641. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 視聴後激しく肩こり頭痛めまいが。何でしょうこの作品は。だれだグリーングラスって。こんな目にあわせやがってー。と怒りこみあげるスプレマシー。手ブレがいいなんて、誰が言い出したんだー。グリーングラスに言っておきますが、あのね、人間ちゅうのは、いまだにここにいたっても口から栄養を摂って、排泄しないとやっていけないわけ。それで、普通はブレてる映像をずっと見ていると、多くの人間は「不快」と感じるわけ。いくらハードがよくなったって、人間の機能なんてほとんど変わってないの。どうしてそんなことがわからないんですか。それともあなただけは進化したとでも。まったく現実離れした欧米人にはつきあえない。禅を学びなさーい。 [DVD(字幕)] 1点(2005-11-01 21:49:09) |
642. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 ハリウッド感を排そうと努力したアクション映画。ポテンテが出ただけで、たちまちヨーロッパ。なんでこうもアメリカ女と違いますかね。アメリカが舞台であっても、ポテンテが出てたらヨーロッパになると思われる。なんとなく、「清潔感を出さない」というところにポイントがありそうな気も。べつに「不潔」に見えるわけでもないが。心底「マットかっこいいー」と、涙しそうになったのは、ポテンテの元彼宅から出て暗殺者を始末する場面です。なんというスピード「感」、なんという無駄のなさ「感」。マットってこんなにしびれるほどかっこよかったっけ?しかし、「2」を見て、やっぱりかっこよく「撮って」たんだー、と気づいた。ヨーロッパ「感」と、しびれるマットの姿を味わう作品です。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-01 21:35:23)(良:1票) |
643. シービスケット
《ネタバレ》 映画を見るときに「感動」や「涙」は求めていませんが、中野翠のいうように「やられた」感のある作品です。うまい。要略すると「傷物でもよいのじゃ」と言いたいわけでしょうが、これを人間に表現させようとすると、わざとらしくなって難しいよね。そこを、「馬」は、わけもなく納得させてしまう。しかも、何頭かを使い分けて撮っているというのに。はっきりいって、トビーはこの作品においては、「居るだけ」。べつにどこが悪いわけではないけど、目立ったのは、初めてビスケットに会いに行って、「おまえなんかこわくないぞ」といっているところだけ。 いちばん印象に残っているのは、スミスが朝もやの中でビスケットを発見するところです。セリフもすっかり暗唱できます。ビスケットは、初対面のスミスに「何じろじろみてやがんだ。てめー、何様のつもりじゃ」(パブロン訳)と言って、メンチを切ったのでした(馬だけど)。ここが私のいちばんの泣きのポイントなんですけど。変ですか。クレジットの本物ジョニーの写真を穴のあくほど見てしまいました。トビーには悪いけど本物にはかなわない。ビスケットと本物ジョニーはグレイト。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-01 21:13:13) |
644. ベリー・バッド・ウェディング
《ネタバレ》 おもしろい。脚本が練れている。無駄がない。グロいですが、それも笑える。出演者たちの演技が全員出色の出来。セリフのひとつひとつがよい。ジーンのキャラは見ていて爽快です。スレーターとの最後の闘いでは大爆笑。ブラックコメディーでは最高峰と認定しましょう。最高笑えます。アダムとマイケルの兄弟は、何であんなに似ていないのか?マイケルはユダヤ人には見えないけど。ジェレミーピヴェンは、いろんな作品に顔を出していて、一度見たら忘れられない印象を残しますね。私の初見は「ブラックホークダウン」の操縦士。この作品でも出色の演技。とにかくこれは笑いまくってストレス解消の大人の「ブラ」コメ。だれがなんといおうと、私のベストテン入り作品。大絶賛。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-01 20:36:38) |
645. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
《ネタバレ》 基本的に酷評はしたくないけど、この監督だけは許せない。 これは、「アート」になってないじゃん。「アート」って、自分が良いと思うものをつくって、他人に見てもらうことでしょう。この監督って、自画自賛しまくりだけど、「観客が喜ぶように」「観客が笑うように」と思って映画とってるんだそうよ。それで、判断に迷ったら、得意の「スタッフとデイスカッション」して決めるんだって。それって、「芸術家」? イギリスは、良い監督もいるし、ラブコメでは良いものを作る国なのにこの監督。 こんなにお金つかって、良い俳優さん使って、こんなものつくるなんて。もったいなさすぎ。1作目が大好きだっただけに、落胆ひとしお。しかたがないので1作目をほめに行こうっと。タイの美しい風景と室内インテリアのためだけに1点。 [DVD(吹替)] 1点(2005-10-31 23:52:45)(笑:1票) (良:1票) |
646. カレンダー・ガールズ
《ネタバレ》 かわいくて、ちょっとせつなくて、美しい風景。イングランドの田舎は「この世の天国か」と思ってしまいます。いろんなセリフがよく考えられていて美しい。死んだジョンのメッセージとか。誰も考えつかないことを、なんとしてでもやってしまう人間の姿を見るのは心地よいです。こういうのを「インテリジェンス」と呼びたい。ヌード撮影シーンなんて、すっごく愉快で何度も見てしまった。酒場でたむろってる旦那衆ってのも笑える。超日常の中に突然に非日常。こんな賢くて愉快な金集め、思いついたおばさんはさすが。実話もの好物です。後半ダレましたが、集会の合唱曲の耳に残ること残ること。イギリスのおばさんははんぱじゃない。 [DVD(吹替)] 9点(2005-10-31 23:40:00)(良:1票) |
647. マシニスト
《ネタバレ》 激やせのことはどうでもいいんです。そりゃあ、誰だって驚く。それより、あの黒人の人すごいです。あんな雰囲気の人ほかにいませんねー。全然出番少ないのに、強烈。及川ミッチーも真っ青の悩殺流し目笑い。しびれました。あの人のとこだけ2回見てしまった。欲をいえば、親指の件はよけいでしたね。あんなものなくたって全然かまわない。「バタフライエフェクト」も好きだし、ストーリーものは大好物分野なり。「シークレットウインドウ」はバツだけど。ジェニファーのたるみぶりにおどろく。あれは、役作りなんですか。地なんですか。「アニバーサリー」の時の可愛さゼロ。 [DVD(吹替)] 8点(2005-10-31 23:13:15) |