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コメント数 2394
性別 男性
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1.  深紅
もちろん私には犯罪被害者遺族の気持ちを本当に理解することは出来ないでしょうけど、「憎しみ」の感情だけに囚われて生活するのも不幸なことです。本作の主人公はたまたま自分を相対化できる相手に恵まれる訳ですが、現実にはほとんどあり得ない設定。「手紙」もそうでしたけど、加害者にも親族はいて、「憎む相手」がいない分、もしかしたら被害者遺族以上に苦しんでるのかもしれません。東映作品にしては中々面白かったです。でも、やっぱり内山理名の顔は嫌い(被害者の娘でありながら、その所為で心の歪んでる女子大生って役どころには合ってたと思いますが…)。シャンプーのCMの印象しかない水川あさみは全くイメージ通りの役(この人のキツめの顔立ちも、かなり演じる役柄を狭めそう)。それにしても、堀北真希に中学生ならともかく、小学生役をやらせなくてもいいでしょう。最初のシーンは、とても小学校の修学旅行だとは思えなかったぞ、6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-09 00:03:54)
2.  忍 SHINOBI
日本初の「個人向け映画ファンド」で一部資金を調達し、結局、ファンドが元本割れになったという、映画史だけでなく経済史に於いても「失敗作」として名を残すこととなった忍者ムービー。ファンドの最大の失敗は、「忍者」という非常にマニアックな題材を選定したことに尽きる。CG満載のアクション大作にすれば何でも客が呼べると思ったら大間違い。これでは大人の(しかも女性客の)気が引けない。一応、旬の人気スターを主人公に立ててはいるものの、テレビを点ければいつでも見られる人達に、往年の市川雷蔵や吉永小百合の様なことを期待しても無理。その上、負の実績しかない監督に撮らせるなんて一般投資家を馬鹿にし過ぎ。もしかして「プロデューサーズ」みたいな悪巧みを考えてたんじゃないの? 4点献上。
[地上波(邦画)] 4点(2007-02-09 00:03:30)(笑:1票)
3.  七人の弔
北野映画からの「悪い」影響がアリアリ。私自身は北野映画の良さがこれっぽっちも解らないので、このスタイルは単純に残念。全体的にはブラック・コメディなのに、例によって一つ一つのコメディ・シーンが恐ろしく寒く乾いててちっとも笑えないし、シリアスなサスペンス・ドラマにもなってない。そもそもが、かなり無理のある設定なんだから、それを誤魔化す為にももっともっと演出や笑いに凝れば良いと思う。わざわざオフィス北野で作るんなら、いっそ北野演出をパロディ化する位のものを作って欲しい。それでも、ラストの容赦ない展開とかは結構好きなので、おまけして6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-04 00:02:39)
4.  しとやかな獣
基本は団地の一室のみで展開される二幕一場ものの舞台劇(しかも若尾文子が主役じゃない!)。しかし川島雄三は、ありとあらゆる位置からの構図を駆使し、極めて映画的に仕上げてます。上下左右、縦横斜め、窓越しドア越し襖越し、考え得る限りの構図が登場。ビシッと決まる構図の為にはカットの繋がりさえ無視する徹底振り。人物の出入りや立ち位置も絶妙で、狭い団地の一室に無限の広がりを与えてます。その登場人物も全員が腹に一物を持った非情な金の亡者ばかり。「貧しさ」は人を獣に変え、急激に押し寄せる「豊かさ」がそれを正当化する。話は一応「悪の栄えた例なし」という結末を迎えますが、ラスト・カットでは、高度経済成長が無数の「しとやかな獣」を育んでることを雄弁に物語ってました、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-15 00:01:21)(良:2票)
5.  7月24日通りのクリスマス
大沢たかお38歳、中谷美紀30歳というカップルとクリスマスという題材から、「セレンディピティ」みたいな大人向けのロマンティック・コメディを想像してたんですが、どうにもこうにも子供染みた内容だったのでがっかりしてしまいました(この中身では主役二人の薹が立ち過ぎてる)。邦画としては未開拓のロマンティック・コメディという分野に果敢に挑戦したまでは良かったんですけど、この分野に欠かせない「テンポ」と「ユーモア」が全く感じられないのも厳しい。折角、現実の長崎と妄想のリスボンという舞台を設定してるのに、それさえも活かしきれないまま終了。それに、ポルトガル・サポーター親子が凄くウザいよ。単純なロマコメで十二分に楽しませるだけの技術に於いては、まだまだハリウッドに遠く及びませんネ、4点献上。
[試写会(邦画)] 4点(2006-10-26 00:05:05)
6.  下町の太陽
吉永小百合の対抗馬として、清純派アイドル・倍賞千恵子を売り出す為の松竹版「キューポラのある街」。金は無いけど人情だけは潤沢な東京下町の貧乏長屋を舞台に、太陽の如く明るく健気に生きる娘の淡い恋模様と、高度経済成長を最底辺で支えた労働者賛歌が描かれてます。作品の位置づけとしては対吉永=対日活の便乗企画で間違いないでしょうけど、話の中身は明らかに東宝サラリーマンものへのアンチテーゼ。能天気なサラリーマン映画をことさら意識した為、こんなサスペンス映画みたいな音楽で雰囲気をぶち壊してしまったんでしょう。ま、松竹らしい優等生映画です。それにしても、結婚を前提に長期交際してる男に、仕事を持った成人女性がキス一つ許さなかったのにはビックリしました…、6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-26 00:01:06)(良:2票)
7.  呪霊 THE MOVIE
オリジナル・ビデオ・シリーズの劇場版らしいんですけど、何で劇場版なんか作ったのかさっぱりと解らない。もちろん全編ビデオ撮りの上、ほとんど金もかかってない。もしかしたら、そのビデオ版よりも出来はショボいかもしれません。映画は全三話からなるオムニバスで、一話目は普通につまらない良くある病院の怪談話。二話目は、恐ろしくくだらないグラビア・アイドルのプロモーション・ビデオ。しかし三話目は、ショボさは他の二話と変わらなくても、テーマは斬新でした。死後の世界があるから幽霊もいる訳で、もし死後の世界が無かった場合、死後、人間の存在は無に帰すだけ。死の恐怖を「無になってしまうことへの恐怖」に置き換えたのは、良い着眼点だったと思います。そういうことで、第三話に+1点して、2点献上。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-09-05 00:03:06)
8.  シベリア超特急5
≪コンプリート・シベリアン・エクスプレスPart 4≫ あ~あ、とうとうビデオ撮りになっちゃった。「フィルム」を撮ろうとした「意欲」が奇跡のクソ映画を支えてたのに、スカスカの中身がスカスカの映像で映し出され、本当に唯のクソ映画に成り果ててしまいました。今回は多分、余りにもマトモな内容だった「3」の反省を踏まえ、「狙って」クソ映画を作ろうとしたんでしょうけど、それがことごとく裏目に出てる。特に佐藤允の演技。「2」では一流の役者が真剣に演ずるからこそ笑えたのに、本作の佐藤允はわざと下手に演じようとしてて非常に痛々しい(この役は「独立愚連隊」のセルフ・パロディ?)。マイク水野と西田和晃の掛け合いにも流石に飽きが来たし、馬鹿馬鹿しいCGの導入も全く役に立ちませんでした。ということで、1点献上。
[地上波(邦画)] 1点(2006-08-21 00:03:41)
9.  13階段 《ネタバレ》 
テレビのサスペンス・ドラマを観ない私は、終盤までは普通に楽しめました。しかしミステリー映画に於ける肝、種明かし以降で陳腐さが爆発し、一気に評価も下落。井川比佐志演じる父親は、実はたった一人で冤罪事件を解決してたってことですよね。これはいくら何でも無理があり過ぎ。また、昏睡状態の恋人を見舞うシーンで、「ここで目覚めたらコントだよなぁ」って思ってたら、ホントに目が開いたのには絶句。とにかく終盤の展開にスマートさが皆無。こんなクライマックスでは物語的にとても納得できません。あと、死刑制度に一石を投じる社会派作品にしたいのか、人の命を奪うことの重みを描く人間ドラマにしたいのかも良く判らない。企画段階でその辺のスタンスはきちんと決めておいて欲しい、4点献上。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-08-21 00:01:05)
10.  ジャングル大帝(1997)
1994年のディズニー作品「ライオン・キング」に、手塚プロダクションが「こっちが本家」とばかりに真っ向勝負を挑んだのかと思いきや、原作の終盤を映画化するという、ほぼ敵前逃亡に等しい内容で仕上げてしまった手塚アニメ(最初からこういう企画だったらしいんですけど、だったら何で今更こんな企画を立てのかが解らない)。話的には三部作の最終章だけ見せられた感じ。だからレオの行動が唐突で、やけに「人間」だけに優しい物語になってしまってます。作画品質も「ライオン~」には及びもつかないレベル。これではディズニーに対して大きなことも言えませんよ、4点献上。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-08-02 00:03:38)
11.  死者の学園祭
確かに学園祭の演劇レベル。筒井康隆とかセイン・カミュとか、俳優じゃない人をゲスト扱いではなく、思い切り重要な役に据えてる時点で本作の程度が判るというもの。しかも俳優を生業にしてる出演者も、深田恭子や加藤雅也という図抜けた大根がメイン・キャスト。これでは他の俳優のやる気だって消されてしまいます。話も赤川次郎らしい少女趣味全開の古臭い子供向けミステリー。あらゆる部分に製作サイドの志の低さが見え隠れしてますネ。私は篠原哲雄の名前で観てみたんですけど、何でこんな企画を引き受けたんだろ? これは彼のキャリアの汚点です、2点献上。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-07-22 00:03:03)
12.  女経
大映の看板監督と看板女優が、「女心と金」というテーマで三つの物語を描いた贅沢なオムニバス。「耳を噛みたがる女」は、手練手管で男を騙してきた極貧家庭出身のホステスが出会う初恋。若尾文子の小悪魔的魅力を堪能できますが、相手役の川口浩は全然吊り合ってない。「物を高く売りつける女」は、海辺の家に暮らす妖しくも美しい未亡人の正体。「この商売はちょっとやそっと可愛くても駄目なんだよ。アタシくらい美人じゃないとね」と言う山本富士子に納得。怪談風の序盤と後半の落差も激しく、私はこの第二話が一番好きです。「恋を忘れていた女」は、旅館のやり手女将に隠されていた女心と優しさを描く。京マチ子が大人の女の強さと弱さと優しさを余裕で演じてます。それぞれ話も面白かったですけど、それよりも三人の美人女優の魅力を最大限に引き出して観客に提供することが本作の目的だと思う。その意味で満足度は非常に高いです、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-07-22 00:01:03)
13.  シャム猫/ファーストミッション
「峰不二子の原型になったモンキー・パンチ幻の名作の映画化」という謳い文句からは、大人向けのセクシー・アクションを期待してしまいますが、全くそんなことはなく、子供が観ても退屈しそうな古臭く中途半端な作品になってます。首都を舞台にしたテロという今風のストーリーながら、そこにハードさは皆無。緩々の設定とアクションに加えてお寒いギャグ。キャラクター・デザインや作画のレベルも非常に低く、とても2001年のアニメには見えません。せめて「シャム猫」の二人に萌えられれば、まだ救われるんでしょうけど、そっちのニーズにも応えてはくれないでしょう、2点献上。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-06-15 00:01:56)
14.  シムソンズ
トリノ・オリンピック便乗企画的、カーリング版「がんばっていきまっしょい」。中途半端な「下妻物語」風演出で始まり、中盤からは全くオーソドックスなスポーツ青春映画として展開していきます。しかし、私は「がんばって~」よりもこっちの方がかなり気に入りました。特に、加藤ローサ演じるヒロインの底抜けに前向きな姿勢が良い(星井七瀬の「普通っぽさ」も素晴らしい)。常に悩みっぱなしという最近の映画の主人公達に、爪の垢を煎じて飲ませたい。また、オーソドックスな物語を「オーソドックスに」演出してあるのも良い。それによって、彼女達の素直さがそのままスクリーンから伝わってきます。やっぱ最近はテレビ畑の監督の方が「演出」を心得てると思う。試合シーンは、私も一投一投に息を呑んでしまいました、7点献上。
[映画館(邦画)] 7点(2006-02-18 00:05:37)(良:1票)
15.  深呼吸の必要
最近流行の、沖縄を舞台にした癒し系ムービーの一本。その「ジャンル」の中では、シネマスコープでしっかり捉えられた沖縄の風景等、安っぽさを感じさせない作りだったことには好感が持てました。また、全員が全員、心に傷を持ってる必要は感じないので、主役級の香里奈は単に深呼吸をしに来たということで良いと思う。しかし、金子さやかのキャラクターはリアリティが無さ過ぎる。メンバーの中に「今時の若者の代表」みたいなのが欲しかったのかもしれませんが、そもそも「こんな女」が「一人」で「半ボランティア」みたいなことに「レジャー気分」で参加する訳が無い。彼女にこそ沖縄に来た明確な理由を設定すべきでした。ところで、年々現実世界が厳しさを増してる所為か、この手の邦画が増えてる様に感じますけど、ちょっと子供や若者を甘やかし過ぎの様に思いますね。ドンパチ映画ばかりなのも困りますけど、こんな映画ばかりってのも過保護です、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-02-18 00:02:31)(良:1票)
16.  ジャンプ
基本的にはオランダ映画「ザ・バニシング/消失」と同じで、忽然と失踪した恋人の軌跡を辿るミステリーよりも、「真実を知りたい」欲求に取り付かれた男の精神状態をテーマにしている。しかしこちらの失踪には事件性がないので、原田泰造主演ということもあり、映画はサスペンスやミステリーではなく地味なドラマといった仕上がり。この物語は「別れた元カノを諦める過程」を陰喩してるとも言えますが、いつの時点で諦めがついたのかが有耶無耶な感じだったのと、観た人が最も知りたかった筈の失踪理由が弱いので、映画全体の印象も弱くなってしまったと思います、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-07 00:04:15)
17.  ジョゼと虎と魚たち(2003)
妻夫木聡の前で池脇千鶴が微乳を露出し、二人が互いの舌を貪り合う様子を逃げずに描写することで、彼らはフィクショナルなキャラクターから生きた人間になった。そしてジョゼがスツール(?)からドスンと床に下りる様に、フワフワしたファンタジーとして始まった物語を、しっかり現実に着地させて映画は終わる。また、本作で犬堂一心は「人に観せる」ことを念頭に置いて演出していた様にも感じられ(これまでと比べれば予算にも多少の余裕があったのかも?)、非常に好感が持てました。私はこれを、監督自身が少し大人になったのだと受け取りました。同じ脚本でもこれまでの演出では、こうまで「広い支持」を集められなかっただろうと思います。本作は、日本に於ける「普通の」障害者映画としても価値がありますよ、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-10 00:16:32)(良:1票)
18.  沙羅双樹
大したストーリーじゃない所為もあって、河瀬直美にしては短い作品でしたけど、それにしたって、やっぱ退屈な映画であることに変わりはない。普通の人はまず観れないと思うし、仏教的な死生観も伝わってこない。それに、この矢鱈滅多ら使用する長回しは何とかならんのか。ドキュメンタリー・タッチと言えば聞こえは良いけど、不安定な手持ちカメラが如何にも「いま写してますっ!」という撮影手法は、逆にカメラの存在を際立たせて、もの凄く不自然で作為を感じさせる。それに、単に事実をダラダラ写したものがドキュメンタリーでもない筈。そういうことで、私的には2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-17 00:35:42)
19.  失楽園 《ネタバレ》 
何なんでしょうか、このリアリティの無さは。別に既婚男女が出会って恋に落ちても、いつどこでセックスしても構いませんけど、この二人には最初から「日常」が無い。寒々しい雰囲気でよそよそしい会話を交わす役所広司家。とても普通の関係とは思えない黒木瞳夫妻。特に黒木家に生活感は皆無。家政婦を雇ってる様子も無いし、一体誰が家事をしてるんだ? この関係は日常との対比で演出しないと全く説得力が無いゾ。それに、何で心中? ただお互い離婚して一緒になりゃ済むことじゃないの? そこに特別な障害も無かったと思うんですけど…、3点献上。
3点(2005-03-24 00:07:16)
20.  始皇帝暗殺
やはり製作に日本が絡んでしまった為か、陳凱歌を監督に据えてみても、邦画大作的な中途半端さが見え隠れしてしまう仕上がり。最大の失敗は、主人公が趙姫に見えてしまう脚本だと思う。意図としては三者三様の視点から物語を組み立てたかったのだとは思いますが、彼女は歴史の証人として狂言回しに徹し、秦王と荊軻、そして如何に二人の男が合いまみえることになるのかに物語をフォーカスすれば、ずっと面白い映画になった筈。入魂のオープンセットが、後に「HERO」で日の目を見ることになったと思えば、これも無駄ではなかったということでしょうか…、4点献上。
4点(2005-03-16 00:05:31)
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