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コメント数 186
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1.  セッション 《ネタバレ》 
いやあ~とにかくカッコいい。硬派な映画だ。ハードボイルドと言っていいんじゃないの、渋いねえ。内容ですが彼女は会場に来ていたのか。これは気になりましたなあ。映画館で最初にデート誘った時もあの彼女はあり得ないようなジョークで誘い文句を受けていたからねえ、油断ならない彼女だから今度も・・・って。それから、教授は本気で生徒を恨んで仕返しするために罠をしかけたのか、それとも自分の指揮者としてのJVC出演を棒に振るリスクも負ってまでこの生徒を一皮むけさせるために賭けたのか。気になりましたねえ。 でもそんなことは見る人がどっちでも取れるように、もっと言えばそんなことどうでもよくなってしまう終盤。熱い演奏と熱気の中、二人が満足気に視線を合わせていくラストシーン凄い。(教授の意図はもう明白かな。)
[DVD(字幕)] 10点(2015-10-01 21:11:04)
2.  マイ・フェア・レディ 《ネタバレ》 
自分が生まれた年に制作された映画。そう思いながら見た。映画の内容や出来とは直接関係ないが、この映画には巷でよく耳にする曲が多く使われているのだけれど、自分は今までこの映画とともに時を経てきて、この映画を一度も見たことがないのに、その曲だけは何度も耳にしながら人生を過ごしてきているのだと思うと、もっとこのような名作といわれる映画を見ないともったいない。そういう気がしてきた。
[DVD(字幕)] 10点(2011-06-20 23:40:42)
3.  2012(2009) 《ネタバレ》 
含蓄ある映画だった。太陽フレアにまつわるパニック映画としての体裁をとっているが、リーマンショック後の世界同時不況とその後の壊滅的な世界経済をもじったものだろう。2012年にドル暴落により米国経済が壊滅的打撃をうけるのでは?との予測がある。アラブの王族にチケット購入を勧める場面での「ドルではなくユーロだ」との台詞はまさに基軸通貨としてのドル終焉の意味が込められているし、方舟建造場面での「さすが中国人」という台詞は今後の世界経済の命運が中国の成長にかかっている現実を表している。太陽フレアによるパニックはそれはそれとして、「現実にすでに世界に起きた未曾有の大災害」米国の一部資本家による強欲がそれを引き起こしたとされているが、「大災害はすでに起きてるんだよ」というメッセージにとれた。ロシアの金持ちももちろん今回の経済危機に深く関与しているため、準主役級で登場させたと思われるが、その金満ぶりを否定的に描いている。美容形成外科医も制作者からすると「金をふんだくる悪人」なのかな。金、金、金の世の中を否定する主題が強く込められていた。オバマが経済立て直しを民衆に訴える演説イメージが重なる。映画自体の造りも映像のダイナミックさは映画としての楽しみを十分満たしてくれるものであったし、「信じられないような奇跡の連続」にしても、だいたいが80億人の人間が死に、わずかな人間が生き延びるわけで、「それくらいの奇跡の連続を体現」できた人でなければ生きのびられないわけで、当然の描写である。世界同時不況で現実にどれくらいの人間が不幸に陥れられ、命を絶たれたか、そう考えずにはいられない映画だった。
[映画館(字幕)] 10点(2009-12-14 12:47:54)(良:2票)
4.  慕情(1955) 《ネタバレ》 
あらすじはわかっていても、観るとやはり涙がとまらず・・・。映画はやっぱり映像の力なのだと痛感させられる。女優の表情、仕草、音楽、風景、そういったものが感情に訴えてくる力の偉大さ。映画の醍醐味です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-10-11 22:15:58)
5.  ロッキー・ザ・ファイナル
人生を歩む一歩一歩は、歩いているその時には何も自分に変化をもたらさないように見える。が、振り返ってみると、二度と戻れないその道程は遥かである、まるで水滴が岩を穿つように。映画を観ながら己の人生を振り返らなかったものはいないに違いない。誰にとっても宝石のように甘美な輝きを持つ大切なものとして心のうちに秘められている物、それを「さあ、それを脇に置いて先へ進もう」とやさしく観る者に語りかける。観客が「脇に置いておく」ように勧められるのは他ならぬロッキーをも含む。年齢的な意味でこの映画のストライクゾーンはスタローン実年齢60歳前後ではなく、実は40~50代であろう。人生を振り返りながらそこで過去の数少ない栄光、良い思い出にすがって生きるか、それを振り切って新しく良い思い出を作っていこうとするかの選択をする時期である。苦しい選択になろうとも前に進むとのスタローンの意欲に勇気付けられる。「思い出は美しすぎて、それは悲しいほどに」と表現したくなるような熱くセンチメンタルな「ロッキー」の締めくくり、カッコよすぎです。
[映画館(字幕)] 10点(2007-05-02 23:54:48)
6.  トゥモロー・ワールド
これは凄い。久しぶりに感動した。次々に死んでいく命の軽さと一人の赤ちゃんの命との対比をこれほどまでに見事に描いた原作も素晴らしいし、映像もまた素晴らしい。戦闘シーンはリアルで迫力と緊迫感がある。映像はどれもシックで落ち着きがあり美的に描かれている。今までのどんな戦争映画もSFもかすんで見える。 子供を育てた経験のある人なら必ずわかる、心の奥にある人として持つ子供への愛。それをもう一度呼び起こして心を揺さぶってくれる。必見、本当に必見。
[DVD(字幕)] 10点(2007-04-09 23:24:04)(良:1票)
7.  スクール・オブ・ロック
久しぶりに清々しい映画だった。サウンドオブミュージックのようでもあり、パッチアダムスのようでもある。人に物を教えるってことは凄くエネルギーが必要なのだなと改めて感じた。自分は人になにか物事を教える際に、ああして熱意を持って、まめに準備して、相手を信頼し、仲間意識を持って、愛情持って取り組むことができるだろうか、とても出来はしないと思った。更に、自分に何か人に一生懸命伝えるべき物を持っていることが素晴らしいのだとも教えられた。ためになった。頭が下がる。
[DVD(字幕)] 10点(2006-05-14 00:58:40)
8.  死霊のはらわた(1981)
この映画は怖かった。衝撃的な残酷さだった。スプラッタというジャンルがそれほどコナレテきていなかった時代、ホラーといえばオカルトが主流であった時代に登場したグロ映画の極致。この映画以後のスプラッタは全て2番煎じと言っても過言ではなかろう。当時、友人たちと観にいったが皆凍りついていた。「あそこまで追い込まれたら自分も死霊になったほうがずっと良い。」というのが一致した感想だった。今の時代にビデオで見てもそれほどではないだろうが・・・。
[映画館(字幕)] 10点(2005-11-14 21:23:33)(良:1票)
9.  ダーククリスタル
最近の映画ではないが。当時としては非常に斬新だった。ストーリーのまとまり、映像の綺麗さ、キャラクターの突飛さ。今観ても遜色ないが、スターウオーズの小動物のキャラやそういうのに慣れている世代には面白くないかもしれない。当時こういう映画が他にあったか?この映画が出たあとだからネバーエンディングストーリーには新鮮さを感じなかった。
[映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 22:48:03)(良:1票)
10.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 
予めあらすじ把握してからの鑑賞推奨。凝ったストーリーは映画だけでは無理だ。映画は映像と音のためだと割り切れ。 映画では「イギリス人らしさ」を強調する小道具としてのロンドン文化が端々に登場する。 しかしフィッシュアンドチップスとかいう下賤な食物は登場しない。薄切りでカリッと焼いたトーストを「親ロンドン」を強調するロシアスパイがブダペストで食べ、イギリスのスパイ部門トップがロンドンで食べる。 ロンドン市内にある自然池でMI6の面々は水泳を日常的に楽しむ。 まあそういったロンドンらしさを散りばめた描写を楽しむべきか。  しかしラストシーンは「ラメール」というフランス懐メロが飾る。しかもフリオイグレシアスのライブ録音を使っている。 ラメールというのは海を描写した歌だが、時の流れにより朽ちる海小屋(スパイとの闘いで散った人々かな)や永遠に変わらない海の美しさや偉大さを(イギリス、MI6)を敬う哲学的な内容を含む歌であり、監督がこの物語をどう捉えて描いたかが伝わってくる選曲である。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-02-28 07:29:55)(良:1票)
11.  インターステラー 《ネタバレ》 
物理の抽象的理論を映像表現したり、ストーリーに組み入れることはかなり難しかっただろうと思う。光速で宇宙旅行して地球に戻ると浦島太郎になるという話は有名だが、それを父娘、子供部屋での異常現象と絡めたところがストーリーとしては秀逸。SF物では細かい突っ込みどころがあるのは致し方ないところで、例えばブラックホールに突っ込むなら地球じゃあ何億年も経ってるんじゃあないのかい?とか、長~く引き伸ばされて素粒子まで分解されちゃうんじゃないの?とかいろいろあるが、でも、私は本棚裏に戻ってきたあたりから切なくて涙がとまらなくなってきてしまった。理屈はどうでも、涙が出るような映画は久しぶりだった。長尺の映画で心配だったけど、観に行ってよかったなと思った。
[映画館(字幕)] 9点(2014-12-07 00:14:01)
12.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
これは「ダーククリスタルに捧ぐ」と副題を付けてもいいんジャマイカ?ゴジラの下眼瞼に皺を寄せる特殊メイクは日本で1983年に公開されたダーククリスタルのスケクシーだし、敵方のギャオス改もダーククリスタルにおいてキラが呼び寄せる脚長の乗り物動物そのものじゃん。もちろん日本映画のガメラ忘れてはいません、もう一度改めましてギャオスの頭を使ってますねえ。あ、ゴジラについては表情によっては「おいらジーラ」ってばかりに猿の惑星って見方もアリですかね。さて、ストーリーはよく練られていてテンポよく無駄少なく、ラスベガスやシスコや日本と場面が散らばるにも関わらず各場面のつなぎが工夫され、とても見やすい映画だった。細かいところでは、あの高度9000メートルからのアプローチは、もう少しその難易度を表現してほしかった。また、ここは多くの人が感じるところだろうが、ゴジラの着ぐるみがあまりにも「ふなっしー」で、手関節、肘関節、肩関節、膝関節、諸々その長さバランスが人間チック。ただしこれはあえてそこを狙ったという可能性も大いにあると思うけど。
[映画館(字幕)] 9点(2014-08-03 23:13:31)(良:1票)
13.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
怪獣映画で大事なことは「スケール感」。大きいからこそ怖い。ストーリーでハラハラするとかそんなのはっきり言ってどうでもいい。言うなればシマヘビとニシキヘビでどっちが怖い?トラザメとホオジロザメでどっちが怖い?見るだけで怖いのが怪獣。そこをどう迫力ある映像に仕上げるかがすべて。 この映画はそういう視点からみて、非常に迫力がある。おそらく史上最高の映像だろう。怪獣だけでなく、迫力を増幅させているのが対戦相手のロボットだ。これはダムとかでかい橋脚とか水に遣った巨大建造物が人間に何がしかの恐怖を与える理屈と同じで、あのロボットが水に濡れつつ海で戦いつつ、というのはなかなか怖い。 そのほかの人間ドラマ的な部分は「カレーライスの福神漬け」。この映画を見てそんなとこにアラを探しても楽しくはない。 iMAXのせいかもしれないが、この迫力には度肝を抜かれた。
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-15 23:17:30)(良:1票)
14.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
「現代に蘇った吸血鬼」ではあるが、真の現代ではなくて1972年ということで、今から思えば「懐かしいあの時代」である。ベトナム戦争とかヒッピーとかLove&pieceとか、日本でも今の50代後半からは「わかる」文化だ。それを舞台としたワケは、まあ、近代的な現代よりは馴染みやすいからであろうし、懐古趣味でもあろう。とまあ、真面目に評しようとしても無駄な努力かもしれない。エバ・グリーンのエロい魅力とカーペンターズのTop of the world が映画館で聴くと案外音質よくて感心したことが印象に残った。ケチョンケチョンの低評価はリアルに70年代を知る「少数派」としては残念であるので、9点とさせていただいた。 この映画はストーリーの整合性とかモラル的なものを基準に見ちゃ、つまらない。「くだらない」ものでも飽きずに惹きつけられて1本見とおしてしまう、そういう味の映画かな。まあ真面目で品が良く、40歳より若い鑑賞者にはつらい映画かもしれないが、ブラックな味が好みの中年男にはギリギリストライクです。
[映画館(字幕)] 9点(2012-05-20 23:17:38)(良:1票)
15.  ジュリエットからの手紙
先にお書きになった皆様にこの映画の素晴らしさは書き尽くされている。 観たあとの爽やかさ、嬉しさ、湧き上がる希望、自分が単純なのかもしれないが、こういう映画をもっと観たいなと思った。
[DVD(字幕)] 9点(2012-02-12 21:14:54)
16.  サンクタム 《ネタバレ》 
研究者、探求者というものは、その道のトップランナーである。誰しもが理解できるメジャーな研究ばかりではなく、一見「趣味・道楽」に見えなくもないような研究もある。この映画に登場した「父親」はれっきとした「研究者」として描かれている。趣味や道楽でスリルを楽しんでいる人物ではない。研究の対象はまさに「秘境」だ。洞窟の在る地域がすでに秘境であることを冒頭映像で美しく且つ「リスクの高さ」を明示している。さらに洞窟自体がその深度、狭さがハンパでないことを示していた。最先端を走る「研究者」には常人では理解できないほどの「厳しさ」がなければならないが、それは自己に対する厳しさは当然のこと、危険を伴う研究であるのなら、他者の安全を守るためにプロなりの「他者への厳しさ」も当然必要である。本来ならこの「父親」は自分なりの安全で効率的な研究をしたかったものを、ナショジェオTVの取材などスポンサー関連の「接待」を強いられ、結果、事故につながったものだ。この「父親」は人格的にも強く、正しい人間であり、誰かがいつか行なわなければならない研究を突き進めるために努力した素晴らしい人物だ。決して自分勝手だったり、、人格がおかしいわけでもない。このような人に知られるとも限らない、何の役に立っているのかもわからない研究は世界中で絶え間なく行なわれているもので、それらの積み重ねで人類の今はあるのであり、その恩恵の上に何もしらずに「どっかり座って」映画をみているのが我々だ。映画の最後まで正常なメンタリティを維持したのは親子とリドだけ。彼らしかこの洞窟にはいるべきではなかったのだ。「父」は極限状態だからああいう言動をしたわけでは断じてない。「普段から」極限状態を常に意識して行動しており、事故のおきる前、事故の最中、事故後、「一貫して」冷静に対応している。また、それだからこそ「トップランナー」である。私はこの「父」の言動について、その全てを、深く頷きつつ共感した。危険と隣り合わせと理解しているもの、それを理解していないもの、その隔たりはいかにも遠いからこそ、危険を理解する者は、変に相手の機嫌をとったり気持ちを汲んでやる以前に「まず、わからせる」ことが義務なのだ。閉じ込められて生還するという点で127時間のことを思ってしまうが、サンクタムのほうが遥かにすばらしい映画だと感じた。
[DVD(字幕)] 9点(2012-02-08 07:35:57)(良:3票)
17.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 
ゾンビ映画と勝手に決め付けて映画館にやってきた「バイオハザード保守派」にとってはつまらなかっただろうな。が、これ単体でみれば十分面白い。3Dが効果的に活きる対象として「水滴」に着目したのであろうか。冒頭の雨滴など、水滴のスーパースロー3D映像が印象に残った。シェルブールの雨傘のオープニングともかなり似ているが、なにかオマージュとしての意味でもあったのだろうか。スーパースローは効果的な手法だったと思うが、ミラ(以下MJ)のお肌の衰え、姿勢の年齢的変化を白日の元に晒す結果ともなっており、両刃の剣ではあっただろう。しかし衰えはしても美女。3Dで映し出された彼女にはかつてなかった艶めかしい存在感があり、激しいアクションが「その熟れた果実を木から落っことしそう」で目が離せなかった。耽美的といったら言いすぎだろうが、冒頭の作りこまれたシーンから映画全体を覆うトーンがスタイリッシュでカッコイイ!! 最後にナイスバディの美女が1人また敵方として登場させてきたが、まさかあれがMJの後継?それはちょっとまだ寂しいな。  全作みたが各作品、娯楽作としてよくできていると思う。ちなみにゲームのことは全く知らない。ゲームおたく達にとってはこの映画は突っ込みどころ満載なんだろうな。
[映画館(字幕)] 9点(2010-09-19 01:50:03)
18.  ステップ・アップ
ストリートダンス、バレエ、ブレイクダンス、ラインダンス・・・。どんな種類のダンスであれ、それを踊る人がとういう出身・階層(金持ち、インテリ、スラム出身、孤児)であれ、「ダンス」というものは、音楽、絵画、と同じく素晴らしい芸術なのだと強く訴えてくる。主題はまさにそこに尽きる。それをストレートなストーリー展開で変な味付けを極力省いてダンスそのものの素晴らしさをふんだんに映像化。素晴らしい!ダンスの映画を他にもいろいろ観てみたくなった。
[DVD(字幕)] 9点(2010-02-15 20:49:16)
19.  ザ・フィースト 《ネタバレ》 
どこからきたのか、それがなんなのか、どういうものなのか、そういった説明を一切省き、洒落た登場人物紹介の後、いきなりテンションMAXの襲撃&殺戮シーン。そう、エログロ映画のエキスだけを濃厚に、刺激だけをお腹いっぱいに、そういうコンセプトが合理主義のアメリカ的で、映画にマッチしている。あの「死霊のはらわた」登場時と同じように、通常の手続きをあえて踏襲しない下品さ。それこそが、スプラッターの醍醐味。ナイスな作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2009-10-23 20:23:50)
20.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
ジョーカーを上手く使い、さまざまなワナを展開して楽しませてくれた。 が、検事が悪側に廻ってしまった理由が全くわからない。いや、「わかってくれますよね」という感じは伝わってくるが、私はいやだ、わかってあげたくない。信念はそんなに簡単に曲がるものではないよ。SAWでも同じだが、洗脳することによって、その人に内在していた悪が目覚める的な発想は米国では一般的なものなのだろうか。なにか流行りのような思想なのかもしれないが、私から言わせてもらえれば、偏りすぎた思想だ。米国の腐敗臭が漂ってくるような映画だ。
[DVD(字幕)] 9点(2009-01-01 02:33:11)
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