701. チャンプ(1979)
《ネタバレ》 クレイマークレイマーのダメ親父版って感じかな?ジョンボイドってなんかイタイ役が多いような気がするなあ。(真夜中のカウボーイのせいかな?)別れた妻の成功を目の当たりにし、息子も自分よりも妻と暮らした方がいいと思っているにもかかわらず、子供の考えを尊重して、何とか自分も頑張ろうとする。まあ、ココまではいいんですよ。で、ボクシングに再挑戦するってのも映画としてはいいんですよ。でも、ラストの死での子役の嘆きは確かに涙を誘うのですが、明らかに死ぬのは余計というかやり過ぎというか・・・。親には子供を育てる責任があるでしょ?死の危険を伴う再挑戦はその責任を放棄するって事なんじゃないのかな?いくら息子のためとは言え、見方によっては妻同様身勝手に感じるんだけど。ひょっとして妻に息子を委ねるために、初めから死を覚悟して、最後に一花咲かせたかったとでも言うのだろうか???それもなんだかなあという気がするんだけど。<追記>9年ぶりに再見。感想が同じ。一言一句追加変更もない。こういう作品も珍しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-20 04:10:39) |
702. ホワイト・オランダー
自分の子供が邪魔で殺してしまう母親が話題になる昨今ですが、例え殺さなくとも我が子を邪魔に感じる瞬間って、多かれ少なかれあるんですかね?子供の居ない私にはわかりませんが。また、我が子を支配したいにもかかわらず、他人の(親?)手で他の色に染まっていく、自立して自分から離れていく悔しさってのもまあわからなくは無いですけど、実感は無いです。住処を転々と変えながら成長していく少女は痛々しくもあり、力強くもあり、見ていて複雑な心境になります。30過ぎても「親は絶対的に正しい」って親の言う事に盲目的な人って居ますけど、自分の親を一人の人間として客観視できるようになった時が「親離れ」するって事なのかな?って思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-14 01:14:41) |
703. キューティ・ブロンド
コレ見て「弁護士になろう!」って思う娘が居たら、オメデタイけど、悪くないと思う。まあ、あんまいないだろうけど。 [地上波(吹替)] 7点(2006-07-30 03:05:32) |
704. ビクター/ビクトリア
《ネタバレ》 んーこれはミュージカルなのかなあ。普通に舞台で歌ってるシーンが殆どだし、あんまり面白くないコメディーという印象。オチもなんだか締りが無いし。ジュリー・アンドリュースもとても男には見えないし、これなら宝塚の男役の方がまだ男に見えるよ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-03 01:29:42) |
705. カンバセーション・・・盗聴・・・
《ネタバレ》 謎解きのサスペンスでもなく、訳がわからない主人公の心理描写。盗聴なんて覗き趣味が無ければ陰気で憂鬱な仕事で面白くも無いだろうし、なら自分の技術を生かす仕事として割り切るしかないだろう。プロとして割り切れる訳でもなく、好奇心で盗聴仕事をする同僚を非難する主人公は何故盗聴の仕事をしているのか?偽善的で、中途半端で、往生際の悪い作品。<2017/3追記>10年ぶりの再見だが、中身を殆ど覚えていなかった。記憶の曖昧さとは恐ろしい。これはサスペンスではなく、主人公が妄想的に追い詰められていく、作品なんだが、その過程の描き方が冗長でテンポも悪い。が、自分がやっている事は他人もやっているに違いないと妄想し、不安感が増していくのは悲劇でもあり喜劇でもある。その象徴がラストのぶり壊しなのだろうか。前回よりはプラス評価。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-25 22:57:18) |
706. ブリジット・ジョーンズの日記
別に無理して背伸びする事はないし自然体でいる事はいいことだと思うんだけど、それと「ありのままの自分」とか「自分に正直」なんていう免罪符による怠惰で開き直った生き方は別物でしょう。結局は楽な方にながされてるだけで、美しくはないわけ。20代ならまだやり直しがきくし、救いようがあるけど、30代でもその心理状況が続くなら一生続くだろうね。こういう映画を見て「ありのままの自分でいいんだ!」(そうすれば、いつか王子様がやってくる)って共感する女性が増えれば増えるほど、少子化は進むだろうな。だってコレに共感する女を好きになる男は少ないと思うから。所詮コメディーですから、共感などではなく、お笑い芸人レニーの熱演を哀れな人だなあと面白おかしく見る分にはいいのかもしれない。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-06-17 16:29:01)(良:1票) |
707. トランスポーター
《ネタバレ》 最後までふざけて・とぼけたキャラを貫き通して欲しかったが、途中からハリソンフォードみたいな女子供のヒーローみたいになってしまったのが残念。(パート2は案の定子供相手のようだし・・・)まあでも、テンポ・スピードは悪くないので、飽きずに見られるという点では悪くは無いんじゃないでしょうか?私は最後はコンテナの中身が何か違うふざけたもので落としてくれるのかと期待してましたが、アレレそのまんまというのが残念でしたが・・・。 [地上波(吹替)] 6点(2006-06-12 01:35:45) |
708. G.I.ジェーン
《ネタバレ》 戦場では命が掛かってるわけですから、一番大切なのは仲間を信頼できるか否かでしょう。で、問題は「戦場で女を信用できるか?」なわけです。戦場では兵士は殺人マシーンという機械というかロボットにならなければなわないわけで、ある種のジェンダーフリーが必要とされるのは当然です。それにデミ・ムーアが挑むというのがひとつの見所なわけですが、厳しい訓練に耐えて仲間の信頼を得ていく過程は、根性モノとしてそれはそれで見ごたえがあります。ただ、女性議員とのイザコザはなんか余計な気もするし、隊長とのシコリをなくすために、衛星拾いに他国に潜入して、オマケにぶっ放すというのはチトやりすぎかと思います。ちょっと疑問が残るのは隊長がデミを救うために狙撃してしまって、自ら窮地に立ってしまうところ。デミが「自分で殺す」と言っているのに、結局はデミが信用できなかったのか?それともデミが心配で自分が犠牲になったのか?でも最終的には狙撃により自軍の存在を一気に知らしめて、危機に陥ってしまうわけで、隊長の判断としてはどうなのかな?という疑問が残る。 [地上波(字幕)] 6点(2006-06-12 01:23:43) |
709. シビル・アクション
《ネタバレ》 アンビリーバボーで内容を知ってしまったので、ストーリー的な興味は無く、役者が実話をどのように演じるか?が関心対象になるのだが、主人公の心情変化がどうもつかめない。アンビリーバボーの方が事の背景・経緯の説明が詳しくて、面白い。それなりの金をかけた映画より、TVの1時間の企画モノの方が面白いという事はやはり映画としては失敗なのだろうか?何も知らないで見たらそれなりに面白いのかもしれないが・・ [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-10 22:52:27) |
710. トータル・リコール(1990)
人工の記憶を植えつけるなんて事しないではじめから殺せばいいのに。という疑問が残るし、イマイチ未来っぽくない感じもあるが、ストーリー的には楽しめますね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-27 19:35:28) |
711. オーバー・ザ・ムーン
《ネタバレ》 アメリカンビューティー的な展開を期待したが、ありきたりでどうでもいい昼メロ以下の内容。普通なら離婚だと思うが、理解ある?旦那に許してもらってメデタシメデタシという、あまりにもお気楽な結末が映画的なのかな。 [地上波(字幕)] 3点(2006-05-27 16:56:36) |
712. オズ
なんらかのメタファーがあるのでは?と思いましたが、最後までわかりませんでした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-05-14 22:52:28) |
713. 秘密の花園(1993)
点数高いので期待しましたが、イマイチ。人物設定がハイジに似てるような気がする。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-05-14 22:42:29) |
714. マジェスティック(2001)
途中までは結構よかったんだけどね。戦争に行った人達が「国のために戦った」なんてのは幻想でしょう。一部の幹部連中を除けば国が外交に失敗したから、「家族や愛する人を守るため」に仕方なく戦うんですよ。赤狩りの負の歴史を、戦死した人達を使って、糾弾するところがなんかアザトイんだよね。赤狩りが憲法違反だって言うなら訴訟起こせばいいだけで、第2次大戦は関係ないでしょ?日本の非戦闘員を何十万も殺しておいて、偽善者ぶるなって言いたい。戦争ってのは要は合法的な殺人合戦なんだよ。コレほど馬鹿げた事はないよ。まあ勝てば官軍で、アメリカは自国民の言論や思想の自由は認めるけど、他国のそれは認めないんだよね。 [地上波(字幕)] 5点(2006-05-14 00:54:47) |
715. コーリング
私はこの手は結構受け入れやすく、否定する気は全くありません。浪人時代に小林秀雄の「信じることと知ること」に接したからだと思います。この世には科学や合理性では説明できない何かがあるという事を受け入れるか否かで評価は分かれるでしょう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-07 23:06:50) |
716. 心の旅
事件後も事務所が親切なのが意外。普通の会社員ではあれば、仕事に関係のない事故での長期休暇には限界があり、普通は解雇だろう。私は見ていて何時それが切り出されるのか?と思っていたが、最終的にそれはなかった。まあおそらく事務所経営なので、パートナー制度を採用していると思われ、ハリソンも共同経営者の一人なので、簡単には解雇にはできないのかもしれないが。それから事故前のハリソンは確かに傲慢な面もあるが、クライアントに不利な証拠は提示しないのは当たり前の事なので普通に仕事していたと思う。事故後に改心?して相手側に証拠提示をしてしまうが、これは職務上の倫理規定違反だろう。下手すれば、事務所から訴えられて、かなり厳しい状況になると思う。とまあ粗はいろいろあるが、事故や病気で人生が一変するという事態は他人事ではなく、ある程度の共感はできます。 [ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-07 22:49:58)(良:1票) |
717. 007/ダイ・アナザー・デイ
《ネタバレ》 いきなりボンドが捕虜になっちゃってオイオイなんだけど、オープニング曲・映像はかなりいいですね。007だー!って感じで。結構厳しい意見が多いですが、過去シリーズ作品へのオマージュも散見されて、節目の集大成作品としてはまあまあなのでは? <追記>14年ぶりに再見。黒人のボンドガールでエージェント(ちなみに、前々回はアジア人のボンドガールでエージェント)、敵は北朝鮮。ブロスナンボンドは冷戦終結により「敵」が見えなくなった事(敵は北朝鮮しか残ってない?)、香港返還を契機とする中国の台頭、民族の多様化(アジア人・黒人の起用)や女性活躍(ボンドガールのエージェント化及びアクション増)等々の平等化の進展といった時代の変化の中でシリーズ化されたと言える。振り返って見ると、そういう時代背景を反映した歴史を感じる点で興味深いものがある。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2006-04-24 02:43:15) |
718. ザ・コア
《ネタバレ》 私は時々、地球が自転をやめたらどうなるんだろう?とか、太陽系の軌道を外れたらどうなるんだろう?って事を考えてしまうので、興味を持ってみました。予想通りの展開も、それそれで「ほーら、やっぱり」的な要素があり、ある意味楽しめる。ただし、地中シーンが多すぎるので、まあもうちょっとディープインパクトみたいな地上のパニック要素があってもよかったたんじゃないかと。それにしてもヒラリー・スワンクって別に美人でもないし、かわいくも無いんだけどなんか存在感があって気になるんだよなあ。なんでだろ? [ビデオ(吹替)] 6点(2006-04-24 02:29:48) |
719. タイムマシン(2002)
人生に「タラ・レバ」は無いけど、「もし」はあるってことですね。なかなかよかったです。 [地上波(吹替)] 6点(2006-04-16 17:30:10) |
720. ファイヤーウォール
《ネタバレ》 「ここの点数も低いし、Hフォードのありがちな作品なのかなあ」と思う一方で、「そういう思い込み・偏見はよくない!IT犯罪の陰謀にHフォードが戦いを挑む!エネミーオブアメリカ&ジャックライアン的な作品なのかも?!」という期待が入り混じった状態で鑑賞・・・。何の事はない、吸収合併されそうな弱小地銀のシステム部長が強盗に襲われた家族を救うという小市民的(言い過ぎ?)な展開で、国家の陰謀なんて何もないし、ファイヤーウォールって言ったって、社内システムに一回入り込んだだけで(あのメール削除、書き込みは出来るのかなあ・・・)、犯人にもちょっと期待したんだけど、人質とって、つきまとって脅迫して犯行させるだけで知性のかけらもなく、IT犯罪でもなんでもないし。Hフォードだって、監視されてるって言っても筆談で秘書(クロエ?)に伝えればいいだけじゃん。とまあ期待うを裏切るというか、裏切らないというか、宣伝にだまされて淡い期待を持った私が悪いんですが、エイプリールフールに見る娯楽作品としてはまあまあなのかな? [映画館(字幕)] 5点(2006-04-02 02:00:28) |