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にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3267
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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【製作国 : 西ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ダウン・バイ・ロー
ジャームッシュ作品としては、『ナイト・オン・ザ・プラネット』以降、どうも自分のツボにはまる作品に出会えてなかった。 その不満を見事に解消してくれたのが、この作品。 評判がいい作品なので、期待はしていた。 でも、こんなにいい作品だったとは・・・ 特に、最後のシーンは大好きだ。 ああいうシーンは、なんかジーンとくる。 最後のシーンだけでなく、全体的にも素晴らしい作品だ。 基本的には「ロード・ムービー」路線なのだが、退屈感がまったく無く、最後まで気持ちよく観れた。 久しぶりに2時間という時間を感じさせない映画だった。 これぞまさに、ジム・ジャームッシュの魅力だ。 全編、ぼぉーっとした感じのまま引っ張られていく感が最高に心地良い。 モノクロ画像の効果なのか?! ジム・ジャームッシュ作品の中では、『ナイト・オン・ザ・プラネット』に次いで好きな作品となった。
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-01 21:01:24)
2.  都会のアリス 《ネタバレ》 
ヴィム・ヴェンダースの「ロードムービー三部作」の一作目にあたる作品。 全編モノクロ画像。  主人公がひたすらさすらい行くお話で、道中、少女を連れた女性と出会い、その女性と一夜を共にし、夜が明けてみるとその女性はおらず、仕方なく主人公はその少女と旅を続ける・・・という展開。  この物語における主人公の、「ちゅうぶらりんな精神状態の中での癒しの旅」みたいな設定が、その時の私の精神状態と酷似していた。  それと、主人公が31歳ってのもあり、思わず映画の中の主人公に自分を投影してしまった。 ロードムービーでその主人公に自分が投影された時・・・ まるで自分の分身が、映画の中でその時を体感している様な感覚に襲われたのだ。  あと、撮影監督が『ダウン・バイ・ロー』の「ロビー・ミューラー」ということで、これもばっちりツボ。 なんか話が出来すぎの感は否めないストーリー展開ではあったが、それを補って余りあるほどの素晴らしいロードムービーであった。
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-01 20:23:06)
3.  早春(1970) 《ネタバレ》 
ジェーン・アッシャーの赤毛っぽい金髪が綺麗で、脚も綺麗! こりゃ、年下の男はイチコロ、無理もない。  年上の職場の女性に恋をした少年。 この女性は少年をからかっていちゃついてきたりして、少年は必然的に恋に落ちた。 その後がツライね。 思わせぶりな言動をしておいて、その後は全く相手にしてくれない。 恋に未熟な若い男が落ちる罠。 確かにあるよね、こういう状況。  どうにもならないからストーカー行為をしたりなんかして。 でも気持ちは分かる。 自分でもよく分からないことをしてしまう。  少年期の青い恋。 つらいよね… 思わず感情移入してしまう青春映画の名編!
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-14 20:07:23)
4.  わが青春のマリアンヌ 《ネタバレ》 
鑑賞後、マリアンヌは結局実在したのかよ!?夢か現かどっちなんだよ!という野暮な疑問に襲われたけど、これはまあ一つの寓話というか、結論なんてあってないようなものでは?というところに、自分の感想は最終的に着地した。  色んな解釈や議論が生まれる作品としてみても、とても幻想的で美しく、そして魅力的な作品ではないかと思う。 まさしくクラシック名画と呼ぶにふさわしい作品だ。
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-01 23:37:33)
5.  夕なぎ(1972) 《ネタバレ》 
これって最終的には三人の関係が全て友情関係におさまっている。 これはこれで良いのかも。  独占欲でもない、相手の幸せを願うからこその最終形態。 誰が得とか損とかもない。 なかなか他の映画には無い、この作品独自の魅力を感じた。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-10-02 18:53:04)
6.  シュトロツェクの不思議な旅 《ネタバレ》 
『カスパー・ハウザーの謎』の続編として作られた作品だが、ブルーノ・Sは、前作よりまともになっていた。 奇人というより、まさに受難の人。 単にいじめられている様にも見える。  アメリカに渡るという設定が、ロード・ムービィ色を強める。 女を情けで拾ってあげたのに、一方的に逃げられる。 これはほんと切ない。 不器用な善人そのものだ。  逃避行というか、計画無しの無謀な旅。 その顛末は、図らずもがな。 あっけなく破たんする。 これは私自身の沖縄旅行を想起させ、どうにも憂鬱だ。  作品全体が暗めのトーンで曇りがち、話も湿りがち。 きっと、ヴェルナー・ヘルツォークが傷心気味の時に撮ったに違いない。  劇中でブルーノ・Sをいたぶる二人の男が憎たらしい。 大した奴らじゃないし、特別に強そうなわけでもないし、私がその場に居たら、きっとブルーノ・Sを守ってやる!そんな気になる。  この話って要するに、獄中に長く居た不憫なチビハゲおっさんは、シャバに出ても救われない。 守られていた閉鎖的な獄中よりも、むしろ外の方がむきだしに残酷で、容赦がない。 あげくの果てに・・・  この作品を観ていると、福祉というものの重要性を考えてしまう。 いや、そんな真面目な話以前に、いかに世の中は敵だらけで孤独なものなのか。 そんな単純な結論にたどり着く。
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-08 22:17:23)
7.  U・ボート 《ネタバレ》 
ダサくも思えるBGMが、実にいい味を出している。 潜水艦という、究極の閉鎖的空間において、極限の状態を描いた部分は、少々クドさもおぼえるが、あれだけ天井が低く、しかも深海という環境において、あのパニックさ加減は、いささかも極端な演出とは感じなかった。  苦難を乗り越え、平穏なラストと思いきや、そこは渋い西ドイツ映画。 アメリカ映画の様にはいかない。 実に虚しい幕切れ。 それでいて、十分に楽しい。 映画として楽しい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-06-26 23:18:31)
8.  不安 《ネタバレ》 
不倫に関わる、ややもすると単純になりそうな話を、見事なまでにサスペンス風味満載に仕上げた作品で、いつ殺人が起るとも分からない雰囲気が全編に渡り漂っていて、緊張感を持ったまま最後まで観ることができた。  ロベルト・ロッセリーニとイングリッド・バーグマンは実生活でも不倫関係にあったが、本作はその不倫関係をまるで鏡の様に映しこんだ内容である。 結果、ロッセリーニは、不倫というものを深くリアルに追究し過ぎ、本作をもってバーグマンとの不倫仲も終りを遂げる。  ロッセリーニが、自身のプライベートをさらけ出してでも撮ろうとしたその意気込みを評価したいが、その一方で、単にロッセリーニの女グセの悪さを見せられているだけの様な気がしなくもない。  不倫とはいかに不誠実で、リスクが高いか。 単純に言えば、そんなことを訴えている作品である。 そんな単純な題材を、ロッセリーニは独自のセンスで、サスペンス劇としても十分に楽しめる作品に仕上げてみせた。  ロッセリーニは、イタリア近代映画の草分け的存在の監督だけあって、その完成された演出手腕には、さすがの貫禄を感じた。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-06-12 01:21:37)
9.  アメリカの友人 《ネタバレ》 
初期の頃に作られたヴィム・ヴェンダース作品だけあって、自分には十分楽しめた。 死を宣告された男が、目に見えない“時間”というものと闘いながら、それでいて自分では分からないうちに大きな事件へと巻き込まれていくという流れは、独特で面白い。  特に、電車内での殺しの一部始終は、手に汗握る緊張感! サスペンスとしての魅力も存分に発揮しながらも、死に直面した男の生き様を描いた人間ドラマとしての深みも加わり、現在のヴェンダースには作れないであろう、個性のある優れた作品である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-12 00:48:38)
10.  ブラック・ムーン 《ネタバレ》 
今まで観てきたルイ・マル作品のイメージとは毛色の異なる作品で、ファンタジー色が全開。 そこにチラリズム的エロスが散りばめられていて、大人のいたずら心が感じられる内容。  胸の開いた白いシャツに淡いピンク色のカーディガン。 そして赤いスカートを身に纏った“少女っぽい”大人の女性が主人公で、すごく美人というわけではないのに、妙にそそられる不思議な魅力を感じた。 26歳とは思えない雰囲気だが、よ~く見るとやっぱりそれなりの年齢も感じたりで、作品の内容と同様、幻惑させられた。  暖炉の前の椅子に寝そべり、スカートから脚が伸びている。 そこに男が近寄り、脚をなでまわす。 このシーンはこれ以上なくエロく、その後に出てくるパイオツ丸出しのシーンなんかより、ずっと興奮した。 それを見て怒り出す醜い老婆がまた余計で、とてもウザく、美と醜の対比を感じさせる。  舞台になっている世界全体が不条理な空気で包まれており、次に何が起こるか分からない面白さもありながら、一方で、ああだこうだ言いながら、そこに居続ける少女にイライラしたりもする。 あんな屋敷なんか抜け出せばいいのにとか、老婆の居る部屋に自ら何度も入るのがおかしいとか、その設定そのものが不条理だったりする。  結局、少女はその不条理で狭い世界にはまり込んでしまうわけだが、夢オチの方が良かったのではないかとも思う。 いや、むしろ夢オチにしてほしかった。 夢オチを嫌いな私が、初めて夢オチにしてもらいたいと思った、貴重な作品。  美しい世界でありながら、同時に不愉快な世界でもあり、何度も観たくなる不思議な魅力に満ち溢れた作品である。  (P.S.) むむ、そういえば肝心なことを書き忘れていた! 前半に登場した、巨大な節足動物。 ムカデのハサミがないヤツというか、なんというか。 あんな虫が本当に存在している(撮影したわけだから)こと自体が、マジでおぞましい。 あのムカデもどきはマジで怖い。 おそろしい。 ヘビなんかよりずっとキモい。 他にもキモい小動物が盛りだくさん。 これこそが、本作の隠れた見所!!
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-18 23:54:18)
11.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
普通のミュージカルが苦手な私にとっては、セリフまで全て歌にのせるという実験的な本作の試みは、むしろ入り込みやすかった。 セリフは普通に話し、そしていきなり歌って踊り出すというギクシャク(私にはそう感じる)とした普通のミュージカルよりも、かえって移入しやすかったのだ。  本作は、とにかく色彩が素晴らしい! 登場人物達の服の色と、何らかの背景の色をシンクロさせるという、徹底的な演出には、思わず唸ってしまった。 そして、それらの華やかな色合いにも負けず劣らずカトリーヌ・ドヌーヴの金髪が輝いてみえた! その後のドヌーヴの飛躍も納得できるオーラを放っていたように思う。  内容だが、それにしても切ないストーリーだ。 特にラストの、雪が降る中の真っ白なガソリンスタンドでの二人の再会。 どうにも逆らいようのなかった二人の人生のすれ違いに、ため息が出た。 男女の出会いには、とかくタイミングが大きな鍵を握るが、本作のこの顛末を観ると、まさしくそう感じてしまう。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-29 22:53:51)
12.  1900年 《ネタバレ》 
歴史の波と階級格差に翻弄されたロバート・デ・ニーロとジェラール・ドパルデューの親友ふたり。 しかし、衝突し合いながらも、老いるまでどつき合う二人を見ていると、心の奥底では繋がっていたのだと感じる。 環境によって、仲がいいはずの親友同士が、こうした諍いを起こすのは、私達の世界にもある話で、ある意味、とても哀しい話ではある。 だが、ラストでそれは美しく飾られ、幕を閉じた。 ベルナルド・ベルトルッチは、こうした歴史大作を作らせると巧い。 『ラストエンペラー』と並ぶ、ベルトルッチの一大叙事詩的作品であり、見応えのある作品だった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-14 23:10:46)
13.  橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督) 《ネタバレ》 
前半は退屈極まりない。 本サイトでの高得点に疑問を持ちながら鑑賞を続けた。  しかししかし、1時間を経過する辺りから様相が一変。 非常な緊迫感の持続する終盤へと突入した。  ここからは固唾をのんで鑑賞した。 見事、その作品に引き込まれた。 この引き込まれる感覚。 これこそが映画鑑賞の醍醐味。 あー、楽しい。  楽しいけど、内容はそれとは正反対。 残酷な終幕。 戦争の虚しさと愚かさ、命の儚さ。 そんなことが映像だけを通して雄弁に語られる。  戦争映画としては硬派な部類に入り、派手さはないが、間違いなく傑作だ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-04 20:31:48)
14.  戦争のはらわた
どうも苦手な系統なので、難癖つけながら鑑賞していたが、まんまとしてやられた。 特に、ラストの二人の駆け引きによるオチは凄い。 アッパレ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-01 16:07:00)
15.  フィツカラルド 《ネタバレ》 
“奇人コンビ”ヴェルナー・ヘルツォークとクラウス・キンスキーによる、ズッコける程に壮大稀有なとんでもないスペクタクル作品。  私も上記レビューに対抗して一言で言ってしまえば、“320トンの船に山越えをさせる○チガイ作品”といったところか。  結果として、山越えを果たしたはいいけれど、向こう側の河で下流までアッサリ流されてゲーム・オーバー。  なんたるオハナシ。 そんなアホな。   巨大な船を山越えさせる話をドキュメンタリー・タッチで時系列的に淡々と描くもんだから、途中ダレまくり。 冗長もいいところだった。  しかししかし・・・   ラストで下流まで流された後を受けての、ラストシーンにおける主人公を演じたキンスキーの言葉が良い。  「結果はこうなってしまったけど、実際に目にできたこと、感じられたこと、得られたことがあればそれでいい。」  そんなニュアンスな言葉。   話としては上に書いたように退屈な面はあったけど、最後の、このキンスキーの一言でジーンときてしまった。  “結果重視ではなく、その最中に感じ取れたこと、得られたこと、それが大切。”  この価値観は、自分にとっての人生観にリンクするところがあって、妙にジーンときてしまったのだ。   死ぬ間際に何も残っていなくとも、その生きてきた過程の中で、沢山の貴重な経験、素敵な出会いがあればそれでいいと自分は思っているし、そういう生き方をしていきたいと思っている。  だけどそれはリスクも高いし、時にはストレスもたまる。 社会的地位を失えば、周りから見くびられるもする。   そういう苦労の中、こうした映画を観れたわけで、妙に感銘を受けてしまったわけである。  私の様な人生観を持っている人、サラリーマンをやりながらも自分の守りの人生に疑問を持ち続けながら毎日を過ごしている人、そんな人達に是非オススメしたい一本。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 11:31:12)
16.  東京画 《ネタバレ》 
ヴィム・ヴェンダースが1983年に東京を訪れ、その際に彼自身が撮影した映像を元に、ドキュメンタリータッチで当時の東京を描いた作品。 ヴェンダース作品群の中にあっても、とりわけマニアック度の高い作品である。 ヴェンダースは小津安二郎を心底、敬愛しているらしい。 それはこの作品を通して強く感じることができる。 又、小津作品の常連であった俳優・笠智衆へのインタビューがこの作品の見所の一つでもある。 ヴェンダースが本作で訴えたかったことと言えば・・・ 敗戦後、アメリカによって文化を支配され国民性を奪われただけでなく、国民一人一人のアイデンティティまでも見失ってしまった日本。 流行の遊び、映画への価値観、人々の服装等、それら全てがアメリカ的価値観によって侵略され、日本人はアメリカ文化を世界へ広める為の道具となっている。 といった様な感じであろう。 ヴェンダースが小津の『東京物語』で観た東京の風景は、全てどこかに消え去ってしまっていたのだ。 又、パチンコや野球放送の垂れ流し等もかなり痛烈に皮肉を込めて映し出されている。 下らないテレビの放送内容を指摘した上で、“強制的に流れる暴力的ですらある映像”と評し、タモリ倶楽部のオープニング映像を流していたのには笑えた。 他にもパチンコという遊戯に対し、“人々はパチンコをして束の間の現実逃避を行っている。しかし、このパチンコというものから得られるものはほとんどない。”という痛烈な批評を行っていた。 多少ドイツ人から観た偏りのある“東京画”であることは否めない。 しかし、ヴェンダースが嘆き主張したかったことについては、非常に共感できた。 特に、アイデンティティの欠落した現代日本人の典型的な遊び(パチンコ、ゴルフ等)を指摘するくだりは、観ていて愉快痛快であった。 そうだ、肝心なことを書き忘れていた。 本作には唐突にヴェルナー・ヘルツォークが登場する。 これが“偶然にも出会った”的に登場するのだが、いかにも嘘クサイ。 それはそれとして、ヘルツォークだが・・・ 彼の創り出す作品も恐ろしいが、彼自身が何と言っても一番コワイ!! 「素材を求める為なら、私は宇宙にでも行く」 とか言ってる時の、彼の気合いに圧倒された。 やっぱりヘルツォークは奇人だった。 ドイツ人は変人が多いのか?! という様な偏見に陥るくらい強烈な人物であった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 10:52:49)
17.  恋ひとすじに 《ネタバレ》 
男の方の過ちだね。 女の方は被害者。 心中したようなものだから永遠の愛となったのかもしれないけど、これは男がいけないよ。 人妻なんかと付き合っていたのは取り返しのつかない不覚だ。 不義密通の恐ろしさを思い知らされた作品。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-04 20:39:47)
18.  眼下の敵 《ネタバレ》 
お互い動きの読み合いに心理戦。 なかなかの見応えのある戦いだった。  最後は敵を助ける。 実際の戦争もこんなことをしたのかな?
[インターネット(字幕)] 6点(2023-02-23 18:50:38)
19.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
風景、音楽、主演の二人、いかにもウエスタンという感じで普通に楽しめた。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-15 00:21:36)
20.  666号室<TVM>
何人もの著名な監督に対し、「映画の危機」についてインタビューを試みたドキュメンタリー。 監督は、ヴィム・ヴェンダース。  中でもミケランジェロ・アントニオーニとヴェルナー・ヘルツォークのインタビューが心に残った。  アントニオーニは、おそらくこの作品の出演者の中で一番の高齢であるのに、何度も「時代に対応する」という言葉を発していたのが、非常に興味深い。  まるで今のデジタル化時代をも見通していたかのような発言には、ドキっとさせられた。 いつまでも若さを保っていた秘訣を、そこに感じた気がする。  ヘルツォークは、断じて「映画の衰退など在り得ない!」と主張。 まるで叫ぶがごとく、彼のスピリッツを感じた。 このヘルツォークの盲目たる自信は、彼の作品からも十分に感じとることができる。  一人あたりのインタビュー尺は短いので、それほど重厚なつくりのドキュメンタリーではないが、様々な成功者たちの心の内が聞けて、非常にためになる作品だった。  最後に、「目先のことばかり考えないで、永遠と続く将来のことを考えよう」という言葉。 誰が言ったかわからなかった(名前が表示されないので)が、これもまた心に残る言葉だった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-19 20:05:01)
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