっと甘い点数付けておきます。 [映画館(吹替)] 9点(2004-03-12 15:48:19) |
47. シザーハンズ
ティム・バートンでなければ、この世界観は作り出せないだろう。彼独特の不思議な味がある。奇才と呼ばれるに相応しい監督である。既に設定で勝利してしまっているところに加えて、物語の持っていき方も上手いので、素直に感動できる。もちろん、切ない話ではあるのだけど、ただそれだけじゃない何かがある。僕自身が滅多に雪の降らない街に暮らしていただけに珍しく雪の舞う日には空を見上げて感慨深くなります。 9点(2004-03-12 07:55:04)(良:1票) |
48. 恋しくて(1987)
青春恋愛映画の王道ですな。いやぁ、リー・トンプソンは綺麗だし、メアリー・スチュアート・マスターソンも健気で捨て難い。どっちか1人を選べなんて言われても僕には無理そうです。両方って駄目ですか? 9点(2004-03-09 19:54:58) |
49. ストリート・オブ・ファイヤー
ヤヌスの鏡の今夜はANGELがカバー曲とは知らず、本作を見てダイアン・レインの曲だったのか!と衝撃を受けたのが懐かしい。 でも、それすら口パクで別人が歌ってたと知って、もう何を信じたらいいのかわからなくなった。 まあ、そんなことはどうでもいいくらいに爽快でカッコいい作品ですね。 ラブストーリーとしても切なくて好き。 ラストのライブシーンが圧巻で、ダイアン・レインの口パクの迫力が凄い。 94分のPVと思って見てもいいくらいの名曲。 [地上波(吹替)] 9点(2004-03-09 16:32:57) |
50. レインマン
深刻になり勝ちのヒューマンドラマをロードムービーとして描くことによって、感動と爽快感の両立に成功している。間違い無く名作である。見所はやはりダスティン・ホフマンの怪演だろうか。コミカルでありながら物悲しさも伝えてくる。笑ったり、考えさせられたり、感心させられたり、とにかく凄いとしか言いようがない。 [ビデオ(吹替)] 9点(2004-03-09 15:58:04) |
51. スライディング・ドア
この作品はよく出来ていると思う。 まず見せ方が上手い。 斬新な構成が災いして複雑になりそうなパラレルワールドを 髪型の変化などで巧みに選り分けている。 しかも、パラレルが時折クロスオーバーする演出が憎いくらいに嵌っていて、 それを単なる映像遊びで終わらせず、 ラストのクロスオーバーで大団円を迎える。 ここまでされると参ったとしか言いようがない。 肝心の物語も心の移り変わりなど上手く描かれていて、好感が持てる。 丁寧に作り込まれた良質の恋愛映画と思う。 [DVD(吹替)] 9点(2004-03-09 15:44:38) |
52. 恋におちたシェイクスピア
完成度の高い恋愛映画である。史実を上手くアレンジして作り上げられている脚本には脱帽だが、ラストは史実に足を引っ張られた感じだろうか。シェイクスピアだから成り立った作品ではあるが、シェイクスピアだからラストを纏め切れなかった。シェイクスピアが好きで、この作品自体に対する愛着もあるので満点と言いたいところだが、ちょっと割り引き。 9点(2004-03-09 15:17:34) |
53. ザ・ウォーク
《ネタバレ》 仲間たちとの出会いとか、計画の準備とか、ストーリー性のある構成になってて見易かった。 ドキュメンタリー版と違って、仲間との信頼関係が崩壊することもなく、感動的な結末になってて後味が良い。 綱渡りのシーンは圧倒的な映像に足が震えました。 結末は知ってるのにハラハラドキドキして、早く終わってくれって祈るような気持ちで見てました。 ホラー映画なんかより、よっぽど怖い作品ですね。 [インターネット(吹替)] 8点(2023-02-01 15:54:41) |
54. タリーと私の秘密の時間
《ネタバレ》 序盤は心配になるほどの鬱展開。 タリーが登場した途端、すべてのことが一気に好転して、なんだか幸せな気分。 でも、ちょっと違和感もあって、モヤモヤしました。 タリーが作ったカップケーキなのに自分が作ったことにしてたり、タリーを夫の寝てるベッドに引き入れたり。 仲良くなって信用してるからってそんなことするかなぁって。 ラストで真相が明らかになって、すべてに納得できたけど、その分だけ心が痛かった。 もうタリーとはお別れだし、こんな方法でしか子育ての困難を乗り切れなかったのかと思うと辛い。 物語としては丸く収まったけど、現実では丸く収まらないケースも多いはず。 現代社会には、実在するタリーがもっと必要なのかも知れない。 [インターネット(吹替)] 8点(2023-01-10 10:33:12) |
55. ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
《ネタバレ》 こんなトリックをよく思い付いたなと感心するばかり。 解毒剤を抜き取ったのが真犯人なのは明らかだったけど、どうやって薬を間違えさせたのかがさっぱりわからない。 ラベルを貼り換えたのかと思ったけど、それなら間違えたことに気付くはずもない。 そもそも彼女が真犯人で、回想シーンが偽証なのかと疑って見てました。 まさか間違えずに正しい選択をしていたとは思いもしませんでした。 その正しい選択が悲劇を招いたというのがなんとも切ない。 命懸けでアリバイを作ってあげようとするほどの善人なのになんで家族がこんなことになっちゃったんだろうね。 死人が出ているのでハッピーエンドとは言えないけど、この家族にとっては良い結末だったのかも知れない。 [インターネット(吹替)] 8点(2022-12-27 09:19:32) |
56. ブラック・ウィドウ(2020)
《ネタバレ》 スパイダーマンはトニー・スタークに超高性能スーツを作ってもらうけど、ナターシャは生身で戦う。 訓練も受けてるし、身体能力も強化されてるけど、他のヒーローと比べると地味。 だが、それがいい。 決めポーズをディスられたり、コミカルな要素もあるけど、ストーリーは深刻。 SPY×FAMILYは幸せそうだけど、このファミリーはどう考えても幸せそうじゃない。 でも、その分だけ後半の展開がめちゃくちゃ盛り上がる。 エレーナが決めポーズしちゃったところで、この作品は成功すると確信した。 終盤のバトルは圧巻で、これがアクション映画だ。とか言い出しそうな勢い。 そして、ラストの謝罪と家族の再会でちょっと泣きそうになりましたよ。 [インターネット(吹替)] 8点(2022-10-08 09:09:59) |
57. ラマになった王様
《ネタバレ》 久し振りにアニメらしいアニメを楽しませていただきました。 キャラが良く動くし、展開が早くて飽きさせない。 嫌な奴だった王様がいい奴になってく過程が丁寧に描かれてて素晴らしい。 終盤のドタバタは懐かしい感じで、子供の頃にこんなアニメをよく見てたなぁ。 あんな嫌なばあさんでも猫になると可愛くなるのがいいね。 [インターネット(吹替)] 8点(2022-10-07 13:33:31) |
58. トランス・ワールド
《ネタバレ》 SF作品ということで見始めたのに想像と違う作品が始まったので驚いた。 開始30分くらいまでSF感はゼロ。 ホラーでも無さそうだし、サバイバル作品かなぁって思ってたら、中盤以降はSFの臭いがプンプンしてくる。 クラシックカーとか、マッチとか、ライターとか、パックマンとか、さり気なくヒントが散りばめられてるのがいいね。 父親が戦争で亡くなったというミスリードもアメリカらしくて面白い。 湾岸戦争くらいなら年齢的にも辻褄が合いそうで違和感がなかった。 謎を解いてクリアする脱出ゲームの人生版といった感じでしょうか。 こんな殺伐とした作品なのに幸せ感の漂うラストで後味も良かった。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-11-30 20:49:10) |
59. マスク(1994)
マスクの力を使った前半のコメディも面白いけど、マスクを失ってからの後半はもっと盛り上がる。 マスクが無いのに勇気を振り絞って助けに行くのがカッコいい。 そして、なんと言ってもマイロの大活躍が素晴らしい。 お利口なのか、お利口じゃないのかよくわからないけど、演技力が抜群です。 アカデミー助演男優賞をあげたい。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-10 18:15:35) |
60. マネーモンスター
《ネタバレ》 生放送中の番組がジャックされて犯人の主張を放送することになるというアイデアは面白かった。 普通なら放送は中断されるだろうけど、人命優先で放送を続けるしかないという設定。 視聴率が稼げるから放送するということなら不謹慎過ぎるけど、この設定なら許される。 真相が少しずつ明らかになって、犯人も被害者なんじゃないかと思えてくるシナリオも巧い。 終盤は完全に犯人側に感情移入してしまって、ラストの展開は涙が零れました。 犯罪者ではあるけど、悪人ではなかったように思えて悲しくなった。 [インターネット(吹替)] 8点(2021-06-09 23:47:58) |