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53羽の孔雀さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 245
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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61.  パッチ・アダムス
いや凄い。これが実話というんだから凄い。事実は小説より奇なりじゃないが、ありがちな医学もの作品よりもよっぽど「え!ほんとに!?」の連続だった。  素人ながらに、医学は科学の結晶、つまりこうだからこうという理屈・論理の積み重ねで成り立っているというイメージがあります。人の生命に直接関わる分野だから、常に客観性に基づいて判断、処置するのが平等と言える。故に、学部長の言いたいことも良くわかります。と、そこに論理という根本を破壊した切り口から侵入を試みるパッチ・アダムス。いや、彼の中では理屈立っているのでしょうが・・・。それにしても凄すぎます。思ったって行動に移せるものではないし、やろうとしたってできることじゃないでしょう。医学そのものにある意味喧嘩を売る彼の発想は、賛否両論あって然るべきだと思います。  生活の質、「QOLの向上」をよく耳にする昨今、それに専心することが正しいことなのかどうかも含めて、ぜひプロの医療従事者の方に見ていただき、感想を聞いてみたくなりました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-16 21:19:21)
62.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 
面白かったです。が、何回か見直す必要がありそう・・・。  こういうタイムループ系の作品は、①設定を理解し②その上で矛盾ないし不自然な点がないか、というところが面白さに直結すると思います。特に、本作のような終始シリアスな作品は、条件設定にツッコミどころがあれば全てが台無しになる、というリスクがかなり高いと思います。その点、「時をかける少女」よりも「デスノート」に近い感覚を覚えました。  アルファが殺されればオメガが時間をループさせる、アルファの体液を浴びる(取り込む?)とタイムループできるようになる、いう設定は、相当に重要なポイントな気がします。オメガからすれば自分を守るためには目となり矛となり、ループの条件になるアルファが必要だけど、もし人間がアルファの体液を浴びるようなことがあればループ人間が誕生してしまう・・・。上陸作戦が先読みされていたことからも、ギタイはループしている=アルファが殺されているわけで、そんなことを繰り返していたらどの道いつかはループ人間がゴリゴリ誕生していたのでは、とか思ったり。あと主人公視点で、自分ひとりで何とかするんじゃなくアルファの体液を他の仲間にも浴びさせることを目的としてみるのも面白いのでは?とか思ったり。  本作で違和感を感じたのは、車からヘリの一連のシーン。タイムループ系の作品でやっちゃいけないのは、「ループ能力の持ち主(主人公)が私利私欲に走る」ことだと思います。実際に行動しなくても、匂わせた時点でアウトなタブーのレベル。で、ヘリのシーンではそれが垣間見えてしまったんですよね。「リタから見たら私利私欲に見えるが、主人公は本当に心からリタを助けたかった」とは言い切れない違和感・・・。わざわざあんな状況になってる時点で非合理な印象を受けます。それ故に逆に「ミドルネームはローズ」は上手いですね。
[DVD(字幕)] 7点(2015-02-15 00:14:24)
63.  最後の酋長
 タイトル的にインディアンの勇士を謳う作品か、歴史を淡々と描く作品か、対立を描き結局はアメリカ万歳!となる作品かのどれかかと思いましたが、いずれもイマイチしっくりこず。むしろ単純に、人間ドラマ・人間の熱さで魅せる作品かと思います。  フロリダはセミノール族が描かれますが、本作で特徴的なのは少尉の主人公とセミノール族の族長が親友であり、両者を取り持つのがヒロインという人間関係。プラスしてお馴染みの主人公と上官との意見的対立が加わります。それぞれのキャラクターが気持ちを吐露するシーンが多く、ジョン・フォード作品のような「この人の立場ならこう考える」という描きっぷりを堪能するところに本作の面白さがあると思います。  ただ難点はストーリー展開・演出ともにシンプルすぎて、この後どうなる、というのが読みやすすぎるところ。そこに目を瞑れば、私としては割と好きな作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-08 21:50:31)
64.  ビリー・ザ・キッド(1930)
当たり前ですが、さすがに1930年モノとなると現代との感覚の違いや細部の大雑把さの度合いが大きく、馴染めないという点で私にとって大きく影響してしまった。笑いの感覚が合わないのは痛い。ストーリー面でも、基本的にビリーが感情にまかせ突っ走り、独断で判断し、結果関係者が死ぬと怒りあるいは涙し、さらに綺麗にまとまってる風になるというのはどうなのか・・・納得できない部分があります。あと急展開も多し。対してビリーとギャレットの関係の描き方は良かった。状況は深刻なのに互いのさりげない会話が友達だなぁと思わせられてほっこりしますね。
[DVD(字幕)] 4点(2015-01-01 03:50:18)
65.  征服されざる西部
主人公が全く好きになれない系西部劇。主人公にとっての敵を倒し美女とくっつくという定番の流れでこれほどまでに胸糞悪さを感じたのは初めて。  戦争に負け戦地から帰還したら町は様変わり。あれだけの思いをしたのにいざ帰ってきたら自分は置いてきぼりで居場所がないように感じる。待っていたのは借金を抱えた牧場生活。そんな生活は嫌だ!と野心に燃え家を飛び出す主人公・・・。いや気持ちはわかる、わかるんだけど、その方法論が大間違いでは意味がない。結局のところ冒頭の父親の「金で土地は肥えない。金儲けは偽りの成功だ」という台詞に集約されてますね。  作品全体として終始モヤッとした感じが拭えませんが、そこが味となっていて中々に面白い。主人公の成功と勧善懲悪を軸に据えた西部劇作品たちの中であえて負の側面に焦点を当てた作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-01 03:48:38)
66.  カリフォルニア 《ネタバレ》 
面白いですね。特に台詞回しが良い。お互いの煽り合い含む1対1での小気味良い言葉の応酬がそのまま面白い。オシャレな台詞あり、遠まわしの嫌味あり、ちょっとした笑いあり。中でもファビアンのおっちゃんの「男は危険に身を隠さない」という台詞、しれっと言っちゃってますがかなりカッコ良いです。危険に身を隠さないことが正しいかどうかはどうでもよく、西部劇の主人公達は確かに皆危険に身を隠してないですもんね。また、この作品のポイントである怖さに打ち勝つという点とも一致していて二重に美味しい。本作の登場人物達はそれぞれに過去の恐怖と戦っていますが、最後まで打ち勝てなかったのは悪玉だけです。  展開的には幌馬車隊、カリフォルニアの金、汚い奴らに牛耳られた町、強権力vs民衆、強気の女との恋愛、カリフォルニア独立か合衆国参入か、と小さなものから大きなものまでありがち含め様々な要素があり、前段の台詞の面白さと相まって飽きさせません。むしろ97分の中で綺麗にまとまっていると思います。主人公は当然の如く合衆国参入派、最後は銃で決着とかは様式美。好きな作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-21 07:15:23)
67.  遠い国 《ネタバレ》 
パッケージによればジェフ(ジェームズ・スチュワート)は「人間嫌い」とされていますが、「人間不信」のほうがしっくりきます。自分以外は誰がどうなろうと知ったこっちゃない。他人を信じる必要もない。誰かを信じれば裏切られた時に余計に辛くなるから。それがジェフの発想です。正直最初はジェフのことを全く好きになれない。自分勝手で他人の言うことに耳を貸さず、いらぬ衝突を生みまくる。で、本作はそんなジェフが成長していく様を描いた映画・・・かといったらそうではないでしょう。他人を信じる心を「思い出していく」というのが正確か。ジェフが自分の殻に籠りまくったのは過去女に裏切られたからだし、何より開幕から閉幕までず~っとベンから貰った鈴をつけてますからね。殻に籠っているだけで、心の底の底から「自分が良ければ他人はどうでもいい」と思っているわけではない。そこがジェフとギャノンの違いでしょう。  また、自分一人のことを考えたらジェフの発想も完全に間違っているとは言い難いところが面白いところで、要は「自分良ければ全て良し」ならジェフの考え方になるわけですが、自分を貫き他人を蔑ろにすると結局最後は自分に返ってきて自分が悲しむ(=「自分良ければ」になってない)ことになる、という矛盾があります。本作ではベンの「友情は金では買えん」といった台詞やレネーらの無償の人助けに触れることで少しず~つ人間らしさを取り戻すジェフが描かれます。こういうの、非常に好きです。まあキャッスルの言うように何の根拠もなく人を信じることなど「バカなこと」なのかもしれませんが、だってそれはほら、人間だもの。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-21 07:14:20)(良:1票)
68.  西部の二国旗 《ネタバレ》 
北軍に捕虜にされた南軍兵が北軍に加わりインディアンと戦うことを条件に恩赦を受け、収容所を出、北のヘンリー少佐管轄の駐屯地に入る、という騎兵隊もの西部劇です。  主人公は南軍兵であり、駐屯地内部で北軍vs南軍のいがみ合いが起こるんだろうなぁということは容易に想像できるわけですが、その実、真の敵は北軍でも南軍でもなくインディアン(反逆者)だ!立場は違えど、我々は同じアメリカ人だ!という描かれ方がなされています。そう考えるとオイオイって感じですが、中~後半までの人間ドラマやそれぞれの登場人物の熱さは割と嫌いではない。結論がああだったのはもはや伝統芸と言うべきか。  本作を見ていてふと思ったのが、「インディアン」を「エイリアン」に置き換えるとまんま現代にも通用する映画になる気がするという点。将来エイリアンとの交流ができて「人権」ないし「生物権」だか何だかができた際には今の価値観にも物言いがつくんでしょうか。そんなことをしみじみと考えつつ、単純な初見の感想で7点を献上致します。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-21 07:12:33)
69.  シマロン(1931) 《ネタバレ》 
オクラホマの土地開放が行われた1889年に始まり、1930年までの同地域の発展を主人公ヤンシー・クラバットの伝記風に描く壮大な西部劇。  特に前半が最高。『三悪人』を思い出す土地争奪のためのグレート・ランで幕を開け、『ビッグ・トレイル』のような壮大さが溢れ出る本作。土地を得るために人が集まり、何もなかったところに新しい町ができ、みるみるうちに発展していく。できたばかりの町には有象無象が集まり、商売をするものもあればならず者もいる。知識がある人がいれば無法者もいる・・・。ああもうなんて夢とロマンと面白さに溢れた世界なんだと。一度でいいからこういう体験をしてみたい。意味合いは違うけどフロンティア・スピリットに純粋なヤンシーの気持ちがものすごくよくわかります。  ただ前情報ナシで威風堂々的な勧善懲悪!どや!的な作品かと思って見たので人種差別、身分差別、女性の社会進出など社会的テーマが盛り込まれてたのにはびっくり。金・名誉・権力が第一の人間がいたり(特に妻にはイラッとくる)、新聞屋を開業して成功したはいいが時代が進むにつれ取り残され気味になる主人公など、特に後半はリアルな描写が目立つ。30年代の、しかも前半にこれほどの作品が作られていたなんて、素直に驚きです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 03:25:09)(良:1票)
70.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
面白い。面白いけど、何か釈然としないものがある。結局のところ、「回想はほとんど嘘でした♪」ということなら、んじゃ今までの時間は何だったんだよ!とどうしても思ってしまう・・・。また、それがまかり通るなら「実は夢でした」「実は妄想でした」等、そもそも作品を作る上でやりたい放題になってしまう感じがして、どうもズルいというか、納得できない感があります。  ただそれでも、この練られた構成とケヴィン・スペイシーの演技は見事。1周目は怒涛の展開に若干ついていけない箇所もありましたが、それを踏まえて見ると「どれが真実でどれが嘘か」を考えながら見ること自体が面白く、本作の大きな魅力となっていると思います。ラストシーンでキントが平然と歩き、表情を引き締めて車に乗り込むところには、ゾクリとさせられました。・・・それにしてもキントさん、頭良すぎです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 23:43:09)
71.  遠い太鼓 《ネタバレ》 
フロリダはセミノール族について描いた作品という点では「最後の酋長」と同様。時代設定ではこちらの方が後で交渉決裂後に交戦状態に入っている1840年が舞台。が、テイストが全く違った。あちらはドラマ性重視でこちらは最初から最後までジャングル舞台のアドベンチャーの色合いが強い。特に映像そのもののインパクトが強く、砦に侵入後爆破、湿地帯を焼き払い、鰐がうようよいる川を渡り、最後は水中で一騎打ち。一応復讐の虚しさや白人とインディアンは立場を抜きにすれば歩み寄れないこともない、的な主張も入れ込まれてますが、どうしてもアドベンチャー要素に目がいかざるを得ない。どちらかといえばテーマやストーリーはおまけという印象でした。  どうでもいいけど、水中の一騎打ちで服着たままってのはものすごいハンデだと思うなぁ・・・笑
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-17 03:03:51)
72.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
好きな映画では断じてない。が、魅入らされたのは事実です。  ・・・どうでもいいけどハートマン軍曹の元ネタってこれだったのか・・・w
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-04 18:57:33)
73.  ポリスアカデミー 《ネタバレ》 
う~むくだらん(もちろん良い意味で)。コメディ主体のこういう系の作品では仕方ないことですが、如何せんパターン化しすぎて展開が読めすぎるのが辛い。序~中盤に伏線を撒き、最後の1イベントで回収。唯一校長の「数字に弱い」は、あ、なるほどと思いました。同じベタでも私としては「最後はシリアスかつ熱い展開になる」の度合いが強いほうが好みなので、その点ちょっと合わなかった。物足りないというべきか。そもそもコメディ作品はそのネタ自体が合うか合わないかというのが大きい気がするので、難しいところです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-03 18:12:23)
74.  E.T. 《ネタバレ》 
賞獲りまくるのにも納得。なんて夢溢れた作品なんだ。今見ると宇宙船がちゃっちいとか心マが適当すぎるとかそんなことはどうでもよろしい。ストレスの無いときにしがらみを忘れ心空っぽにして観たい作品の筆頭です。  ストーリー的には地球に舞い降りた宇宙人を宇宙へ帰してあげようというただそれだけ。しかもメインは子供たちと宇宙人なもんだから、会話劇や心理的駆け引きなどになるわけもない。でも、それなのに、「be good」や「stay」など単純でインパクトのある語を効果的に使い魅せてくるあたりはさすが。「E.T. phone home」を無意味に真似しまくったのは私だけではないはず。  また、全編通して子ども目線な本作。子ども心にはちょっぴり豪華なピザ食べて賭け事のマネして、酔っ払って、女の子とちゅーして、隠し事があって、大人はちょっと怖くて・・・。大人になるとどれもなんでもないことだけど、子どものときはすごくワクワクした。その描き方が凄く上手い。月をバックに自転車で空を飛ぶあの画。BGMと相まって、最高のカットですね。  +αで、E.T.の可愛さが120点。ぬいぐるみに紛れてるシュールさ&可愛さがもう最高。ただ「なぜ可愛いと思うのか」と言われたら非常に難しい。大量のE.T.が地球に攻めてきたという設定でも可愛く見えるのかと言われたら怪しい。かわいいか否かを分けるポイントはどこなのか、無駄に考えさせられる今日この頃です。
[DVD(字幕)] 10点(2014-10-20 23:46:50)(良:2票)
75.  戦場からの脱出 《ネタバレ》 
実話ものは元を知らないとどこまでが真実なのかがわからず、「不自然だけど実際そうだったのなら仕方ない」となってしまうことがよくある。結局のところ自分の勉強不足なわけですが・・・。本作でリアルだと思ったのは収容所からの脱出の際のジーンらと別れるところ。ジーンらが加勢しなかった理由もフィシットが靴を持って行ったという弁解も支離滅裂。てっきり殺し合いにでもなるのかと思いきや何事もなく別れてそれっきり。理由も掘り下げられずジーンらのその後もわからない。全てフィクションの「映画」なら放り投げっぱなしで完全なるマイナスですが、実話だと言われると一転してリアルに思える。ディーターの視点からすると、確かにそれらを知る術はないですからね。事実をそのままに伝えるだけ。 その他演出的なマイナス面は①出撃前に見たビデオどおりに救出されてほしかった②リトル・ヒトラーがそこまで残虐ではなかった③ヘリに救い上げられて以降は蛇足な気もした、といったところ。逆に虫ご飯を余裕で食うところをはじめ、サバイバル過程などの役者の演技は凄かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-20 17:14:33)
76.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
好きにはなれない作品だけど、いろんな意味ですごい作品だ。罰のきつさがイマイチ伝わらなかったり、脱獄しようとする過程が極めて雑だったり、(そもそも悪いことしてんのに)正義のアメリカ様だったりとかはマイナス。対して、再三他者から言われる「必ず上手くいくから」の響きの遠さと僅かな希望、追加30年くらったときの絶望、特別収容所に入った後の壊れていく様、2度目の鼓動のシーンなど、主に心理面でのサスペンス調の描き方は良かった。男のむさ苦しさが果てしないです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-20 05:33:08)
77.  マレフィセント 《ネタバレ》 
「眠れる森の美女」自体をほとんど覚えていないまま鑑賞。これを機に今一度見てみたいです。  さて本作は完全に原作を意識した(当たり前ですが)パラレルワールドのような作品。もしかしたらこんなパターンもあったかもよ?的なことを思いっきり言っちゃってます。前情報全く無しで観ましたが、力の入れられている順にファンタジー>アクション>人間ドラマという印象。如何せんキャラクターが3Dアニメではなくリアル人間なため、人間ドラマ的な良さは増しますが、ファンタジー・アクション面は若干落ちます。具体的に言うとオーロラが眠りから覚めるシーンのマレフィセントの涙は良かったですが、ドラゴンや王との戦闘シーンはう~んもうちょっとこう・・・という感じでした。  また、ストーリー的に「これがやりたかった」という部分がまずあって、その点と点を繋ごうとしてそれまでの線を半ば強引に作った、という風に見えてしまう。「マレフィセントが眠りから醒ます」というのをやりたい。ではそれを際立たせるにはどうしようか→よし、王子様を前フリとして使おう→ということで王子様はここらへんで登場させておいてマレフィセントと一緒に城に行くことにしよう。的な。よって、ネタバレがなくても何がどうなるかがだいたい読めます。  他にも違和感がある点が色々ありましたが、そこは原作もそうだったのかもと思うため何とも言えず。逆に原作の良アレンジもあるかもしれないし、やはり「眠れる森の美女」を見直したいという気持ちが強まりました。
[映画館(字幕)] 5点(2014-08-08 23:46:30)
78.  コロラド 《ネタバレ》 
面白いですね。感情vsシステムという構図は大好物。ただ本作の場合それはあくまで表面で、問題の真の原因は人間の中身そのもの。「戦争によって性格が変えられた」よりもむしろ「戦争はその人の本質を剥き出しにする」の方がしっくりきます。戦争によって皆が皆デヴァローのような殺人に快感を覚えるような人間なるわけはないですからね。むしろデヴァローの場合戦争を言い訳にしてる感さえある。デヴァローとデルは友人であり、戦友であり、恋のライバルでもある・・・その辺の描きと鉱山の所有権を巡る強権力と法vs民衆と感情の構図の絡め方が見事。最後のまとめは結局主要人物が死んで大団円かよってつっこみを入れたいのは山々ですが、なんかもうその辺はパターンですね。過程良ければ全て良し?  あと見終わってから気づきましたが、アクションがほとんどなかった。それほど中身にのめり込めたということだし、人間ドラマで魅せるこういう作品こそ西部劇!ということで、全く問題なしですね。
[DVD(字幕)] 8点(2014-07-09 07:26:02)
79.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 
序盤からテンポ良いな~とか思って見てたら2作目だったのかよ・・・恥ずかしながらタイトル検索するまで前作の存在に気付かず・・・  さて、やはり何といってもファンタジーの世界観そのものと夢のあるアクション、この2点が素晴らしいですね~。まさに実写版RPG。酒場から始まり、森から見える美しい景色とブルーの蝶、湖の町の雰囲気、黄金とドラゴン。もうワクワクせざるを得ません。加えてアクションはやっぱりレゴラスの独り勝ち。あのシステマチックな戦いっぷりが好きなんです。タウリエルもレゴラスと同じ戦いっぷりですが、ちょっと動きが硬いのがマイナスか。特に急流での戦闘シーンは見ごたえがあり、巻き戻して2回見ました。  ただそんな中ドラゴンさんが思ったより大したことないってのが残念。散々大物ぶった登場をしておきながらバトルになった途端脳筋全開の猪突猛進プラス口を開けば小物臭漂う台詞回し・・・噛みつこうとして届かなかったら火を吹けばいいじゃない、とか圧倒的体格差なんだからもっと力技でいけばいいじゃない、とか思ってしまう。味方側に大した損害がないってのもドラゴンさんの格が下がって見えた原因か。まあその辺は次回作に期待です。  なお、どうでもいいですが本作は飛行機の中で観たため鑑賞環境は「テレビ(吹替)」としました。
[地上波(吹替)] 7点(2014-07-05 13:02:56)
80.  ドッジボール
飛行機の中で正直時間潰し目的で観ましたが、この視聴環境が大正解。題材はスポーツですがその中身は超絶適当コメディなので軽い気持ちで観ることを強くお勧めします。DVDを購入し、時間を割いて真剣に・・・とかやると逆に後悔しそう。点数はコメディ部分が私的に面白かったが故の6点。もし自分に合っていなければ余裕で2点とか3点です。それくらいストーリーはあってないようなものだし、肝心の勝負が熱いかといえば熱くないし、伏線が上手いかといったら上手くないです。(良い意味で)適当に突っ走り続けたのがナイスな作品かと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2014-07-05 12:30:34)(良:1票)
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