1301. 媚薬(1958)
ジェームズ・スチュアート&キム・ノヴァクの共に一本調子な台詞回しでのメリハリない演技も相まって、魔法のしょうもない使い方に白けっぱなしでした。エルザ・ランチェスター&ジャック・レモンも今一つ。MIPが猫だというのが何ともはやな凡作です。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-05-03 02:40:50) |
1302. ならず者(1943)
ウォルター・ヒューストン、トーマス・ミッチェルの癖の強さに高まる思いが、ジャック・ビューテルの棒読み台詞回しにその都度冷まされてしまいます。ダラダラした展開に気持ちが削がれる一方に。ハワード・ヒューズが金に物言わせて道楽に興じた凡作に引っ張り出された名優二人がお気の毒。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-04-27 04:52:08) |
1303. 別離(1939)
イングリッド・バーグマン24歳 ハリウッドデビュー作と言うことで、私が苦手としている白けてしまう気の強さが無く、素直に美貌(+4点)を眺めていました。セルズニックのお好きな不倫話で、「痴人の愛」鑑賞の口直しにもってこいと言える小綺麗で愁嘆場も無い造りとなっております。ま、しかし、セルズニック印のご都合主義男によるご都合主義なよろめきドラマにあほくさとしか言いようがありません。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-04-23 01:28:33) |
1304. ウィンダミア夫人の扇
お目当てロナルド・コールマン若かりし姿は、そこそこな美男子であっても哀愁の「あ」の字も無く、あの渋みのある声も彼の魅力の一つなのだと実感する拍子抜けな脇役ぶりでした。「オバハンの風上にも置けない腐れ・・・(以下自粛)」なアイリーンを軸にした物語は、ヤドンの如きテンポで進んでゆき、哀れみさえ誘う有閑階級の姿にリタイア寸前。これがアイリーンのたった一つの善行(4点)の前振りだとしたら、「監督さん、焦らし過ぎでっせ~」と言いたくなる出費の元は辛うじて取れた一品。 [DVD(字幕)] 4点(2021-03-17 16:51:26) |
1305. あなたは私の婿になる
サンドラ・ブロックの硬軟織り交ぜた好演のお陰で偽装結婚ものの「グリーンカード」から感じた胸糞悪さはなかったのですが、邦題に見合ったベタな展開でライアン・レイノルズの心模様の曖昧さに明後日には忘れているであろう平板な作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2021-03-10 16:51:03) |
1306. クリムゾン・タイド
艦長と副長の主導権争いも双方が徒党を組んで武装するに至ってバカらしくなってしまいました。二人の最終的な処分のご都合主義全開さがバカらしさのとどめです。テロップの核発射権限は大統領が持つというのに、「そりゃ、こんな体たらくで、地獄絵巻に引きずり込まれたら泣くに泣けんよね」と思わされたところに点数の全て。野暮な事を言いますが、艦内に連れ込んだ犬にオシッコさせてる&艦内でタバコスパスパの演出にも萎えてしまいます。ハンス・ジマーの勇壮な音楽も浮いてしまっている残念な力作です。 [DVD(字幕)] 4点(2021-02-15 15:55:01) |
1307. パラダイン夫人の恋
ラトゥール登場シーン以外にヒッチコックらしさが微塵も感じられないのに驚いています。巨匠監督で超豪華な俳優&一流スタッフを揃えても脚本が素人が書いた糞粗末な代物だとこんなにも酷い作品になる事が記憶に残りそうです。脂肪がつき過ぎてギョッとするお姿ですが、艶のあるお声での語り口が余人には出せない味わいのチャールズ・ロートンに点数の全てを。彼が終始醸し出す気だるく投げやりな雰囲気は演技なのか素なのか気になるところです。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-02-09 12:06:05) |
1308. 落日の決闘
ジョエル・マクリーとブライアン・ドンレヴィという正邪の名優を配しながらの何とも地味なストーリーと演出で何一つ盛り上がる事無くお開きとなったのが残念至極であります。 [DVD(字幕)] 4点(2021-01-29 02:40:38) |
1309. ゼイリブ
ロディ・パイパーは贔屓選手の一人です。利かん気で駄々っ子のようなイキのいいラフファイト&やられっぷり(半ケツ姿も多々あり)は見ていてスカッとするもので、中でもブルーノ・サンマルチノとの抗争には毎回興奮させられました。マイクパフォーマンスにも秀でた彼の主演作という事で興味津々での鑑賞。う~ん・・・リング上程には輝いていなかったですねぇ。風刺の籠ったアイデアは良かったのですが、脚本と演出が彼を活かせていなかったという事でしょうか。 [DVD(字幕)] 4点(2021-01-03 01:54:47) |
1310. サムソン 神に選ばれし戦士
ルトガー・ハウアー目当ての鑑賞は彼でなくても良い役柄で印象に残らず空振りでしたが、「ペーパーチェイス」のリンゼイ・ワグナーの枯れたお姿に接し感慨に浸りました(+1点)聖書上の知識ない身にとって気持ち高ぶる事の無い物語でした。肉体の強さに比例していない精神力のサムソンが「苦しいときの神頼み」を何回も行い、何十年経っても成長していない姿に「何じゃこりゃ」白けてしまうところです。中途半端なデリラの存在意義も謎であります。 [DVD(字幕)] 4点(2020-11-27 01:22:27)(良:1票) |
1311. グリーン・カード
展開と結末がほぼほぼ予想通りでコメディでもないのでこすっからい二人に白けたままで観終わりました。とりわけ鼻持ちならないブロンティに虫唾が走る。最後の最後に見せてくれたジェラール・ドパルデューのシラノ・ド・ベルジュラックを彷彿とさせる切ない佇まいに点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2020-10-27 02:27:07) |
1312. エンテベ空港の7日間
史実をなぞった淡々とした展開に盛り上がる事無く舞踏シーンの意味不明さに更に萎えてしまいます。 [DVD(字幕)] 4点(2020-10-18 16:02:51) |
1313. いまを生きる
全寮制学校では学問のみならず、親が教えるべき生き方も教えるものだという点で、型破りなキーティング先生以外にそれを見る事がなく、彼の教えに独り善がりな部分を感じてしまい、今一つ惹き込まれませんでした。ロビン・ウィリアムズ安定の善い人ぶりは安心して観れるものの、印象薄いところが物足りません。 [DVD(字幕)] 4点(2020-07-20 16:03:05) |
1314. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 初見。ドリフの舞台セットのような、昔絵本で見たアリの巣の断面のような、お向かいのアパート。スルーすべきでしょうが、開けっぴろげにも程があるのに萎えてしまいます。分かりやすい展開に、これはミスリードで意外なオチが待っている、何と言ってもヒッチコックの名作との呼び声高いのだから、画面に集中していましたが。「え、何ですか? この結末は?」「♪ 真っ逆さ~ま~に~(略)♪ 」薄っぺらい人物像と併せて、策士策に溺れると言うべき作品でガックリです。画面に華をもたらすグレース・ケリーに+1点。 [DVD(字幕)] 4点(2020-05-19 14:26:06) |
1315. 最果ての地
ワケあり気な中年男、場末の酒場歌手、彼女の娘。アラスカを舞台に3人が織りなすドラマ。しっとり感はあるものの、テンポが悪くてかったるい。1時間程経過で休憩して眠気覚まして続きを。降ってわいたような災難で無人島にたどり着いた3人。ここから盛り上がって~ こなかった。最後までテンポが悪くてかったるい。我慢して観た甲斐のない結末(憤)「他にいっぱい端折るとこあるのに、ここを端折ってどないすんねん!」 「インソムニア」で魅入ったアラスカの光景も本作ではそれ程でもなく。 歌手役の女性、トニー・モンタナの妹役に似てると思ったのがその人で妙な感慨がわいた事に+1点。 [DVD(字幕)] 4点(2020-05-11 11:40:15) |
1316. トレマーズ
恒例化しつつある(泣)レンタル理由が思い出せない本作。人口14人の町民+3人 VS 怪物は、単に気色悪いだけで恐怖感皆無の怪物を半笑いで眺めておりました。ストーリーへのツッコミは野暮でしょう。織田裕二に見えて仕方なかった若い!ケヴィン・ベーコンがこういうのに出演しているのが驚きであり+1点です。 [DVD(字幕)] 4点(2020-04-24 01:39:58) |
1317. ミッシング・レポート
教授は失踪女学生を手にかけたのか否か。両ピアースのせめぎ合いに期待が膨らんだのですが。渋みがポッテリお腹にかき消されるピアース・ブロスナンと妄想癖ある言語哲学教授の不気味さを感じないガイ・ピアースに徐々に尻すぼみに。そして、刑事の台詞だけで片付けられた事件の顛末にため息。怪しさだけを漂わせる教授の過去にイライラ。彼の家庭がこの先どうなるのか、考える気にならない余韻のない作品。 [DVD(字幕)] 4点(2020-04-17 15:00:49) |
1318. サイバー・リベンジャー
今作のピアース・ブロスナン。ツッコミどころ満載のお粗末に過ぎる脚本がスタイリッシュな雰囲気をかき消しています。製作総指揮も兼ねているので全編を覆う空回り感が痛い作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2020-03-08 20:40:37) |
1319. スティール・サンダー
《ネタバレ》 潜水艦監獄という設定に興味をそそられ、ドルフ・ラングレン(お懐かしや)上半身裸での腕立て伏せに「これは面白くなりそう」との予感はハズレでした(悄)。良い作品にしようという気持ちは伝わってくるのですが、潜水艦の造り及びクルーのうら寂しさ並びにどこが?と言える国家機密並びに死んだはずだよお富さん的な展開等チープ感満載。そして、二枚看板を謳っておきながら共闘シーンは申し訳程度だったドルフ・ラングレンの友情出演扱いが決定的にいけません。余談ながら、何をどうしたらこの邦題になるのか、「サンセット物語」と並ぶいくら考えても解らないものであります(謎) [DVD(字幕)] 4点(2020-01-19 00:42:45) |
1320. メリー・ポピンズ リターンズ
コリン・ファースとディック・ヴァン・ダイクの対峙が私的に唯一の見せ場。前作へのオマージュは感じられたものの、平板な物語と長さに辟易してしまったミュージカルシーン共に沁みるものが無かった。「相変わらず頑張ってはりますね」と思えたメリル・ストリープに苦笑。 [DVD(字幕)] 4点(2019-10-31 16:41:19)(良:1票) |