141. マジェスティック(2001)
ハリウッドの赤狩りの話、潰れた映画館の再建の話、記憶喪失で他人と間違われる話…上手く料理すれば三本の作品が作れそうなエピソードですが、それぞれが上手く結び付けられなかったように感じます。欲張ったために個々のエピソードが浅くなってしまったような印象を受けました。話が随分進むまで、夢落ちの話だとばかり思っていました。 4点(2004-09-21 20:45:36) |
142. トワイライト 葬られた過去
実際は全く別の話ですが、設定上『動く標的』のハーパー探偵シリーズの三作目と考えてよさそうです。有名どころがズラリと出ていますが、『動く標的』シリーズ同様特に盛り上がりに欠けます。そして淡々と事件が発展していきます。事件の複雑さはあいかわらずですが、見ていてこんがらがる事もないでしょう。娘の「乳」が話題になりがちですが、人生のたそがれどきを演じる俳優陣の方に注目しましょう。それがなければB級サスペンスになっていたと思います。 4点(2004-09-12 06:04:35) |
143. ハーパー探偵シリーズ/新・動く標的
前作より、大分事件は分かりやすくなっていました。しかし相変わらず役に立たない(そりゃ最後には真相を明かしますが)ハーパーは、探偵としてどうなのでしょうか?彼の今後が心配です。ピッチピチという言葉がふさわしいのがメラニーグリフィス。若い肌を存分に見せてくれています。 4点(2004-09-12 05:42:59) |
144. 虚栄のかがり火
系統としては嫌いでないジャンルだが、イマイチ話に乗れなかった。なぜだろうかと考えてみた。作品は正義が勝ち、悪が裁かれる単純明快作品ではない。アメリカの社会の問題・影の部分の一つを題材としている。しかしそうした問題提起はあっても、劇中その解決策は提示されていない。裁判で無罪を勝ち得ただけだ。これがイササカ後味の悪い終わり方に感じられたからだと思う。リアルに描けば描くほど、面白く見せるのは難しいことなんね。 4点(2004-09-12 03:06:50) |
145. ハタリ!
間違って雄ヤギの○○○を乳搾りしてしまうところで、ニヤニヤ。色々な種類の野生動物を捕獲していく過程は、興味深くもありますが、淡々としていてちょっと退屈に感じ、上映時間の長さが気になりました。メンバーがそれぞれ個性的なのに、メキシコ男が一人だけ放置されているのが可哀想。フランス男・チップ役の俳優ジェラールブラン見たさに観た作品。 4点(2004-05-31 09:06:24) |
146. 華麗なるギャツビー(1974)
ゴージャスなアメリカの金持ちの生活が描かれているのは興味深かったが、テンポがあまり良くないと思った。加えて、悲しく理不尽な結末も残念。良かったのは語り手でもある、サム・ウォーターストン。見るからに良い人そうな顔で、とても癒された。 4点(2004-04-05 02:20:50) |
147. 何がジェーンに起ったか?
悪知恵も働くキ○ガイ・ジェーンが凄い。ただ見所はそこのみような気がするんです。後はタイトルにあるように、原因がラストで明かされるだけですし。また二人が館を出てからは緊張感がダウンしてしまいました。思い描いていたありがちな終わり方でなかったのが意外でもあり、物足りないような気も…。 4点(2004-04-05 02:00:30) |
148. きっと忘れない
ありがちな設定。心に傷のある学生と余命幾ばくもないひねくれ者との出会い…それは悪くないけれど、自分に合わなかった。相性の問題か、人生経験が足らんのか。 4点(2004-03-31 22:51:22) |
149. グレムリン2/新・種・誕・生
スケールは大きくなったのの、やはり前作から比べるとパワーダウン感は否めない。子供のときは、このままシリーズ化か?と思ったけれど、結局これ以後続かず、ちょっとだけがっかりした記憶が。そりゃあれだけやり尽くせば、もういいか。 4点(2004-01-25 23:50:23) |
150. サブリナ
オリジナルとの違いを見つけるのは面白いけれど、元があまりに有名なこともあり、作品自体はそこそこにイマイチ。どうせならもっと人気のある俳優を使って欲しかった。新しい設定の女社長と双子の秘書がおかしくて、そこは良かった。あの双子『ターミネーター2』に出ていた気が…。 4点(2004-01-25 23:41:07) |
151. エディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲
エディが空回り。他の政治家とのからみもあまり楽しめない。どんなにおふざけが好きでも、やはり国政は真面目で誠実な人にやってもらいたいので、違和感を感じた。政界じゃなく財界、マスコミ界あたりならエディでも可。 4点(2004-01-18 12:41:24) |
152. マイ・フェア・レディ
アカデミー賞8部門受賞、ミュージカルの傑作、オードリーへプバーン主演。…と散々煽られて見たせいか、それほどでも…感が強かったです。3時間もの長丁場、ストーリー的に単調だったのに加え、ちょっと進んでは歌い、またちょっと進んでは歌う…スローな進行にイライラ。字幕で見たので、汚い英語・綺麗な英語の違いがいまいち分かりにくかったのも残念でした。池田昌子さんの吹き替えがあれば、そちらで見てみたかったです。 4点(2004-01-16 00:35:46) |
153. マイ・ハート、マイ・ラブ(1999)
みなさん俳優に精通しているが多いようで…。俳優に詳しくない自分にとっては、豪華キャストでも当時は誰が誰だかわからず、あまり楽しめませんでした。ストーリーは洒落てますが、可も不可も…といった感じ。ただ『マグノリア』のように空中分解しない点は良かったと思います。 4点(2004-01-15 23:47:16) |
154. 新・明日に向って撃て!
前作に特に思い入れがあるわけでもないので、あまり落差などは気になりませんでした。むしろ“野獣教師”と“波乗り野郎”がコンビなのが良かったと思います。ゆっくり旅をする二人を見ていて、どことなく微笑ましく感じたのはむしろ前作以上かもしれません。欲をいえば音楽が前作のように良ければ嬉しかったのですが…。 4点(2004-01-15 18:45:08) |
155. ペイ・フォワード/可能の王国
見終えたすぐ後は、ペイフォワードごっこしたくなりますが、実行に移す勇気もなく…。面白いアイデアだと思うんですが、先生とママさんがくっつく・くっつかない、を延々やっている辺りから少し退屈になってきました。ジムカヴィーゼルが橋で女性に言うセリフがこの映画の主題らしいのですが、「他人のために何かをすることで、自分の存在を肯定できるんですよ!」ということなんでしょうか。また邦訳の“次へ渡せ”にはかなりの無理矢理感が…。もっといい訳なかったんかな~。思い切って『いいことゲーム』とか。 4点(2004-01-06 09:06:42) |
156. マイケル・コリンズ
派手さがなく、個人的には少し眠くなったけれど、地味ながらもしっかり作られている作品だと思います。スパイ、裏切り、内戦、暗殺…と重厚感に満ちていて、見終わった後少し疲れました。歴史の教科書的な作品だと思います。全体的に青みがかった色彩が印象に残っています。ジュリアロバーツがちょっと浮いているような…。彼女をめぐるやりとりも余分だったように感じます。 4点(2003-12-27 16:10:10) |
157. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
冒険モノは好きですが、これはなぜかちょっと物足りなく感じました。単純な宝探しで終わらないのは良いと思うんですが、いかんせん色々なものを詰め込みすぎのような感じがします。肝心の冒険が始まるまでが長い気がするし、敵も何組もいてややこしかったと思います。虫の場面も気持悪かったです。 4点(2003-12-18 02:48:58) |
158. 大いなる遺産(1998)
静かな町の古びた屋敷での場面がとても神秘的でした。あまり作品全体にはテーマらしきテーマがなかったように感じ、最後は「で?」と思ってしまいました。終盤でのデニーロによるネタバレの場面は「泣くのはここです!」みたいに感じられて少々引きながら見ました。終始不思議ちゃんぶってる彼女にもちょっとイライラ…。 4点(2003-12-18 02:28:46) |
159. 彼と彼女の第2章
友人達のおしゃべりで二人の出会いからが語られていく方法は面白いと思うのですが、作品自体はそれほど楽しめませんでした。それでも会話の途中である男性が「Ass Hall!」とくしゃみをするところでは爆笑しました。 4点(2003-12-15 01:21:50) |
160. ハーモニーベイの夜明け
劇中精神を病んでいる人が何人も出てくるのが、見ていて少し辛かったです。人類に対する批判的メッセージを強く感じたのが印象的です。結局博士は最後には森へ帰ってしまい、これで良かったのか?と、とても余韻の残る、言い換えれば少し物足りなさの残る作品でした。 4点(2003-12-15 01:05:09) |