1. 筆子・その愛-天使のピアノ-
《ネタバレ》 監督の思い入れが強すぎるのかもしれません。過去を振り返る石井亮一の顔ににぐぐっとアップしていくカメラ,教会で筆子と亮一の二人だけでの結婚式,障碍をもつ子たちが学ぶ姿,・・・・無駄に長いシーンがあるような気がする。ただ,筆子のこどもである幸子を演じた黒沢ともよさんの演技がギルバート・グレイプのディカプリオに近いがんばりを見せているので+1点 [DVD(邦画)] 4点(2009-10-10 10:38:34) |
2. ブラインドネス
《ネタバレ》 人が人を殺すことって、そう簡単にできない。そのような訓練を受けているものなら別だろう。自分が屈辱的なことを受けても、仲間が死んでも、まだ鋏を持たなかった。しかし次の犠牲者達の声を聞き、同じようなことが起きたら・・・と思ったとき激しい殺意が起きる。火をつけた彼女も同じ思いだったのだろう。「目が見えなくなって(1人だけ見えて)どうなるんだ?」というストーリーよりも人間の原点を面白く見せてくれる映画だと思うと、受け取り方が違うのではなかろうか。冒頭の自動車を盗みそうでやっぱり盗んでいったとか、花瓶のことで日本人の夫婦が案外ドライな関係だとか、自動車泥棒が足が腐ってしまうとか、日本人の夫の思い出話を鬱陶しく思う妻とか・・・死体を食らう犬と人になつく犬とか・・・あげれば切りのない伏線がしっかりとまとまって、自分たち人間について考えてしまう良作品。ただ、ちょっと長いのが退屈か。(そうそう、人種(国籍)もめちゃくちゃいっぱい使ってるところもいいのかなって思う。人種も職業も年齢も思想も職業も貧富の差も関係なくブラインド・・・) [DVD(字幕)] 7点(2009-04-26 23:24:13)(良:1票) |
3. ブルークリスマス
《ネタバレ》 血が青いというだけで人間性を否定され抹殺されてしまう物語。淡々と流れる日常と着々と進む「青い血」狩り。こうやって書くと何かメッセージ性の強い映画と思われるかもしれないが、果たしてどうだろう。私にとっては何かピンとこない。UFOを見たものが青い血になるという(あまりにも非科学・非現実的で理由のない)設定だからだろう。もっと凝った設定だったら「うーん」とうなってしまうような映画に化けたかもしれない。もしかすると私が戦争を直接体験していないからピンとこないのかもしれない。出演者は豪華です。そういう意味では見る価値があるかも。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-05-06 22:01:08) |
4. フラッド
2回見たんだが、きっと半年後ストーリー忘れてるんだろうなあ。保安官めちゃくちゃだよ。。。と言うコメントを残してもしょうがないので。良かった所を。町が水につかっていく中で現金を奪い合うという着想は素晴らしい。あの水の増え方からすると相当巨大な盆地にある町なんだなあきっと。 4点(2005-01-31 22:43:12) |
5. 復活の日
《ネタバレ》 核爆発のシーンが様々な核実験の映像をつなげていたり(何か意図があるのだとは思うが)南極の米軍基地が吹き飛ぶシーンがあきらかにチープだったり、マチュピチュで草刈正雄が必死に南下しているのが変だったり(南米大陸を南下するのにあそこをわざわざ通る必要があるのかなあと)ナース姿の多岐川裕美が男の子をつれてモーターボートで沖に向かい「お父さんって叫びなさい!」というところが悲しいけれどもどこか奇妙だったり黒地に白い字で「1ヶ月後」とか「数年後」というのがどこか古さを感じたり(古いのは当たり前なんですが)・・・・いろいろマイナスの要因はあるのだと思うけれども、それを補うだけのパワーを感じる映画である。あれだけの本格的なロケをし、海外の俳優を上手に使って一つの映画を作り上げたことに感心する。後半はほとんど日本語はでてこない。それでだまされてるのかなと言う感じがしないでも無いが。チリ(かアルゼンチン)の代表が草刈正雄たちが出発する前にピアノを弾き語りながら歌うところで号泣してしまった。。。私の負けである。 9点(2004-10-18 19:13:45)(良:1票) |
6. ブラック・レイン
リドリースコットだからブレードランナーのように無国籍な感じの大阪をとってくれるだろうと思ったら期待どおりで良かった。松田優作の使い方も前半良かった。<ねたばれ>悔やまれてならないのは最後,なんか田んぼらしいもののあるようなところで戦うところかな。あそこだけなんか浮いた感じがするんだけどなあ。 4点(2003-05-12 20:04:19) |