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Sgt.Angelさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 109
性別 男性
自己紹介 2008 7/22みんなのシネマレビュー登録

ぼちぼち復活。

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61.  ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》 
だいぶクセのある映画ですが、私はこれ大好きです。冒頭から異様な映像が展開し、設定、演出はとにかくぶっ飛んでます。原作はマトリックスにかなり影響を受けて書かれた作品とのことなので、あのあり得ない世界観を引き継いでいます。(途中でウェスリーがマトリックスのネオそっくりなサングラスをかけていたのは気のせいでしょうか...)マカヴォイ君も頑張っていたように思うし、やはりアンジェリーナ・ジョリーはこういう役がよく似合います。彼女とモーガン・フリーマンの存在感だけで一気に作品が引き締まります。 温和な日本人っぽい監督、ティムール・ベクマンベトフ。彼の外見に反した強烈なバイオレンス、ギャグありの狂った映像、そこにハマれるかどうかでこの作品に対する評価が決まりそうですね。 物語についてですが、決してよく出来た脚本だとは言いませんが、世界観はしっかり確立されており、勢いもあるのでこの作風であれば十分ではないかと。1を殺す為に1000(一般人)を殺しているのはフラタニティではなく、スローン率いるただの暗殺集団なので、元のフラタニティという組織自体は一般人を巻き込んでしまうような組織ではないのだと思います。本来機織機がターゲットにしていたのは、フラタニティの暗殺者たちでしたし。 しかしながら、突っ込みどころも笑えるようなつくりですし、あまり深く考えずに楽むようになっていると思います。やりたい事だけはやり遂げた潔い作品です。
[映画館(字幕)] 8点(2008-10-14 22:42:48)
62.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
おそらく、生まれて初めて観た映画だと思います。私が映画ファンになるきっかけとなった大切な作品です。まあ、観賞後4、5年間は映画ファンではなく、ただのスター・ウォーズオタクでしたが。もう何回観たかなぁ。ルーカスがただ好きなように面白いものだけを突っ込んで撮った作品ですが、ホント楽しいです。単純なプロットで、魅力あるキャラクターやライトセーバー、ドロイド、今観ても見劣りする事の無い映像。それだけで十分。この作品のおかげで今の映画好きの自分がいます。何年経ってもスター・ウォーズは最高の映画です!
[ビデオ(字幕)] 10点(2008-10-11 13:59:34)(良:1票)
63.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
原作が優れているせいなのか、物語の雰囲気はいい。回想シーンも、全てを語らない撮り方は中々いいと思いました。序盤、ダーク・シーカーが暗闇でたたずんでいるシーンなんてかなり恐かった。しかしながら高評価にはなりません。この作品が後に残らず、ごく普通の印象を与えているのはやはり最後のオトし方なのだと思います。”彼は人類を救った伝説の人”なんて、この手の作品では真っ先に思い付きそうな安易なオチじゃないでしょうか?これでは、だから何?と言われても仕方が無いです。しかし映画会社と何かあったのか分かりませんが、こちらは差し替えられてしまったエンディングとの事なので別バージョンも観賞しました。素晴らしい結末とまではいかず、ちょっと温いかなとも思いますが、別バージョンの方では原作の意志もある程度受け継ぎ、ダーク・シーカー達を殺し続けた地球最後の怪物という意味で”legend”にもなっていると思います。 これを社会的なテーマを含めて解釈してみると、ネビル=私たちが敵=怪物とみなしている者たちにも同じ人間的な心がある、というのが一番しっくりくるかなぁ・・・と。これはやはり戦争時の状況に多いんじゃないでしょうか。別エンディングなら7点、劇場版でも嫌いではないので6点です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2008-10-11 00:04:51)(良:1票)
64.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 
バイオレンス映画を撮り続けたサム・ペキンパー。血なまぐささ、汚らしさなど一切感じさせないこの作品が、彼にとっては自身のベストフィルムなんだとか。 不思議なものです。バイオレンス映画の代名詞とも謳われた彼が、最も好きな映画はこんなにも大人しい映画だと言うのです。 この作品にはペキンパーの作品に通ずる生と死というテーマがあります。初めはちょっと神経を尖らせながらも、娼婦や変態神父、一風変わった人々と関わりゆったりと成長していくケーブル・ホーグ。他のペキンパー作品ではコメディらしいシーンは全くといっていい程無かったが、今作では遺憾なく彼のセンスが発揮されているように思う。いい歳した大人たちがふざけて騒いでいる姿がホントに楽しそうでいい。 変な人たちと暮らし、他人から信頼を得て、自分も他人を信頼していく。人として成長した彼は、裏切られた奴らに情けをかけられるようになった。彼の死は悲しいけれど、心から信頼した人々に囲まれて幸せだったと思う。そして最後は嘘くさい神父だったジョシュアが、やたらと真実味のこもった言葉で格好良く締める。 こんなのんびりとしていて優しいドラマの中、男の格好良さ、ステラ・スティーブンスの美しさをこの上なく引き出せてしまうペキンパーはやはり素晴らしい監督なのだと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2008-10-08 00:34:03)
65.  アンタッチャブル 《ネタバレ》 
かなり好きな作品。まさにハリウッド!な映画ですが、アメリカの古き良き映画っぽい雰囲気があって観ていて気持ちがいい。警察=「善」、ギャング=「悪」の単純明快なストーリーですが、アンタッチャブル4人が魅力たっぷりです。若くて少し田舎っぽさがある『アメリカの良心』ケビン・コスナー、出番は短いけれど、ちょいとコミカルで愛すべきチャールズ・マーティン・スミス、壮絶な最期も流石のショーン・コネリー、まだやせてて好青年だったアンディ・ガルシア。皆ホントいいキャラしてます。クライマックスである階段での銃撃戦もナイス!滑り込みキャッチ、そして狙い撃ち!シビレます。ラストのコスナーも渋くて、モリコーネの音楽もハズしません。純粋なエンタテイメント作品で、しっかり楽しめる傑作です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-10-04 20:45:33)
66.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
プロットは西部劇のものでありながら観賞後の余韻は真逆と言っていいほど。冗長なシーンを一切排除し、バッサリ、スッキリとした無駄の無い出来。冒頭の疲れきった強盗二人組、トムが反撃した際のバイオレンスは強烈。この作品は全体を通して主人公=正義であるはずのトムによる暴力が最も痛々しく描かれている。クローネンバーグはたとえ正義であったり、正当防衛であってもやはり暴力は暴力であるということが描きたかったのだと思う。最近特にアクション映画などで主人公が人を殺しても、血が一滴も出ず当たり前のように流される事が多く、そういった風潮に対するクローネンバーグの警告のようにも感じた。そして何よりも、ぎこちないながらもトムを二人の子供が迎え入れるラスト。ひとまずハッピーエンドで、感動的な場面だ。トムがどれだけ素晴らしい家族を得たか、彼らがどれだけの絆で結ばれているか。最悪の状況下でそれらを改めて強く知らしめられ、同時に何か重苦しいものが心に残り、どこまでも深い余韻を持たせる。あらゆる感情を同時に表現した素晴らしいラストだ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-10-03 17:03:11)(良:1票)
67.  キングダム/見えざる敵 《ネタバレ》 
死んだ仲間のためにと捜査を始め、現地の警察官を犠牲にして、テロリストを全員射殺。明らかにアメリカご都合主義の展開でありながら、ラストの一言でそれを引っくり返す。それまでのFBIの不死身っぷりはこのためだったのかもしれません。元は、FBIも含め全滅、という脚本だったそうで。こちらの方が物語としては納得のいく結末だったのかもしれませんが、あえてFBIを全員ほぼ無傷で帰還させたのは、こんなことしたって無意味であると訴えたかったのではないかと。自分はピーター・バーグという人をあまり知らないので、色々と解釈のしようがあります。 そういったメッセージを除いても、ジェイミー・フォックスやクリス・クーパーの演技は流石のもので、アシュラフ・バルフムは一番いい演技をしていましたし、マイケル・マン仕込み(?)の銃撃戦は大迫力で、見所はかなりありました。 最近の反戦映画の中では最もエンタテイメント性に優れた出来です。
[映画館(字幕)] 8点(2008-10-01 20:48:13)(良:1票)
68.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 《ネタバレ》 
予想よりはいい出来でした。本当にファンの為だけに作られたようなものです。 まず良かった点。1.さすがにクローン戦争だけに焦点をしぼってるので、エピソード2のようなアナキン、パドメの鬱陶しい恋愛シーンが一切無い。 2.戦争シーンの雰囲気はいい感じに出せていた。 3.オビ=ワンの声優さんがかなり巧くてユアンそっくり! そして悪かった点。1.20世紀FOXのタイトルが出ない! 2.ジョン・ウィリアムスの音楽が変わっちゃってる! 3.アニメーションが粗いのでライトセーバー戦なんかガッチガチでちょっとツライ。 4.ほぼ全て戦争シーンなので迫力はあってもさすがにちょっとダレる。  ストーリーの方はいつもながらおかしな点多々ありです。中でも一番大きいのは、エピソード3でもあんなにダメなキャラだったアナキンが人間として随分成長している、ということですね。ま、この辺りはこれからのTV版全100話(!?)での説明があるでしょう。あとSKY GUY=スカぴょんという翻訳はどうだろう・・・。 映像的にはそれなりに楽しめたので、続編とかやるんだったらアニメ版「クローン大戦」のようなストーリー展開を見習って作ってくれるよう期待します。 しかし、スターウォーズファンであれば観て損はしないと断言しておきます。
[映画館(字幕)] 7点(2008-10-01 20:46:46)
69.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
こいつらはどこまでも汚くて、卑しくて、差別的で、殺しばっかりやってる。おまけに西部劇的な誇りすらも持ち合わせていない。一時の感情だけで動いてるし、女子供だって銃撃戦に巻き込んで盾にして使っちゃうし、そいつらが死のうが生きようが知ったこっちゃねぇ。こんなやつらが近所にいたら迷惑千万!(当たり前だ!)。しょーもない奴らなんです。だけど、だからこそ、等身大でリアルな人物として見えてくる。仲間と酒を食らってゲラゲラ笑う姿を見ると、どうしようもなく最低な奴らなのに楽しそうで、かっこよくて、いいなぁなんて思う。そいつらが一時の感情かもしれないが、仲間のために戦いを挑みにいく。といっても勝算なんて皆無、死ぬと分かっていても突き進む姿には憧れてしまう。そして、最後の銃撃戦。銃撃戦と言うよりはほとんど戦争に近い。この直前の「間」がまたいい。ボスを射殺したあとの静寂、ボーグナイン師匠演じるダッチの不適な笑い。あの場から逃げようと思えば、逃げられたかもしれないが、あえて死ににいく。これ以降も銃撃戦は撮られてきたが、これほど熱を帯びた銃撃戦を越える事はできない。結局は自業自得で、人を殺しまくって勝手に死んでいった奴らなのに美しさがある。彼らとともに死ぬ事もできず、一人取り残されてしまったデーク。大した見せ場もなく、何もできずに終わったカッコ悪く廃れたオヤジも、昔の仲間の死を乗り越え、また新たに歩き出す姿は微笑ましく、かっこ良いのだ。  男たちが散る瞬間、最後の最後に放つ輝きが切なく美しい最高の映画!
[DVD(字幕)] 10点(2008-09-19 21:30:19)
70.  イントゥ・ザ・ワイルド 《ネタバレ》 
60、70年代のアメリカン・ニューシネマのような雰囲気を持つ心地よいロードムービー。淡々とした展開で少々長く感じるところはありますが、手紙の文字から始まるオープニングのタイトルバックはオシャレで、旅で訪れる雄大な自然も美しい。一番はやはり雪の降り積もったアラスカですね。ヘラジカ(だったかな?)を見た時のクリスの潤んだ目と表情が凄くいいです。評価されながらもあまり賞には絡まなかった作品ですが、ハル・ホルブルックはもちろん、クリスを演じたエミール・ハーシュも聡明な顔つきで秀才・御曹子の雰囲気を壊さず、18kg減量しての熱演も素晴らしい。自由な旅の良さと共に自然界の強さ、恐ろしさも実感しますが、この作品ではなによりも「真の幸福」について考えさせられます。「幸福が現実となるのはそれを誰かと分かち合った時だ」安っぽく扱われそうなこのメッセージも、これだけの孤独と苦難を味わった彼ならこの上なく重みがあります。「僕の一生は幸せだった みんなに神のご加護を!」いい言葉だなぁ。主題歌「Guaranteed」明るくも寂しく、エディ・ヴェダーの声、ギターの音が心地よい曲でした。
[映画館(字幕)] 7点(2008-09-16 17:07:04)
71.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 
前作よりは見所が増えて光るところは多いんですが、言いたい事は沢山あります!主にアナキン。彼には全くと言っていい程感情移入できません。なんでパドメはあんなのに惚れるんですか?それにルーカスは演出とか巧いわけじゃないのに二人の恋愛を描き過ぎ。必死でオビ=ワンがジャンゴと闘ってるシーンと二人がイチャイチャするシーン並べないでくれよ!小学生が考えたような野原でゴロゴロなんてのはもうイタくてイタくて・・・。やめなさいってあんなの。オビ=ワンが不憫すぎる。今作のアナキンのシーンは10分や20分カットしても問題なしです。まぁその分オビ=ワンの気苦労は痛い程分かったことは確かですよ。 しかしながら、終盤のジェダイ大集合にはアツイものがありました。ただ評議会メンバー以外がジャンゴに秒殺されるようなへなちょこばっかりでガッカリもしましたね。 そんな不満もラストで一気に解消されました。ヨーダ最高ですよ。ちょっと笑ってしまいましたが。3への期待は多いに感じる事ができたので、なんとか及第点というところです。
[映画館(字幕)] 7点(2008-09-15 00:54:04)
72.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 
まだ本格的な映画ファンになるだいぶ前の話なのですが、この作品の予告編を劇場で観た時は目を疑いましたよ。全く情報を仕入れてなかったので「え?何、今のスターウォーズっぽかったよね?」と戸惑っていました。?マークを浮かべながら帰宅すると、部屋に父親が手に入れたポスターが貼ってあったんでもう歓喜の声をあげました。 まぁ内容はSWらしい雰囲気が抜け落ちてて、ホントに繋ぎの作品みたいなんですけどね。いいのはダース・モールとの対決シーンぐらいでしょうか。でもそれすらも決着があっさりしててちょっとなぁ・・・という感じですが、やっぱりSWは好きなんです。だからどうしても甘い評価になってしまいます...。
[映画館(字幕)] 6点(2008-09-15 00:29:02)
73.  ミラーズ・クロッシング 《ネタバレ》 
コーエン兄弟を初めて知ったのがこの作品です。ギャング映画とは思えないような、しかし非常に美しい音楽と、森の中を帽子がゆっくり飛んでいくオープニング。あのオープニングで一気に引き込まれました。物語はトムを中心に多数の人物の思惑が交錯するので、その全てを把握できてはいないと思うのですが、コーエン兄弟の映像力だけでも十分に楽しめました。それほどに細部にいたるまで美しいのです。コーエンの作品の中では初期の作品ながらも、映像美で言えば彼らの最高の作品です。「ミラーズ・クロッシング」の森をはじめ、あらゆるシーンが印象的で美しいものになっています。お気に入りのシーンは、森の中でバーニーを殺そうとするところ。限界までふくれあがった緊張感が破裂したようなあの銃声、バーニーを逃がした後トムが一人でたたずむシーンは特に素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-10 19:25:32)
74.  ジャンパー 《ネタバレ》 
一般人が突然ジャンプできるようになったので、デビッドが世界を飛び回ったり、金盗んだり悪事を働くのは人間らしく、その方向性は間違ってないとは思います。しかし、それを反省するような描写が一切無いのは如何なものかと。勝手すぎて感情移入する余地がありません。父親もアル中ではあるけど、言うほど悪そうな父ではなく、「いつでも帰ってこいよ」なんて泣かせるセリフも言ってるし。そんな身勝手ジャンパーを殺そうとするローランドが完全な悪役に・・・。彼女を救出するときもハナからパラディンを殺す気満々のデビッド。削除シーンではローランドにも息子がいた設定で、デビッドが悩むシーンがあったりで、こっちの方が少しは深みができたはずなんだけど、なぜ削除した?テンポを重視したのか?だったら彼女とのダラダラ世界旅行カットせい!監督が何を狙ったのかは分かりませんが、グリフィンを主役にすれば、世界を守ろうとする宗教団パラディンと、能力を持っただけで、理不尽に命を狙われるジャンパーのちょっと善悪のつけ難い戦いにできたんじゃないかなぁと。 SWに続きやんちゃボウズに悩まされるサミュエルが不憫で、「やっちまえ、サミュエル!」てな勢いで観てました。 ジャンプを使った戦闘シーンはそれなりに良かったのに、その他がどうしようもない作品でした。
[DVD(字幕)] 3点(2008-08-25 00:25:57)(良:2票)
75.  リオ・ブラボー 《ネタバレ》 
「夕陽のガンマン」とかちょっと汚い男たちの西部劇も好きですが、こういう気楽で、やさしい西部劇もなかなかいい。舞台劇のような世界で、主役4人の魅力だけで十分に観ていられる。「ライフルと愛馬」を歌う時も本当に幸せそうで前向きな姿が、なんとも言えず微笑ましくなる。そんでもってラストは意外に迫力のある銃撃戦。足悪いくせについてきて参戦しちゃうスタンピーがかっこ良くて、なんだか愛らしい。やっぱり4人の中じゃスタンピーが一番魅力的だったなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-10 19:59:12)
76.  ファーゴ 《ネタバレ》 
冒頭で「実際の事件に基づいて・・・」なんてタイトルとともに、真っ白な道を車が進んでくるオープニング。大げさなようで、絶妙にマッチした音楽使いも、コーエン兄弟らしくセンスがいいですね。 後に「『ビッグ・リボウスキ』は『ファーゴ』よりも事実の要素が多いんだ」、「『ファーゴ』は本当のところ殆どがでっちあげから成っている」と言い放つコーエン兄弟。何を考えてるんだか分かりませんが、このウソが作品全体に妙な雰囲気を与えているように思えます。それだけでなく、人物描写が本当に上手い。特にウィリアム・H・メイシー。ほんの思いつきの犯罪が、どんどん血みどろの凶悪犯罪に変わり、どうしようもなく苦悩する姿は、観るのが苦しくなるほど。どいつもこいつもマヌケで、馬鹿なまねをするのに、リアルで残酷で悲しい。作品の雰囲気、展開が静かでのんびりしている分、バイオレンスシーンも強烈に印象に残ります。静けさ、無邪気さ、残虐性が混じったような演出は流石。 悲劇の物語なのにぼんやりと明るく、何度でも見直したくなる不思議な作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-03 20:56:11)
77.  インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 
実にストレートで、余計なドラマは一切排除した潔い作品でした。秀才エドワード・ノートンが全て脚本を書き直したという本作は、最近ヒーロー物にありがちな主人公がヒーローになるまでの苦悩、それを冒頭2、3分で終わらせちゃうところがすっきりしていて良いですね。ヒクソン・グレイシー(本人)から呼吸法を学んだり貧民街をピョンピョン跳んだりで、ハルクが出なくとも、なかなか面白く見せていました。中盤からのハルク大暴れも、カメラをガチャガチャ動かしたりせず、殴る!投げる!吠える!でしっかり楽しませて頂きました。他の映画では絶対言わなそうな必殺技?も思いっきり叫ばれると清々しい! ティム・ロス演じるブロンスキーも男らしく、いい味を出しておりました。 
[映画館(字幕)] 7点(2008-08-01 18:27:08)(良:3票)
78.  ターミネーター 《ネタバレ》 
やっぱターミネーターと言ったら1でしょう!B級映画の雰囲気と、無口でひたすら追っかけてくるシュワちゃんがいいんですよ!2も嫌いではないんですが、なんかちょっとなぁ。なぜって言われると上手く言えないのですが、1の低予算ながらもツボを押さえたホラー、というかスリラーのような恐怖感が素晴らしいし、自分の父親になる男を過去に送り込んだり・・・というタイムトラベルものもわかりやすく、かつ、面白い設定。低予算で生み出したアイディアが輝いています。だからこそ、ターミネーターは1が一番の傑作なのです。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-29 14:49:53)
79.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
いいですねぇ。ストーリーはよくあるものですが、いいアメリカ映画の典型というか、特別凝った演出等が無くとも全体を通して丁寧なつくりなので、安心して観ていられます。音楽もなかなか良く、星空を見上げる美しいシーンや俳優たちの表情にマッチしています。クリス・クーパーは今では少し珍しくなった(気がする)昔気質な父親を上手く演じていたと思います。役柄的にも、演技においても彼のベストな役かもしれません。それから、ロケット打ち上げのラスト。分かっていても胸が熱くなりますね!シメの8mmも涙腺直撃でした。「遠い空の向こうに」めずらしくうまい邦題もGood!爽やかで、気持ちのいい素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2008-07-27 20:32:52)
80.  ディア・ハンター 《ネタバレ》 
前半は少々長いと感じていましたが、終わりが近付くにつれ、あの長さが効いてきました。ロシアンルーレットを初め、何度も見るにはきついシーンが多々ありますが、やはりあのラストは忘れられません。デ・ニーロの「It`s to Nick.」、カヴァティーナ、結婚式の回想シーン。あのおかげで前半の長さはふっ飛びました。クリストファー・ウォーケンや、メリル・ストリープらが素晴らしい演技をしてくれたおかげでしょう。デ・ニーロは彼のキャリアの中でもベスト3に入るくらいの名演でした。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-26 10:45:23)(良:1票)
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