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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1.  ひらいて 《ネタバレ》 
彼女の名は、木村愛。何処にでもいるような普通の女子高生だ。いや、普通より少し上のクラスにいると言った方が正しい。成績優秀で推薦で早々に進路も決めてしまった彼女は、誰もが忙しく過ごす高校3年生となった今も文化祭の準備に精を出している。見た目も可愛く、ファッションセンスも悪くない。明るく実行力もある愛は、自他ともに認めるクラスの人気者。ところが彼女には誰も知らない秘密が一つだけ。それはクラスメイトの地味で目立たない男の子、たとえくんに密かに想いを寄せていることだった。2年前の高校1年生だったころから、愛は彼のことが気になって仕方ない。でも、何処か他人を避け自分だけの世界に生きているような彼に愛は近づくことが出来ない。そんなある日、愛はふとしたきっかけでたとえくんと密かに交際している彼女がいるのを知ってしまうのだった。美雪。同じく3年生で糖尿病を患う地味で目立たない女の子。そんなの、絶対ありえない――。好きな人にまっすぐで全てが自分の思い通りにならなければ許せない女子高生、愛の暴走がいま始まる……。原作は、自分が長年愛読する芥川賞作家、綿矢りさ。本作は彼女の小説の中でも一、二を争うくらい好きな作品なので今回期待して鑑賞してみました。綿矢りさ原作と言えば大九明子によるポップでキュートなミュージカル風映画が見事な出来栄えだったので、こういう淡々とした青春ドラマぽい感じに最初は若干違和感。それでもちゃんと見応えのある作品に仕上がっていたのは、やはり原作の素晴らしさの賜物。大九監督だと、恐らくもっとぶっ飛んだ内容になるはずだろうけど、こういう淡々とした雰囲気も良いですね。そんな静かな世界で繰り広げられる、この愛ちゃんの暴走っぷりが最高でした。好きな彼と相思相愛になりたいが余り、その彼女を寝取っちゃうってどんな発想やねん(笑)。でもこの愛ちゃんならそーゆ―こともしかねないと思わせるところが巧い。対するたとえくんの彼女、美雪ちゃんのいかにも大人しいキャラ造形も見事で、彼のことが好きなのに自分に触れてこないことへの不満から愛ちゃんに押し切られちゃう心理も非常に丁寧に描かれていて大変グッド。2人が身体を重ね合わせるシーンは、お互いの複雑な想いがエロティックに交錯する出色の名場面でした。終わったあと、美雪の身体に触れた手を石鹸で念入りに洗う愛ちゃんが何気に好き。青春の美しさと危うさ、そして残酷さをリアルかつリリカルに綴ったなかなかの良作と言っていいんじゃないでしょうか。ただ後半、愛ちゃんがたとえくんの家に乗り込んじゃうシーンからは何となく蛇足感がありました。特に折り鶴の木の下で愛ちゃんがたとえくんに告白するシーンは、撮り方とかピンクの色の感じ、そして風の使い方などかなり岩井俊二色が出過ぎていて、せっかくここまでオリジナリティあったのにと勿体ないです。とは言え、将来が楽しみな才能にまた一つ出会うことが出来ました。8点!
[DVD(字幕)] 8点(2023-04-13 09:35:01)(良:1票)
2.  秒速5センチメートル 《ネタバレ》 
「ねえ、知ってる?桜の花びらの落ちるスピードって、秒速5センチメートルなんだって。まるで雪みたいだよね。来年も一緒に桜、見れるといいな」――。小学生のときに出逢ったタカキとアカリ。クラスのみんなにいまいち馴染めなかった2人は、いつも一緒にいる大の仲良しになっていた。だが、親の都合による引越しで2人は離れ離れとなってしまう。それでも頼りない糸に縋りつくように彼女と文通を重ねたタカキは、中学生になると意を決して彼女に逢いに電車へと乗り込むのだった。でもその日、雪は容赦なく降りしきって……。美麗な映像でもって、無垢な心を持った少年少女の初恋物語とその後を、山崎まさよしの名曲をバックに描く短編連作アニメーション。普段、こういういかにも爽やかそうなアニメってあんまり観ないのだけど、なんだか心に残る印象的なタイトルと「外国人がいま大注目の日本のアニメ」というビデオ屋さんのポップに惹かれて、今回レンタルしてきました。なんだけど、いやー、まさかこんなに「恋に恋する女子高生のこっ恥ずかしいポエムのような世界(に憧れる童貞男子の妄想のような世界)」が延々と繰り広げられるとは(笑)。それでも、そんな青臭い恋物語をこれでもかという青臭い情熱でもって創り上げた第一話は、その無駄を削ぎ落としたシンプルなストーリーと精細に描き込まれた美しい映像と相俟ってけっこう良かったです。まぁかなりこっ恥ずかしいけど、これはこれでアリなんじゃないかと思って第二話、第三話と観進めたのだけど、主人公の年齢が上がると共にどんどんと作品のクオリティが下がっていくのが玉に瑕でしたね、これ。ジブリの『耳をすませば』でも実感したことだけど、こういう妄想一歩手前の胸キュン初恋映画は中学生までが限界っす。だって、好きな人に告白する勇気を得るためにサーフィンで大波に乗ることを目標に頑張る女子高生って、実際に居たらキモ過ぎてもはやコントっしょ(笑)。それにこんなに性欲のない男子高校生なんていねーよ!!というわけで、第一話7点、それ以外4点で、間を取って5点っす。
[DVD(字幕)] 5点(2014-10-18 00:21:41)(良:1票) 《更新》
3.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~ 《ネタバレ》 
平日の深夜に酒でも飲みながら何も考えずにバカ笑いしたいなら、こんなにも最適なアニメはないってくらい最高なあの『鷹の爪団』が奇跡の映画化、そしてなんと今作で第三弾!いやー、日本には本当に馬鹿が多いのですね(笑)。そして、2では少しおとなしめだった、あのどうしようもない馬鹿馬鹿しさが今回はちゃんと復活しておりファンとしては嬉しい限り。赤字ミサイルが命中すると絵がとんでもなく雑になるなんて、なんてステキな攻撃!個人的に、僕はあの女に目覚めた大家さんが大好きなので、今回はあまり彼女の活躍(というか肉食)が見られなくて、ちょっと残念だったけど、やっぱり面白いわー。レオナルド博士も最高だし!でも、この映画に高得点をつけると、他の大真面目な映画にちょっと申し訳ない気もするので、ちょっぴり控え目に6点で(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-10 12:52:33)
4.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ 《ネタバレ》 
超馬鹿馬鹿しくてくだらなくてハチャメチャでそれでも最高に笑えて、そしてあと一歩で破綻してしまうぎりぎりのラインでちゃんとストーリーとして纏まっていた、あの前作が大好きだったので、今作も期待して鑑賞。うーん、さすがに一作目のあのクオリティを二作目まで維持するのは難しかったみたい。ちょっとギャグもすべっているのが多かったし、あんまり楽しめなかったなー。もっと女の部分が燃え上がった大家さんの大活躍を見たかったわい。クライマックスで、覚醒した吉田ネオのアクションシーンに予算を使い過ぎて、どんどんと雑になる総統はちょっと面白かったけど。
[DVD(字幕)] 5点(2013-05-18 19:58:06)
5.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 《ネタバレ》 
吉田戦車の不条理ギャグ漫画が大好きな自分は、この馬鹿馬鹿しい低予算のアニメも昔から大好きだった。でも、大人になって日々の忙しさに忙殺されているうちに、この『鷹の爪団』のこともすっかり忘れていたのだけど、最近たまたま同じ作者による島根県の自虐カレンダーが売れているというニュースを知り、「あぁ、懐かしい……」と思わずこの作品をツタヤでレンタル。うーん、馬鹿馬鹿しい……(笑)。良いですね、このまったく意味なんかない下らない面白さって。大人社会のストレスで圧殺されかかっていた僕の心が、大分癒されました。吉田くんのひねくれ方って大好き。そして、大家さんの燃え上がる女の部分に大爆笑。まぁ、社会の大多数の大真面目な人たちには全く受け入れられないだろうけど。ぜひ、宮崎駿さんに観てもらってその感想を聞いてみたい(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-13 17:34:53)
6.  ヒミズ 《ネタバレ》 
ずっとその才能は充分にみとめるのだけど、自分とは合わないなぁと常々感じている監督の新作。でもこれはいただけない。自分とは合わないながらも、この作風が好きな人の気持ちは分かるとこれまで思っていたのだけど、この『ヒミズ』だけは単純につまらないというのが率直な感想。もうほとんど意味のない映像が何の関連性もなくブツ切りに繋ぎ合わされているだけで、まるで下らないロックバンドのPVレベルの映像を延々と見せられたような退屈極まりない映画だった。それだけならまだ許せたのに、そこに無理やり311を絡ませるところなど、自分の才能の枯渇をそれで無理やり隠そうとしているかのようにさえ思えて、僕はとても嫌悪感を覚えてしまった。
[DVD(字幕)] 3点(2013-05-04 01:02:07)
7.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 
過剰なまでのエロ・グロ描写。下品極まりない。けっこう、その手のお下品映画は好きな方なのだけど(ロドリゲスとか特に)、でもこれは個人的には嵌まれなかった。千切れたペニスをピラニアが食べるところを画面いっぱいに大写しされるところなど、観ていて辟易。これはもう個人的な趣味の問題になるのだろうけど、もう少しクールな映画のほうが好み。
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-21 20:26:32)
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