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1.  アイの歌声を聴かせて
テーマ自体は手垢の付いたようなものだし、大企業のイヤな大人VS高校生という構図もありきたりに感じられる。  試験用AIロボットのシオンがとにかく明るくて何故か主人公のサトミを幸せにする為にやって来たというのが謎でベールに包まれている為興味をそそられるし面白いポイントであった。 かなり強引な展開は多いもののシオンがひたすら歌って踊りまくる前半のミュージカル調な所はその勢いにやられた。歌いながら教室からグラウンドに移動しカメラがバーン!と空に翻るシーンとか、風車と太陽光パネルをバックにド派手に決めるシーンとかあざと過ぎて最高だった。一転して後半はシリアスな展開で高校生だけではどうにもならないような絶望な状況からどう立ち向かって行くのかという所がハラハラさせられて面白かったし、全てが明かされるにつれて感動させられた。 「秘密はね、最後に明かされるんだよ」byシオン  また、シオンの声を演じた土屋太鳳が凄いハマっていて良かったし、歌唱力も素晴らしかった!
[映画館(邦画)] 7点(2021-11-07 14:49:20)
2.  朝が来る
原作が素晴らしかったので鑑賞したが、これは非の打ち所のない映像化だった。  原作では、後半はずっとひかりの視点で描かれる為、読み終わるとひかりの方にばかり感情移入してしまいがちだったが、本作では構成を若干変えていて、佐都子とひかり両方の存在が常に感じられるようになっていた。それにより、どちらか一方ではなくより俯瞰して物語の全体像を捉える事が出来たので、より物語に深みが増しているようにさえ思えた。 そして、監督がこだわったという原作にもあった朝斗の視点。原作ではわずか7ページという短さではあったが、子供の視点が加わる事によりさらに踏み込んだ物語となっていてとても良いと思った。結局は子供が物語の中心として展開される佐都子とひかりの物語な訳だから、そこに子供の視点を描く事は欠かせないと思う。そこを一番重要だと考えた河瀬監督は本当にこの作品のテーマを理解しているなと感じたし、河瀬監督ならではの美しい風景描写や光のこだわり具合も物凄くこの作品にはまっていて、とにかく映像の持つ力に圧倒された。役者の演技も皆自然でとても良かった。
[映画館(邦画)] 9点(2020-11-03 13:59:54)(良:2票)
3.  浅田家! 《ネタバレ》 
たぶん皆、浅田政志に対して甘過ぎるんだと思う。 あんだけ周りを振り回してるのに、誰も怒らないし、好きなようにさせている。 何故なら皆、政志の事が好きだから。 撮りたい写真の為に消防車を借りてくれとかの無茶振りにも真面目に応じる兄の優しさ。 若菜ちゃんは東京での彼をほぼ養ってあげてかつ個展を出す費用も出してくれるというのだからその優しさは異次元である。 さらに、逆プロポーズまでしてるのに政志のあの煮え切らない返事はなんだ。普通ならぶん殴っててもおかしくないのに若菜ちゃんは泣いて喜んでいるし、もうね皆優しすぎません?って思った(笑) まあ、ちょっと変な所もあるけど誰からも愛される彼の人柄なんだなぁと思った。   ただ、ちょっと強引に感じられたのは実家から急に被災地へ戻るくだり。本当にあのタイミングで思い付いたのかな?って事。クライマックスにするために敢えて後に持って来たように感じた。それに、あの腕時計を借りただけで泣かせようとするのはあまりにも狙い過ぎに感じられて…。  私はそこまで感動したりとかはなかったけど、色んな家族写真を撮るシーンはクスクスと笑えて面白かった。オチも良き。
[映画館(邦画)] 7点(2020-10-17 07:48:43)(良:2票)
4.  青くて痛くて脆い 《ネタバレ》 
この作品のテーマとしては、理想を実現することの難しさと、人との距離感についてだと思う。とにかく陰キャである主人公の痛々しいまでの生態が描かれている。即ちタイトルの“青くて痛くて脆い“とは吉沢亮演じる主人公の事である。 杉咲花演じる秋吉が彼に向けて放った一言「気持ちわるっ」が全てを表している。 初めて会った秋吉をヤバい奴だと言っていたが、実は一番ヤバい奴は主人公だったという意外性こそが面白い。  少々残念だったのはせっかく決定的な“証拠“を掴むシーンが原作に比べてあっさりしていた点と、張本人が何もペナルティ無いってのがスッキリしなかった。ていうか横流しという絶対悪に対してちゃんと追求していない所が駄目。  また、原作にはない部分として、主人公のifの世界、もし主人公が素直な奴だったらというパラレルワールドが描かれていた点は良かった。 これこそが本当は主人公の望んでいた世界なんだなぁと思うとなんか切なくなってしまった。
[映画館(邦画)] 7点(2020-09-14 12:35:03)
5.  アンダー・ユア・ベッド
歪んだ性癖、盗撮、盗聴、DV。かなり鬱な内容だった。  変態ストーカー男が好きな女性を監視しながら暮らしていて、もっと彼女の側に居たいという願望から彼女の家のベッドの下に潜り込む事に成功するまでを追っていく物語。  そこに至るまでは彼の歪んだ性癖と過去のトラウマ等を丁寧に描写していて、彼の淡々としたモノローグも相まってなかなか惹き付けられた。  だが、いざ好きな女性と接近する段になると、途端に臆病になり結局何も出来なくて、ひたすら妄想の世界に逃げ込むという不器用で駄目な奴なんですね。こういう人物を高良健吾が演じるというのが意外性があって良かったのではないでしょうか。
[DVD(邦画)] 6点(2020-02-07 19:45:39)
6.  i 新聞記者ドキュメント
ここが変だよ日本の官邸記者会見におけるルール。 ・記者クラブに属していないフリーランスの記者は入れない。 ・事前に質問内容を知らせなくてはならない。 ・相手の機嫌を損ねる質問ばかりしていると目を付けられ、質問を妨害されたり質問回数を制限されてしまう(笑)  そもそも記者クラブに入ること自体が相当ハードルが高くて会員の全会一致がないと入れないらしい。 まあ、こんな前時代的な古いシステムだから、ほんとに国民が知りたい有益な情報などまず手に入らないでしょうね。 事実、菅官房長官との激しいバトルによって有名になった望月記者だが、本人にしてみれば当たり前にただ質問をしていただけなのになんでこんなに有名になるんだと言っていたし、こういう当たり前の事をできる記者がどんどん増えて行かないと駄目なんじゃないかな?とそう感じた。 報道関係者は必ず見るべき作品だと思う。  私は単に映画「新聞記者」の原作者であり東京新聞の記者である望月衣塑子を追ったドキュメンタリーという事で興味を持ち鑑賞したのだが、「新聞記者」以上にストレートに政権に対する不満や疑問を投げかけてくるので観ていてとても為になったし面白かった。 望月衣塑子という人物についてとても興味が深まったので、今後も注目していきたいと思った。
[映画館(邦画)] 7点(2019-11-22 14:49:58)
7.  惡の華
う~ん、変態というより中二病?をこじらせた痛い中学生達による暴走劇というのが正しいかも。 ただ、平凡に大人になっていくのを嫌い、自分は特別なんだ、変態なんだ、と自分に言い聞かせているような誰もが経験したことあるような衝動を描いている。 ただ、普通だったらほどほどの所で止める所を、この映画はとことん突き詰める所まで行っている。共感はできるけども観ていて痛いよなぁと、ちょっと冷めた目で観てしまっている自分はもう大人なんだろうな。
[映画館(邦画)] 4点(2019-09-30 17:44:58)
8.  アイネクライネナハトムジーク
事前に原作をばっちり読んでいた為、どうしてもそれと比較してしまうので評価は厳しめ。  まず、伊坂幸太郎による原作は、ボクサーを中心に配置してそれと関係のある複数の登場人物達による過去と現在入り交じる緻密な構成で、読み進めて行くに従い、あの人物とこの人物が繋がっていたのかぁ、とかパズル的快感が楽しい原作であった。  (ここから映画のレビューが始まります) また、原作では明確な主役が存在していなく、あくまで群像劇な趣だったが、この映画においては三浦春馬演じる人物を主人公にしてしまった事で、どうしても彼の周りの人物達に限定されたドラマが繰り広げられる為、なんだか普通のドラマになっちゃってた。時間軸も一本道だし。それに伴い登場人物も原作から削られてしまっていた人が何人か居た。まあ、それは大した問題ではないが、どうせ彼を主役にするのならもうちょっと彼とその恋人の話を盛り上げる必要があったように思う。恐らく今泉監督はその辺をじっくり描きたかったのだろうが脚本やってないし……。今回はちょっと原作がこの監督に合っていないんじゃないかなぁと思っちゃった。
[映画館(邦画)] 4点(2019-09-24 11:37:42)(良:3票)
9.  アルキメデスの大戦
戦争ドラマと言うより池井戸潤のドラマを観ているような感覚だった。 憎い上司(上官)とのバトル。プレゼンを成功させる為の努力。限られた時間。どんでん返し。等々…。  戦艦大和を造りたい奴がいて、いやいや造るなら空母だという奴がいる。で、会議でプレゼンしてどっちの案を採用するか決めようという話で。 でも、なんか不正やらなんならあって既に大和の案でほぼ決定している感じで、覆すのは容易ではない。 そこで呼ばれたのが菅田将暉扮する数学の天才だ。 なんでもメジャーで測らずにいられないという変り者だが、日本の未来を憂い、ほんとに何をやるべきなのか誰よりも考えている熱い男だった。 そして、限られた時間内でプレゼンに勝つために次々に襲いかかる苦難を乗り越えながら頑張るという展開が面白い。 そんな彼の世話役に任命されたのが柄本佑演じる男。最初は嫌っていたが、彼の数学の才能に感服し、次第に敬意を抱いていくようになる展開がとても良かった。  めちゃくちゃ面白いという訳ではなかったけど、とにかく菅田将暉と柄本佑のコンビが良かったので7点で。
[映画館(邦画)] 7点(2019-07-29 23:42:16)
10.  愛がなんだ
19.6.5 近くの映画館でロングラン上映となっていたが遂に明日で上映終了するというのでもう一度観に行った。監督のTwitterをフォローしていたら毎日のように色んな方の感想が飛び込んで来るのでそれでまた観たくなったというのもある。  【2回目を観ての感想】 彼氏でもない男(主人公のテルコが一方的に好意を寄せている)に呼び出され、熱があるというので料理を作ってあげ、掃除もしてあげるが真夜中に「もう帰って」と言われ部屋の外に放り出されるテルコ。電車も無いのでタクシーで親友の家に行く。親友の葉子に「酷い男だ。そんな都合良く使われてばかりいると関係性が決まってしまう。」と説教をされるのだが、この女もまた仲原という男を都合良く振り回しているのである。 このように、この映画に出てくるのは使われる側と使う側。二種類の人間しか居ないと言えるだろう。そんな極端な人物達による恋愛を巡る駆け引き、せめぎ合いがとにかくリアルに繰り広げられており、そこが凄く面白い所ではまってしまった。 初見時はテルコにばかり気をとられてしまったが、2回目は断然仲原だった。仲原がほんとに憎めないいいやつで、とにかく幸せになって欲しいと思った。  「ジョゼと虎と魚たち」を観てなかったら映画監督をやっていなかったと、今泉監督は言っていたが、この映画も「ジョゼ~」と同じく動物園が重要な場面で登場していて、この作品では象がモチーフとしてとても印象に残った。  最初はテルコがとても不憫に見えてならなかったが、あのラストシーンを観てこんな愛の形もあるんだなと思った。どんなに酷い目に会ってもご飯だけは美味しそうに食べる彼女の笑顔がとても素敵で目に焼き付いた。  とにかく自分にとって好きな映画だというのは間違いなく、これはもう10点をつけるしかねぇ。  【初見時の感想】 う~ん、煮えきらねぇ! と叫んでしまいたくなる映画だった。  とにかく、20代後半の恋愛って面倒くせぇ!それに尽きる内容。 人は人に執着する。しかし時にそれは単に好きだからとか愛してるだからとかではなくて、なんで執着しているのか判らなくなってしまうような、ある意味恋愛に対して考えすぎてしまったが故に巧く生きられない大人達を描いている。  その描写がとにかくリアルで、とくに主人公が「愛がなんだ」と切れ気味でやさぐれながら、同じような境遇の人間に説教する場面が凄く説得力に溢れていて感心した。 相手の事が好きという次元を超えて、もはや相手になりたいとかいう訳のわからない理論に至ってはちょっと分かるような気もしたりした。  かなりしんどい部分もあり、心が痛くなるような内容だったが、どの人物にも感情移入できるし、凄く集中して観ることができた。  はぁ、幸せになりたいっすねぇ…。 と思っている全ての人に刺さること間違いなし!
[映画館(邦画)] 10点(2019-04-23 00:17:06)(良:3票)
11.  あした世界が終わるとしても
全く予備知識無く、あいみょんが主題歌だからという軽い気持ちで観に行ったらとんでもない映画に遭遇!これは宗教映画か?と疑わんばかりのぶっ飛び加減!  日本VS日本  何を言ってるのか理解できねぇと思うが、簡単にストーリーを説明するとこんな感じである。 パラレルワールドなのに何故かリンクする世界。中二病感全開のストーリーなので、メインビジュアルだけ見て青春ラブストーリーと勘違いして観に行くのは危険。  この物語の世界では“くぎょう“とか言う敵が出てくるが、私にとってはこの映画を観ること自体が苦行であった。 良かった点はあいみょんの主題歌及び挿入歌だけ。
[映画館(邦画)] 2点(2019-03-13 13:27:06)
12.  ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
最初に断っておきますが“エウレカセブン“とは何なのかも知らない初心者(ハイエボ1は観た)なりのレビューです。  相変わらず専門用語が多くて理解が追いつかないし、なんでそうなるの?という展開だらけで脳内パニックになるし、突然画面の大きさがテレビサイズになるし(テレビアニメ版をそのまま使用してるっぽい)、訳がわからないんだけど、アネモネという少女が世界を救おうとしてるんだなという事はわかったし、前回出てきた宇宙人のエウレカがどうやら人類の敵なんだけど、どうも悪いやつではないという事だけは理解できた。  ハイエボ1では頻繁に時間が表示されるなどのテロップによる情報量が多すぎて落ち着かなかったが、それが撤廃されていたのはとても良かった。終始アネモネの視点で描かれる為、物語にも入り込み易かったと思う。もうちょっと戦闘シーンが多ければ楽しめたかなとも思うけど、1よりは断然良くなっているので、完結編である3にはさらに期待してしまう。
[映画館(邦画)] 7点(2018-11-10 18:57:18)
13.  あいあい傘
全く予備知識なく見たせいか、観ている間に二転三転、どんどん印象の変わっていく映画だった。  一言で言い表すなら「家族」の映画。 色んな家族の形があって、皆それぞれ事情を抱えているけど、前向きに生きている事が素晴らしい、みたいな人生讃歌。  これだけ聞くと真面目な映画だと思うかもしれませんが、ご安心を。 基本的にはかなりコメディよりのドタバタ劇。特にやべきょうすけと高橋メアリージュン辺りが物凄い大袈裟な演技でスベりまくっているので、その勢いに閉口すること請け合い。  あと、特筆すべきはやはり市原隼人はどこまでも市原隼人だった。 もうあーゆうキャラクターしか演じられないんじゃないのか?と心配してしまうほど、いつものピュアなガテン系兄ちゃんを好演していた。その存在感と笑顔が素敵。  油断していた事もあり、思いっきり泣いてしまったので、途中まで6点だったけど+1点おまけ。
[映画館(邦画)] 7点(2018-10-27 20:37:27)
14.  あん 《ネタバレ》 
近くの映画館で「樹木希林さん追悼特集上映」として本作が公開されていて、ちょうど未見だった為鑑賞。  いやぁ、いい映画だった。 永瀬正敏がいかにも寡黙な職人の風貌で登場し、起き抜けにどら焼の生地を仕込んでいる。 店には女子中学生などで賑わい、これはきっと美味しいどら焼なのだろうなぁと想像しながら観ていたのだが、実は全然こだわりなんて無いし、そんなに情熱もないという意外性。  そこに登場したのが、50年もあん練りをしてきたという、言わばあんの達人、樹木希林の登場である。 これは面白くならない訳がない。 二人のエピソードを軸に悩みを抱える学生との交流も交えながらどら焼作りの大変さと楽しさがよく伝わってきた。 自分も和菓子を作る仕事をしている為、ほんとうにもの作りに対するこだわりや情熱が感じられたし、美味しいものをお客さんに食べさせたいというシンプルな想いに共感を得た。  小豆一粒一粒を丁寧に扱い、小豆に対して会話をしながらじーっと近くで観察し、炊けるのを待つ徳江さんの眼差しが忘れられない。  後半はかなり悲しい展開だったが、希林さんがもう亡くなってしまったという事実が、どうしたって作中の彼女が演じる人物と重なってしまって、涙なくしては見られなかった。
[映画館(邦画)] 9点(2018-10-02 14:50:58)(良:1票)
15.  アンノウン(2011)
なかなか楽しめたんだけど、あまりに荒唐無稽な内容で、リアリティは感じなかった。リーアム・ニーソンはこういう巻き込まれ型のヒーローを演じさせたらハマりますねぇ。 全体的にB級なノリと、そこそこのアクションもあるので、初見は楽しめると思う。
[インターネット(吹替)] 6点(2018-04-01 18:52:35)
16.  あゝ、荒野 後篇
菅田将暉の迫真の演技はもうやり切った感があるが、今回は前篇ではパッとしなかったヤン・イクチュンの巻き返しが凄くて引き込まれた。 直前に「息もできない」という映画を観たのだが、同じ俳優とは思えないほど違うタイプの役で、役になりきっていたなぁと思った。もうフジモンに見えないし。 ボクシング部分に関して言えば原作通りで不満はないのだが、前後篇5時間もかけてやるほどの物語かと言えば少々疑問を呈さずにはいられない。 せっかく近未来にした設定も意味ないし、中途半端に介護の現場の描写を入れたり、自殺防止フェス、社会福祉条約反対運動、昔のチンピラ仲間の確執、ジムの存続問題、オーナーのバリカン健二可愛がり、etc… 色んな要素が中途半端に散りばめられており、しばし無駄に引き延ばした感じを受けたので、これならもう少し焦点を主役の2人に絞って、ボクシングと友情と恋愛要素メインで進めた方が盛り上がったんじゃないかと思った。
[映画館(邦画)] 7点(2017-10-25 00:11:17)
17.  明烏 あけがらす
ストーリーがただただつまらなかった。これの何処で盛り上がればいいというのか…。 映画というよりも、くだらないコントみたいな劇をひたすら見せられた感じ。かと言って笑える所も全くなくて…。 あと、佐藤二郎のキャラがうざ過ぎ。どんだけ田中邦衛やりたいんだよ(笑) 吉岡里帆の演技の幅の広さが見られたのは唯一良かった点だった。
[DVD(邦画)] 3点(2017-10-22 23:41:31)
18.  あゝ、荒野 前篇
原作の昭和な世界から現代(近未来)へと舞台を置き換え、しかし原作の持つ骨太で硬派な世界観はそのままに巧く映画化されていると思った。 とにかく菅田将暉の熱演が素晴らしく、スクリーンへくぎ付けになった。 ヤンイクチュンの役柄は原作では主役のはずだが、映画では脇役というかちょっと印象の薄い感じだったので後編での活躍に期待したい。 ユースケ・サンタマリアは胡散臭いいかにもなハマり役だし、でんでんの「冷たい熱帯魚」以来の怒りキャラも適役。 ただ、原作で自動で自殺を可能にする機械を開発した連中が出てくるのだが、それが何故か”自殺を防止する会”になっていて、そいつらは何がしたいのかよくわからず、映画の流れをぶった切っているので唐突な感じが否めない。白塗りの男のパフォーマンスはシュール過ぎて笑った。「TOKYO TRIBE」に出てくる家具の男を思い出した(笑) あと、無理矢理東日本大震災を絡めてくるのもどうかと思った。  とはいえ、原作に比べて菅田将暉演じる新宿新次のキャラ付けが厚みを増しており、過去もしっかり描かれているので感情移入しやすいし、敵となるキャラもより明確になっていて、これは後編への期待も高まる。
[映画館(邦画)] 8点(2017-10-10 00:29:53)
19.  アウトレイジ 最終章
前2作に比べ派手さも遊びも抑え目。恒例の指詰めシーンはおろか、視覚的に痛いシーンが少ないので、そういうのが苦手な方にはおススメできる。 私みたいに今回はどんな残虐な処刑方法が見られるんだろうとわっくわっくしながら観に行くという間違った鑑賞方の人には物足りないだろう。 しかし、ヤクザ達のドラマは相変わらず緊迫感に溢れ、シリーズのファンには満足のいく出来だと思う。 映画館が混み混みで、かなり前の方で観た為、画面に所狭しと並ぶ怖い顔のオンパレードには息苦しくなるほどだった。それぐらい皆ヤクザにしか見えないし、気合が感じられた。
[映画館(邦画)] 7点(2017-10-07 18:46:37)
20.  亜人
予告では”何度でも繰り返すエンドレスリピートバトル”みたいな触れ込みだったが、たしかにこれは・・・終わらねぇ!亜人って何なんだよ。不死身なのに銃撃戦とかやる意味ある?どうせ死なないんでしょ?って思いながらも、しっかりとアクションを堪能していました。 原作は2巻までしか読んでいないにわかですが、もうちょっと主人公の生い立ちとか亜人になった事への葛藤とか心理描写をしっかり描いて欲しかったかなと。 あと、黒い幽霊はもっと禍々しい得体の知れないもののはずなのに、すぐ慣れてしまっているし、黒い幽霊とちょっと遊んだりしているし、デスノートの死神を意識したのかなぁと思ったりなんかしました。
[映画館(邦画)] 6点(2017-10-04 17:40:50)
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