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53羽の孔雀さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 245
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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161.  アパッチ(1954) 《ネタバレ》 
先住民は多くの西部劇映画で登場するが、ほとんどが悪役。しかもただの悪役ではなく先住民側の主張はほぼ描かれない絶対的な悪というパターンが多い。しかしこの作品は先住民(アパッチ)が主役という変わり種で、まずそこが良い。  1886年、インディアンは居留地に移され、偉大なるアパッチのジェロニモが降伏し、主人公のマサイは最後のアパッチとなる。それは人数的に一人というよりもアパッチの誇りを持つ最後の一人という意味合いが強い。「戦いの時代は終わった。白人の文化に歩み寄り生きていく」という選択をする周囲に対し、マサイは断固としてその考えを受け入れない。そんな中、白人の文化に触れ、これからの時代を生きる術を知り、愛する人と子どもができるにつれ少しずつ考え方が変化していくマサイ。子どもの産声を聞いた時、周囲を囲まれているにも関わらず無防備で家に歩み寄る最後の戦士マサイの姿は、白人とインディアンの戦いが終わりを告げたことを意味していた。  ・・・というストーリーですが、途中歩み寄りを見せようとするマサイを仲間が裏切り、誰にも止められない復讐の鬼と化し、複数人相手に力と知力を活かした戦いっぷりを見せるシーンなど、数の上では勝ち目などあるわけもないがそれでも戦士の誇りを体現するマサイの姿がとても良かった。ただ猪突猛進するわけではなく戦いにおいては冷静さを失わない点も良い。また、個人的には今まで戦士として生きてきたマサイが白人の町で白人の文化に触れるシーンも好きです。  まあ結局は白人側の思うがままかよってのはちょっと気に食わないですけどね。
[DVD(字幕)] 8点(2014-01-21 01:06:07)(良:1票)
162.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
普通の3Dで鑑賞。なるほど確かに、これは3Dで観るべきというのが理解できました。というのも、この作品自体が3Dで観られることを前提で作られている感じです。序盤のネジがカメラ手前に飛んで手を伸ばしてキャッチするカットとか「あ~はいはいちゃんと3Dで観てますよw」と監督さんに言いたくなりました。露骨な構図ですね笑。また、宇宙空間すなわち無重力という設定が3Dを活かしまくっている。普通なら不自然になる人物の上下左右前後斜めをぐるりと回るような自由なカメラワークで撮っても不自然にならないのは、無重力という設定があってこそ。登場人物視点の映像も多数あり、観客もあたかも宇宙空間にいるような感覚を覚えます。アトラクションっぽいというのは主に前半で、某リゾートの椅子に座って観るあのSFアトラクションにかなり近いです。主人公視点でぶつかりそうになったデブリをスレスレで避けるとか、自由が利かない中で目標物につかまれるか、とか。  ストーリーとしては単純明快で宇宙空間で作業中に事故発生。なんとか生き延び地球まで帰らねば、というお話。テーマとしては「生命の尊さ」でしょうか?しかし、映像を観るためだけにでも映画館に足を運んで損はない作品と思います。  映像以外で印象に残ったのが、何といっても宇宙空間の怖さ。無限に広がる無重力空間の怖さ。目の前にいて会話も届く距離なのに、その人を助ける術が何もない。ただゆっくり遠くへ行ってしまうのを見ていることしかできない。その人を助けようと飛び出せば、もう二度と戻ってくることができない。・・・怖すぎます。  また、無音の怖さと地球の美しさの対比が印象的。酸素も切れかけ、ちょっとしたことで死ぬ状況。音もない。空気もない。体の自由も利かない。その背後には大きく美しい母なる地球。何というか、ゾッとするような感覚を覚えます。また、普段当たり前の音楽や人との会話がこれほどまでに安心感を与えてくれるものとは思ってもみませんでした。  鑑賞後1日経ちますが、未だ余韻さめやらぬ、という感じ。公開終了する前にもう1回観に行こうかな。もちろん3Dで。
[映画館(字幕)] 8点(2014-01-18 20:49:36)
163.  拳銃の町
ミステリー色がかなり強い西部劇。事件が起こり謎解きをし、最後に種明かしが入って全てが一本の線に繋がるという、まさにミステリー小説を映像で観ているという感じの西部劇でした。メインの見どころは当然ストーリーですが、そこに女性関係という変数が絡み主人公にとって重要な働きをするというのはいつも通り。駅馬車で爆走や酒場シーン、銃要素も当然ありますが、それらを期待して観るというよりはストーリーを楽しみたいという人向けの作品かと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-17 19:26:55)
164.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
 今までに観た全映画の中で最も好きな作品。表記上は10点となっていますが、私の中では100点です。ストーリー・世界観・BGM・キャラクター等、文句なしです。あまりにも観すぎて、一字一句完璧ではないですが全編通しての全員のセリフを記憶しました。いつの間にか。  特に、これから観る人ももう観た人も、騙されたと思って吹き替え(三ツ矢版)を観てください。私も基本洋画は字幕で観ますが、この作品だけは別です。素晴らしすぎる。吹き替えは三ツ矢版・山ちゃん版・織田裕二版とありますが、その中の三ツ矢版です。  山ちゃん版も普通に良いのですが、まあ英語をしっかり訳したな~というような優等生的な吹き替えです。これに対し三ツ矢版はこれ絶対声優さんがやりたい放題やってるだろwという感じの自由な喋りっぷり。しかしそれが神がかっています。「やややや待ってくれよビィフゥ~もしあの車に欠陥があったとしたらぁ~毎日乗ってる僕が気付くはずだろぉ、おかえりぃ」とか、誰がそんな風に言えと言ったwwwってな感じです。しかしそれがまたキャラに合いすぎているし、上手すぎる。完璧です。  また、この映画は初見でストーリー本線で観てもとてつもなく面白いのですが、伏線というか隠し要素の数がハンパじゃなく、何度観ても面白い作品となっています。無駄なシーンが一切ないといっても良いくらいです。  例えば一番最初のドクの部屋のシーン、あの大量の時計の中にはドクが時計の針につかまっている時計が混じっています。冒頭でラストのネタバレです。気づくかってーの。さらにtwin pines mallがlone pine mallになっているなどの小ネタや、バンドのテープをさりげなくジェニファーがマーティに渡しているなど、細かく観れば観るほど面白い作品です。
[ビデオ(吹替)] 10点(2014-01-17 04:10:24)(良:4票)
165.  太陽の中の対決 《ネタバレ》 
う~~む難しい。ストーリー進行はシンプルで、アパッチ族(先住民)に育てられてきた白人である主人公が白人と一緒に駅馬車に乗るが、途中トラブルに見舞われる・・・というものなのですが、その中に潜むテーマが難しいというか考えさせられます。いわずもがな、考え方の相違の問題です。  乗客の白人にとっては「なついた犬を殺し肉を食べる」というのは考えられないものですが、先住民にとっては「極限の空腹状態だったらなついた犬でも食う」となり、同じく「先住民は白人を憎み、畑を耕そうともしない」は「先住民を偏見の目で見ているのがむしろ白人であり、また、荒れ地をどうやって耕せというのか」となります。  本作では主人公は自分中心かつ徹底して合理的で、時に冷酷かと思われるような考えを持っているのに対し、他の白人は非合理であっても社会的な考えを持つ、という風に表現されているのではと思います。そしてその違いは育ちの違いからくるものとも示唆されます。つまり、どっちの考え方も納得できる部分はあるのですね。  主人公が説得に応じ御者の隣に座るシーンや、最後の「助けに行きたければ行けば良い。でも殺されるぞ」という主人公に対し、それでも助けに行こうとする白人。それを見て主人公が自分の考え方を曲げその役を買うシーンなどに、多少なり歩み寄りが見られた、という表現がされているのかなと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-17 03:56:01)
166.  リオ・グランデの砦
 「騎兵隊三部作」の三作目。個人的には、この三作目が最も面白かったです。ただ歴史的背景がわからなかったために、一部どういうこと?というのがありました。歴史を詳しく学んでから観ればまた違った見方ができるのかもしれません。  この作品もやはり人間ドラマ重視で、主に家族の関係がメインになります。父・母・子のそれぞれの考え方に納得できるものがある点が良かったです。  また、この作品はミュージカルだっけ?と思うくらいに音楽の割合が多い。連隊歌手の歌が随所に入りますが、その内容がそれぞれの人物の気持ちを表しているのが良いですね。  訓練や戦闘など動きのあるシーンは全体の割合として見れば多くはないですが、ローマ式の騎乗やインディアンとの戦いのシーンなど、ピリリと効いていて良かったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-17 03:55:04)
167.  コマンチェロ 《ネタバレ》 
面白かったです。観る前は「コマンチェロ」とは何ぞや?って感じでしたが、コマンチェロとはコマンチ族と仲良くする(武器を密売する)白人のことで、本作はこのコマンチェロを摘発しようとする警備隊のカッター大尉(ジョン・ウェイン)が主人公の娯楽作品となっています。以下、良かった点を3点。 ①ジョン・ウェインとスチュアート・ホイットマン・・・二人のコンビとキャラが良いですね。観てるうちにだんだん二人が好きになってきます。劇中のさりげないお互いの気遣いや不意打ちで椅子で殴ったにも関わらずケロッとしているゴードを見た時の一瞬のウェインの表情など、なんというか細かいやりとりや仕草が良いです。 ②恋愛描写・・・この作品もお馴染みの初っ端一目惚れパターンですが、その後の描写が通常より奥行きがある。一目惚れした瞬間からお互いの愛は変わらないが、ポールとピラーはどちらも頭が良く冷静であり、それが故自身の気持ちに反した今で言うところの「駆け引き」の態度をとってしまう、という描写。また、それが作品の前面に出すぎずストーリーに調和しているのも良かった。 ③細かい気の効き方・・・少数対大勢力という構図はありがちですが、それに至った理由が成り行きではなく潜入捜査のためという理屈付け、都会で育ったポールに対する「どういう教育を受けたんだ」という台詞、ポールに気を回してさりげなく「こんばんは」と言ってアメランの注意を自分に向けるウェイン等、細かいところが良かった。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-17 03:51:33)
168.  怒りの河 《ネタバレ》 
グリンとコールは強盗を犯し、首を吊るされかけたという同じ過去を持つ二人。その二人が出会い、お互いがお互いの過去を知っている。旅の途中までは同じ道筋を辿る二人だったが、金鉱と10万ドルの誘惑の前にその後の道筋が分岐する。すなわちコールは欲に屈するが、グリンは屈さなかった。グリンは「人は変われる」ことを証明したのである。・・・と、メインテーマはそれなのですが、他の枝葉の要素を入れ込みすぎて終盤までどこに焦点を合わせたら良いのかがわからず、結果中途半端になってしまった印象が強いです。シチュエーション的には荒野あり町あり河あり山あり、シーン的にはインディアンありポーカーあり船上ありガンアクションあり、テーマ的には開拓者の生き方あり夢と欲の対比あり恋愛あり裏切りあり等々、本当に見せたいのは何??となってしまいました。  なお、各所の美しい風景と町からの脱出シーン、および最後の最後に作品の冒頭で吊るされかけていたコールをグリンが助けた理由がわかるという構成は良かったです。
[DVD(字幕)] 4点(2014-01-16 00:24:39)
169.  拳銃無宿(1947) 《ネタバレ》 
8割まったりシーンな西部劇。銃の撃たなさでいえば9割5分平和。こういうキャラのジョン・ウェインは初めて観ましたが、こちらの方が好みまである。作品の流れとしてはベタですが、ベタなの好きです。  この映画を貫くテーマはなんといってもトーマス家の教えである暴力の否定、隣人を愛せの心・・・なんですかね?名の通った無法者のウェインがトーマス家で生活を共にするにつれ人の暖かさや銃を持たない暮らしの良さに気付いていく。水を通したことで人から感謝されたり、それによって人の輪が広がったり、それによって教会で聖書をもらったり・・・。お馴染みの一目惚れ恋愛も当然大きな意味を持っていますが、私はそれよりもあったか系シーンの方が好きでした。  また、こんなの俺じゃねえ!といわんばかりに飛び出すも結局銃を使わず女にものめり込めない揺れる描写も良かった。というか、そういうキャラをジョン・ウェインが演じてるというのが良かった。  ただひとつ、最後のシーンがあれじゃペニーとの愛がこの作品のメインテーマになってしまうのでは・・・いやそれで全然良いんだけど、前半の暖かい生活に触れるシーンの意味が単に「農夫の暮らしもいいなぁ」になっちゃうのでは・・・。ペニーが生きてるとわかったから銃を渡すのではなく、ペニーが生きてなくても「責任は自分にある」「暴力の否定」の教えを思い出し、銃を抜かないとかのほうが納得できた(というかそのほうが自分の好み)気がしました。 あ、でもペニーを見たから復讐心が消え、大切なものを思い出したっていうのも綺麗ですね・・・うーむ・・・
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-15 01:01:26)
170.  平原児 《ネタバレ》 
ビル・ヒコック、バッファロー・ビル、カラミティ・ジェーンのお話。主人公はビル・ヒコック。平原児という何かピンとこないタイトルとちらっと知ってたあらすじから歴史とか伝記要素の強いどっしり重々しい系の作品か?という先入観がありましたが、エンターテインメント要素が強く、テンポ良しキャラ良し色んなシーンがあって良しの普通に面白い作品でした。リンカーンやカスター将軍がご都合なタイミングで死んだのは、ん?って感じでしたがそこはまあ良し。  男女の考え方の違いの表現とかインディアンとの戦闘シーンとかは定番中の定番ですね。ただ個人的には時計のくだりはもうちょっとひっぱってほしかった。クイーンのスリーカードに対するヒコックの反応の変化の表現は上手いなーと思いました。 
[DVD(字幕)] 8点(2014-01-13 01:00:46)
171.  砂塵 《ネタバレ》 
いや~中々に面白かったです。まさにドタバタ西部劇という感じで、それぞれのキャラや会話、思惑ありきのやりとりを楽しむ映画ですね。コメディ要素もありますが、どちらかというと警察ものの娯楽ドラマ、というのが近い気がします。劇中サルーンで何度か舞台が行われ歌が入りますが、こちらもポップ。  本作では特に主人公のキャラが良かった。保安官なのに銃を持たず丸腰。しかし超凄腕。プライドを重んじる男らしさもなくゆる~い感じのスタンス。そして法を絶対的に重んじ、従う。それ故に理不尽に牧場を奪われたおっちゃんの味方ではなく、牧場の権利書を持つイカサマ野郎の味方をする。また、巧みな話術と合理的な方法で任務をこなし核心に迫っていくのも良い。自分がこう言えば相手はこうするだろうというのを先読みし、証拠を挙げる手腕がなるほど上手いな~と思いました。あと随所に挟まれる友達の話シリーズも好きです。  まあパターンですが、こういう系の映画のキーパーソンはやはり女性ですね。女は強し。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-13 00:39:04)
172.  大列車強盗(1903) 《ネタバレ》 
10分ということはとんでもなくテンポが速いのかな?とかいうウルトラ適当な心持ちで観ましたが、速いなんてもんじゃなかった。まさか開始2秒で強盗が始まるとは。サイレント映画は初めて観ましたが、サイレントでも充~~分に内容がわかるものですね。シーンも目まぐるしく切り替わり、駅あり列車あり馬あり銃撃戦ありと盛りだくさん。10分が非常に長く感じました。  映画史や映像技術に疎すぎる私は内容しかわからないので、可もなく不可もなくということで5点とさせていただきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2014-01-11 20:50:38)
173.  不死身の保安官 《ネタバレ》 
面白い。この一言に尽きる、何度も見たくなる系の異色の傑作です。「不死身の保安官」というタイトルからハズレか?とか思ったのですが、全くそんなことはなかったです。ジャンルは確かにコメディなのですが、その「笑い」は明らかに狙っているツボに入る人と入らない人との差が出るようなギャグのようなものではなく、常識が違う英国出身の主人公とお馴染みの西部のメンツとの両者真面目なやりとりが面白いという点での「笑い」です。  主人公ジョナサンは英国はロンドン育ちの紳士。そんな彼が、生業である銃の販売のために単身アメリカの西部の町に訪れるというお話。主人公は当然、西部お馴染みの「因縁吹っかけてからの銃でのやり取り」や銃の腕が物を言うという西部では当たり前の常識、果ては白人とインディアンとの関係も知りません(発明家のお坊っちゃん?でそもそも常識から外れているという設定も効いています)。それ故、あっさり人が撃たれ殺される様に驚き、インディアンにも普通に接し、何事も紳士的な話し合いで解決すべきだとして行動します。  特に良かったのは全く飽きないテンポとストーリー、そして挿入歌です。笑いの点では、インディアンの背後をとるスーツ姿の英国紳士という画や因縁吹っかけられても微塵も気づかない主人公などシュールな点が素晴らしかったです。  この映画は私のような「西部劇を多少見たけど時代背景とかをガチで学習してはいない」ような人にはストライクかと思います。逆にアメリカの歴史や時代背景を深く考察した人にとっては「白人とインディアンの関係はそんなに簡単なものじゃない」となるのかもしれません。  しかしそれでも、深く考えず観る系のエンターテインメントとして是非多くの方に観ていただきたい作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-12-30 15:37:26)(良:3票)
174.  アニー(1982) 《ネタバレ》 
かの有名な名曲「tomorrow」と子どもたちの「すごい練習したんだろうな~」というところは良かった。しかしそれ以外は・・・という作品でした。  特に致命的なのは、ミュージカルに的を絞っていないところが逆効果になってしまっている点。超能力もそうですが、ラストシーンは「別の映画か?」となってしまうアクション系。しかも助けるのはお前かよ!という。人間ドラマ的にも、(限られた時間のミュージカルだから仕方ないといえば仕方ないのですが)な~んかあっさり、という感が否めませんでした。 
[DVD(字幕)] 3点(2013-12-28 04:31:33)
175.  夕陽のギャングたち 《ネタバレ》 
いやー面白い。面白いです。ただ、この映画が言いたかったことや細かい表現の意味などきっちり理解できてはいない気がする。最後の回想はそれまでの流れ的に「裏切り」の描写?で、「信じられるのは爆弾のみ」の発言の通り、最後は自分の爆弾で死亡?うーむ2周目を観る必要がありそうです。ションショーン…ションショーン…(BGM) 【良かった点】 ①製作費がバカ高というだけに、スケールが凄い。まさか橋爆破すんの?とは思ったけど、ホントに爆破するとは・・・しかもそれだけじゃ終わらず列車を正面からぶつけて吹っ飛ばすとは・・・②ロッド・スタイガー(フアン)の演技が素晴らしい。冒頭の列車での豹変っぷりは「うおっ」てなった。あと所々ショボーンみたいな悲しげな表情をするのが個人的にツボ③小勢力vs大勢力という構図。今となってはありがちですが、好みです④2時間30分の映画なのに、良い感じに状況や雰囲気が切り替わり、音楽も相まって、飽きなかった 【良くなかった点】 ①タイトル。一体どこがギャングだったのか・・・②最初の方の「銀行」のテロップ。一瞬何が起こったのかと思った③回想シーンの空気がほわ~んとしすぎでは。最後の回想シーンの男二人の女の子走りはちょっと・・・④相手のお偉いさんがご都合的に登場したところ⑤撃たれてからなかなか死なないジョン  
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-28 04:08:35)
176.  誇り高き男 《ネタバレ》 
まさに「誇り高き男」の話でした。自分は正しいことをしているのに、周りの状況は最悪。表向きは何ら関係のない装いをしつつ裏ではあの手この手でキャスを排除しようとするジョン、誤解からキャスを信じられないサッド、辞職するジム、キャスの意向に反対するサリー・・・それでも男の誇りのために、卑怯者・臆病者と罵られ、失明しかけても一人で(途中から二人で)敵に立ち向かっていく男の話。  最後の「撃鉄を起こす音がした」から撃つサッドのシーンとキャスとサリーの会話のシーンが凄く好きです。サリーの「誰のため、何のために」に対するキャスの答こそ、「男の誇りのため」なのですね。  酔った振りをしたビリーが大声でキャスの注意を引き助言をするシーンやわざと音を出す靴で距離を詰める敵さんなど、細かいところに気が利いている点も良かったです。  BGMの良さは言わずもがなですね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-26 00:40:03)(良:1票)
177.  拳銃王 《ネタバレ》 
素晴らしい。傑作です。「西部一のガンマン」という超有名人になってしまっただけに、いわゆる普通の幸せが手に入れられない男の話。  この映画はドラマ的な要素が強く、復讐がメインとか馬に乗って荒野を駆けるとか一騎打ちとかが全然ありません。しかし、常に様々な人物が様々な動きをするので、飽きさせません。話はほぼひとつの町の中で進行し、主人公も「いかにも一味違う雰囲気をもった主役」という感じではなく、普通のおっさんです。しかしそこが良い。見た目普通のおっさんなのに、あるひとつの特徴すなわち「西部一のガンマン」というレッテルがあることのみによって、幸せな家庭をもって平和に暮らすということができないのです。  以下、素晴らしかった点を箇条書きで。 ①「西部一のガンマン」というレッテルがあるかないかの対比・・・西部一のガンマンとして知られるリンゴは、本人は望んでないにも関わらず常に名を挙げたい若者に狙われ、町からも厄介者扱いされる。しかし西部一のガンマンということを知らない者はリンゴに普通に接してくれる。リンゴとバレるまでの婦人会のシーンや酒場に来たトミーと「普通に」酒を飲むシーンがそれを表現しています。 ②年齢による対比・・・若い頃は銃の腕を磨き名を挙げたいという気持ちが強いが、年をとるにつれて「普通の幸せ」を求める気持ちが強くなるという表現。因縁をつけ、命を懸けてまでもリンゴを討ち名を挙げたいというのは若者のみ。カードをやってるおっちゃんたちの「家族がいるから挑むのはやめとく」的な発言などにそれが表わされています。 ③ラストシーン・・・最初「あ~リンゴも銃を抜きかけたが約束を思いあえて撃たなかった、ってのが良かったな~」とか思いましたが、すみません、こちらの方が断然良かったです。「お前もこれからガンマンの道を歩み、俺のような苦しみを味わってみろ」という、この映画をきっちり締める素晴らしいラストだったと思います。「銃を抜いたことにしておいてくれ」というのは、そうしなければ正当防衛にならずハントが殺されてしまうかもしれないからということなのですね。また、ハントが今まで一人も殺したことがないというのが伏線になっています。
[DVD(字幕)] 10点(2013-12-22 06:49:36)(良:1票)
178.  アウトロー(1976) 《ネタバレ》 
RPG西部劇。襲われて家族を失う→復讐のためラスボスに挑むも敗北(?)→旅に出る→様々なイベントが起こり仲間を増やす→味方パーティvsラスボスパーティ→決戦に勝利、その後~→ED  そういうのも全然嫌いじゃないので良いのですが、早打ちでスゴ腕のハズなのに銃を抜くのがスムーズじゃなかったり、各キャラの倒れ方が雑だったり、最後の1対1のやりとりが若干モタついたりといった細かい点が気になってしまいました。  北へ行ったと言った方が良いと言うフレッチャーや最後のジョージーとフレッチャーのシーンなど、男の友情系シーンはすごく良かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-18 01:17:27)
179.  激突!<TVM> 《ネタバレ》 
超シンプルな映画。わけのわからんトラックが追ってきて、わけのわからんままに逃げるというただそれだけ。ほうら時間に間に合ったでしょう?とか実は誰も乗ってませんでした(途中でちょいちょいドライバーが見えるからありえんけど)とか何らかの一捻りされたオチがあるかと思ったら、そのまんまシンプルに終わった。しかし、面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-17 01:26:18)
180.  駅馬車(1939)
恋愛・友情・キャラクター・差別と偏見・復讐・アクションなど、99分の中に様々なテーマが込められた映画。今見るともうちょっとそれぞれのテーマのクオリティを高められそうな気がしますが、この映画が製作された時代を考えると、まさに西部劇の先掛けとなるような金字塔的作品という評価に納得がいきます。(特に古い)映画を観る際には言えることですが、当時の時代背景を勉強することが非常に大事だと思わせられた映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-16 04:23:47)
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