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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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81.  リトル・ミス・サンシャイン
何も問題の無い時には家族がバラバラでも、それこそ問題は無い。しかし一たび問題が起きた時にモノを言うのが「血縁の絆」であり「家族の結束」。肝心な時に他人は当てに出来ません。血は水よりも濃いのです。あのおんぼろマイクロバスこそ「家庭」の姿。全員の力があってこそ家庭を前へ進めることが出来、そして一人たりとも(文字通り「死んでも」)後に置いてはいかない…。どことなく「サムサッカー」と同じ様な雰囲気を感じましたが、私はそれよりもずっと感動しました。それにしても、ファンキーな爺さんの性格を考えれば判りきったことながら、満を持して披露されるオリーヴちゃんのステージ・パフォーマンスは中々の衝撃。確かに「下品」かもしれませんけど、北朝鮮でマスゲームをやらされてる子供みたいに、不気味な作り笑いを顔に貼り付けて猿回しの猿の如く「芸」をさせられる他の参加者に比べれば、遥かに子供らしくて愛らしい「ダンス」でしたネ、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2007-01-19 01:04:19)
82.  天国に行けないパパ
年金給付開始を目前に控え、出来るだけ危険を避けていた老刑事が、自分は不治の病だと思い込み、殉職時の保険金目当てに暴走刑事と化すアクション・コメディ。皆さんの評価通り、かなり面白い映画でした。どんなに危ない目にあっても中々死ねない主人公の暴走振りが面白いんですけど、その面白さを支えてるのが本格的なアクション・シークェンス。前半のカー・チェイスは、はっきり言って「フレンチ・コネクション」より上。まさかこんな映画でこれ程のアクションを見せられるとは思ってもみなかったので、そこからすっかりハマってしまいました。これはお薦めです、7点献上。
[地上波(吹替)] 7点(2006-10-18 00:01:31)(良:1票)
83.  ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦
文化や思想のギャップを笑い飛ばすコメディが結構好きなので、私は十二分に楽しめました(「ラブハント作戦」って副題は要らない)。現在、イスラム・ネタがタブー化してしまってることを考えると、この時代にベルリンを舞台にしてこんな話を作ってしまうんだから、当時は随分と大らかだったんですね。しかし共産圏やナチを笑いの種にするだけでなく、本作では資本主義とブルジョアもちゃんと餌食になってます。コカ・コーラがアメリカ資本“帝国”主義の権化として描かれ、そこの令嬢は思い切りパープリン(コカ・コーラは良く協力したなぁ…。今だったら差詰めマイクロソフトといった所か)。主人公は家庭を顧みないモーレツ企業戦士。コチコチの共産主義者であるオットーが、むしろマトモな好青年にも見えてきましたよ、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-18 00:00:51)
84.  16ブロック
警察内部の不正の証拠を握るチンピラを裁判所まで護送することになった刑事と、それを阻止せんとする悪徳警官一味の攻防を、ニューヨークはダウンタウンの僅か16ブロックにギュッと凝縮した「ガントレット」。流石に「ガントレット」や「ダイ・ハード3」みたいに派手なシーンはありませんが(でも「バス」はちゃんと登場します)、ほとんどリアル・タイムで進行する101分を、映画は一気に駆け抜けて行く。緩急をわきまえたリチャード・ドナーの職人的演出と、アル中刑事が思い切り板に付いてるブルース・ウィリスの存在感で、中々の佳作に仕上がってると思います。そして物語を通して語られるテーマが“people can change”。正にありきたりなテーマなんですけど、意外にもエピローグでは少し目が潤んでしまいました、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-09-29 00:05:22)(良:1票)
85.  冷血(1967)
刑務所で仕入れたガセ情報に踊らされ、押し入った農家の家族四人を皆殺しにしてしまった無軌道な二人の犯罪者の顛末。本作は原作の「ノンフィクション・ノベル」の雰囲気そのままに、抑えに抑えた演出と陰影の利いた映像で仕上げた実録映画になってます。昔の記憶では「怖い映画」という印象だけが残ってましたが、再見して、社会の底辺で「犯罪者」となっていく人間の浅はかさと、「動機なき殺人者」の「動機」を丹念に追った見応えのある作品だということが解りました。ことさら被害者達や犯人達へ同情的視線を注ぐことなく、映画は終始冷徹な視線を貫いている。だからこそのラスト・シーン。1967年当時としてはかなり衝撃的だったと思いますが、この映画は現在でも普遍性を兼ね備えていると思います、7点献上。
[地上波(吹替)] 7点(2006-09-29 00:00:55)(良:1票)
86.  スーパーマン リターンズ
(少し長めで失礼します) 特別「スーパーマン」に思い入れがある訳じゃないんですけど、このテーマ音楽に乗って、クレジットがスリット・スキャンで手前に迫ってくるタイトルバックを見ると、確かに何か込み上げてくるものがありました。エンディングも含めて、構成を「Ⅰ」「Ⅱ」に準じたのは非常に好感度が高い。つまり、名実共に「スーパーマンⅢ/帰還篇」という位置づけな訳です。従って第一・二作の鑑賞は必須(「Ⅰ」は「ディレクターズカット版」をお薦めします)。本作はブライアン・シンガーらしい落ち着いた色調で、スーパーマン・スーツの色合いもシックになり、また、旧シリーズにあったコミカルな描写も影を潜め、全体的に大人の雰囲気にまとまってます(ブランドン・ラウスはスーパーマンにピッタリ。一時期、ニコラス・ケイジが候補に挙がってたなんて信じられませんネ)。子供にアピール出来るかどうかは判りませんし、「なぜ世界はスーパーマンを必要としないのか」という部分への踏み込みも足りなかったと思いますけど、映画としては間違いなくシリーズ一の完成度でしょう。それにしても、今後は「ドラゴンボール」みたいな展開になっていくんでしょうか…、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-08-12 00:05:05)
87.  トランスアメリカ 《ネタバレ》 
前半は確かに淡々とした展開ながら、性同一性障害を抱える人間(しかも人の親)の複雑で微妙な心情は良く表現できていたと思う。彼らの旅の目的地は西海岸ですが、本作の目的地はブリーの実家。彼(彼女)は息子だけでなく、家族全員との決着をつける必要があったのです。そして、性転換手術をして晴れて「女性」になった父親と、希望通りポルノ男優になったゲイの息子の間に芽生える新たな絆。ブリーの心の中に育まれたものが母性愛なのか父性愛なのか判りませんが、「親の愛情」であることには変わりない。保守的な人からすれば悪夢の様な光景かもしれませんけど、これが白黒・左右・男女の境界が曖昧な現代のハッピーエンド。“trans-family”も紛れも無い家族の形の一つです、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-08-12 00:04:38)
88.  ホワイト・オランダー
タイトルやポスター・デザイン等から、女性同士が助け合う様な女性向け人情ドラマを勝手に想像してたんですけど、全く違うハードな内容にビックリ。私的には凄く面白かったです。かなりテンポ良く進むので軽い印象もありますが、映画が破綻するギリギリの所で踏み止まってると思う。そして何より、この映画の要はミシェル・ファイファー。美しさと冷徹さを兼ね備えた白キョウチクトウは、鉄格子の向こうからでも容易に人の心を支配することが出来る、正に女ハンニバル・レクター。彼女のキャラクターと迫力ある演技が余りに強烈だったので、母親の呪縛から逃れようと右往左往する主人公を好演したアリソン・ローマンを始め、豪華女優陣がほとんど印象に残りません。本作のファイファーは一見の価値ありです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-07 00:25:27)
89.  シンデレラ(1950)
初めて観ました。動画のクォリティは半世紀後の現在観ても全く色褪せてない。メインの物語を彩るサブ・ストーリーや脇役の構成等も、ほとんど現在のディズニー・アニメと同じ(つーか、徹底してこの伝統を貫いてるんでしょうけど…)。本作を観て思ったのは、意外にもシンデレラが逞しいなぁってこと。もっと弱々しくて、可哀想に描かれてるのかと思ってたら、結構毎日を楽しく過ごしてる様だし、性格的にもはっきりした性格みたい(「エバー・アフター」のシンデレラとそんなに遠くなかった)。どう考えても、王子様は末永く尻に敷かれてしまうことでしょう、めでたしめでたし、7点献上。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2006-08-02 00:01:46)
90.  M:i:III
チーム壊滅から始まった悲壮な印象の「Ⅰ」や、ジョン・ウー節炸裂の馬鹿映画だった「Ⅱ」と比べれば、手持ちカメラによる「流行の」カメラワークの鬱陶しさを除けば、極めて真っ当な「特殊部隊映画」(決して「スパイ映画」ではない!)になってると思います。始めの2回の「ミッション」は比較的じっくり描かれるので、本シリーズの醍醐味は満喫できます。以降は大掛かりな「戦闘」(「トゥルーライズ」からシチュエーションとセットを流用?)や、「ミッション」を省いた派手なアクションが続くので、充分満腹になるでしょう。存在感を振り撒くマギー・Q(美しい!)に対し、ヒロインのミシェル・モナハンに全然魅力が感じられないのと、序盤でラストの展開が読めてしまうのが玉に瑕ですけど、私はたっぷり2時間6分楽しめました、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-06-23 00:04:41)(良:1票)
91.  カーズ
もうピクサーの「技術」には驚かない。しかし「センス」には相変わらず驚かされる。今回は「自動車」の世界が舞台になってますけど、彼らのキャラクター・デザインは細かな所まで「実車」に準じてる(登場する全員がチョロQみたいで愛らしいです)。その性格設定は「ドライバー」に準じたものになってます(従って、この話は普通に人間が演じてもそのまま通用する)。そして本作で最も目を見張るのが、車達の「生物的な部分」と「メカニカルな部分」の見事なさじ加減。手も足も無い車が活き活きと人間的に動きつつも、決してカートゥーン的にはならず、その能力は常に「マシン」としての節度とリアルさを保ってる。これが「センス」です。ストーリーは若者の成長物語であると同時に「負け組」の再生物語。ベタですけど、きちんと感動させて貰えます。2時間超と少し長めの作品になってますが、エンドロールの終わりで初めて“bug”が大写しになるので見逃さない様に、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-06-15 00:04:31)(良:2票)
92.  インサイド・マン
映像、音楽、登場人物、そしてニューヨークという街…。どこを取ってもスパイク・リーらしい作品なのに、全く彼らしくなく、サスペンスと社会性とユーモアが高い次元で融合して、非常に満足度の高い娯楽映画になってました。人質をとって銀行に篭城する犯人グループと交渉人の駆け引きという本筋よりも、その周りに散りばめられたニューヨークならではのディティールこそリーの面目躍如。「25時」みたいに嫌らしいことをしなくても、巻頭のダウンタウンの描写で充分グラウンド・ゼロは感じさせて貰えるし、主人公に無理に説明させなくても、ストーリーの中で充分人種的多様性と軋轢(特に9.11以後の)は明確になる(それも皮肉たっぷりのユーモアで表現されてる)。もちろん犯人グループ自体のミステリーも強力に物語を引っ張ります。脚本家かプロデューサーか、若しくはリー自身の成長のお陰なのかは判りませんが、「25時」の後だけにこれは好感度高いです、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-06-02 00:05:01)
93.  ゲス・フー/招かれざる恋人
「招かれざる客」の現代風リメイクということですけど、雰囲気としてはずっと「花嫁の父」に近い。そして映画の作りとしては、いわゆる「ブラック・ムービー」の中にアシュトン・カッチャーが迷い込んでしまった様な感じになってます。既に白人文化はグローバル化され、相手が余程の差別主義者でない限り、今やその文化圏にはどの人種も違和感なく入って行ける。しかし逆に、マイノリティ文化圏(てか、アメリカでは既に白人もマイノリティの一員ですけど…)の方にこそ排他性は残っています。そういう意味で白人家庭から黒人家庭への舞台変更は的を射てるし、インターレイシャルで危ないネタを盛り込みつつ、誰でも楽しめるラヴ・コメディに仕上げてあるのも巧い。演者では特にゾーイ・サルダナが素晴らしかったです、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-02 00:03:31)
94.  永遠のモータウン
モータウン・サウンドの特別なファンだったり、歴史に詳しい訳じゃありませんけど、凄く良かった。原題通りモータウン・サウンドを陰で支えてきた、「ファンク・ブラザーズ」のメンバーへのインタビューや逸話の合間に、若手ミュージシャン(一部のアーティストは若手じゃないですケド…)とのセッションを交えた構成。彼らの伝説やテクニックに感心し、音楽(ライブでの選曲は誰でも聞き覚えのある名曲ばかりです)に聞き惚れた以上に、楽屋で交わされる(?)メンバーとゲスト・ミュージシャン達の会話に感動しました。老齢のメンバー達へのゲスト達の最大限のリスペクトと、偉大な裏方として生きてきたメンバー達の謙虚さがストレートに伝わってきて、私は自然と目が潤んでしまいました。この部分こそドキュメンタリーです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-02 00:02:41)
95.  マジェスティック(2001)
例によって長めの映画でしたけど、私は先のスティーヴン・キングモノ2本より好きですね。アメリカでの公開は同時多発テロ後、アフガニスタン侵攻終結直後のクリスマス・シーズン。劇中同様、米国の右傾化が最高潮に達していた時期です。「対テロ戦争」のお題目の下、アメリカでは「赤狩り」ならぬ「ムスリム狩り・アラブ狩り」の嵐が吹き荒れてました。もちろん製作は9.11よりずっと以前から進んでいたんでしょうけど、恐ろしい程のタイミングです。しかし国中がパラノイア的になっていた為、この映画のメッセージは米国民へ届かずに終わってしまった様です。アメリカがアメリカである所以・「自由」が徐々に、そして確実に侵されていく。イラクでは多くの若者が今も命を散らし、国中の家庭に悲しみが蔓延し始めている。彼らも少しずつ我に返りつつある様ですが、早くローソンの人々に倣って「マジェスティック」を取り戻して欲しいと思います。そういうことで、7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2006-06-02 00:02:17)
96.  グレイスランド
突然現れた頭のおかしいらしい男が、人の心の傷を癒して去って行く…という、全くお決まりのパターンのファンタジー映画ながら、これは感動しました。それは一にも二にもハーヴェイ・カイテルの「味」のお陰。どっからどー見てもエルヴィス・プレスリーとは似ても似つかない怪しいおっさんが、もの凄くカッコ良い。唯のだらしないイカサマ師ではなく、ちゃんと「器の大きさ」を感じさせてくれる。しかも「サスピシャス・マインド」を振り付きで熱唱するシーンは、確かに「エルビス・オン・ステージ」に見えてくるから不思議…。エルヴィスと名乗る男を「家」に送り届ける主人公は、その男に導かれて彼自身のグレイスランドへと辿り着くことになる。“grace”を受けられる場所を知る者こそ、本物のエルヴィス・プレスリーなのです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-03 00:02:37)
97.  酒とバラの日々 《ネタバレ》 
「酒とバラの日々」というのは、つまり「地獄と天国の日々」。酒をかっくらえば簡単に天国へ昇れ、切れれば途端に地獄へ真っ逆さま。しかし実際の二人はずっと地獄に堕ちたままで、束の間、天国の夢を見てるだけ。ラスト、夫は何とか地獄から這い出したものの、自分の直ぐ足元には、まだ暗く深い穴が大きく口を開けている。地獄から抜け出せない妻の登場こそ、その穴の底から聞こえる悪魔の囁き。「悪魔に耳を貸すな」というのは悪魔祓いの鉄則。彼に選択の余地は無かったのです。一番の見所はもちろんジャック・レモンと、特にリー・レミックの演技に尽きますが、「一般人」が「普通に」アルコール中毒になっていく様を、説得力を持ったディティールで描いた脚本・演出も素晴らしかったです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-22 00:02:41)
98.  エミリー・ローズ
演出に多少の不満が残りましたが、かなり面白かった。「エクソシスト」より面白いかも…(リンダ・ブレアだってノミネートされたんだから、本作の「恐怖感」を一身に担ってたジェニファー・カーペンター嬢も助演女優賞候補にすべきでした)。オカルト・ホラー要素と共に合理主義vs神秘主義の法廷劇が展開し、最終的に物語は「なぜ神父は頑なに自ら証言台へ立つことにこだわったのか?」という一点に収束していく。ある意味、この裁判は尊厳死裁判に近いものがある。病人が自らの信念の元に治療を拒み、その病人と同じ信念を持った者がそれを認めて死なせてしまう。これは過失致死罪に当たるのか? 近代の法体系では本作の結論はやむを得ず、且つ妥当な量刑だったと思います。信仰とは無条件に信ずること。そこに理屈の入り込む余地はなく、また、この世にはしばしば理屈の及ばないことも起きるのです。それにしても、どこまでが「実話」なんだろ? 7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-04-02 00:05:41)(良:1票)
99.  2ガールズ
原題は「愛し合う2人の女の子のトンでもなくマジな大冒険」とでも訳せば良いんでしょうか。タイトル程トンでもない冒険が繰り広げられる訳ではありませんが、映画は非常に初々しくて楽しい「ガール・ミーツ・ガール」型のラヴ・コメディになってます。私が特に気になったのが、主人公の暮らすゲイの叔母の家。「ゲイの家庭」と言うよりも、これは「コミュニティ」と呼んだ方が良い。主人公はゲイだから叔母さんの家にいるのか、叔母さんと暮らしてるからゲイになったのか? ま、そんなことは置いといて、二人の女の子の恋愛の過程はストレートのそれと全く変わらない。同系統のスウェーデン映画「ショー・ミー・ラヴ」よりも「明確な」レズビアン映画になってますが、本作はその気の無い人でも充分楽しめると思います、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-02 00:00:56)
100.  ヒストリー・オブ・バイオレンス
グラフィック・ノベルというジャンルの「アメコミ」が原作なので、よく考えてみれば物語や登場人物は非常にコミック的(「夜叉」みたいな健さん映画的でもある)。素性を隠した一般人が危機に際すとスーパー・ヒーローに変身して、且つ自分のアイデンティティに苦悩するというのは、最近のコミック・ヒーローモノ共通のプロットです。しかし、デヴィッド・クローネンバーグの抑えに抑えた演出は好感が持てました。二回登場する濡れ場に、ちゃんとした意味を持たせてあるのも良かった。個人的に「暴力」というテーマの深みは余り感じられませんでしたが、尺が短いということもあり、中だるみすることなく最後まで一気に観てしまいました。また、クローネンバーグらしい余韻を残したラストシーンで、評価も少し上がりました、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-03-03 00:04:22)
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