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 > タコ太(ぺいぺい) さんの口コミ一覧。32ページ目
タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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621.  ディアボリカル 《ネタバレ》 
予備知識なしに鑑賞したので、単なるお化け屋敷モノと思って観ていたら実はSFだったということで結構意外性がありました。ところが、改めてポスターや予告編を見てみたら「SFタイムトリップホラー」とか「邪悪さは時を超えて」とかのキャッチフレーズ。先に知っていたら印象は違っていたかも。  タイムトリップに関わる研究施設から発せられる電磁エネルギー?の延長線上に主人公の家が位置しているがために、未来から送られて来た男が夜となく昼となく現れる。怪人の正体は彼ら。未来の囚人が実験台になっているようで、現れるのは3人。しかもそのうちの一人は主人公の愛息。  息子は幼いながらカッとなると暴力に走るタイプで、友だちを怪我させて学校(児童相談所?)が経過観察中。タイムトリップの実験台になっているのだから、将来は暴力事件でも起こして収監されているのでしょうか?でも、自分の母親を傷付けるほどに狂暴なのかなと思えないでもなく、母親が大怪我しながらも息子に添い寝して未来に飛ぶ理由が今ひとつハッキリしないような。  アイディアとビジュアル的には決して悪くはないし、観ていて面白くないということもないのですが、少しばかり設定に無理があると言うか詰めが甘いと言うか、SF作品を標榜するのであればもっと理詰めの展開が欲しかったところです。なので5点献上に留めます。  ちなみに、原題は「不愉快な」とか「鬱陶しい」とか「極悪非道」という意味だと思うのですが、内容とマッチしていないような?
[インターネット(字幕)] 5点(2024-04-20 00:31:13)
622.  オンマ/呪縛 《ネタバレ》 
確かにホラーとしての要素を備えた作品ですが、個人的には殆ど恐さを感じませんでした。  主演のサンドラ・オーさんの熱演、主人公の電気アレルギーによる電気のない生活がもたらす終始暗い画面、ウンマの亡霊が現れる場面で用いられるジャンプスケアと、恐さの演出には事欠かない作品でありながら恐くないのです。  郊外の一軒家がオドロオドロしくなく寧ろ牧歌的な雰囲気であったり、娘クリス役のファイヴェル・スチュワートさんの素朴な可愛らしさ、母娘の唯一の友人であるダニー役のダーモット・マローニーさんの柔和で包容力十分な雰囲気等々が、恐さを打ち消しているようにも思えますが、何より作品全体がホラーと言うよりも主人公が過去の呪縛から脱して娘と前向きに生きて行くことを決意するまでに至るヒューマンストーリーだからなのかも知れません。  確かにウンマの亡霊は登場し、いくつかの霊障ももたらす訳ですが、それらの存在感よりも主人公の胸に刻まれた苦しさや悲しみの方が常に前面に押し出されている感じです。ただし、十分に表現されているかといえば多少なりとも物足りなさを感じてしまいますが。  結果、ホラー作品として観るならば極めて平均的な出来栄えだと思いますし、ヒューマンドラマとしてはホラー要素が盛り込まれた分弱くなっていることと、主人公の過去や韓国のお国柄についての説明不足を感じてしまいました。  サンドラさんの熱演の分を加点しても5点献上が妥当かなと思う次第です。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-31 11:49:35)
623.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 
ネットの動画サイトで本作を観て号泣する自撮りをアップすることが流行っているとの情報を聞き、どっちかって言うと感情移入して号泣しがちな自分的にも泣けるだろうかと思い鑑賞。しかし、裏切られた感じです。  まず第一に主役の二人にま~~~~~ったく感情移入出来ない。寧ろ嫌い。特に男の方は顔立ち、語り口、生き方等々どこを取っても嫌いです。そんな男に惹かれる女の方も必然的に嫌いです。二人ともズルい!いや弱い?良く言えば自分に正直過ぎ?  なので、感動の物語との事前情報を聞きつつも気持ちが入らない。泣けることが期待出来ない。終盤に向けての衝撃的な展開も普通に先読み出来てしまったし、ラストシーンも想定内。何とも残念でした。  物語が毎年の記念日ごとに綴られて行くという手法、肝心な部分であっても他の時期に起きたことは割愛するというスッキリした演出、その時々の二人の関係やそれぞれの心境などが見事に演じ分けられていること、美しい街並みやドラマチックな抱擁シーン等々、作品としての魅力は沢山あるのに、肝心の物語の筋と主役のキャラクターが足を引っ張ってしまった感じです。  決して駄作とは言いませんし、これじゃ誰が観ても感動出来ないなどとは言いませんが、個人的には只管残念な作品に5点献上です。  (追記) 最初に書いた動画サイトでの話は最近のことなので、もしかしたら本作のネットフリックス版が対象なのかも知れませんね。最近のリメイクなので。でも、基本的に同様の内容のようなのでそちらは観ないと思います。15エピソードには耐えられそうもないので。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-21 12:51:32)
624.  炎のデス・ポリス 《ネタバレ》 
何も考えず単にアクション作品として楽しむ分には、見応えもありますし決して退屈などしないスピーディな展開です。シンプルに面白かったです。  ただし、ストーリーとしては薄いと言うか特に目新しさもなく、具体的には思い付きませんが焼き直し感があります。設定や演出にも粗が目立ちますね。銃器の扱いが矢鱈雑だったり、警察署の設備が規模や立地の割に妙に豪華だったり、何より登場人物、特にメインのヴァレリーとボブのキャラ設定が今ひとつ徹底されていない感じ。  結局あの青い鞄は何だったのか?救急車乗っ取ってまで丸腰でボブを追うヴァレリーの無軌道な行動の破天荒ぶりは何なのか?途中まではどうなることやらと多少はハラハラドキドキ感がありましたが、能天気なエンディングに拍子抜けした感じでした。  肩肘張らないポップコーンムービーということで5点献上です。  それにしても原題と邦題の温度差がスゴイですね。思いっきり盛った感のある邦題の方が、鑑賞意欲を呼び起こしてくれるかも。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-01-22 10:48:35)
625.  KANIZAME シャークラブ 《ネタバレ》 
誰が言ったか知りませんが「ペンシルバニアの映画製作マシーン」あるいは「ペンシルバニアのスピルバーグ」との異名を持つマーク・ポロニア監督作品。そもそもが観る者を大いに選ぶ異色の同監督作品の中で、同監督によるサメ映画的にも異色のクライム・サスペンス作品です。  ただ、本作をサメ映画と呼んでいいのかどうかは微妙かも。確かにサメ起源の合体生物は登場しますが、物語の中心ではなくどちらかと言うと脇役。そのくせ事件の発端であり、かつ事件を完結させる重要な役回りでもあります。ん?そう考えるとサメ映画と呼んでいいのかも知れませんね。  そして邦題にもありますように、登場するサメはサメとカニの合体生物「シャークラブ」。このダジャレ感は今回は邦題オリジナル。原題より気に入ってます。ちなみに原題直訳は差し詰め「売人鮫」ってところでしょうか?ただしこのハイブリット鮫、良く見るとサメにカニのハサミや足を生やした造形なのですが、登場シーンではどう見てもエビ的容姿。サメ映画を標榜するためにはサメの体型を残したかったのでしょうけれど、皮肉にも結果エビ的容姿になってしまったようで、独特の味のあるストップモーションからはもの悲しさが感じられます。  一連の同監督作品と概ね同メンバーのスタッフと出演者、例によって監督自身も出演するサメ映画。個人的には、適度な尺で大いに笑わせていただけましたのである意味満足です。とは言え高得点を献上するのには良心の呵責が…。なので5点献上に留めたいと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-12-11 11:23:27)
626.  ザ・ウェーブ (2019) 《ネタバレ》 
大切な会議の前夜だからと同僚の誘いを確かな決意をもって固辞していたものの、妻とのすれ違いなんぞという日頃から繰り返している些細なことに開き直って結局は誘いに応じて夜の街に繰り出してしまった主人公。  そして、入るべきではなかった怪しげな店に入り、入るべきではなかったアブなそうな部屋に入り、会話すべきではなかった強面の人物と話し、貰うべきではなかったヤバそうなクスリに手を出し…まさに悪循環。絵に描いたような転落。  なんだかこうやって振り返ると、小心者のサラリーマンの悲哀を描いた悲喜劇みたく思えるのですが、実は結構ハイなトリップムービーとでも言いましょうか、謎の薬物で激しい幻覚の世界に飛び込んだかと思えば、まるで人生やり直しみたいなタイプリープしちゃったりと、一体どこからどこまでが現実なの?それとも全てがクスリによる幻なの?といった激しめのストーリー。  散々ドタバタした挙句、結局最後には良い人になりたくて死を望む?そして本当に(恐らくは良い結果を遺して)死んでしまって、死後の世界では自分を導いてくれた最愛のひと?に添い遂げることが出来ましたとさ。みたいな作品でした。テーマは何だったのでしょう?人は他人への思いやりをもって生きるべき、と言った人生訓と言うか道徳観念?なんか違うなぁ…。  決して面白くない作品ではないのですが、良く解らないと言うか、今ひとつ印象に残らない作品。限りなく4点に近い5点献上します。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-27 15:21:01)
627.  ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター 《ネタバレ》 
所謂ゾンビ映画ではありません。人間が怪物化する原因はあくまでも悪霊の憑依。なのでオカルトホラーですね。  ただし、憑依された人間を殺すと殺した人間が憑依されるという恐怖の連鎖。襲われても殺せないというジレンマ。これって結構新しい恐さですね。ゾンビと違って決して増殖はしませんが、滅ぼすことは容易ではない。  そこで登場するドルフさん。大男で狂暴そうなのに、相手を殺すことでは解決できないからネット銃を担いでいる。生きたまま捉えて悪霊を専用容器に封じ込める。壺に封じ込められた魔法使いかよ、みたいな。あれ?悪霊を取り除いた人間は死んでしまう?そう考えるとゾンビだった?そう考えると邦題も理解出来ないこともなく…。  いずれにしても海洋不法投棄するなよ!容器が錆びたら出て来るじゃん!と文句のひとつも言いたくなりますが、本人も承知してるんだからお手上げですね。  チープな演出、チープな特殊効果、チープな台詞回しetc.と、どこを取っても超B級ながら、始めからそう思いつつ観れば決して退屈はしない作品。プロット的には魅力もあり甘めの5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-17 10:40:47)
628.  マードレス 闇に潜む声 《ネタバレ》 
本作のモチーフになっている事件は非常にショッキングなもので、我が国でも類似の案件が争われていますが、極めて重い物語になるべき作品です。  しかし、中盤まで社会派サスペンス風に描いておきながら、何故か盛り込まれている終盤のホラーエピソード。何故ホラーを持ち込んだのか?分かりません。必要なかったんじゃないかとの思いが募ります。  結果、何とも勿体ない出来栄えとなってしまいました。興味深く重厚な作品ではありますが、総じてみれば纏まり感の乏しい作品。5点献上に留めます。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-06 22:45:07)
629.  VETERAN ヴェテラン 《ネタバレ》 
近未来SF的なオープニング。世紀末的な状況にあって、近接する酒場では呑気に酒を酌み交わしている。なんだかちぐはぐな雰囲気。そこに逃げ込む一人の少女。彼女を追って雪崩れ込む暴徒。和気あいあいに飲んでいた初老たちが、仲間に切り付け重傷を負わせたからといって、いきなりショットガンで頭を吹っ飛ばしたり、倒れ込んだ暴徒の頭部が原形をなくすほどに踏みつけまくる。この急変・豹変に一瞬引いてしまいました。退役軍人の戦場の記憶を呼び覚ましてはならない、彼らは恐ろしく狂暴になるとでも言っているようで、何だか怒られそうです。  ただ、その後の展開は思いのほか悲壮感に溢れるもので、終わってみればこの戦いとは一体何だったのか?仲間たちの死を伴ってまで行うべきものだったのか?などなどモヤモヤした思いばかりが残り、悪党たちを殺しまくる主人公たちの姿は決して手放しで賞賛すべき雄姿とは受け取れませんでした。殺し方もゾンビ映画でのゾンビ退治的であって、生身の人間相手の行為には到底思えなかったりもして。薬物中毒者たちを戦時の敵兵に準えている?だとしたら反戦テーマ?いやいや、そうとも思えないし。  観終わった後、素直に「面白かった~!」とは言えない後ろめたさのようなものが残り、ラストに綴られる兵士たちへの賛辞・謝辞も言い訳めいて感じられてしまいました。なので少々辛めの5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-22 14:05:33)
630.  ビースト 《ネタバレ》 
狂暴な野生動物と人間との闘いを描いたアクション系エンタメ作品として観れば、優れたCG、スリルとサスペンス、そして家族愛を描いた良作のように思えます。実際、ほぼノンストップで楽しめはしました。  けれども個人的には何とも後味の悪さが残りました。群れを非道な密猟者に殺され生き残った雄ライオンを「悪の意志を持った存在」のように描き過ぎのように思えてなりません。  確かに、トバッチリを食っていきなり皆殺しにされてしまった集落の人たちは気の毒としか言いようがありませんが、(現実問題としてライオンの思考に人間的な悲しみの感情があるかどうかは判りませんが)ライオンの方にも悲しみや悲壮感を込めて欲しかったところです。  集落での惨状を目撃した直後の混乱した状況だとしても、一丁のライフルのみ携えて単独でライオンを追う姿は、冷静なプロの保護官もしくは動物学者とは思えません。単に殺すためにライオンを追うハンターとしてしか映らないです。  全体を通じて危機管理の薄さが目立つ演出。主人公の父娘たちは素人だから仕方ないにしても、それでも常識的にその行動は違うだろ?みたいな場面が多過ぎました。思えば、父娘の会話にも今一つな台詞が多く、家族愛をテーマとしたドラマとしてもスッキリはしないところです。脚本の問題なのでしょうか?  一見お子様向け、ファミリー向けの1本のようでいて、実は違うなと思えてしまう1本でした。  (追記) 今日、数多くの放牧中の牛を襲い指名手配犯のように追われていた北海道の1頭のヒグマが、ついに殺処分されたことをニュースで知りました。密猟者に襲われたライオンとは全く違う状況であるにしても、人間と野生動物の共存・共生は難し過ぎるとつくづく思いました。そんな観点で観るべき作品ではないのかなぁ?
[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-22 10:44:08)
631.  サメストーカー リターンズ(TVM) 《ネタバレ》 
「サメストーカー」シリーズ第3弾。三作目にして漸くサメ映画的にサメが登場します。(量的に過ぎないかも知れませんが)  とは言うものの、やはりサメは主役でも何でもなく、ストーカー男のペットに昇格といった感じです。ただ、最近ではサメが出ないサメ映画まで登場しているぐらいですから、これだけ登場頻度が上がれば十分サメ映画と言って良いのかも知れません。  さて、三作目ともなるとストーカー男の手口はマンネリ化して進歩しない、にも関わらず捕まらない、というのもどうかなとは思いますが、実際ここまで病んでいれば、と言うか元カノの幻影にとり憑かれていれば、同じパターンから抜け切れないということかも知れません。それに、考えてみれば前二作も含めてヒロインとの出会いは彼が用意周到に仕組んだものとは言えず、寧ろ偶然の産物、偶発的な事故ですし。  しかも、本作ではヒロインのコートニーが全ての始まりになっています。彼女が立入禁止の島に行きたがらなければ。彼女がデビッドを受け入れなければ。親友のキャットのことを信じていれば。等々。ヒロインは受け身的な被害者ではなく、自ら危機を背負いこんでいる訳です。  そして、一気に狂暴かつ極悪化するストーカー。決して死なないストーカー。罪を加速度的に重ねていくストーカー。でも、何かにつけて脇甘すぎ。流石にそろそろ捕まるかサメに食われるかしないと、惰性でシリーズが続いていきそうです。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-24 00:13:08)
632.  サメストーカー(TVM) 《ネタバレ》 
「サメストーカー」シリーズ第二弾となる本作。タイトルに恥じない、とまではいきませんがサメの役割が少しグレードアップ。タイトルのみの「サメ映画」とは言わせない感が少しだけ感じられました。ストーカーのダニエルことブルースはちゃんと?サメを餌付けしていて、手懐けているとまではいかないまでも、そこそこ獲物を得るための「道具」として利用し始めています。ただし、あくまでも「道具」であって「パートナー」あるいは「分身」とまでは言えないレベルです。とは言え、これならば「サメ映画」に一歩踏み込んだかと。  で、肝心のストーリーは前作「ビギニング」をほぼ踏襲。どうやら、この流れがシリーズを通じたものになりそうな予感です。  イケメン青年がサメの襲撃からヒロインを助ける→母親までもが彼にゾッコン→サメ以上のスピードで一家に大接近→彼の中で元カノとヒロインが重なって来る→元カノはボクのモノ、なのでヒロインはボクのモノ→そしてストーカーパワー炸裂→ヒロイン絶体絶命→ヒロイン(ある意味)サメに助けられる(今回は弟にも助けられる)  決して退屈はしません。時間の無駄などとは言いません。クオリティもまずまず。寧ろそこそこ、いや結構楽しめます。けれども、折角単純にストーカーものではなくタイトルに「サメ」を冠した本作だからこそ、という見所に欠けるのです。サメも無念?残念なサメ映画です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-23 23:43:36)
633.  サメストーカー ビギニング(TVM) 《ネタバレ》 
まず始めに、本作を含む3作品の邦題は「サメストーカー」シリーズとして整理されていますが、少なくとも本作では、ブルースは確かに凶悪かつ狂暴な「ストーカー」ですが、彼自身は「サメ」でもなければ「サメ」使いでもありません。なぜ「サメ映画」として位置付けたかったのか?おそらく本作より少々サメ風味が強い第二作の方が先に日本デビューしていたので、本来の第一作である本作もサメ映画と位置付けざるを得なかったのではないでしょうか?  そんな疑念にかられながらも、恐怖のストーカーを描いた作品としては決してつまらなくはありません。否、面白いです。オリジナリティに溢れている訳でもなく、必要以上にストーカーが大暴れする訳でもありませんが、ここに登場する狂気はなかなかどうして恐い!昨今のニュースを見ていると決して絵空事ではないリアルな恐さを感じます。  そんな訳で、単純に言えばオーソドックスと言うか、世間に浸透しているストーカー行為のイメージを描いた作品だと思います。ただし、その背景にある歪んだ思考については深くは掘り下げない。あくまでも社会派サスペンスではなくシンプルにサスペンス。同時にタイトルに「サメ」とありながらもサメは主役でも脇役でもなく、こちらも掘り下げない。中途半端感は否めません。本国では人気作品でシリーズ化、ということのようですが、確かに特に強い印象は残らないまでも楽しめはします。それだけに、邦題タイトルの「サメ」って要るのかなぁ?と少なくとも本作においては感じました。  (追記) 書き忘れていました。観賞する前は、「サメストーカー」と言うぐらいだからストーカーの正体はサメで、喰いそびれた獲物(女性)を追い求め人間の姿となって彷徨う姿を描いたダークファンタジーだと思ってました。普通にストーカーを描いたサスペンスより、そっちの方が観たかったかも。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-23 23:14:11)
634.  ノーマッズ 《ネタバレ》 
ヒロインの女医の見る幻覚の中で(行動を伴うので単に見るだけの幻覚とは言い難いリアルな追体験なのですが)若きピアース・ブロスナン演じるところの人類学者があまりに無謀でアホな行動をしまくるので、その原因と彼の心境が明かされて行くまではイライラが募るばかりでした。  中盤以降に物語の全体像が見えてくるとある意味納得は出来るのですが、代わって存在感を増す悪霊?の存在が次なる苛立ちの元になって来ます。  ワケありの場所に人を引き込むという役回りのようですが、地縛霊のようでいて地縛霊ではない。強いて言えばやはり悪霊。それも集団行動するからタチが悪い。歩くしよじ登るしバイクやクルマを乗り回すし、悪霊なのに物理的に移動して迫って来る。そして結局人類学者も仲間入りしちゃう。  果たしてこの悪霊たちは何者だったのでしょうか?目を付けた人間の命を奪って魂を仲間に引き入れる存在、なのでしょうけれど、おそらくは旅先の未開部族の呪いか何かを連れて来てしまったようですが、そのあたりは電話のやり取りやビジュアル的な表現でほのめかす程度で明言はしません。それから、一人のシスターを残して壊滅的な状態に追い込まれた教会との関係も良く解りません。  全体的な作りは映像的にも音楽的にも丁寧に作られていて見応えもあり、少なくともB級ホラー的なイメージは薄いのですが、観終わってみれば恐さよりも何となくモヤっとした感じばかりが残る作品でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-12 11:14:32)
635.  アンホーリー 忌まわしき聖地 《ネタバレ》 
正直なところ、キリスト教ベースの悪魔が登場するタイプのホラー作品は、個人的にあまり好むところではありませんが、本作については、TVドラマ「ウォーキングデッド」のジェフリー・ディーン・モーガンさんが主演ということもあって鑑賞しました。  物語的にはどことなく既視感の伴うものであって、特筆すべき斬新さや意外性は感じられませんでしたが、ジェフリーさんの確かな存在感、ヒロイン役のケイティ・アセルトンさんの愛くるしさに支えられて、丁寧に纏められたホラー作品に仕上がっていると思います。  ただ、よくよく考えてみると冒頭のジェフリーさん演じるフェンの蛮行によって悪霊(悪魔?)が解き放たれてしまった訳で、そんな罰当たりな行為さえなければ、犠牲者も出なければ束の間の奇跡に虚しく踊らされる者も居なかった訳で、そのくせフェンは結果的にはヒーローで善人みたくなってしまっていて、随分と身勝手なハッピーエンドであることは間違いありません。そのあたりが大きく減点要素です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 00:31:21)
636.  デッド・ウィッシュ 《ネタバレ》 
呪われた壺に願い事をすると、誰かの死をもってその願いが叶うという身勝手な展開。と言うか、勝手なのは壺であって願い主は別に誰かに死んで欲しい訳ではないので、壺と言うか壺に封じ込められている悪魔的な存在がそもそもの問題という訳です。  けれども、何せ登場人物が揃いも揃って感情移入出来ないタイプばかりなので、別段怖さを感じることもなく物語は進んで行きます。  原案・脚本は「ファイナル・デスティネーション」の脚本家ということで、とり憑かれたら「死」から逃れられないという趣旨は共通しているようです。ただし、本作では「死」と言っても自らの「死」ではなく他人の「死」。そのあたりも感情移入や怖さに繋がらない原因かもしれません。  7つの願いをしてしまうと魂を奪われるというルール。主人公は善意に基づいて期せずして達成してしまう訳ですが、魂を奪われると鏡の中の住人になってしまうというあたりは、途中何となくそんな風に鏡が描かれているように思えなくもないのですが、急にルールが追加されたみたいでしっくり来ませんでした。何かそのルールのベースになる伝説とかがあるのでしょうか?何となく無理やり感が伴う展開でした。  ちなみに、私の数え間違いでしょうか。最後の願いは8つ目に思えてしまいましたが、この際あまり関係ないのかも知れません。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-26 23:43:54)
637.  イグジスツ 遭遇 《ネタバレ》 
POVによって描かれる作品は数多かれど、元祖的なヒット作である「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の共同監督の1人であるエドゥアルド・サンチェス監督の作品ということで期待度高めで鑑賞しました。  全体を通してそれ程激しくない適度な緊張感。早々に登場するビッグフット(?)は、暴力的ではあるものの目を覆う様な惨劇には至らない。実に無難に纏められていて、決して退屈することはないと思います。  がしかし、例によって全く感情移入出来ない登場人物たち。危機管理能力もしくは生存本能の欠如。根拠もなく繰り返す「大丈夫だ!」の一言。決して勇敢とは言えない無謀な行動。イラつくばかりです。  そしてラストシーン。「挑発しなけらば襲って来ない」らしい相手に対して挑発しっぱなしで冒頭から死亡フラグ掲げっぱなしのお兄さんが、漸く挑発をやめて死を覚悟した途端に去って行く実に物分かりの良い怪物。あれ?子どもの仇はとらないの?あっけな過ぎるエンディング。  場面ごとの演出等は流石元祖POV!と言いたくなるものもありましたが、観終わってみると何も残らないような残念な作品でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-01-14 00:03:22)
638.  フェイシズ(2011) 《ネタバレ》 
相貌失認をモチーフにしたミステリーということで、どんな仕掛けを用意してくれるのか期待していたのですが、肝心のストーリーがいまひとつ盛り上がらず拍子抜けの感があります。早々に真犯人も浮かび上がってしまいますし。(実に解り易い)  ヒロインが顔の識別が出来ずに苦しむ様は、ビジュアル的にはかなり丁寧に造り込んでありますが、故意なのかどうか分かりませんが結構似ているタイプの役者さんをキャスティングしているので紛らわしい。折角の映像的造り込みがイマイチ生きていないような気がします。  ヒロインと担当刑事のロマンスもいけませんね。運命の人だから識別出来るみたいな設定は、折角の緊迫したミステリーを安っぽくしているような。だいたいからして懲戒処分モノの行動ですよ。更に、ラストの対決シーン、そして大ラスの子ども生まれましたシーンも、何だか予定調和に徹してしまった感がします。  相貌失認をビジュアル化する段階で製作陣は力尽きてしまったのか。魅力的な設定をもっと生かして欲しかったと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-12-25 22:55:07)
639.  ダークスカイズ 《ネタバレ》 
屋敷に潜む悪霊との闘いのストーリーかと思いきや、まさかまさかのエイリアンによる誘拐事件を描いたSFスリラーだったとは。  種明かしされてしまうと、何やら使い古された古典的なエイリアンもの。子役を含めた登場人物の緊張感のある演技や、何者かが侵入することへの恐怖感の演出には惹きつけられるものがあって決して面白くないとは言いませんが、結局エイリアンということになると何でもあり的になってしまって肩透かしな感じは否めません。  エイリアンたちの目的は何だったのでしょうか?何故この一家を選び、何故回りくどいアプローチを仕掛けながら子ども一人を攫っていったのでしょうか?只管謎です。  そこそこスピーディな展開で中だるみすることなく楽しませてくれはするのですが、エイリアン登場の必然性と言う部分での説得力が感じられず、エイリアンものであることが確定する前の段階で、いや確定した後もかな、いくつか挿し込まれるエピソードも、作品のテーマとは関係なかったりするのでかえって物語の流れが途切れがちになってしまってます。  何か煮え切らない思いが拭い去れず、5点献上に留めます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-14 00:21:48)
640.  スリープレス それは、眠ると憑いてくる。(2016) 《ネタバレ》 
キリスト教世界では悪魔によるものという考え方があり、日本では「金縛り」と呼ばれ、やはり霊的な原因によるものという考え方がある所謂「悪夢」。ところ変われば解釈も変わるといったところでしょうか。  アリスは、幼い頃に夢遊病の弟を目の前で失ってしまい、弟の最後の言葉は彼女に救いを求めるものでした。その体験がトラウマ的に脳裏から離れないがために、彼女は今の職業を選んだのでしょうけれど、自らが克服出来ずにいるのに人様を治療するというのには土台無理があると思います。  患者の切実な訴えに極力科学的・医学的に対処しようとして深みに嵌ってしまう。そんな彼女の行動にはイマイチ感情移入出来ないままにストーリーは進行。結局、患者を救えないどころか自らも悪夢の世界から抜け出せなくなってしまいました。というお話ですね。  一見、患者の一家は救われたかのように描かれていますが、その表情は何か沈んでいるようにも見えます。それが演出通りだとするならば、アリスもモーガン家も救われないまま。つまりは悪魔側の全面勝利ということなのでしょうか?  全体を通して緊迫感があり無駄に残酷描写もないので(アルフィーは可哀そ過ぎますが)、スプラッター系NGの私としては惹きつけられる作品ではありましたが、観終わってみると何か救いようのなさの中に徒労感だけが残る作品でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-11-22 00:53:00)
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