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風小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。

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1.  宇宙大怪獣ギララ
 松竹の珍品怪獣映画。わが“風の神”和崎俊也、軽妙洒脱な柳沢真一、昼メロで名を馳せた園井啓介、“レ・ガールズ”原田糸子のキャストに加え、歌もボニー・ジャックスや倍賞千恵子を動員する豪華さ、というよりバラバラ感いっぱい。おまけに、いずみたくの音楽はテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」予告を想起させる。  ギララの登場シーンは、ゴジラやガメラの初登場場面に比べ緊迫感が不足で見劣りする。造形は割と好きな方だが動きに重量感がないのは惜しい。女性隊員2人の活躍は時代の先取りを感じさせて良かったが・・・
[インターネット(邦画)] 4点(2024-01-14 18:05:15)
2.  宇宙大怪獣ドゴラ
 初公開時、幻想的なドゴラのデザインを見てどんなにワクワクしたことか。期待値が高かった分、実際の映像はイマイチで少々不満だった。そのうえドゴラの登場シーンが少なすぎ。東宝特撮は「妖星ゴラス」のマグマや「海底軍艦」のマンダ等、時々チョイ役で出てくる怪獣がいるけど、ドゴラはタイトルロールですよ。加トちゃんじゃないんだから「ちょっとだけよ」じゃ物足りない。  刑事ものとして観ればそこそこ楽しめ、D・ユマの存在感が光る。  地球温暖化の影響が危惧される現代ならCGを駆使して再映画化すれば面白いかも。石炭火力発電に対する風刺にもなるかな。でもまあ無理だろうから、せめて加茂水族館で見たクラゲを、脳内でこの映画と合成して楽しむとするか・・・。
[映画館(邦画)] 4点(2020-05-31 13:41:33)(良:2票)
3.  海街diary 《ネタバレ》 
 「そして、家族になり世代は移りゆく」・・・松竹大船調を思わせる家族再生物語。海、山、坂道、江の島、江ノ電、桜のトンネル、花火etc,と、湘南の息吹を感じる舞台装置は完璧。  平穏な日常に訪れた「父の死」をきっかけに起こる波紋。それを通して、家族や周囲の人達と交わる四姉妹の心の機微を描く。父の不倫に批判的ながら、自身も妻帯者と交際するという矛盾を抱えるしっかり者の長女。次女はがらっぱちで、あるある感満載だが長女との対比を意識して役柄を作り過ぎの印象。三女は目立たず程々のマイペース。四女は父親の娘達に対する謝罪の念を体現する役柄で、見かけ上の繊細さと裏腹にサッカー上手の落差が面白く、内に秘めた強さを感じる。  親子を基本とする家庭の崩壊によって、各々の居場所を求める四姉妹。「居場所」「赦し」「再生」がキーワードとなり、長女と四女に焦点が合わされる。すずが母の行動を「よくない」と否定する言葉は幸の胸に突き刺さり、椎名との別れにつながる。自分の存在意義を問うかのようなセリフだが、すずという「命の誕生」こそが親と子、三姉妹との結びつきや風太達との出会い・交流という強い結びつきを生む。父母との葛藤を抱えた幸だが、すずとの暮らしや祖母の法要を機に「赦し」の念に傾き、ラストは残された四姉妹による家族の「再生」に昇華される。  父親の視覚化は物語に水を差すと思われ、回想シーンに頼らない手法は悪くない。会話で成り立つ父親像は「桐島、……」同様の効果を狙ったのだろう。   俳優の演技が良くも悪くも自然体で終始しただけに、多彩な表情を見せる“鎌倉”という名優が一番印象に残った。 
[地上波(邦画)] 5点(2016-06-05 15:34:09)
4.  運が良けりゃ
時代劇はチャンバラを楽しんだり戦国武将の生き方を味わうもよし。そして、この映画のように市井の人々や農民の日常に思いを巡らすもよし。「幕末太陽伝」同様、落語を元ネタに江戸時代の庶民の生活ぶりが皮膚感覚で描かれ、面白い。貧乏長屋を舞台にさまざまな生業の人物が登場して悲喜劇を展開するが、その中で肥汲み屋の吾助は重要な役割を果たす。当時は人糞を農作物の肥料として売買するリサイクルが成立した。汲み取りの時など臭うのが当たり前で、画面全体から臭気が漂うような画作りは見事に当時の生活感を醸し出している。昔、ある俳優が人糞を肥料にして作物を栽培し「うまい(栄養価の高い)ものを食べた人の排泄物は肥料の効きが良い」と語っていたが、劇中でも吾助の「最近は肥えが薄くなった」のセリフがあり、景気低迷による食生活の悪化(=肥効性の低下)をにおわせている。終盤、主人公・熊五郎の妹は輿入れ相手として奉公先の大名ではなく、かねてより惹かれていた肥汲み屋を選ぶという痛快さ。裕福な生活より愛情が大事、と人情味あふれる展開で締めくくる。自分なりの考えをふたつ。「熊さん」「八つぁん」の名前ではモロに落語なので別名がよかった。また、タイトルは「ウンが良けりゃ」の方がよい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-22 11:21:23)
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