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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  がんばっていきまっしょい(1998)
前に借りた時は見れずに返してしまったが、どうしても見たくてまたレンタルしてやっと見ることが出来た。最初は期待しずぎたのかあんまりのれなかったけど、徐々にじわじわと画面に釘付けになり、ラスト近くのシーンは真剣に画面だけを見ていた。もし、これを自分の青春時代に見ていたら、どんな感想を持っただろう。そしてなぜ今まで見てなかったのだろう。なぜ前に借りたときに見れなかったのか、とにかく下の方と同じでもう少し早く見たかった。こんなに感動した青春映画はほんと久しぶりだ。本当にいい映画だった。
[ビデオ(邦画)] 10点(2024-06-03 08:10:24)《更新》
2.  ドラえもん のび太の宇宙小戦争 《ネタバレ》 
リメイク版も公開というタイミングでめちゃくちゃ久しぶりに見た。特撮映画を撮影中のジャイアン、スネ夫、出木杉の三人の前に現れたピシアの戦艦がジャイアンの投石一つで簡単に故障するというのは序盤から敵の小ささをうまく表現していて、その上で後になってスモールライトを奪われるという展開がよく出来ているし、ビッグライトを使おうよ(子供の頃見る度いつも思ってた。)と突っ込みつつもけっこうハラハラしながら見れたし、今見てもやはり純粋に面白かった。ドラコルルたちに誘拐されたしずかを助けるためにパピが一人交渉に出向くくだり、自分の身代わりにパピが捕まったことを知ったしずかが引き返し、それまで「パピさん」っと呼んでいたしずかがピシアの宇宙船が空へ飛び立った瞬間に「パピー!」と絶叫するのが、しずかの必死さや無念さといったものがこちらに伝わってきて、ここのシーンは思わずしずかに感情移入してしまい、とても印象に残るし、子供の頃はこのシーン実はそんなに印象になかったので、やっぱり見方が変わったんだなと感じた。スネ夫のラジコン戦車の活躍が見どころの映画であるが、メンバーが二手に分かれたあと、怖気づいていたスネ夫が一人で戦いに出たしずかを勇気を振り絞って助けに来る展開は見ていて熱くなってしまい、今回はドラマとしてはこのスネ夫の勇気が見どころになっていて、やはり今回の主役はスネ夫を置いてほかにはないと改めて感じる。クライマックスの逆転劇は今見ると多少無理やり感があるものの、まあいいか。悪役のドラコルルはかなりの策略家だったんだなというのも今回見た新しい発見。オープニング主題歌のバックでは様々なSF映画のパロディが出ていて、その中でもジャイアンが「キングコング」のクライマックスシーンをやっていて、本作のクライマックスでもドラえもんが同じパロディをやっているのが楽しい。(C3POとR2D2が出ているカットはさすがに著作権が気になってしまったが。)そしてエンディング主題歌の「少年期」はやはり歴代の主題歌の中でも屈指の名曲だと今も信じて疑わない。(2022年3月7日更新)
[DVD(邦画)] 8点(2024-06-01 13:00:53)《更新》
3.  踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 《ネタバレ》 
「踊る大捜査線2」の海外公開を意識して作られた再編集版とのことだが、あまり印象は以前見たものと変わらない。確かに再編集のおかげでストーリーは追いやすくなっているが、その分、コメディーリリーフとして登場するスリーアミーゴスの出番の極端な減少など、シリーズ独特の笑いの部分がオリジナル版よりも少なく、そこが物足りないといえば物足りない。ラストの和久のセリフも吉田副総監の出番がカットされてしまった(見たのが地上波だったからかも。)ため、セリフに唐突感があり、オリジナルではけっこう印象に残るシーンだったのに、ここだけ少し印象が変わってしまった。そもそもこのシリーズはもともと海外に出して売れるとは全く思わないので、わざわざインターナショナル版を製作する意図もよく分からない。この映画自体を久々に見たが、脚本がかなり適当になっている気がして、面白くないうえに、最後の事件解決もあっさりしすぎている。ところで、真矢みきという女優がどうも苦手なのだが、最初に見たのがこの映画の沖田役だったからかもしれない。
[地上波(邦画)] 3点(2024-06-01 12:38:44)《更新》
4.  下町の太陽 《ネタバレ》 
山田洋次監督の2作目で、倍賞千恵子が山田監督の映画に初めて出演した意味で重要な映画でもある。先週「キューポラのある街」を久しぶりに見返したばかりだが、間をおかずに本作をあらためて(こちらも久しぶりに)見るとやっぱり雰囲気がよく似ていて、かなり意識して作られた映画(東野英治郎や菅井きんが出演しているのもそういったことからかもしれない。)であることが分かるし、あからさまな二番煎じを狙っているのは明白なのだが、倍賞千恵子は吉永小百合よりも庶民的な感じがして、それだけでなにか役に説得力があるし、山田監督の演出はまだ垢抜けないものの、ところどころに粗削りながららしさを感じる部分はあり、とくにラストのヒロインの選択はいかにも山田監督らしい真面目さが出ていると感じる。さっきも書いたように「キューポラのある街」を意識して作られた映画には間違いないと思うが、音楽も日活映画でよく見る作曲家が担当しており、そのためか、どことなく日活っぽさも感じられる中であくまで松竹らしい作風の映画になっているのが少しチグハグな印象も受けるものの、本作のタイトルにもなっている主題歌の「下町の太陽」の明るさがとても倍賞千恵子のイメージにピッタリと合っていて、この歌の存在が本作をアイドル映画だと感じさせてくれているし、またヒロインにとっても希望が込められた歌なのだろうとじゅうぶんに感じることができる。(2023年6月25日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2024-05-31 08:28:10)《更新》
5.  虹をつかむ男 南国奮斗篇
「虹をつかむ男」の続編だが、前作にあった映画への愛というのかそういうものが前作ほど描かれておらずに別の作品になってしまった感じで残念。前作は渥美清の死後に「男はつらいよ」の新作に代わって急遽作られたという事情があるのに対し、本作はじゅうぶんな時間と余裕があったと思うのだが、前作のほうが良かった。それに、どことなく取り合えず作ってみた続編という感じもする。
[地上波(邦画)] 4点(2024-05-30 19:01:05)《更新》
6.  特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER<OV> 《ネタバレ》 
「特捜戦隊デカレンジャー」の放送終了後から10年後に作られた続編となるVシネマ。子供の頃に戦隊シリーズを見ていたころはこういう過去の戦隊の新作というのは作られていなかったので少々時代の変化を感じるのだが、テレビシリーズや劇場版を見た後に見ると10年経っても作品の雰囲気は変わっておらず、まるで先週も普通に放送されていたかのような感じに見えるのが見ていて安心感がある。とはいえ、10年間のメンバーの変化がちゃんと描かれているのが現実味があって良いし、瀕死の重傷を負い、事件の容疑者にされたボスの無実を晴らすために事件の目撃者である証人を宇宙検察庁のある惑星まで護送するというプロットや、犯人が汚職警官であるなど、テレビシリーズよりも刑事ドラマを意識した作風になっていてストーリー自体もけっこう面白かった。(テレビシリーズで護送の話はそういえばなかったなという程度だが、警官が犯人であるというオチは刑事が題材の子供向け番組としては難しかったかもしれない。)アリエナイザーへのジャッジメントはいつも一瞬で下るのだが、それを担当する宇宙検察庁のある惑星は地球での10秒が8か月ということが示され、この8か月間で審理が行われているというのはジャッジメントに対して少し疑問に思っていた分、一応説得力はあるのだがなかなかぶっ飛んだ設定。10年を経たメンバーのその後が見られる(育休中のジャスミンの結婚相手が初めてジャスミンが主役をつとめた回のゲストであった少年であるというのが細かい。)のはやはりここまでをずっと見ていると嬉しいしファン向けの要素も多い作品だと思うのだが、この戦隊自体を初めて見る人にも優しいつくりになっていたと思う。新しく身につけたテレポート能力についてジャスミン自ら説明したことについてナレーションがぼやき、それにメンバーが反応してしまうシーンがクスっと笑えた。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-05-30 00:35:46)《新規》
7.  喜劇 女は度胸 《ネタバレ》 
なかなかパワフルな喜劇映画でかなり面白かった。劇中何度かある渥美清と花沢徳衛の喧嘩シーンは初期の「男はつらいよ」での寅さんと森川信演じるおいちゃんとのやりとりを見てるみたいな感じ(途中から花沢徳衛が森川信に見えてきたし。)だったりラスト近くの渥美清のせりふがまんま寅さんが言っているかのように聞こえるとかどこかこの年始まったばかりの「男はつらいよ」シリーズのセルフパロディーのようで楽しい。母親を演じる清川虹子がすごく良い演技を見せていてとても印象に残る。内容的にはいつもの松竹らしい映画だと思うけど、挿入歌(「くそくらえ節」)の歌詞などけっこう過激な部分も多かったのがいつもの松竹映画とはちょっと違っているなという感じを受けた。森崎東監督の映画なかなか機会に恵まれず今まであまり見たことはない(これが4本目。)けれど、ほかのももっと見てみたいなあ。
[DVD(邦画)] 8点(2024-05-29 18:49:08)
8.  男はつらいよ フーテンの寅
「家族」を撮影中であった山田洋次に代わって1作目の脚本を山田監督と共同で担当した森崎東が監督したシリーズ3作目。とらやのメンバーの出番が少なく、さくらに至ってはほとんど出てこない。これが少しさびしい気もするが、その分、旅先での寅さんを中心に話が進むので、マドンナとの関係がいつもより細かく描かれている。マドンナがとらやを訪れず、寅さんが旅先から旅に出るのは長いシリーズでもこれだけ。冒頭に樹木希林がチョイ役で出演している。
[地上波(邦画)] 7点(2024-05-29 18:45:43)
9.  特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション 《ネタバレ》 
スーパー戦隊シリーズ「特捜戦隊デカレンジャー」の劇場版。テレビシリーズは全話見ているが、戦隊シリーズにMIBの要素を持ち込んだ刑事ものといった感じでこの年になって見てもけっこう面白かったのだが、劇場版である本作もそのテレビシリーズの雰囲気を壊すことなく見れたし、見せ場が派手なのも劇場版らしい。テレビシリーズでエンディングを歌う佐々木功が(テレビシリーズのエンディングのバックにも登場する)エイリアンバンドのボーカルの声を演じているが、登場シーンにエンディングと同じ構図の映像が使われているのは凝っているし、この映画でテレビシリーズでエンディングを歌っているのがこのバンドという設定になっていると分かるのも面白い。デカレンジャーではレギュラーで登場する刑事たちが全員変身できるという設定なのだが、本作のゲストであるマリーゴールド(新山千春)が回想シーンで変身しかけたのはやっぱりという感じ。でも攻撃を受けて変身直後に解除されるのはなにかもったいない気がした。今回の敵であるガスドリンカーズのリーダーを演じているのが遠藤憲一なのは劇場版ならではの豪華さだが、このガスドリンカーズの面々は過去の戦隊シリーズで悪役を演じていた俳優がキャスティングされており、「忍者戦隊カクレンジャー」で悪役を演じていた縁からの起用だと思うが、この頃は既にバイプレイヤーとして売れていたと思うのにこういう戦隊シリーズの悪役OB俳優を集めるオファーにも応じるところに仕事を断らないという姿勢が垣間見える。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-05-29 18:32:40)
10.  天と地と 《ネタバレ》 
見る前はNHK大河ドラマにもなった原作を2時間にまとめているので、ダイジェスト的になりすぎてそれでつまんないのかと思っていたが、合戦シーンにばかり力が入っていて、人間ドラマが薄いならまだしも、その人間ドラマを全く描こうとしていない脚本には唖然。そんな脚本だから登場人物も全くと言っていいほどキャラクターとして作りこみがされてなく、これでは上杉側にも武田側にも感情移入できるわけもなく、当然ストーリーに深みなんぞこれっぽちもなく、はっきり言って角川春樹監督は合戦シーンを描きたかっただけだろう。同じ人物に何回も名前テロップをだすのはウザイし、「第一回 川中島の戦い」などというテロップはなにかのスポーツ大会のようなノリでふざけているとしか思えないし、いちばん力が入っているであろう合戦シーンもなんかダラダラな印象だし、ラストシーンも意味不明ではっきりいって大金をつぎ込んだだけの無内容の駄作映画としか言いようがない。渡辺謙が白血病のために降板した作品だが、この内容では役者が誰であろうと関係ないような感じさえする。NHKの大河ドラマ版は名作とされているみたいなので一度見てみたいが、映像がほとんど残っていないらしいのが残念。
[DVD(邦画)] 1点(2024-05-26 19:54:27)
11.  暴れん坊兄弟
東千代之介演じるのんきな兄と中村賀津雄演じるあわてものの弟とのやりとりが楽しい娯楽時代劇。二人が仕える殿様役の錦之助もチョイ役ながら実にはまっていて良かった。ただ、放送禁止用語でも言っているのかセリフがところどころとんでいたのが残念。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2024-05-26 12:15:19)
12.  半落ち
言われているほど悪くはなかったけれど、演出や音楽が感傷的過ぎてちょっとあざとく感じた。それにこういう設定の映画は野村芳太郎監督(死んじゃったけど。)のほうがうまそう。樹木希林は評判どおり素晴らしかった。
[ビデオ(邦画)] 5点(2024-05-23 17:40:22)
13.  大殺陣 雄呂血 《ネタバレ》 
戦前の坂東妻三郎主演のサイレント時代劇「雄呂血」を市川雷蔵主演でリメイクした大映時代劇。オリジナルも見ているが、5、6年前に一回見ただけなので肝心のストーリーをすっかり覚えていなかった。そのため、オリジナルのことはあまり考えず見ていたのだが、リメイクと考えなくても一本の娯楽時代劇としてじゅうぶん面白い映画に仕上がっているし、ドラマとしてもなかなか見ごたえのあるものになっていて面白かった。雷蔵もニヒルでかっこよく、クールでバンツマの演じた主人公とは少し印象が違うが、これはやはり雷蔵ならではのものだろう。クライマックス、オリジナルではバンツマはもっとコミカルな動きをしている感じだったが、本作はあくまでこのクライマックスの殺陣はリアリズムを意識しているようで、「大殺陣」とタイトルにあるように、雷蔵ひとりで何百人はいようかという敵と大チャンバラを繰り広げる様は圧巻で迫力充分。「十三人の刺客」などの集団抗争時代劇が流行っていた時代に作られたことがおそらく影響してるんだと思うが、それにしてもたった一人でこれだけの数と戦うというのは凄すぎる。一体、何人相手にして何人斬ったのだろうと本気で思えてしまうほどの凄さを感じずにはいられない。はっきりいってこのクライマックスはオリジナルを超えているのではと思うほど凄い。ここだけでも見る価値はじゅうぶんあると思う。そうそう、雷蔵の相手役と言えば藤村志保が多いという印象が強く、実際に本作にも藤村志保は出ているが、この映画のヒロイン役は八千草薫。この女優を大映時代劇で見るのは珍しい気がするし、ましてや雷蔵とのコンビというのもほかではなかなか見られない組み合わせで新鮮に感じられる。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2024-05-20 18:28:10)
14.  ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
市川崑の助監督だった手塚昌明の監督デビュー作。シリーズの前作「ゴジラ2000 ミレニアム」に比べると大分面白かったが、メガギラスの印象が薄くってどんなデザインだったか忘れている。2018年5月19日追記:つい最近までテレビに出ている印象だったので星由里子さんの訃報には本当に驚いた。若大将シリーズを見始めてから澄子の印象が強くなっていたのだけど、それ以前は小学生の頃に「モスラ対ゴジラ」や「三大怪獣地球最大の決戦」を何回も見た影響か、実際出たのがその二本だけに関わらず、怪獣映画によく出てる人という印象がずっと強かった。だから、本作で久しぶりに怪獣映画に出演してくれたのは非常に嬉しかった記憶がある。それに田中美里との共演も朝ドラ「あぐり」が印象に残っていただけに嬉しかった。つつしんでご冥福を。
[ビデオ(邦画)] 5点(2024-05-20 17:47:27)
15.  馬鹿が戦車(タンク)でやって来る
「男はつらいよ」以前の山田洋次作品はコレしか見ていないが、寅さんシリーズ始めたあとのそれ以外の作品と違ってジメジメしてなくて、それでいて、ちゃんと社会的なメッセージもある面白い映画に仕上がっている。山田監督はこの5年後に「男はつらいよ」シリーズの1作目でブレイクするわけだが、無名時代の作品をもっと見たいと思った。迷ったけど満点つけてしまおう。
[ビデオ(邦画)] 10点(2024-05-19 02:17:13)
16.  生きる 《ネタバレ》 
黒澤映画にのめりこんでいた高校生の頃に見た。見る前はもうちょっとあとになってからでもいいのではないかと思っていたが、それなりに感動できるいい映画だと思う。物語途中で主人公が死んでしまい、後半は通夜に集まった人たちの回想シーンで進む構成はちょっと新鮮に感じた。主人公が公園のブランコに乗って「ゴンドラの唄」を歌っているシーンはやっぱりいいシーンだ。ただ、やはり見るには若すぎたのかところどころ退屈に感じるシーンもあったのがちょっと残念。
[ビデオ(邦画)] 7点(2024-05-15 22:28:12)
17.  きけ、わだつみの声 《ネタバレ》 
遅まきながら早坂暁の追悼を兼ね、20年以上ぶりに再見。この脚本家といえば「北京原人」、「千年の恋 ひかる源氏物語」の2本ですっかりぶっ飛んだトンデモ映画の脚本家というイメージが(全盛期の作品をまったく見たことがないこともあり)あるのだが、本作はそれらに比べれば相当まともな作品になっているように思う。戦争の悲惨さはちゃんと伝わってくるし、日本軍の負の部分にも目を背けずに遠慮なく描いているあたりは製作者たちの本気さが分かり、戦争教材としてはわりとけっこうよく出来ていると思うからだ。しかし、純粋に物語としての脚本の構成としてはちょっとと思うような部分も多く、召集令状を拒否して逃げる青年、従軍慰安婦、カニバリズムなどいろんなことを描きすぎてドラマとしての印象が散漫になっているのはもちろん、(それぞれ映画一本のネタとしてじゅうぶん通用する。)軸となるはずの登場人物たちのラグビーへの思いがじゅうぶんに描かれているとは思えず、その部分にあまり感情移入ができないのは痛いし、それだからラストシーンもポカーンと傍観しているしかなく、ちょっと混乱してしまう。現代人(緒形直人)が戦時中にタイムスリップするという設定だが、タイムスリップ後の当人は普通にその時代の人物として描かれ、普通にその時代に両親も登場するというのはいくらなんでも乱暴で、結局本作における緒形直人の役柄の存在が意味不明になっている。(このあたり、後年の「僕たちの戦争」はうまくやっていたなあ。)なにか無理してタイムスリップという要素をとりあえず使ってみただけという感じで、コレだったらオーソドックスに回想形式のほうが分かりやすかっただろう。バンダナ巻いてサイドカーに乗っている大野木(的場浩司)はなんか「独立愚連隊」に出てくるような風貌でつい笑ってしまった。そんな中、芥川(仲村トオル)のエピソードが感情移入しやすく、彼のパートは安心して見れた。それと、織田裕二がこういう戦争映画に出ているのは(あんま似合わないけど。)意外な気がするし、鶴田真由との共演も懐かしい。90年代前半はこの二人の共演がけっこう多かったよなあ。(2018年2月15日更新)
[DVD(邦画)] 4点(2024-05-11 23:41:17)
18.  女の中にいる他人
小林桂樹と新珠三千代の夫婦役といえば今年2月に見た岡本喜八監督の喜劇「江分利満氏の優雅な生活」のイメージが強いので、最初はそれを連想してしまってどうかなあと思ったけど、見ているうちにだんだんと目が離せなくなってしまった。ラストの新珠三千代がかなり怖い。重大な秘密を二人もの人間に打ち明けてしまう小林桂樹にすごくだらしなさを感じるものの、もし自分が同じような状況になったら同じように黙ってはいられないだろうな。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2024-05-08 22:29:31)
19.  学校Ⅲ
別にこの内容なら学校シリーズの一編でなくてもいいような気がするが、シリーズではこれがいちばん良かった。
[ビデオ(邦画)] 9点(2024-05-08 17:47:02)
20.  忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)
忠臣蔵ものを見たのは同じ東宝の「四十七人の刺客」(市川崑監督)以来10年ぶり2度目だったけど、創立30周年記念と銘打って作られ、キャストも本当に豪華なオールスターという感じのこっちのほうが断然楽しめた。でも、東宝といえば時代劇よりも現代劇というイメージの強いところなので、時代劇で見ると違和感のある俳優もチラホラ。とくに浅野役の加山雄三は出てきた瞬間からあまりの似合わなさに思わず「うわあ。」と声をあげてしまった。あとは吉良屋敷に赤穂浪士たちが討ち入りするシーンでもろにゴジラみたいな音楽(音楽担当は伊福部昭。)がかかっていたのはちょっとおかしかった。それにしても原節子の最後の作品がコレというのはなんか勿体無い気がする。全体的にみればまあ5点が妥当と思えるけど、個人的に思い入れのある東宝のオールスターものということで6点にしておこう。大映や東映の忠臣蔵も見てみたいなあ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-03 10:38:06)(良:2票)
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