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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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941.  マン・ダウン 戦士の約束 《ネタバレ》 
アフガニスタンでの過酷な任務を終え、故郷へと帰還したアメリカ兵ドラマー。ところが愛する妻と子供が待つはずの地は荒廃し無人の荒野となっていた。ともに帰還した友人と家族を捜しはじめる彼。そんな彼の脳裏に戦場での過酷な記憶が交錯するのだった…。まあやりたいことは分かるし、そのメッセージ性も充分理解できるのですが、正直微妙な出来でしたね、これ。ぶっちゃけて激しくネタバレすると、まあ妄想オチなんですが、この作品の最大の欠点は早々にそのオチに気付いてしまうこと。ミスリードの仕方が恐ろしく下手です。あと、主人公の妄想世界のディテールも低すぎます!主人公の目に実際に生きてる人の姿が見えることもあったり見えないこともあったり、いくら妄想だからってここらへんをあやふやにしちゃったらあかんです。まあ最後まで退屈せずに観れたので5点で。
[DVD(字幕)] 5点(2018-06-22 10:33:52)
942.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
第二次大戦初期にフランスのダンケルク地方で起こった攻防戦を緊迫感溢れる映像で描いた戦争映画。大好きなクリストファー・ノーラン監督の最新作ということでけっこう期待して鑑賞してみました。なんですけど、うーん、僕はなんかいまいち嵌まらなかったですね、これ。時間軸をバラバラにしたタイムリミットが最後、一つに収斂するというノーランお得意の演出がそれほどうまく機能しているとは思えませんでした。映像は相変わらずシャープで迫力があったんですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2018-05-29 20:57:08)
943.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 
サイバーパンクSFの金字塔として有名な日本のアニメをハリウッドがリメイク。主人公は今を時めく人気女優スカーレット・ヨハンソン、日本からは北野武、桃井かおりの両氏が参加しております。もともとの押井守版アニメは正直、あまり好きではなかったのですが、いろいろと話題になっていたので今回鑑賞してみました。結果は…、やっぱりあんまり好きではなかったです(笑)。観終わった後に誰かと何がしかの議論を交わしたくなる深いテーマ性(のちのエヴァシリーズにも通じる?)は確かに一見の価値はあると思うのですが、僕はさっぱり嵌まりませんでした。あと、何故か日本語しか喋らないたけしのキャスティングも違和感しか感じられなかったですし。
[DVD(字幕)] 5点(2018-05-26 21:25:31)
944.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 《ネタバレ》 
宇宙のはみ出し者たちが巨大な敵から銀河を救う、コメディタッチのスペースオペラ第二弾。前作はそこそこ面白かった印象があったのですが、残念ながら今回はそんなに嵌まらなかったです。なんだかストーリーがごちゃごちゃしてて途中から置いてけぼり状態になっちゃいました。映像は相変わらず迫力満点だったんですけどねー。
[DVD(字幕)] 5点(2018-05-20 23:14:38)(良:1票)
945.  コール 《ネタバレ》 
娘と両親をそれぞれ別々に誘拐し相互に連絡を取り合うことで完全犯罪を目指す誘拐犯と、突如として悲劇に見舞われた被害家族との攻防を描いたクライム・サスペンス。つかみは良かったのですが、後半から脚本が穴だらけ過ぎていまいち楽しめなかったです。クライマックスなんてもう突っ込みどころ満載…。ケヴィン・ベーコン&シャーリーズ・セロン&ダコタ・ファニングの豪華共演に+1点。
[DVD(字幕)] 5点(2018-04-23 22:47:39)
946.  クリミナル 2人の記憶を持つ男 《ネタバレ》 
国際的テロリストの大規模なテロ計画を追っていたCIA捜査官ビリー・ホープ。だが、彼は重要な情報を保持したままテロリストに捕まり拷問の末に命を落としてしまうのだった。なんとしてもテロを阻止したい彼の上司は考えた末、ある計画を実行に移す。一人の脳科学者の協力を得て、なんと死んだはずのビリーの記憶を刑務所に収監されていた凶悪な犯罪者の脳に移植しようというのだ――。訳も分からぬまま脳外科手術を受け、ベッドで目を覚ました犯罪者ジェリコ。真相を知った彼は、テロ情報を教える前に隙を突いて逃げ出してしまう。久しぶりに自由の身になったジェリコは、湧き上がってくる暴力衝動の赴くまま危険な街へと繰り出してゆく。だが、次第に甦ってくるビリーという男の記憶が彼の失われた良心を大いに揺さぶり始めるのだった…。今まさにテロを実行しようという危険なテロリスト、テロを阻止するためならどんな犠牲をも厭わないCIA、感情を亡くした狂暴な犯罪者、そして悲嘆に沈む殺された捜査官の家族。死んだはずの一人の男の記憶を巡ってそれぞれの思惑が複雑に交錯する中、テロ予定時刻は着々と迫ってくる…。こういう荒唐無稽なお話を大真面目に描くという試みはなかなか興味深く、冒頭から緊迫感もあって、つかみはばっちりでした。渋めどころの役者陣を揃えたキャスティングも非常に豪華で大変グッド。ケビン・コスナーとトミー・リー・ジョーンズとゲイリー・オールドマンが同じ画面に収まるとそれだけで画力が凄いですね。ただ、それも前半まででした。後半からこの荒唐無稽な設定の無理がたたったのか、明らかに脚本が破綻し始めるのです。特にCIA、このたった一人の犯罪者を簡単に逃がしすぎ!!こんな無能なのにこれでテロリストなんか捕まえられるわけねーって。それに捜査官の奥さん、簡単に犯罪者に侵入されすぎ!!一回目は分かるのだけど、さすがに二回目はセキュリティコードを変更しましょうよ。あとK・コスナー演じる犯罪者、簡単に良心に目覚めすぎ!!金を手に入れたいのか奥さんを慰めたいのか、何がしたいのかさっぱり意味不明。肝心のテロリストたちも存在感なさすぎ!!何のためにテロをするのかもいまいちピンとこないので、この濃い役者陣の中で存在感が薄い薄い。そして、ラストのオチは噴飯ものの酷い代物でした。こんなに部下を殺されてんのにCIA、こいつを雇うんかーい(笑)。ハリウッドのレジェンド俳優たちの豪華共演に+1点。
[DVD(字幕)] 5点(2018-04-16 22:28:46)
947.  セル 《ネタバレ》 
それは平凡なある日の午後の出来事だった――。その瞬間に携帯電話を使っていた全ての人々が突然狂い始め、白い泡を吹きながら周りの人間たちを襲い始めたのだ。友達との会話にいそしんでいたティーンエイジャー、トイレに腰掛けながら仕事の話をしていた中年サラリーマン、ネットのゲームに夢中になる子供たち…。手にしていた携帯電話をナイフや銃に持ち替え、手近の人間を次々と血祭りにしながら暴走を続けるそれまで普通だった人々。彼らによって空港や地下鉄構内が瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図と化す中、偶然にも生き残ることが出来たコミック作家クレイと地下鉄運転手トムは、この絶望的な状況を何としても乗り越えようとするのだったが…。現代人なら誰もが持つ携帯電話が突如としてもたらした、そんな世界の崩壊をノンストップで描いた定番のパニック・スリラー。原作はモダン・ホラーの帝王スティーブン・キング。いかにも彼らしいそんなB級感満載の本作、何気にジョン・キューザックとサミュエル・L・ジャクソンも主演していたので、気軽な気分で今回観始めました。タイトルにもなっている携帯電話というアイテムは単なる添え物程度で中身は超ベタベタなゾンビものでしたけど(笑)、ツボを押さえた演出のおかげでそこそこ楽しめました。廃墟と化した街の中をゾンビたちが全力疾走してくるとこなんて既視感満載とは言えやっぱり怖い。それに中盤のゾンビ大量虐殺はお約束の展開で大変グッド。まあ後半のグダグダな展開もある意味お約束なのかな?てか、あのラスボスっぽい赤いフードのゾンビは結局なんやってん(怒)。ジョン・キューザックのアホ面で終わるラストなんて、やっつけ感半端なさすぎ!!とまあ、なんだかんだ突っ込みを入れながら、だらだら観る分にはぼちぼち楽しめるという定番のB級ゾンビ・ムービーでございました。
[DVD(字幕)] 5点(2018-03-25 23:08:58)
948.  アンダーカバー(2016) 《ネタバレ》 
大規模テロを計画しているとされる白人至上主義団体に、決死の覚悟で潜入捜査を試みる若きFBI捜査官のお話。ネオナチたちに認めてもらうために丸坊主となって差別発言を連発する主人公に、ハリポタからのイメージチェンジを図るダニエル・ラドクリフ。実話を基にしたということなのですが、ちょっと演出が大雑把過ぎるところが残念な作品でしたね、これ。もっと面白くできただろうに、既視感だけが先行する、まぁ言ってしまえばよくあるお話でありました。何より本作の重要なテーマである、人種差別主義者たちの狂気性や彼らがいかに有色人種たちとの対立を煽っているかという部分が全く掘り下げられていません。ラドクリフ君も頑張っているのは分かるのだけど、とてもイラクからの帰還兵に見えなくて、これで騙される過激派団体の幹部はどんなけ間抜けなんだよ!!って終始突っ込んじゃっていまいち説得力が感じられない。んでもまあこのスタッフたちの「頑張って面白い映画を創りたい!」という熱意(結果は伴ってないけど笑)には好感が持てたので5点あげとこう。
[DVD(字幕)] 5点(2018-02-27 20:04:13)
949.  ネオン・デーモン 《ネタバレ》 
地方から出てきたばかりの何もしらない田舎娘が、華やかなファッション業界に身を投じると、持って生まれた美貌だけを武器にどんどんとのし上がっていく姿を独創的な映像表現で描く。男たちからは欲望の眼差しを、女たちからは羨望と嫉妬の入り混じった眼差しを受ける主人公役にはいまハリウッドでもっとも注目を集める若手女優エル・ファニング。監督は原色系の派手な色遣いで毒々しい物語を追求し続けるレフン監督。まあグロテスクかつエキゾチックな唯一無二の世界観を構築するこの監督のセンスは確かに凄いと思います。けれど、好みの問題と言ってしまえばそれまでだけど僕は昔からこの人とは相性が悪いんですよね~、残念ながら。こういう映像を撮りたいという監督の拘りはひしひしと伝わってくるのですが、その分脚本がおろそかになっちゃってませんか、これ。最後、女の口から飛び出てくる目玉なんてグロいだけで意味不明ですって。エル・ファニング主演ということで今回鑑賞してみたのですが、なんだか彼女の美貌の無駄遣いとしか僕には思えませんでした。あと、何気にキアヌ・リーヴスも無駄に使ってましたね。うーん、エル・ファニングの可愛さに5点で。もし彼女が金粉フルヌードを披露してくれていたらもう2点プラスだったんですけどね(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2018-02-19 21:50:06)(良:1票)
950.  ジョイ 《ネタバレ》 
困窮した生活を送っていたシングルマザーが、自ら発明したモップの特許で大成功を収め、大富豪へと成りあがったお話を実話を基にして描いたヒューマンドラマ。毎度おなじみの豪華役者陣を揃え、いかにもこの監督らしい直球勝負の作品なのですが、なんだか良くも悪くもワンパターンなイメージ。もう少しパンチの効いた演出が欲しかったところ。可もなく不可もなくの優等生的作品で完成度は高いのでしょうけど、僕はそこまで面白くは感じなかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2018-01-25 22:59:04)
951.  トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男 《ネタバレ》 
赤狩りの嵐が吹き荒れた東西冷戦期のハリウッドで、不当な弾圧に遭いながらも自らの信念を突き通した不屈の脚本家の生涯を描いた伝記映画。うーん、僕はなんかいまいち嵌まらなかったですね、これ。現実にあった出来事をただ時系列順に並べたみたいな本作の構成が正直微妙でした。ハリウッド映画らしく、もう少しドラマティックな見せ方があっても良かったのでは?でもまあ、このトランボという人の何処か飄々とした一筋縄ではいかない魅力は充分伝わってきましたけど。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-25 21:27:25)
952.  ジェーン 《ネタバレ》 
元彼と今彼を使って、悪徳売春男に立ち向かう女ガンマンのお話。ガンアクションを多用したエンタメ西部劇にしたいのか、戦争に運命を翻弄された恋人たちの人間ドラマを見せたいのか、かなり中途半端な出来。つーか、画面もお話もどっちも暗いよ!ナタリー・ポートマンが出ているのでおまけの5点。
[DVD(字幕)] 5点(2017-11-22 21:46:31)
953.  ニュースの真相 《ネタバレ》 
映画としてはそこそこよく出来ているけれど、なんか反共和党のプロパガンダ臭が強すぎていまいち好きになれなかったです。なんだか胡散臭くないですか、これ。主人公のCBS記者たちを微妙に美化している感じがちょっと…。
[DVD(字幕)] 5点(2017-09-21 21:41:29)
954.  ザ・コンサルタント 《ネタバレ》 
昼は公認会計士、夜は殺し屋として生きる男を描いたハードボイルド・アクション。まぁこんな荒唐無稽な設定を大真面目に描くというその発想は面白いものの、さすがに話を詰め込み過ぎでいまいち面白くなかったです。特に後半、長年生き別れていた兄弟が偶然出会うというご都合主義には唖然としちゃいました。
[DVD(字幕)] 5点(2017-09-01 15:29:27)
955.  シークレット・アイズ 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマン&ジュリア・ロバーツの豪華共演でおくる重厚なミステリー。うーん、正直微妙でした。13年前の出来事と現代のエピソードが並行的に描かれるのに、それがどちらのお話なのか非常に分かりづらい!もうちょっと分かりやすい演出が欲しかったところ。肝心のミステリーの方もちょっと引っ張り過ぎで途中でだれちゃいます。最後のオチだけは意表を突かれてけっこう良かったですけど。
[DVD(字幕)] 5点(2017-08-03 19:59:34)
956.  白い帽子の女 《ネタバレ》 
舞台は1970年代、南フランスのとある小さな港町。田園と漁場以外何もないこののどかな町に、一組の中年夫婦が派手なオープンカーでやってくるところから物語は始まる。夫であるローランドはかつて人気作家として名を馳せたものの今や落ちぶれて酒浸りの毎日、ダンサーとして舞台に立っていた妻ヴァネッサも今では精神的な不調により薬に頼らざるを得ない日々を過ごしている。見るからに不穏な空気を漂わせるこの夫婦、すぐに地元のホテルへとチェックインするものの、もちろん胸躍るバカンスというわけではなさそうだ。ローランドは地元の食堂にすぐさま飛び込むと朝からジンを煽り、ヴァネッサも明らかな抑鬱状態からベッドから起き上がることすら出来ず、二人の間には会話らしい会話すらない。そんな閉塞感に打ちひしがれる二人の隣室に、ある日、一組の新婚夫婦がハネムーンでやってくる。未来への希望に満ちた二人に嫉妬と羨望の目を向ける夫婦は、部屋の壁に小さな覗き穴が開いているのを発見する。好奇心から彼らの情熱的なセックスを夜な夜な覗き見るようになってゆく妻と夫。かつての自分たちの姿を彼らに重ね合わせ、次第に修復の糸口を見出しそうになるのだったが…。お互いの関係に息詰まってしまった一組の中年夫婦のそんな葛藤と退廃の日々を倒錯的に描いた心理ドラマ。アンジェリーナ・ジョリーがメガホンを執り、実生活でもパートナーであったブラット・ピットと夫婦役を演じたうえ、公開直後に二人が実際に離婚してしまったということでいろいろ話題になっていた本作。興味を惹かれて今回鑑賞してみました。まあやりたいことは分かります。古いフランス映画っぽいアンニュイ&デカダンスな雰囲気、そして婚姻という制度への圧倒的な不信感。監督はそういった退廃的な世界から何か新たな思想や価値観を探り出したかったのでしょう。ですが、本作の欠点はそのための端緒には立ったものの、それ以上に深化はしていないところでしょうか。なので何か新しいメッセージ性を感じさせることもなく、全体的に古臭い印象しか残らない。実際に破局の危機を迎えた夫婦――本当のところがどうなのかはこの際置いておいて――が同じような危機に直面した夫婦を演じることで、自らの関係を改めて問い直そうという私小説的な試みはなかなか興味深かっただけに残念と言わざるを得ません。
[DVD(字幕)] 5点(2017-06-13 00:13:26)
957.  ウォーリアー 《ネタバレ》 
総合格闘技の世界で互いに確執を抱えた兄弟がそれぞれ命を削ってまで戦い抜く姿を描いたスポーツ群像ドラマ。見所は、トム・ハーディやニック・ノルティをはじめとする男くさい役者陣の文字通り血沸き肉躍る熱い演技のぶつかり合いでしょう。天才肌の弟と不器用ながらも家族のために必死になって戦い抜く兄貴、そして過去に色々と問題を抱えたしまった父親…。ベタながらも最後まで熱いドラマが展開されていきます。ただ難点は、いくらなんでもエピソードを詰め込みすぎなところでしょうか。例えば兄貴。難病を抱えた娘の治療費がかさんで家を手放さざるをえなくなる。何とか借金を返すために身一つで昔なじみのジム経営者の元を訪れ格闘技の世界に挑むのだけど、そのために教師の職をなくしてしまう。ぎりぎりまで追い詰められながらもトレーニングを重ね、やがて世界最高峰の大会への切符を手にする。かつての教え子や上司も次第に勝ち進んでゆく彼に少しずつエールを送りはじめ、そして、最後まで反対していた妻も…って、これだけで映画一本いけますやん(笑)。例えば弟。イラクからの帰還兵である彼は、常に謎めいた存在で何か心に闇を抱えていることを窺わせる。でもその天才的な格闘技のセンスでもって大会を勝ち進んでゆき、世間の注目を集めるように。すると彼の戦場での過去が明らかにされ、実は仲間の命を救った英雄であることが判明する。入場曲を持たない彼のために自主的に集まってアメリカ国歌を歌う海兵隊員たち。だが、決勝進出を決めた直後、さらに衝撃の事実が明らかとなるのだった…って、こっちもこれだけで映画一本いけますやん(笑)。そして彼らの父親。かつては子供想いのよき父だったのに酒が原因で身を持ち崩し妻に暴力を振るって今や何もかもを失ってしまった。せめて孫と穏やかな時間を過ごしたいと決死の覚悟で禁酒しているのだが、彼の息子たちは決して父の過去を許しはしない。そんな彼にまたもや酒の誘惑が…って、これも映画一本いけますやん(笑)。さらには弟にスパーリングでボコボコにされリベンジを誓うヤツやら今や伝説となったロシアのチャンピオンやら、いろいろ出てきて後半はもう何が何だか分かりません。もっと軸となるお話に焦点を絞って、無駄なエピソードを削って、もっとスリムに出来たんじゃないでしょうか。観客に楽しんでもらいたいという監督の有り余る熱意だけは伝わってきたので残念でなりません。
[DVD(字幕)] 5点(2017-03-07 22:08:29)(良:1票)
958.  ザ・ガンマン 《ネタバレ》 
『ブラッド・ダイヤモンド』のような社会性の強いアクション・エンタメ作品を目指して制作されたのだろうけど、とにかく脚本が穴だらけでいまいち面白くなかったです。50代とは思えぬ、ショーン・ペンさんのガチガチに引き締まった肉体美に+1点。
[DVD(字幕)] 5点(2017-02-08 14:28:52)
959.  アメリカン・ドリーマー 理想の代償 《ネタバレ》 
1980年代のニューヨークを舞台に、経営危機に陥った会社を救うため、金策に駆けずり回る経営者の苦悩を描いた重厚な社会派ドラマ。確かに完成度は高いのかもしれないが、一本のドラマとして見ればあまり面白いとは思えなかった。この鬱陶しいほどの重苦しさに、最後までいまいち馴染めなかったのが原因だろう。これは好みの問題なので如何ともしがたい。
[DVD(字幕)] 5点(2017-01-24 23:36:36)
960.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 
中盤までは緊迫感もありけっこう面白かったのだけど、舞台が東ドイツに移ってからがなんともつまらない。
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-20 00:04:04)
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