101. カサブランカ
《ネタバレ》 実はこの映画、ボギーもバーグマンもついでにラズロ役の彼も全然いいとは思えなくって・・・「あー一体どこがいいのかわかんないよぉ、もうっっ!」って思ってたのね。で、ダラダラ観ててラストになった。・・・わかったよ、この映画の唯一観るべきところが。あの署長さんなんだね。あのラストのためにそれまでのつまんなさは忘れてあげる。それだけ印象的だったよ、大好きだよ署長さん! [地上波(字幕)] 5点(2007-01-25 15:14:13) |
102. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 コレ、大好きな映画です。最初は小学生のときうちの地上波テレビ放映で観て、やや成長してからはパンフ欲しさにリバイバル上映にはるばる都会までやってきて2回も続けて観てしまいました(計8時間!!さすがに2回目はラストまで観ることができずメラニーの死のあたりで体力の限界を知り席を立ちましたが・・・)それほどに好きな映画、だから世の中のひとも皆同じなのかと思い込んでいました。だから「ただのワガママ女のご迷惑人生映画じゃないか!あのラストは当然だよ、ザマーミロ!」という人もいるということを知ったときのショックたるや―しかもそれが我が夫もそのひとりだったとは・・・男の人には意外とウケ悪かったんですねー(・・・シュン) でも、そんな自己チューを煮詰めて固めておまけに磨きを掛けた濃縮エキスみたいな女スカーレットが何故にこんなにも多くの女性たちに愛されるのかってのは、彼女の恐ろしいほどの生命力のせいなんだと思うのですよね。だって、こんなふうには生きたいと思ってもなかなか生きられるもんじゃない、現代だってそうなのにおまけに19世紀の封建的なアメリカ南部でですよ。こんなにも壮絶な、世間の風評による自滅すら恐れぬほどの徹底的な自己チュー、道徳的善悪すら超えたその強さ・純粋さに人は無条件に憧れの思いを抱くものなのではないでしょうか。 もっとも初めてこの映画を観た少女の頃は私も、貴婦人の中の貴婦人であるメラニーこそ自分の理想だと思っていました。目指すべきはこういう女性だと・・・しかしン十年後の今、メラニーどころかスカーレットはもちろんのこと、インディア(アシュレの妹=いわゆる並みの意地悪役)にだって届いているか・・・せいぜいプリシー(役立たずの奴隷娘役)あたりをウロウロしている自分にこっそり涙する今日この頃、なのであります・・・(んでもプアホワイトのエミーはよりはマシになったかも?) [映画館(字幕)] 9点(2007-01-23 14:18:34)(良:1票) |
103. ダンサー・イン・ザ・ダーク
何の因果でこんな後味の悪い思いをしなきゃならんのでしょう!この監督は私たち観客に何か恨みでもあったんでしょうか?世の中にはいろんな映画があります。んでもってどんな映画を撮るかは確かに創るひとの自由です。そんでもねー、ただ衝撃的で印象に残りゃいいってモンじゃないでしょ。おかげさまで坊主憎けりゃ袈裟までってヤツで、ビョークという人の歌まで大っっキライになってしまいました。もう!この後味の悪さどうしてくれんだよ!って感じです。 [DVD(吹替)] 0点(2007-01-22 12:37:00)(良:1票) |
104. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 かなり辛い点になってしまいましたが・・・やっぱねーあんな家族はいないでしょ、あれはないよ。あんな設定にする必要がどこにあるんだかわからない。思い切り悲劇性をアピールしたかったから?でもおかげでリアリティーが台無し。残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-19 18:02:05) |
105. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 ここ数年のクリスマス映画の中では自分的にはトップの作品です。というわけでクリスマスの今日、思いつきでレビューさせてもらっています(苦笑)。 ラストに関しては、賛否両方あるようですが私としては、上手くいくのかいかないのかわからない感じで、一番いい微妙さを残した終わり方なんじゃないかな、と。(ただそれは二人の間のことであって、むしろジャックのビジネスについてはそれでいいの?という心配がどうしても残ってしまいますが・・・)。 あとこれは私の勝手は想像なのですが、現実世界のバリバリエリートのケイトも実はジャックと同様の夢を見たのではないかと・・・だから今更のようにジャックに電話をかけてきたんじゃないかなぁ、なんて思うのですよね。 いずれにせよ結局これは話の内容云々というより、ズバリ「役者あってこそ」の映画。だからいろいろなストーリー上の疑問(あの天使(?)は何故出てきたのか?とか、どうしてあんな姿で出てきたのか?とか)なんかも気にならない。ニコラス・ケイジも尻に敷かれ具合も、ティア・レオーニの「生活に疲れた主婦」のくせに異様にかわいらしいさまも、すべて許せちゃうのは確かに不思議ですがまあそういう映画ってあるでしょう。こういうのは要はその役者が好きか否かにかかわるから万人にはお勧めできないけれど、とりあえずケイジかレオーニのどっちかが好きな貴方なら、必見!ってとこですね。っつーか、ファンならもうとっくに観てるか・・・失礼しました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-25 16:12:07) |
106. ダ・ヴィンチ・コード
えっと、今年のコケ映画ナンバーワンというにふさわしいのがこの映画なのではないでしょうか。 いや、別にそんなに酷い出来ではないと思うんですよ。丁寧に作っているみたいだし、内容だってチンプンカンプンってわけじゃない(ところどころ「?」って小さな疑問がブツブツブツブ湧き出してはくるけれど)。 でもなんか面白くない。何が面白くないのかっていうと「配給会社にしてやられたぁ」って気があとからあとから大きくなってくるところなのかもしれません。鑑賞してから半年たった今では映画の感想はほとんどふっとんで「あれはしてやられたな」という思いだけが残っている有様です。こういう「やり逃げ」的な(?)宣伝っていわゆる成功のうちにはいるんでしょうかね?成功だとしても、その成功が映画としてのこの作品を失敗作にしてしまったという気がしてならないのですが・・・(とりあえずポスターには『モナリザ』は使うべきじゃなかったネ。) [映画館(吹替)] 5点(2006-12-20 17:36:38) |
107. トップガン
《ネタバレ》 昔、地上波でやってたヤツ観たんですが、いやはや・・・ なんつーか今も記憶に残っているのが、チャーリーの「だって、みんなの前では言えやしない『あなたが天才だ』なんて!」とかなんとかいうセリフ。「天才」だって・・すっげーこと言っちゃうんだな、このネエさん。 というわけでその後すっかり引いててしまったため、天才パイロットの息を呑む空中戦のほうは印象に残りませんでした。・・・やっぱセリフって大事です。 [地上波(吹替)] 4点(2006-12-18 16:32:17) |