1301. デストラップ/死の罠
マイケル・ケインの目力を改めて実感します。何となく想像した通りであったラストにがっかりしましたが、二転三転する中での登場人物の絡みは見応えがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-01 19:34:20) |
1302. キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争
ストーリーの他愛の無さは想定内。ビジュアルはハイテク化が進んでいるも、小賢しさばかり感じて全然楽しめないのは想定外。永らくの希望が叶った続編でしたが、期待外れにガッカリします。 [DVD(字幕)] 3点(2011-06-26 01:49:10) |
1303. 007/美しき獲物たち
《ネタバレ》 初見。ユア・アイズ・オンリーを超える私的 best of 007。一片の情を持たぬゾーリンと、持っていたメイデイ。悪役好きの私のツボをこれでもかと刺激してくれたシリーズ最上の悪役に惚れ惚れしました。見どころたっぷりのアクション(スタントであろうが何だろうが)シーナ・イーストンと甲乙つけ難い主題歌。ロジャー・ムーアのボンド引退の花道を飾ってあげたいという皆の思いが察せられた作品です。 [地上波(吹替)] 8点(2011-06-25 18:52:58) |
1304. 冷血(1967)
《ネタバレ》 タイトルから冷酷非情な犯人像を思い浮かべていたのですが。全く違いました。 逮捕に至るまでの過程は見ごたえありましたが、そこから先がグダグダで辟易しました。全うな一家はあっという間に命を絶たれたのに対し、命で償うまでの時間がかかるったらありゃしない。 [DVD(字幕)] 4点(2011-06-23 23:16:55) |
1305. 哀しみの街かど
《ネタバレ》 ヘレンの変わりっぷりにクスリの怖さを見ました。自分の意志で手を出しておきながら、たびたび見せる泣きっ面がどうにもこうにも鬱陶しい。ラストの二人の未来、私は、ボロボロになってごみ溜めの中で朽ちている姿が思い浮かびました。 パチーノのラリっぷりに、若い時から芸達者である事が窺がえます。 [DVD(字幕)] 4点(2011-06-23 19:15:51) |
1306. ロッキー・ザ・ファイナル
ロッキーの人柄に励まされた思いが、あまりに現実離れしたファイトシーンにドン引きして醒めてしまいました。 [ビデオ(吹替)] 5点(2011-06-04 19:45:05)(良:1票) |
1307. 狼よさらば
《ネタバレ》 重苦しい雰囲気が全編を覆い尽くし、妻子の仇はそのままというところに後味の悪さが倍加します。ブロンソンの凶行に対する警察の決着のつけ方に、この国特有の「ご都合主義の正義」が見てとれました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-23 21:22:00) |
1308. ターミネーター3
2>1>3。2で止めておくべきでした。 [DVD(字幕)] 4点(2010-11-08 22:10:29) |
1309. 暗黒街の弾痕(1937)
更生する事の厳しさが描かれる多くの作品の中にあって、監督が表す寒気がする無情さは一味違います。観る者の同情や非難をはねつけるが如き彼女の最期の台詞が泣かせます。彼女が主役のドラマに見えました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-30 23:00:06) |
1310. カリフォルニア・ドールス
本作は、プロレスを楽しみたきゃプロレスを観ればいいというプロレスものとは一線を画す出来栄えです。決戦に到るまでの巧みな話の盛り上げ方、じっくり魅せてくれた決戦模様。三人組同様に観る者を楽しませる精神に満ち満ちた作品に大いに満足しました。 [映画館(字幕)] 8点(2010-09-23 17:58:30) |
1311. ハリーとトント
大切な者との別れを重ねながら寿命が尽きるまで生きるハリーの佇まい。その静かさと遠くまで歩む距離が比例しているように思えます。子供達との関係に羨望を覚えました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-20 00:29:57) |
1312. モダン・タイムス
絶え間なく繰り広げられる大小取り混ぜたギャグ。着眼点やセンスはもとより、身体能力の高さに驚きました。間が悪いわ失態を演じるわで何度も御用となるチャップリン。ラスト、薄幸の娘と手に手を取って飄々と歩む後姿に、生ある限り、何度でも夢を持って、やり直せば良いという、力強い意志が滲み出ていました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-15 01:39:15) |
1313. 交渉人(1998)
交渉の妙を味わおうにも、やたらとドンパチしてしまうアホ警察がぶち壊してしまいます。鉄砲好きなお国柄なんだなぁと、しみじみと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-13 00:02:26) |
1314. 白熱(1949)
従来の手のつけられない凶暴さにマザコンと病気持ちの要素が加わりギャグニーのオーラが全開。彼をも凌ぐ性悪な母親と嫁の存在が作品を引き立たせています。対する司直も潜入捜査官を始めとする理詰めな面々で、追い詰めてゆくまでのテンポと切れの良い展開には惹き込まれました。なので、そこからクライマックスまでの攻防で、足掻くギャグニーと嫁、捜査官との絡みでもうひと捻りが足りない点が何とも惜しいところです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 14:16:40) |
1315. 恋愛小説家
傷つく事への臆病な自身を守るため、攻撃は最大の防御とばかりに毒舌を吐いてしまう。厚い人情を持ち合わせていながら悲しいまでの不器用な小説家。難しい役を演じるニコルソンが名優ぶりを見せ付けてくれます。ヤマアラシのジレンマのような恋愛模様は実に見応えがありました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 01:44:45)(良:1票) |
1316. チャップリンの独裁者
子供心に強烈なインパクトを受けた地球儀風船シーン。今、その狂気を孕んだ恍惚とした表情に、チャップリンの言葉「人生は自由で楽しいはずであるのに、貪欲が人類を毒し、憎悪をもたらし、悲劇と流血を招いた」が重なります。その当時にその思いを全編に亘り貫き通した勇気に脱帽します。それ故に、冗長さを感じた展開が惜しいです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-11 18:36:35) |
1317. ポセイドン・アドベンチャー<TVM>(2005)
人間ドラマとして見るべきところは皆無。ご都合主義丸出しの展開。一家の脱出行も緊迫感はなく終盤は「何をグダグダ言うてんのや!さっさと行け!」毒づきまくりでした。オリジナルと思って借りたら、存在を知らなかったリメイク作品。せっかくだからと思って観ましたが、とんでもないシロモノを180分に亘って見せ付けられました。災難でした。 [DVD(字幕)] 1点(2010-08-04 20:12:09) |
1318. 我が道を往く
物静かで飄々としたオマリー神父は一陣の涼風の様でした。道徳心、弱き者に対する思い遣り、年長者に対する敬意と優しさ。これらは世代を超えて普遍的なものであるべしと、しみじみとした気持ちにさせられます。フィッツギボン神父が実に味わい深く、オマリー神父の存在を引き立てておりました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-02 18:50:46) |
1319. ヘアスプレー(2007)
《ネタバレ》 タイトルから美容室を舞台にした作品だと想像していたのですが。嬉しい部類の予想外れの作品です。男のような顔だと思っていた母がトラボルタであった事を本サイトで知り仰天し、改めて夫婦のダンスシーンを思い浮かべている次第です。テーマ、ストーリー、歌と踊り、それぞれが程よく溶け合った、なかなかの出来栄えです。自分を嫌わないトレーシーの笑顔が魅力的で印象に残ります。【追記】クリストファー・ウォーケン目当てで再見しました。時折笑みを浮かべて歌って踊る姿、ミシェル・ファイファーをあしらう様子に酸いも甘いも噛み分けた好々爺ぶりが滲み出ておりました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-02 00:49:57) |
1320. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
線が細いながらも、偏執狂的な雰囲気が漂うジョナサン・プライスに3点。彼に揶揄されていたカンフー・お姉ちゃんのミシェル・ヨーは、何一つとして魅力を感じないボンドガールとして記憶に残っています。 [ビデオ(字幕)] 3点(2010-05-02 15:20:26) |