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1.  来る 《ネタバレ》 
序盤〜中盤の不穏な「家族もの」の展開はベタながら、妻夫木君、黒木さんのハマりっぷりも見事で楽しく見た。とくに、子どもが生まれてからの展開は、「異物」としての子どもが持つ不気味さを見事に体現していたようにも思える。ただ、中島監督が「家族こそが最も不気味なもの」みたいな、ありがちなオチに満足するわけでもなく、最後はなぜかオカルト大戦争。これはこれで面白かったし、岡田准一君の貫禄とか、小松菜奈さんの成長とか、松たか子さんの格好良さとか、それぞれの魅力も十分に引き出してる。でも、全体にチグハグな印象が拭えないことと、物語全体をつなぐ怨霊が思ったより迫力不足だった。とくに、個人的に一番気になったのは、怨霊が何に「憑いている」のか不明な点。少年時代から今までの妻夫木君に憑いているように見えたけど、妻夫木君自身は中盤に退場しちゃうし、その後は「家族」なのか、それともあのマンションの「部屋」という場所に憑いてるのか、よくわからない。こうゆうハチャメチャな作品は、相手側の論理の一貫性があってこそ、面白さが増すと思うのだけれど、この作品は、主役が途中交代する三幕構成、怨霊側の攻撃方法、撃退する側の論理なども行き当たりばったりな上、もっとも大事な怨霊がなぜ怨霊として存在するかの論理もさっぱり。これでは残念ながら楽しめない。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-08-27 08:46:16)(良:1票)
2.  愚行録 《ネタバレ》 
『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督作品ということで鑑賞。まったく質の違う物語なのに、映像や音響で作られる空間はよく似ていて、しかもどっちもそれぞれの物語にぴったり合っている。特筆すべきは演技面。冒頭のバスのシーンから終始「死んだ目」の妻夫木聡、満島ひかりの狂気をはらんだ表情、そして登場人物たち1人1人のちっぽけな悪意と自尊心。役者陣の演出がどれも素晴らしく、必ずしも演技力で売ってるキャストばかりでないのに、みんな演技派に見えてしまう。原作どおりとはいえ、ステレオタイプな登場人物たちの言動にはうんざりするものの、いずれも他人から見た「回想」ということで、実はステレオタイプなのは1人1人の人間ではなく、私たちの人を見る目なのだ、というふうにも読めて、原作の難点を逆に活かしているのも感心でした。まあ、あんなに覇気がない事件記者なんているか?とか、兄は大手出版社で働き、妹は一流私大に進学と、それまでの境遇を考えると兄妹のポテンシャルの高さに驚くなど、いろいろ違和感はありますが、最初と最後のバスのシーンだけでも、この監督ただ者ではないということで、その力量にこれからも期待です。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-01-29 14:10:03)
3.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
かみ合わない会話、とくに社交辞令に絡むあたりから、するするっと隣人が心の奥に入っていく過程は、同じ黒沢清監督のCUREを思い出す。そういえば、本作の展開もよく似てた。ただ、CUREが「あんたは誰だ」というわかりやすい問いで絡んできたのに対し、本作は、どこで入り込まれたのかよく分からないままに気づいたら支配されてしまうというのが怖い。そのプロセスについては、いろんなメタファーが劇中に用意されている。たとえば、西島さんの演技が終始下手くそに見えるのだけれど、「刑事」「犯罪心理学者」「大学教授」のベタな役柄を演じている人という設定なんだろう(とくにあのわざととしか思えない棒読みの大学講義シーン・・・)。冒頭の刺されるシーンでの、それは「致命的だ」という教訓から結局学ばず、事件に首を突っ込んで、刑事ごっこ、犯罪心理学者ごっこに夢中になる。そして当然ながら「夫」としての演技も基本に忠実すぎて、まったく中身がない。妻はそれに気づいているからこそ、役割や社交辞令を逸脱して踏み込んでくる西野に、なんだかんだで近づいていってしまう・・・。あと「隣人」ではあるのだけれど、家と家のあいだにある「空き地」も象徴的。これは6年前の事件とも共通しているのだけれど、人と人の「距離」を象徴するようなあの場所は、西島さん演じる主人公、そして役割演技に忠実な現代人の対人距離でもあり、西野はその向こう側からいつもこちらを眺めつつ、いったんそこを越えれば、いきなりつけ込んでくる。そう考えれば、アイデンティティっていうものの自体を問うたCUREよりも、より現代的な問題設定であり、2010年代の黒沢映画らしい一作でした。ただ、後半のバランス崩れるところも同じ。前半の緊張感、妻が取り込まれるまでの恐怖はどこへやら、結局はサイコパスvs間抜けな警察、薬と銃をめぐるドタバタ劇で終わってしまう。最後の絶叫シーンで救われる部分はあるけど、もはやこのがっかり感、チープ感こそが黒沢印の様式美となっているようにも思えます。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-12-16 09:30:51)
4.  クヒオ大佐
冒頭とラストに姿を見せる政治パートは、金さえだせば自分たちに都合がいい幻想を見せてくれる、という風刺だったのかもしれないけど正直前面に出しすぎ。さまざまな解釈がありえるクヒオ大佐と女たちのドラマの可能性を「ワイドショーのコメンテイターが無理して国際政治を語ってる」みたいな中途半端なものに貶めてしまったように思いました。主演の堺雅人をはじめ役者陣は誰もがすばらしかっただけに、本当にもったいない。
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-30 14:10:01)
5.  クリフハンガー
予告編で「下は奈落の谷底、ロープ一本で、女性の手をかろうじてつかむスタローン、ああっ、手が滑った!!さあ、どうなる!?」。そして映画館で本編を見る「そのまま落ちてしまった・・・」。この冒頭シーンは、ある意味、掟破りだったけど、当時としては衝撃でした。そのあとはダイハードばりのアクションの連続。『ロッキー』で映画に目覚め、『ランボー(の2と3)』で失望したぼくにとって、本作での「スタローン復活!」はちょっとうれしかった。しかし、この後、彼が選んだのは『デモションマン』『スペシャリスト』『ジャッジドレッド』・・・・。どうやら、幼き日のヒーローはもう帰ってこないらしい。
6点(2005-03-04 11:10:49)
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