841. 汚名
えっ、これで終わりなの?という印象。最後まで決着つける映画の見過ぎだろうか?バーグマンはその辺のネーチャン風情で美人とは思えず、だからこそ奮闘する未熟で危うい素人スパイとしての存在感はあったが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-25 11:59:29) |
842. 白い恐怖(1945)
いくら恋愛未経験だからといって偽名を語る男に理性あるアサラー医師が惚れるか?というツッコミはあるものの、謎解き系としてはそれなりに楽しめる。ただし、さんざん盛り上げといて、オチのつけ方が少々安易かな。イングリッド・バーグマンは美人というよりイガイと庶民的な印象。Gペックはさすがに若くてなんか2人は恋人というより姉弟みたいに思えたが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-23 16:48:59) |
843. 天国は待ってくれる(1943)
不倫は現世でも地獄に落ちるけどね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-12 12:33:27) |
844. 落下の王国
現実と空想が徐々にシンクロしていく過程や映像的な趣向等々全体的にはよく出来ているとは思うが、大人の女に裏切られ、御伽噺で少女を利用しようとし、結果的には少女との交流で救済されるというは、ちょっとロリコン臭があるような。ただし、無垢な少女への逃避が大人の女への不信に対する有効な救済方法であるというのも、ある意味真実であるのかもしれないが。でも、自暴自棄な青年が少女と親密になっていくのはちょっと危うい感じはしたかな。それも含めて楽しむ作品なのだろうか。 [地上波(字幕)] 5点(2021-01-06 12:02:24) |
845. ブライダル・ウォーズ
ラブコメと言っても男女のドタバタではなく、男不在で女同士の争い。どっちが先にどのように結婚するかというのは女友達にとっては結構重要なのかもしれない。という意味ではナーバスな問題を扱っているとも言える。でも普通は同じ式場ではやらないよなあ。だからこそのドタバタなんだろうが、オチのつけ方がスッキリしないのが難点か。そして、結婚の次は出産で、その後は夫の出世とか子供の進学とか、そうやってこの2人はマウンティング的ウォーズを延々と展開していくんだろうか?と余計な事まで考えてしまう作品でもある。でも、これって結構「あるある」だったりして? [地上波(字幕)] 5点(2020-12-28 17:44:26) |
846. 荒野のストレンジャー
「正義」なき世界のリアリズムを表現した作品と言えるのかもしれないが、とは言っても近代社会はそれなりの法秩序や行政機能があるわけで、昔の小さな田舎町だからこそ成立する物語であるとも言える。「力」がものをいう時代を批判的に描いているとも言えなくもないが、スッキリはしないし後味が良くない作品ではある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-26 11:11:34) |
847. SPY/スパイ
ステイサム目当てで見たんだが、イガイとこういうコメディ系の演技もイケルもんだな。 [地上波(吹替)] 5点(2020-12-24 12:12:59) |
848. キラー・エリート(2011)
チームプレイでステイサムの存在感が薄くなっちゃった印象。アクションは凄かったけど。デニーロはそれなりに存在感はあったし、あまり評判がよくない?彼女の存在も嫌味はないので許容範囲かな。 [地上波(吹替)] 5点(2020-12-14 11:38:28) |
849. ラストベガス
60年間話が飛ぶのでその間に何があったのかがよくわからないのが難点ではあるが、どうやら皆恵まれた豊かな老後を過ごしているようである。それ自体がもう奇跡的で普通は人生の紆余曲折により行方不明の1人や2人ぐらいはいるだろう。で、ベガスでのドンチャン騒ぎはもはやファンタジー的で名優たちの慰労パーティーのようでもある。こういう老人モノはこれからの年のとり方を考えさせられるが、結局は「夫婦関係の良し悪しが人生の良し悪しを決める」というパターンが多いように思える。それが<映画業界>における真理という事なんだろうか。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-12-07 11:42:16) |
850. エリジウム
マット・デイモンって見た目もイマイチでスター性も感じないし、何で人気があるのか疑問に感じる役者の一人ではあるんだが、いつのまにかブルースウィルス的になっていたとは・・・。それはそれとして、作品内容に言及すると、もうちょと社会派に描けば面白そうなんだが、バトルアクション偏重になってしまったのが残念な印象。あとせっかくの「脳内データ」ネタなんだが、ケーブルで出し入れ可能なんじゃただのHDでしかないじゃん。人為的・機械的に出し入れできないのが「脳内データ(記憶)」の利点なのに・・・。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-12-06 14:29:56) |
851. REDリターンズ
相変わらず中身はないが、アクション的には前作よりもスケールアップした印象。 [地上波(吹替)] 5点(2020-12-02 11:47:41) |
852. 127時間
コロナによるステイホームで引きこもり生活が続いて過去を思い出す人が増えているらしい。ステイホームで死ぬわけではないが、このままどうなってしまうんだろうという不安感が閉鎖空間では増幅され、これまでの人生を振り返るようになるのかもしれない。また、いずれは経験するであろう余命宣告後の病室での孤独な時間においては必ず過去を振り返り自分の人生についてアレコレ考えるに違いない。ましてや、食料もなく身動きも取れず、ただ数日後の死を待つだけの閉鎖空間での孤独な状況では幻覚等を見てしまうのも当然であろう。本作は確かに映像作品として幻覚等の描写には成功しているようにも思えるが、基本的に主人公というか物語的に進行や動きがなく「内省」が中心なので退屈に感じる人がいるのは理解できるし映像化には不向きな作品ではあるとは思う。また極限状況での「軽い感じ」にも違和感があり、総じて悲壮感が足りないようにも思えた。原作は未読だが、この手の物語は文字による音声なしの独白形式の方が「人生を見つめなおす」という意味で向いているように思える。 [地上波(吹替)] 5点(2020-11-30 14:02:13) |
853. 山猫は眠らない5 反逆の銃痕
女性スナイパーの登場という現代性はあるものの、基本的にはチーム行動なのでスナイパーモノというよりもは単なる特殊部隊モノになってしまっている。ベケットパパの復活はあるものの、舞台も転々とするし、やや散漫な印象。それでもついつい見てしまうこのシリーズ。どうやら2020年時点でシリーズ8まであるらしい。ここでは人気ないのか現時点では6~8の登録はないようだが・・・。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-11-19 11:44:36) |
854. ビバリーヒルズ・コップ
80年代テイスト満載で中高年が懐かしむ分にはいいのだろうが、若い人が今見てもあまり面白くはないかも。音楽は今でも使われる事があるし現代的ではあるのかもしれないが。尚、ある意味エディーマフィーらしさが伝わる富山敬の吹き替えで見る事をススメる。それが日本人が受容したエディーマフィーの歴史なので。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-11-17 11:07:16) |
855. 昼下りの情事
《ネタバレ》 パパ活が本気になって、父親もOKしちゃうのかよ! [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-12 11:26:49) |
856. スターリンの葬送狂騒曲
実際にあった権力闘争をドタバタ劇風に描いた事を評価できない事もないが、なんだか中途半端。ガチでシリアスに作るか、『帰ってきたヒトラー』のようなもっとファンタジー的にコメディ化した方がよかった。そもそも他国のリアルなある種の負の歴史をこのようにブラックコメディ化する事に疑問がある。226事件が中国によってブラックコメディとして製作されたらと想像してみればいい。まあ、中国が自ら毛沢東のコメディを製作したらたいしたもんだが、自分が生きている間にそういう時代は来るんだろうか? [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-07 12:26:34) |
857. 山猫は眠らない3 決別の照準
《ネタバレ》 今度は依頼主である身内から狙われてしまうトーマス・ベケット。相棒はアジア系の警察官でこれまでの軍人とは違うが、中々のコンビネーション。ただし、これまでのシリーズでは無色透明的だった「獲物」に、キャラクター色が結構付いてしまったので、普通のワケアリ系のアクションになってしまったような。でも、スナイパーものとして、仕事は責任もってしっかりやっているとは思う。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-10-29 14:39:48) |
858. トゥルーライズ
『T2』後のシュワルツネッガーブームが最高潮の時に製作された本作。911を経験してしまうと、イスラームによるテロを題材としてコメディ的アクション映画を製作するのはもう無理だろう。そういう意味では、今見ると悪く言えば古臭くてフザケタ作品だし、良く言えば古き良き90年代ならではの大らかで貴重な作品でもあるとは言える。尚、正味100分程度の放映なので40分程度カットでの視聴。 [地上波(吹替)] 5点(2020-10-17 17:55:57)(良:1票) |
859. グリーン・カード
グリーン・カードというものの存在(名称)はこの映画がきっかけで知った覚えがある。映画を見た記憶はないのだが、話題にはなっていたのだろう。今見ると内容のほうは80年代のテイストが残る定番ラブコメといった感じで少々古臭さはある。個々のキャラは立っているものの、両者が惹かれあう過程の描き方が弱いのでラストの展開が唐突な印象を受ける。危機を経験し一時的に盛り上がってしまったと考えればよいのかもしれないが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-10-13 12:39:06) |
860. オリエント急行殺人事件(2017)
《ネタバレ》 「実は・・・」「実は・・・」と次から次へと真実がご都合主義的に明らかになり、リンドバーグ事件をモデルとする関係者である事がわかっていくので謎解き要素は殆どないし、中盤あたりで全員が犯人なんだろうという事がわかる。この世の人が素性を隠し(経歴を誤魔化し)、理性ではなく感情で動く(殺人はしなくとも違法に近いグレーな行為をする)事を肯定するのなら、あまりにも救いがないようにも思えるが、そういうこの世の救いのなさを訴えたいのなら、それはそれで作品としての価値はあるのかもしれない。負の感情により人種差別意識が「一時的に」撤廃されるというのも「敵の敵は味方」というだけの事でしかないように思える。結局は理性で行動できない人間たちは殺人を犯すし、その後は速やかに感情によって人種差別を行うのだろう。 [地上波(吹替)] 5点(2020-10-05 12:29:03) |