1. 少年H
《ネタバレ》 きわめて模範的な戦争映画だと思います。戦争によるたくさんの理不尽さが少年Hの目を通して描かれます。 画もきれい。よくあの街並みを再現できたものです。 残念なのは、Hの周囲の人々が「まともな」人間ばかりというところ。両親も友人も彼を助けてくれた教官も。あれだけ声高に叫んでいたら、少年といえども凄まじい迫害や暴力を受けた時代なのではないか。 子供向けの戦争映画という印象を受けましたが、スクールカーストとやらにさらされている現代の子どもたちに、「この程度」のいじめでこの時代の不条理さが伝わるのか、若干疑問です。 [映画館(邦画)] 7点(2013-08-25 14:42:35) |
2. しゃべれども しゃべれども
《ネタバレ》 いいなぁ日本映画。肩の力を抜いて楽しめますが、隙の無い、テンションの高い作品に仕上がっています。ゆずの主題歌も爽やかで◎。実は野球好き(特にパ・リーグファン)にもちょっと嬉しいサービス映画となっています。東京ではマリーンズ×ファイターズ戦をTV中継するんですか!?う、うらやましい・・・ [映画館(邦画)] 8点(2007-06-02 23:53:08) |
3. 12人の優しい日本人
何故か劇場まで足を運んでしまった映画。客席に数人しかいない映画館ってこの作品で初めて体験したと思う。しかし客席の数人全員で爆笑したあの一体感。この傑作をリアルタイムで観たのは密かな自慢です。 9点(2004-01-26 13:50:09) |
4. Shall we ダンス?(1995)
周防監督も監督として円熟したというのか、前作までに比べると映画としての完成度は飛躍的にUPした印象。役者さんの個性も表情も豊かになったけれど、作品を重ねるごとにインパクトが弱くなっているような気がします。でも良い作品には変わりない。会社帰りのスーツ姿のまま踊れる社交ダンスって素敵ですよね。 8点(2004-01-26 12:59:44) |
5. シコふんじゃった。
やはり日本映画には甘い私。無表情・棒読み状態の役者たちはそこにいるだけでおかしいし、本日医科大学だのOK大学だの、細かいギャグもシュール。これ観るとアメリカンジョークって低レベルだなぁと思ってしまいます。日本人独特のユーモアをよーく知っていないとこんな映画できないです。情けないタイトルと相撲というテーマに敬遠されがちのようですが、このマイナーさ加減も監督の狙いなんだろうか。 10点(2004-01-26 12:51:15) |