161. オールド・ガード
《ネタバレ》 我々があるのは彼女たちのおかげかも、神と拝められたこともある彼女たちの戦い。 Netflixの視聴回数記録を樹立しそうな勢い、壮大なテーマ!続編にも期待してしまいます。 主演シャーリーズ・セロンもともとよく繰り返していた役作りのストイックさ、「タリーと私の秘密の時間」(2018)であんな産後体形を作ったかと思えば1年ちょいでまたこの体に・・・こんなこと繰り返せる女優は彼女くらいしかいないじゃないかな。アクションも見どころ満載でした。 自粛疲れにスカす。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-08-04 10:06:06) |
162. 今日、キミに会えたら
「切ないほどの愛」を先入観なく、ひいき目なく描いた作品だと思います。 ・初デートのカフェでは一緒に写るカットではなく個々にふられて ・何をしても楽しい初期 ・不法滞在より一緒にいたいことを選ぶ若さ ・遠距離になり、連絡も疎くなる ・30分で会いに来てというLike Crazyな行動 ・別々の関係を築くもしっくりこないとき ・ウィスキーがなく、がっかりする親 ・妊娠しているのではないかとふと思った ・先への不安 ジェイコブを演じたアントン・イェルチン(享年27)はどことなく初期のヒース・レジャー(享年28)に似ていてさらに切ない。 主演二人のアドリブが素晴らしく、見どころがたくさんあったと思います。心が静かなときにみるおすすめの一本です。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-27 10:46:27) |
163. シンプル・フェイバー
《ネタバレ》 ゴーン・ガールとは少し違う展開ですっきり。 ストーリー7点、配役が10点で素晴らしい。あの雰囲気の人たちなら引き付けられるのはしようがない。 男性主役(ショーン)がアジア系でラブシーンもあるのはもう画期的。ロンドン育ちのヘンリー・ゴールディングを持ってきたところがうれしかった。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-18 10:01:52) |
164. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
エニグマ、知れば知るほど怖いくらい。 この映画は余分なこともなく、足りないところもない、素晴らしい映画でした。 ストーリーが事実だったことに仰天し、そして同時に連合軍が勝たせてもらっていたことに、英国がいつまでも「偉大」とされていることに納得。恋の駆け引きが何かを知らない主人公が戦争の駆け引きに勝った。忘れられない一本になります。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-03-02 12:17:09)(良:3票) |
165. ファースト・マン
悲しいことがあの裏にあったからこそ強いのか、空白の10分の説明になるのか。見てからずっと静かな感動に浸っていられます。初期のiPhoneほどの計算能力もなかったロケットに命を預けた男の挑戦。アポロ11前後の出来事は沢山映画化されていますので、どれも重要な歴史の一片で変わらない。 ドラマ「ザ・クラウン」でフィリップ王配がニールたちに会いガッカリするくだりがありますが、ニールたちの立場をこの映画の角度から窺い知れるのは貴重な機会です。(奇しくもクレア・フォイの次のシーズンのお話しでしたが。) CGの消し忘れ?が一箇所あったような気がします、大きい画面でもう一度見てみたいです😊 [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-26 11:42:52) |
166. チャッピー
衝撃的でした。第9地区にもはまってしまったので、こちらもあとを引きそうです。 さて神がいるとして、その神が人間を創造したと前提して、では、なぜ死ぬのに造りたもうたのか。細かいことよりも今回は死生観をも問わせる作品ではないかと思いました。愛する者を守る、あるいはその者たちに永遠の命を授けたい、というのは許されることかどうか、答えはまだ出ないはず。 ところで、実名で出ているニンジャとヨーランディ(はのちほ分かれてしまったが実子のほかに3人の養子も迎えているラッパーたち)が本当にいい味を出している!彫り物は本物だったんですね。。。生き急いでいないといいと思っています [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-12 10:31:34) |
167. ふたりの女王 メアリーとエリザベス
女王二人ともすごくよかったです。シャーシャ、マーゴットはともに現代・SF劇とはまったく異なる顔を見せてくれて、大変見応えがありました。この年のアカデミー賞は有力候補が豊作だったので惜しくもメイクと衣装だけのノミネートでしたが、延々と見られていく作品だといいなあと思います。 結婚が領土拡大、政治の主な手段だったから当人たちが意図していないところでも多いに人生が左右されますが、自分の名に恥じない気高さ、潔さを保って血族を綿々と繁栄させたいという女王の思いが伝わりました。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-03 09:19:55) |
168. ヴィンセントが教えてくれたこと
《ネタバレ》 発表のシーンは2度見ました、とても感動しました。人それぞれのヒーロー、ここでの聖者、ということで社会勉強する授業、宿題、なかなかいい取り組みです。 肝心のヴィンセントは一発当てたいがために人のお金にまで手を出す人だから、クズ中のクズですが、憎めない芯のいいところもある、というのを見事に演じていましたね。 コメディ畑からメリッサマッカーシーもシリアスなところなど見事だと思いました。 ダイアナ妃とロシアの夜の女を演じてしまうナオミワッツもすごい! いい演者さんに恵まれ、渦中のワインスタインプロデュース作品、しかし、感動してしまったのは否めない! [インターネット(字幕)] 8点(2020-01-23 21:42:33) |
169. グリーンフィンガーズ
「フラワーショウ!」(5点)を見てこちらを思い出して投稿しています。フラワーと同じ実話物でもこちらはより丁寧に心の機微を描いていて、もちろんガーデンも最高でした。クライヴ・オーウェンが朴訥とした性格をうまく演じておられたと思います。再見したいです。 [DVD(字幕)] 8点(2020-01-14 11:54:26) |
170. ダウントン・アビー
シリーズを見てない、あるいは登場人物をおさらいしたい人のために本編始まる前に人物紹介がかるくあります。時代は1927年、ドラマから2年で考え方やお屋敷の道具などにも進歩が見られますが、そこには変わらない信念や舌戦、新しいときめきがありました。みていてほっとしたり、うるうる、ほっこりなど、あっという間の2時間+でした。ダウントンアビーを大画面でみられるのはやっぱり劇場が一番です [映画館(字幕)] 8点(2020-01-11 10:45:08) |
171. 2人のローマ教皇
2019年11月に正式に法王から教皇の呼称に変更なりました、敬称は台下。ちなみに枢機卿は猊下だということをこの映画で覚えました。つい先日、腕を引っ張られ、勢いで女性信者をぶちました現教皇、人間らしさをお持ちで、80歳過ぎても広島に来られるほど精力的。いかにして「偶然」ではなく「神の思し召し」で教皇になられたか、大変興味深く、そしておもしろく描かれていますのであっという間に2時間が過ぎました。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-01-06 11:17:10) |
172. ヴィクトリア女王 最期の秘密
ヴィクトリア朝と言われる近世最盛の時代を築くも孤独だったヴィクトリア女王をジュディ・デンチが見事に演じておられて、衣装・メイクもさすがのクオリティでまさに見ごたえのある一本です。忠誠心は愛と宗教を超えられるものだと感じました。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-01-05 11:48:59) |
173. マンマ・ミーア!/ヒア・ウィー・ゴー
《ネタバレ》 前作(9点)から10年の続編、年齢や父親がそろわないのかと心配したりしましたがそれぞれが歌うシーンがなくても存在感はありましたね。残念ながらABBAの後期の疑心暗鬼な楽曲が多いが、よくぞ物語を作り上げました。自分的に圧巻は「フェルナンド」でオーラを発しているCherとアンディ・ガルシア、そして大御所亡き母として登場するマンマ、でしょうな。リリーのすべて(笑)はダウントンアビーを降りてシンデレラと本作に恵まれて飛躍しているのもうれしい見どころでした。やっぱり物語の若干強引さにひいてしまったので8点とさせていただきます。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-27 09:18:33) |
174. マリッジ・ストーリー
《ネタバレ》 登録する際に役名に「(弁護士)」と書くべきかまだ迷ってしまいます、これってネタバレになりますか? ◆さて、この作品の主演二人がすばらしかった。圧巻の演技でした、引き込まれてしまいます。演技を語れるほどのものではないのですが、こういうのを「役者」というんでしょうね。二人とも円熟味を帯びてきていますね。そして訴訟社会のアメリカの怖さをみてしまいました。愛情と憎悪って紙一重のところで簡単に変わってしまうんだな [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-24 22:46:17)(良:1票) |
175. ボス・ベイビー
遅ればせながら見ました、とても面白くて乗ってしまいましたよ。よくできていると思いますし感動もしちゃいました。メモとってるふりしても字を書けないんだね。でも彼は電話もしちゃう。できるやつは違うなあ(笑) [インターネット(字幕)] 8点(2019-08-21 22:02:12) |
176. パターソン
《ネタバレ》 パターソン君、家でも名前で呼ばれたことないんじゃないかな。内股で歩いていくパターソン君、繊細な詩を書くパターソン君、携帯を持とうとしないパターソン君、いろいろお楽しみいただけます。永瀬さんがとてもいい味をだしていたので、儲けもののようなラストでした。滝も美しい、現場を訪れてみたい、一日眺めてみたいと思ってしまった。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-05-20 09:18:44) |
177. プラチナ・ブロンド
2019年現在、88年前の映画を楽しく見られたことに幸せを感じます。あっぱれじゃありませんか?白黒だから瞳の色、のところも生きてくるわけですが、いやー面白かったです!いま、この映画をリメイクするならどんなプラチナ・ブロンドになるのか、ガーターの代わりは現代だと何になるのかなど考えていたら面白くなってきました。まだ余韻に浸っています。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-05-20 09:03:35) |
178. 踊る大紐育(ニューヨーク)
これが1949年の映画です、色も鮮やかで!ワクワクしてみられました。踊りに表情って出せるんですね!手足をどうしたらあんな風にコントロールができるんだろうか。素晴らしかったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-12 17:34:16) |
179. とらわれて夏
脱帽、この二人うまいですよね。一瞬にして、まさに、ズルズルと引きずり込まれていく、そんな感じです。少年も入れて、三人それぞれの不安が自分にしみこんでいく過程というか、風のにおいまでわかってくるような演出、うまいですね。とても悪い人なんかに見えないと思い始めたらもう完全に監督の手のひらのうえですね。余韻に浸れます。ジョシュ・ブローリンの青年役は「スーツ」のあの人ですね!まったく違和感なかったです(笑)、ナイス配役!一方ヘンリーの高校生役は???でした。もったいない。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-04-04 21:03:18) |
180. クレイジー・リッチ!
飛行機にて鑑賞。主演女優や批評家がSNSで発言しているように、それぞれがプライベートでも移民当初は出自を隠したり、親のことを恥ずかしいと思ったり、というのを乗り越えてのここまで自己肯定感を育んだ、というのがわかりやすくて描いていると思います。最初のイギリスのシーン、雨の中濡れて入るなんて、どういうこっちゃでしょうね、でもわかりやすい(笑)細かいツッコミどころもたくさんあって、二回目もみたいかも。それにしても世の中、お金ってあるところにはあるんですね。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2019-03-19 10:41:30) |