21. 母なる証明
《ネタバレ》 知ってはいたが気持ちよい映画ではない。 バカと言われればやり返せと母に教育されたトジュン。 悪意なくやり返した結果、少女は死んだ。 息子を救うために必至に犯人捜しをした結果、息子が犯人だった。そして罪のない第三者が捕まる。 シナリオだけで言えばなかなかのサスペンス。息子への異常な溺愛は韓国の文化なのかこの家族だけなのかわからないが、自分たちさえ良ければ良いという感覚、生ぬるい愛情は嫌悪感しか覚えなかった。この映画のツボは記憶を消すツボのようにはならなかったね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-14 15:36:46) |
22. 箪笥
《ネタバレ》 日本のリングのような怖さを韓国版で味わえると思ったが,怖さより複雑さが先行。 一度見終わって、整理して反復するとスッキリしてくるが一度では理解が追い付かない箇所がところどころ。背景には推測要素もかなりあり。 スミの二重人格にウンジュがいて、現実と精神に視覚が翻弄され厄介。 要するに母が箪笥で自害して妹も圧し潰され犠牲になり、責任を感じて病んで精神が分裂し、実母も幽霊として現れ嫌がらせって展開。 虐待とか流産とか目を背きたい描写は意外となく(暗示は有)、箪笥に圧し潰されたっていう軽いオチでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-03 23:07:48) |
23. 哭声/コクソン
《ネタバレ》 田舎の村で連続殺人が起き、山に住む奇妙な日本人に疑いがかかる。サスペンス臭を強く漂わせるものの結局はオカルト類の化け物物語。 鬼だの呪いだの幽霊だのオンパレード。特に女は何者なのか、明確にして欲しかった。このジャンルにおいては日本映画の方が得意とする分野だろう。 國村隼の演技は相変わらず良い意味で気持ち悪く素晴らしいが韓国映画コラボにおけるシナジーはB級に成り下がった以上、感じることはなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-30 12:11:01) |
24. スノーピアサー
ポンジュノまずはアカデミー作品賞受賞おめでとう。 ここでは場違いか(笑) 虫の未来食プロテイン棒はまあ現実的であるが、そこ以外はとても現実的とは思えない未来フィクションで特に詰まるものも無かったな。 人もバッタバタ死ぬし、キャラクターに個性がない。窮屈な列車の空間が無理。サウナやダンスクラブを抜けて先頭列車とか無理すぎる。 この世界に娯楽なんて必要あるか?それよりも人間として生命維持ができる列車が必要でしょ。富裕層の寝床も気になるわ。 クライマックスに期待したがそこも残念ながらの結果。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-02-11 23:26:19) |
25. お嬢さん(2016)
中盤までは見れたんだけど…日本文化を変に絡ませてくるところが嫌味ですね。 韓国映画の強い個性と日本の官能を合わせればいいってもんじゃない。1+1=2にはならない。 エマニエルになりきれない言語や表現のダサさが糸を引く変態的怪作。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-11-12 22:28:48) |
26. グエムル/漢江の怪物
一言で言えば無難。アメリカのB級パニック映画と比較すれば一味違ったアジアの怪物襲来って感じでそれなりに楽しめた。けどラストのコメディちっくな演出が好まなかった。韓国映画独特のカメラワークは好き。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-29 23:09:00) |