1. ホーリー・モーターズ
全くわかんないや。解説によると監督の人生の出来事を暗喩表現しているそうなんですが、そういうテーマって他人に見聞きさせることに意味あんのかな。日記にでも書いときゃいいんじゃないのかな。 監督自ら「他者が理解できるかどうかは考えに入っていない」とのご発言ですから、私のように理解0%の客がいても不思議ではありますまい。 分かる人たちだけが鑑賞して評価を寄せるので結果高い点数になり、それに釣られたわたしのような被害者が出るのです。 ‶分かっていない”分際で点をつけるのも心苦しいけれど、つまんないものはつまんないので正直な評価をしておきます。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2021-11-13 17:02:27) |
2. ボーン・アルティメイタム
なんでM・デイモンがこうもかっこ良く見えるのか?と驚愕すら覚えるジェイソン・ボーンの魅力炸裂の3作目。自分が何者か?という命題を背負っているために、自分に酔うという甘さが無いストイックさ、翳りのある表情などこれはマットの演技力の賜物なんだろうな。CIAを撒く際の、駅構内のスリリングな展開は彼の明晰で冷静な頭脳の見せ所。CIA総出で捕まえに出たところをフェイントかけて金庫泥棒したり、携帯電話のチップを入れ替えたり(前作)の所作のてきぱきした美しさ等は運動神経の良さまで感じさせる。ここまでくるとマットその人が事実クレバーなパーソナリティなんかな、とさえ思ったり。 全くイメージにそぐわないアクション映画を引き受けたのにはどういう狙いがあったのかは分からないけど、“悩める暗殺者”像をリアルに存在させて結果大ヒット、大したもんだ。 [DVD(字幕)] 7点(2014-02-17 00:45:48)(良:1票) |
3. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 M・デイモンが前作よりも超人度をUP。ジミー大西氏と似ているにも関わらず、なぜだかカッコ良く見える摩訶不思議なシリーズ2作目なのだった。前作で主要キャラだった恋人を早々に削除、作り手の新作への意欲は感じるものの、ストーリー自体はわりとよくあるスパイ小説のよう。脚本は平凡かと思うんだけど、マットが寡黙に賢く試練を超えてゆくその姿に惹かれます。当然3作目も観よう、という感想を抱きます。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-11-24 00:30:57) |
4. ボーン・アイデンティティー
マット・デイモンがアクション映画に、って一体何をどう思っての承諾なのやらと思ったのは私だけではないと思うんだ。でもこれが意外と見せるんで「おお?」と意外性に引っ張られて最後まで観た。この人の真面目さ、律儀さがリアリティ度を増してるんだろうか。窓から壁を伝って、よじよじと慎重にビル壁面を降りてくる場面、このスーパーマン過ぎないさじ加減の上手さに感心。情報を手に入れるくだりで、マリーにあっさり綿密な計画をスルーされたりと、ちょっと笑わしてくれる演出もおしゃれ。トム・リプリーだった時の卑屈な目元を見事に消し去り、堂々たるエージェントぶり、新しいアクション俳優の誕生ですね。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-09-13 00:08:24)(良:1票) |
5. ボウリング・フォー・コロンバイン
デリカシーの無さそうな肥満体型のこの監督が突撃してきたらヤだな。ま 世の中にはこういう人もいないとね。自分で言ってるけど、ユーモアのセンスのある人でよかった。マジメが過ぎて思想が絡むとタリバンみたいになってよろしくない。こんな作品がちゃんと発表できて、たくさんの意見をよぶ。アメリカって充分健康だ、と思う所以であります。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-27 17:25:08) |